やった。
やったぞ。
前から何度もお願いしていた件が通った!
数年前から贔屓にしてるガヴァルさんという商人。
なんとルールーシー様とツテがあったとのことでお願いを聞いてもらう代わりに色んな魔道具を作っていた。
それでこの間ようやく出来上がった記録石を独占契約するためにお願いをしてみたんだけどけんもほろろに断られてしまった。
しばらくは消沈して何もやる気が起きなかったけどそろそろお金が尽きてきたから、買い叩かれるのを承知で魔導ギルドに売りに行こうとしたらいつの間にか工房にガヴァルさんが!
うれしい。
実はあれからルールーシー様と交渉していたようで、先日ようやくオーケーが貰えたので以前の契約をという話になった。
ぼくはあのルールーシー様とということを聞いて舞い上がってしまって契約に関してはあまり覚えていない。
ただ気がついた時には契約書と大量の金貨、それと、
――――ルールーシー様がそこに居た。
「ル、ルルルル、ルールーシー様!?」
驚いた。
大量の金貨と契約書に目を奪われてたらルールーシー様がこんなところに!
「…」
ああ、本当にルールーシー様だ。
なんかムスっとしてるけどお美しくて気高くて魔法と魔道具の大家で…。
「あっ!け、契約!契約の件ですよね!」
「…分かってるわよ。うるさい声を出さないで」
「は、はははい!」
「だからうるさい!」
「はい! あっ、はぃ…」
「これ、契約書」
あれ、契約書…?でもここにもうある、よね。
もしかして一枚じゃ足りなかったのかな?
「早く」
「は、ははははい!ただいま!」
えっと、契約書…。
えっ! これって…。
おおお! すごい!!ありがとうガヴァルさん!いや、ガヴァル様!
「…」
「え、ええっと…。で、では、いきます!」
「っくぅ…」
ああ、こんな、こんな顔のルールーシー様が見れるなんて…!
「な、なんじルールーシー=ルーはこの契約書に従い、ぼ、ぼく、ぼくを一時契約者とすることを誓いますか?」
「…誓う、わ」
やった。
やったやったやった!
これでルールーシー様がぼ、ぼくの、ぼくの自由に、身体を、自由に!!
「じゃ、じゃあまず…あ」
そうだ。
記録石!これを使おう!
すごい!今日はぼくの人生最良の日だ!
これで、これでずっと!ずっと!!
「何よ…」
「え、えっと、まずはその、ルールーシー様…えっと」
「まごまごしない!はやく言いなさい!」
「は、はいっ!」
あああ、はやく、はやくセットしなきゃ! …よし、これで!
「…?なによそれ、魔道具?」
「は、はははい!これは最近ぼくが開発した」
「もういいわ。はやく済ませて」
ああっ、説明出来なかった…!
でも、後々のことを考えたらその方がいいのかもしれない。
お、起動した。
「で、ではルールーシー様、さっきの契約内容を声に出してぼくに誓ってください」
「なっ!?どうしてよ!…っくぅ! わ、分かったわよ…」
あ、あれ?ルールーシー様のお腹のところがぼんやり光ったような…?
あああ、そんなことより絶対に聞き逃さないようにしないと!
「っ…!わ、私、ルールーシー=ルーは、アナタに身体を捧げます」
おおお!
すごい、これだけで射精しそう!
「私、ルールーシー=ルーは、アナタの誘いを断りません」
「私、ルールーシー=ルーは、アナタの命令に必ず従います」
「私、ルールーシー=ルーは、アナタを満足させるために全力を尽くします」
「私、ルールーシー=ルーは、……っ!」
あ、あれ?どうしたのかな?
最後のは…、ああっ!そ、そんな…ルールーシー様が…
「…っ、旦那様を決して裏切りません」
結婚…。
ルールーシー様が結婚していたなんて…。
え、待って。
結婚してるのにこんな契約…? ええっ!?
「うる、さいわね…!好きでこんなこと…!」
す、すごい!すごいすごい! ああ、声に出してたなんてどうでもいいくらいだ!
ルールーシー様が、ルールーシー様が!人妻のルールーシー様をぼくが抱けるなんて!
「ル、ルルルールーシー様、だ、だんなさんとぼくのどっちが良いか言ってください」
「旦那様に決まってるでしょ!」
そ、そうだよね。
でも
「ふ、ふひっ!ぼ、ぼくが満足することばでお願いします!」
「あっ!くっ、旦那様にっ、っくぅぅ!だ、だん……、あああ!いやっ、嫌なの!だめ!そんなのっ、ああぁぁ…」
「さ、さあ!どっちに抱かれたいですか?」
「……、 です」
「お、大きな声でしっかりとお願いします」
「旦那、様…より、ぁ、ァナタに抱かれたいです」
ああっ、もう死んでもいい!
いやいや、だめだだめだ!
まだ始まってもない。
「じゃ、じゃあふ、ふくを脱いでベベベッドに寝転がってください!」
「……分かった、わ」