「さて、じゃあ今回の件の頼みごとなんだけどね。ちょっと重い話になるから気をしっかり持って聞いて欲しい。」
「わざわざ村長に知らせずに皆で話がしたいって言ってたけどそのこと?」
「うん。そうなんだ。実はここしばらく周辺国家の安定のために動いてたんだけど、全部色々上手くいきそうになった時に今回の件だったから破談になりそうになったんだよ」
「…えーと、始祖様のお力をもっても、ですか?」
「僕の力をっていうか、正体を知られると面倒なことになるからね。司教の1人という立場を作って動いていたんだ。あとゴロウン商会に頼んで商人としても、かな」
「なるほど。…つまりほとんど権力などが使えない状態で動いていたということですね」
「そして今回の件で動けない間に破談しそう、というわけですか」
「うん。流石に今回は準備期間を合わせても数年単位で動いてたのと、これが破談になると色々と大きな影響が出る。だから君達にはその埋め合わせに動いて欲しいんだ」
「…うーん、まあそれは別にいいけど結局どんなことなの?」
「そうだね、それが今回の本題。君達には各国の要人たちに抱かれて欲しいんだ。期間はそうだね、さんか」
「はぇ!?」
「え、ちょっと何よそれ!?」
「ちょ、あの、え…?」
「ど、どういうことですか!?」
「うん。落ち着いて。ハクレン、そんな今すぐブレス吐きそうな顔をしない。」
「ふざけないで!私がそんなことするわけないでしょ!」
「そ、そうです。いくら始祖様の頼みとは言え…。私達には旦那様がいますしそんなこと…」
「そうだね。僕も本来なら間接的にでも村長に迷惑…、いや仇名すといってもいいかな。そういうことをしたくはない。恩もあるし何より彼とは敵対したくない」
「だったら…!」
「それでも、それをためらうくらいに今回の件は大事なんだ。それにこの破談の件を言ったら彼はどう思うだろうか?」
「それは…」
「……」
「多分もの凄く後悔するだろうし、それでこの後に周辺の国で混乱や戦争が起きたら何の罪も無い民衆がたくさん死ぬ。そんなこと彼は受け入れられないだろう」
「…でも、……」
「うん、かと言って君達の貞操が犯されることも同じくらい受け入れられないだろう。だから僕は君達が動いてくれるなら全力で隠蔽する。決して村長や大樹の村の住人には知られないようにすると誓う。お願いだ、受け入れて欲しい」
「……本当に、村長には…?」
「ルーさん!?」
「ちょ、ちょっとあなた!」
「誓おう。決して村長には気取られないようにする」
「…、わかり、ま、……した」
「ルー…」
「ルーさん…」
「ありがとう。ルールーシー、よく決断してくれた。今回は本当に時間がなかったから考える時間を与えられず申し訳ない。ほかの皆もお願いだ。僕のためや民衆のためじゃなくて村長のために受け入れて欲しい」
「…ルーさんが受け入れたのですから私、も、…う、受け入れ…ます……わ」
「ティア…」
「ごめんね、ティア」
「わかり、ました。私も…。はい」
「リアまで…」
「ハクレン、あとは君だけだ」
「…イヤよ。いくらルーたちが受け入れても私は村長以外になんて」
「……そうか。分かった。ハクレンはそう言うと思ってたよ。決して受け入れないって。…だから、これは僕のせいだと思ってくれ。絶対に受け入れないけど僕にやられて仕方なく、ということに」
「…っ!あなたまさか!?」
「――真竜封印。昔君が暴れていた頃に古代遺産の剣を使って開発した魔法でね」
「クッ、こんな…!」
「うそ。ありえない…」
「これで君は竜化も出来ないし一般人以下の力しかふるえなくなった。だからこれは君の意思ではない。……慰めにもならないだろうけどね」
「始祖様…」
「さて、じゃあ皆。この契約書に魂と血の契約を」
「これって…」
「もしかして神代の契約魔法なの…?」
「…そこまで本気なのね」
「ひとつ、僕の紹介する男達に身体を捧げる。
ひとつ、男達からの誘いを断らない。
ひとつ、男達の命令には必ず従う。
ひとつ、男を満足させるために全力を尽くす。
ひとつ、―――決して村長を裏切らない」
「な…、そ、んな…」
「どこまで…!!」
「村長…」
「…」
「この五つだ。まずはルールーシー、君からかな?ハクレンは後で力尽くで契約を」
「――誓うわ」
「ハクレン…」
「結局同じことなんでしょ!だったらさっさと終わらせてあげるわよ!」
「ありがとう。―――ここに契約は成った。その御印を示せ」
「えっ?あっ、クッ、ううぅっ、ああああああ!!熱い、熱い、熱い…っ!お腹が、ぁ…、ぁ」
「ハ、ハクレン!ちょっと、どうしたの!?」
「ハクレンさん!?」
「大丈夫。力を封印されたところに神代契約によって成された御印が浮かんだせいで衰弱しただけで健康状態に異常はないよ。だから後でにしようと思ってたんだけどね。じゃあ次は君達だね。誰からでもいいよ」
「…――誓います」
「――誓い、ます」
「……始祖様、本当に…」
「ああ、必ず守るよ」
「信じます。だから、……――誓います」
「―――ここに契約は成った。その御印を示せ」
「ああっ!」
「熱、い…っ!」
「はっ、くぅ…ぁ、っ…!っふ、ぅ…!」
「ふむ、ハクレンはドレスのせいで見れなかったけど、やはり今回の御印は内容が内容なだけに淫紋のようだね」
「ひふっ、くぅぅ……、ぁっ、いん、もん…?」
「君達の子宮に重なるように浮かんでいるソレさ。ソレにはさっきの誓いとは別にもうひとつ祝福があってね。君達が感じれば感じるほどに淫紋が身体に馴染んでいって、―――最後まで定着すると孕みやすくなるんだよ」
「な、ぁ、そんっ、ぁ…、なぁ」
「…っふ、わた、ぁ…、私、なんぁんっ!って、ことを…っ!」
「はぁっ!はぁっ!あ、ぁ…、ん」
「さて、じゃあまずは誰からかな。いや、まずは内容かな。早めに送り届けなきゃいけないのはティアだけど、あの大臣たち相手だとある程度慣らしてからじゃないと無理かな。ならハイエルフを望んでる王が先かなぁ、それともドラゴン族に執着する商人かな?…いや、やはりルールーシーにしよう。あの魔道具使いを先にした方が色々と捗りそうだ。…ふぅ、また忙しくなるなぁ。温泉地に行けるようになるのはまだ先かな。はぁ」