艦むすびの宿~北上さまとの温泉旅行~【完結】 作:T・G・ヤセンスキー
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どろどろに溶け合いながらお互いを貪り尽くすような──そんな激しい交わりを終えてから、どれくらい時間が過ぎただろう。
ぐしゃぐしゃに寝乱れたシーツを整える気力さえ湧かず、布団の上で抱き合ったまま、俺たちは汗みずくで荒い息を吐いていた。
北上は俺の身体の下でうっとりとした表情を浮かべ、深く大きく呼吸しながら、とろんとした瞳で天井を見上げている。
ようやく身体を動かす事が出来るようになった俺は、北上の肌からゆっくりと身を剥がそうとする。
「うぅ……提督ぅ、抜いちゃうの……?」
「さすがにずっと俺が上にいたら、重いし苦しいだろ」
寂しそうな声を出す北上を安心させるように掌で頬を撫で、額にキスしてから、腰を後ろに引いて根元まで埋まった肉棒を抜こうとする。
驚くべきことに、あれほどの放出の後にも関わらず、剛直はいまだ大きさや硬度を完全には失っていなかった。
体液まみれの肉棒がずるずると引きずり出されていく感触に、北上はあうぅ、と低く呻き、ぬぷん、と破廉恥な音を立てて雁首が引き抜かれると小さく悲鳴をあげた。
「んぁぅっ……!」
顔を赤らめ、はぁはぁと息をつく北上を気遣うように頭を撫で、汗で額や頬にへばりついた髪の毛を指先でかきのけてやる。北上はうー、あうーと唸りながらのろのろと身体を転がして横向きになると、枕に頭を預けてぐったりと目を閉じた。
「さすがに激しくし過ぎたな……大丈夫か?」
「大丈夫じゃないよぅ……死んじゃうかと思った……」
「あー……すまん、お前が可愛すぎて止まらなかった」
「……ならしょーがないか」
北上はくふふっ、と喉の奥で笑うと顔を横に向け、笑みを含んだまま濡れた瞳でこちらを見つめる。
「……さっきのでまた、ちょっとイッちゃったし。ほんっと、ケダモノなんだから」
「それは俺のせいなのか……?」
くすくすと北上が笑い、俺も笑い返す。もう一度北上の頭を撫で、横向きで肘をついて隣に寝そべる。
「なんかさ……凄かったね」
「あぁ。凄かった、な」
ついさっきまで繋がっていた下半身は互いの体液でどろどろだ。汗だくの肌は全身から湯気が立ちそうなほどの熱を帯びている。
部屋の中には淫臭がたちこめ、布団もシーツも酷いありさまだ。俺はリモコンを取ると空調の温度を少し下げるよう設定ボタンを押した。
一応、押し入れの中に替えの布団やシーツはあるものの、明日の朝片付けに来るだろう中居さん達にどんな眼で見られるかと思うと頭が痛い。
だが、その事に対する心配を除けば、俺たち二人はどちらも深い満足感と、とろけるような幸福感の中にいた。
「気持ち良すぎて、頭が変になりそうで、ちょっと怖かったけど……あんなに強く抱き締められて、激しく求められて……ああ、あたし今、提督に求められてるんだ、愛されてるんだぁって思ったら、凄く幸せで……溶けちゃいそうだった」
「あぁ、俺も同じだ」
手を伸ばして艶やかな黒髪をひと房すくい、唇に押し当てながら髪の香りを吸い込む。優しく頭を撫でて耳をくすぐると、北上は寝転んだまま嬉しそうに目を細めた。
「ねえ提督」
「何だ?」
「大好き。……愛してる」
「……知ってるよ」
目を細めたままの北上の顔が、とろけるような笑みを浮かべる。
「なあ、北上」
「んー? なーに、提督?」
「愛してるぞ」
「……知ってる」
自分の口元がほころぶのがわかる。
二人して顔を見合わせ、くすくす笑い合いながら横向きに抱き合い、じゃれるようにキスを交わす。
先ほどまでの情欲にまみれたものではなく、親愛に満ちた、幸福感に満たされた甘いキス。
「んっ……んぅん……提督ぅ、好き、大好きっ……」
素直に甘えてくるこいつってほんと破壊力高いよなぁ、と思いながら、いちゃいちゃと二人で睦み合う。抱き合ったままでごろんと転がり、北上を上にして止まった。
そのまま抱き合い、まったりとした時間を過ごしている最中に、
「ぇ? ……あ、ちょ、うそ、今頃っ……?」
急に北上がわたわたと焦りだす。
何事かと思っていると、不意に腹の辺りにぬるみを帯びた温かさを感じた。
見ると、二人ぶんの淫液が混じり合った卑猥な汁が北上の割れ目からとろとろと流れ出し、俺の腹の上に白く濁った水溜まりが出来始めている。
「ごっ、ごめーん……」
「一番奥で思いっきり出したからなぁ……奥に溜まってたのが今ごろ溢れ出て来た感じか。お前が謝ることじゃないさ」
申し訳なさそうにする北上の頭を、気にするな、とやや乱暴にわしゃわしゃと撫でる。だが、
「おいおい……」
「うひゃー、まだ溢れてきてる……」
「とか言ってる場合じゃないな、何か拭くもの……!」
腹に跨がった北上の割れ目からは際限なく白い濁り汁が溢れ続け、腹の横から布団に流れ出しそうになっていた。
周囲を見回すが、あいにくタオルもティッシュも見当たらない。
少し迷った挙げ句、脱ぎ捨てたままになっていた浴衣を丸めて腹を拭い、北上の脚の付け根に押し当てた。しばらくしてから、ようやく落ち着く。
「やっと止まった……どんだけ出したのさ提督……」
「我ながら凄まじいな……これ多分、四、五回ぶんくらいの量あるぞ」
呆然としながらも、二人ぶんの浴衣を使って互いの身体に残った汚れを少しでも拭き取ろうと協力する。
先ほど部屋の空調の温度は下げたはずなのに、室内に立ちこめる性臭はさらに凄まじいことになっていた。
汚れを拭き取ると言うよりも、互いの匂いを擦り付けてマーキングしているような感覚。
むっとするような匂いに当てられたのか、自分の中の獣性が熱く高まり、股間のものがむくりと頭をもたげてきた。
北上もわずかに息を荒げ、頬を上気させている。
俺の身体を拭ってくれていたはずの手の動きが少しずつ緩慢になり、太もも近くに達したところでついに止まった。
「提督の……またおっきくなってる……」
目を潤ませ、どこか陶然とした表情で北上が呟く。
その視線の先では、半ば力を失いかけていたはずの一物がすっかり回復し、隆々と反り返りながら揺れていた。
性交を終えた後ろくに後始末もしていなかった肉棒には、乾きかけの精液や淫液がこびり付き、凄まじい匂いを発している。
それに向かって視線を固定したまま北上の手が伸びてきて、丸めた浴衣を押し当てるとゆっくりと動き始めた。
「布越しでも判るくらい、硬くって、熱い……これが、さっきまで、あたしの中、ごりごり動いてたんだ……」
北上の手はいつの間にか浴衣を放し、熱いこわばりに直に細い指が絡み付いている。その動きは先程までとは明らかに違い、性的な意図を持って撫で回すものになっていた。
顔を近づけ、脈動するこわばりを濡れた目で見つめながら、すんすんと鼻を鳴らす。
「凄い匂い……くらくらする……」
完全に発情のスイッチが入ったのか、北上の瞳はとろりと潤み、声はわずかに上ずっていた。
「今日のあたし……やっぱ変、かもっ……あんなにしたのに、まだ身体が熱くって、奥が疼いてる……」
「北上?」
「提督の、舐めたい……舐めさせて?」
北上は返事を待たず、細い両手の指で剛直を柔らかく握りしめて包皮を引き下げる。
突き出した舌を幹に押し当て、表面に浮いた血管にこびり付く精液や自分の愛液を、根元から舐め取っていく。
「ん……れろっ、んん、はぁっ……じゅる……っ、んんぅ……」
幹を舐め上げ、雁首の境い目の溝を唇でなぞり、こびり付いた白濁を舌先で掬い取る。頂上に辿り着いたピンクの舌は、赤黒く光る亀頭の表面を唾液でコーティングしようとぬらぬら這い回る。
先端の鈴口をちゅぅ、と吸われ、甘やかな電流がぞくぞくと背筋を走った。
「ぅあ……っ」
北上はうっとりと目を細めながら、再び肉棒の先端に唇を押し付けた。薄い唇をぬむぬむと卑猥に動かしながら唾液を垂らし、亀頭を呑み込んでいく。
「ん……ちゅるっ、んふぅっ、じゅろろっ、んむふぅぅぅ……っ」
「あ、ぉぁ、北上……っ」
呑み込まれた亀頭が、熱くぬめる口の中で粘膜に蹂躙されている。上下の唇がカリのくびれを締めつけ、舌が亀頭に絡みついては裏筋の神経が集まった箇所を重点的にねぶり回す。
(くぅ……こいつっ、今夜一晩でエロくなり過ぎだろっ……!)
もちろん文句などあるはずもない。むしろ、そうさせたのが自分だということに、喜びや達成感すら感じる。
北上は時折口を離しては、上目遣いで俺の反応を確かめ、また淫らな奉仕に戻る。
快感と息苦しさが込み上げ、思わず腰を引きそうになるが、北上は俺の腰にすがり付くように腕を回し、じゅぷっ、ぐぷっと卑猥な音を立てて頭を動かし続ける。
射精欲求が高まり、がくがくと膝が揺れ、腰が砕けそうになる。
「あぐっ、北上、出るっ、出る……!」
「んっ、ふぅっ、じゅるっ、んっ、んっ、んぐふぅううっ……!」
先程のまぐわいにも優るとも劣らぬ、びゅるるるる、と音さえ発しそうな程の激しい射精。
俺の腰を抱きつくように両腕で抱え込み、北上は深くこわばりを飲み込んだ。叩きつけられるように吐き出された精を喉奥で全て受け止め、んぐ、んぐと一滴残らず飲み干していく。
放出が終わっても抱きつく手を離そうとせず、んふーっ、んふーっ、と鼻で息をしながらじゅるじゅると精を吸い上げ、また頬をすぼませながら頭を振る。
チカチカと目の前で散る火花を幻視しながら俺は歯を食い縛り、がくがくと震えた。
「う、ぅあ、北上、北上っ……!」
「んっ、んぐっ、じゅるぅ、んんっ、んん、じゅぶ、じゅぼ、ぁぅんぅ……ぉぐっ、るろっ……」
精を吐き出したばかりの剛直に北上は休む間もなく激しい口内奉仕を加え、肉の幹は粘液の中でみるみる硬度を取り戻していった。
「ぷぁっ……はあっ、はあっ、はぁ……」
永遠にも感じられる、地獄のような快楽が続いた後。
ようやく北上が頭を振るのをやめ、口を離す。
ぬぼ、と滑り出るように唇から飛び出した肉棒は、ぬめる唾液にテラテラと濡れ光りながら、再びそそり勃っていた。
「あは……また元気になったね、提督」
汗まみれで息を荒げる北上はテーブルの上に置いてあった飲みかけのペットボトルを手に取り、ごくごくと飲み干した。
はぁっ、と淫蕩な顔で俺に笑いかけ、俺に背を向けると、四つん這いの姿勢で高く尻を上げる。
白く滑らかな桃尻と、僅かに周りと色の違う菊穴のすぼまり。その下で、ぐしょぐしょに濡れた淫らな割れ目が雄を誘うようにひくひくと開閉している。
「ほら、提督……見て、あたしも、また、こんなになっちゃってる……」
新たに溢れ出した透明な蜜が太ももまで垂れているのを見せつけるように股の間から手を伸ばし、自分の指で淫唇を割り広げる。
普段の北上では考えられないような、あられもない、淫らな雌の姿。
心臓が激しく脈打ち、剛直は臍に付きそうな程に反り返った。
半ば無意識に、俺も卓上のペットボトルを手にとって開封し、ぐびぐびと飲み干す。
「……来て」
俺はごくりと唾を飲み込んで口元を手の甲で拭うと、ボトルを置いて北上に近寄り、白い尻肉を両手でわし掴みにした。
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