始祖様に掴まれて、リアやハクレンさん達のいる部屋から離れて、細長い塔の最上階まで連れられてきました。
その間、裸のまま、身体を隠すことも許されずにいましたので、何人もの神官や巫女に裸体を晒すことになってしまって…。
始祖様は「大丈夫。ほら、僕がいるから彼らは君に何もしないよ」と言いますが、そういうことではありません。
それに、掴まれて歩きだしてから気付いたのですが、急ぐのであれば始祖様の転移魔法で跳べばいいだけのことです。
それをしないということは、もう、そういうことなんでしょう。
私には、始祖様が何を考えているのか分かりません。
旦那様への感情は本当のようでしたが、それにしては私達の扱いが…。それにルーさんへの対応も。
ルーさん…。
あの映像は本当のことなのでしょうか…。
旦那様との閨でもあんな風になったことはありましたが、彼のモノは粗末でしたし…。
やはり淫紋と媚薬のせいなのでしょうか。
……ルーさん。
三日前であれなら今はもう……っ。
――っいいえ!
ルーさんならきっと…っ。
そ、それに何があったとしても旦那様の大きなモノや体力や技量ですぐに元通りです。
今では多人数になってしまいましたからローテーションを組んでいますが、それでも毎回私達を満足させてくれていますし、何より昔はあれを私とルーさんだけで。
いえ、その前はルーさんだけで受け止めていたわけですからね。
ええ。
大丈夫。
となると後は私達がこれを乗り切るだけ…。
……。
長いですね。
歩き出してからもう十分以上は経っているはずですが…。
それに、さっきから何人もの神官達に見られていますが、この人達、本当に神官なのですか?
目線がずっと胸や下腹部になっていますし、何より目と顔が下卑た印象しか受けません。
本当に大丈夫なのでしょうか…。
それに、何故か私の身体が火照ってきているような感覚が
「おお、ガヴァル司教!久しぶりだね!」
っひ!だ、誰ですこの人…!
「これはこれは、大司教様。このようなところでお会い出来、光栄でございます。こちらへはどのような御用で?」
…え?な、え…、ど、どういうことですか?始祖様が下手に…。いえ、先ほどこの人はガヴァル司教、と。
もしかして始祖様の用意している立場の一つ…?
司教、ということは…、つまりこの方へは始祖様の威光が通じませんの!?
「うむ。実は最上階にあるアレのメンテナンスのために、な。アレはかの至高なるお方より賜りしもの。暇がなくてもチェックをしに行かねばな」
「なるほど、そうでしたか。実は私も最上階へ用がありまして…。よろしければご一緒させて頂けませんか?大司教様より、そのメンテナンスをされるモノに関してご教授願えればと…」
「はっはっは。構わんよ。というよりも私も常々誰かに説明したいと思っていたのだ。何度使っても新しい発見があり、そろそろ冊子にでもまとめようかというくらいだよ」
「ありがとうございます。それでは参りましょう」
う、嘘…!このまま一緒に、ですか!?
それに、この方、姿を見せてからずっと私の身体を舐め回すようにして…っ!
始祖様と話してる間もずっとこちらを見て、いえ、これは…、視姦…っです、ね。
手を出す様子が無いのが幸いですが、このままずっと、となると…。
「よし、ではここではなんだからな。塔の最上階へは直通自動階段で行こうではないか」
「あの、階段が動いて上部まで移動してくれる画期的装置ですね。あれのおかげで移動が楽になったと評判です。大司教様の御働きかけで設置が叶い、本当にありがとうございます」
「なんのなんの。みなの献身があってのことよ、はっはっは!!」
「しかしあそこは人通りが多いですが大丈夫なのでしょうか?」
え!?
そんな、さっきまでも少しは人がいたのにこれ以上…、ですか?
手で隠さないように指示されているから、集中的に胸を見る人や、下腹部が熱を持ってる。
……それにこの大司教に視姦されてから自覚出来るレベルまで熱くなってきて…。
ち、乳首が…、その、…それに下腹部も……っ。
「構わん構わん。どうせ最上階は私達しか行けんし、アレについては一人でも多くのものに知っておいて欲しいからのう!」
「ご寛大なお言葉を頂戴し、恐縮でございます」
「うむうむ。では、行こうかね」
「は。私が先導させて頂きます。……が、もし順路を間違えてしまいました際にはその都度、先導をお願いさせて頂きたく…」
「よかろう。その際には前に付き、しっかりと教えてあげよう」
「ありがとうございます」
……つまり、大司教には前からも後からも見られ続ける、ということですね。
私の存在を無視したように話しているのに、始祖様は私の身体を周りの人達に見せようとするし、大司教は私の色々な場所を見て下卑た顔でニヤけています。
これを、目的地に到着するまでずっと、なんて…。
――からだが、あつい。