休暇を利用しての短い温泉旅行は、本当に、特に精神的にゆっくり出来たものとなった。
雪化粧された中での露天風呂を堪能した後、団体客用の大部屋に並べられたテーブルを一列まるまる占拠しての夕食。
盛られた料理を食べつくすと隣のテーブルへ移るといった、逆端の町内会旅行らしい一団から拍手が鳴った豪食を終え、その大食感振りを大いに発揮した二航戦と一航戦は、五航戦姉妹の部屋で宴会の続きをしていた。
「いやぁ~これじゃ身体なまっちゃうなぁ~」
「良いよ良いよ。このままここに住んじゃおう」
夕飯時、茶わんでなく御櫃から直で御飯を食べながら、数えるのも面倒なほど酒瓶を空けたはずの二航戦は、部屋に来てから既に、それぞれ一本ずつ瓶焼酎を空けている。
「モガモガモゴゴッ」
「口の中の物を飲み込んでから話してください。後それはお土産だったはずです」
二航戦の二人ほど酒は飲んでなかったが、業務用の炊飯器を抱えて食事をしていた赤城は、今はデザートとばかりに土産で買ったはずの饅頭の封を開けている。
そして、すまし顔で部屋に備え付けのマッサージチェアに揺られている加賀も又、やはりそのすまし顔で赤城と同じ事をして夕食を済ませたのだった。
それから見ると非常に慎ましやかな五航戦姉妹は、部屋の窓側、障子区切りのある小スペースの椅子に腰かけ、赤城のお裾分けをこちらは暖かいお茶で味わっていた。
「皆で来られて良かったわねぇ~」
「う~ん」
窓の外、未だ降り積もる雪景色を眺めながら、瑞鶴は姉に気の抜けた相槌をする。
それぞれ皆、気が抜けている。
戦いを忘れていられる、彼女等にとっての贅沢だろう時間を満喫していたがために、ふと口をつく。
「提督さんも一緒に来れたら良かったのにねぇ~」
「ま~た言ってる」
「ずいずいは旅行中も提督の事ばっかりだねぇ~。赤城さんそれ私の!」
「ゴッキュ!ゴッキュゴッキュ…」
「え?わたしそんなに言ってる?」
「お参りの時もお土産見てる時も、お風呂でもお夕食でも提督の事言ってたわよ」
「そこまで想っているのなら、きちんと伝えるべきですよ、五航戦」
「前に伝えてるわよ、一航戦」
「もう一度、今の気持ちをって事なんじゃない?」
「お?そーだ、それやっときなよ~」
「ちゃんと報告もよろしくねっ。あ、すいませんお酒の追加を…ケースごとで」
「どうせそれを肴に一杯やる気でしょ? 後注文したお酒、帰りにちゃんと精算してくださいよ」
「それいいですね!鳳翔さんの所でやりましょう」
「その時は五航戦、あなた持ちですよ」
「ですって。大変ねぇ瑞鶴」
(翔鶴ねぇ…、にこにこしてるけど五航戦って括りから奇麗に逃げたな)
「何か今更って感じなんだけど…。皆はどうなのよ」
「私達はずいずい程じゃないからなぁ」
「イチャイチャしたそうな時は付き合ってあげるけどね」
「その辺りはお二人のが先任嫁艦ですし、翔鶴さんが参考になりそうですね。ですがご自身の気持ちで判断するべきですよ、瑞鶴さん」
「私はいつも素直に伝えているわよ?」
「おぉ~」
「熱いねぇ~」
「何にせよ、うだうだとした悩みをこぼされるより、惚気話の方がお酒も美味しくいただけるというものです、瑞鶴」
「甘口になるなこりゃ」
「つまみは辛めにしないと太っちゃうね」
「お料理は鳳翔さんならまず間違いないでしょう」
「帰ったらお店に顔をだして相談といきましょうか」
「なんだかなぁ」
「瑞鶴はどうしたいの?」
「う~ん…、もう一度ちゃんと伝えたい…かなぁ?」
「ふふっ…決まりね」
こうしてやんややんやと盛り上がり、帰りの汽車ですっかり寝こけたり食べたりしている先輩を後目に、姉と作戦会議に花を咲かさせて、いつもの場所へ帰った来た。
当直と留守を任せた海外空母・軽空母の艦娘達に挨拶を済ませ、「鳳翔さんの御飯だ!」と盛り上がる先輩に連れられ暖簾をくぐる。
のっけから飛ばし、酔いで顔を赤くした二航戦が鳳翔さんに告げ口すると、
「あらっ、それは直ぐにでも伝えに行かないとねっ」
軽く手をポンと叩いて傾ける、可愛らしいしぐさで後押しされてしまう。
「おっ、いーぞ~いけいけー」
「健闘を祈る!」
「モガモガモガッモゴッモゴッ!?」
それを眺めていた加賀が、酔いで少し赤らめながら鶴姉妹を振り返り、
「ここは任せておきなさい」
この平和な時間が愛おしくてたまらない、そんな柔らかく美しい笑顔で、ほらほら行った行ったと手を振った。
「あ、うん。わたし行ってくるね」
「お先に失礼しますね」
「がんばって」
「帽ふれー!」
「報告忘れるなよー」
「モゴォッ?お二人ともこれっ!お土産持っていかないと」
店を出て、まさか今日行く事になると考えていなかった瑞鶴は、急に緊張が沸いて出る。
(提督さん夕飯いつも何時だっけ?準備しなきゃだし~…)
と、時計を二度見三度見しながら翔鶴を見る。
「あ、お疲れ様です。今日の当番の娘に繋いで欲しいのですけど…」
既に段取りを始めている姉に、更に緊張が増していく。
「連絡付いたわ。二人きりになれるわよっ瑞鶴」
「え?翔鶴ねぇは!?」
「せっかくなんだし、二人きりのが良くないかしら?」
「えぇ~、何か緊張してきちゃってわたし…」
「ふふっ、じゃぁそうね~。私も提督のお顔を見たいし、お邪魔してもいい?」
「うん、ありがとっ。翔鶴ねぇ」
その後、温泉の流れもあって二人で一緒に宿舎でシャワーを済ませ、あ~でもないこ~でもないと準備に勤しんだ。
先任の姉のアドバイスを参考に大胆な攻めに出る事になった瑞鶴は、改めて伝えたい気持ちと、普段セクハラばかりの変態提督をなぜ今日は喜ばせてあげたいのか、それに思いを馳せる。
(提督さんも一緒に行けたら良かったのに)
短いが良い休暇だった。
日ごろの戦いから離れ、有意義な時間を満喫できたからこそ、同じ休暇ではあるはずなのに、相変わらずの代わり映えのない、いつもと同じ景色の中に埋もれ続けている提督を少し不憫に思ってしまう。
そしてそれは、これまでもこれからも続いていくもので、自分達が戦場から無事に帰還するのを、彼はひたすら待つのだろう。
戦いが終わらない限りずっと、ずっとなのだ。
だからせめて、気持ちを改めて伝えるその時は、感謝や礼を含むからこそ、彼を少しでも喜ばせたい。
同じ景色の中だからこそ、幸せみたいな物を感じさせたい。
顔を見たいといった姉も、瑞鶴を煽った他の皆も、同じ思いがあるのかもしれない。
そんな思いを胸に、司令官宿舎のチャイムを鳴らす。
あまり間を置かずに、扉の向こうの方から提督の気配が近づいてくる。
期待もあって、もうじんわり察知してしまう。
扉が開き、「おかえり」を言い忘れて二人の準備に見惚れる彼のいつもの変態顔に、瑞鶴はどこか安心を覚えてしまう。
捩らせてしまうほど、たまらなくなっていた。
きっと姉もそうだろう。
任務ではもっと長い期間留守にする事もざらであるのに、たった二泊三日の温泉旅行で、すっかりこの変態の顔が恋しくなってしまっていた。
いつもの景色、いつもの提督さん。ただいま…。
瑞鶴は天を仰ぎその身を震わせていた。
空から齎される暖かい日差しや恵みの雨を享受する、といった美しい情景めいたものでは決してない。
剥き出させた男の一物に自ら跨り、奥へ招き入れ、そこで放たれた白濁の精を全て内に浴びる事で、情慾を潤わせているのだ。
それをもたらした当の提督は、欲望を注ぎ終え、先ほどではないにしろ依然そそり起つ脈を未だ瑞鶴の内へ埋もらせている。
そして、息を吐き切ってそれきりの彼女を気つけるため、抱いていた腕をそのままに、背中をトントンと子供をあやす様にして呼びかけた。
「瑞鶴…、瑞鶴」
「……はっ」
ぼんやりした視界で眠りに落ちる寸前のような心地でいた瑞鶴は、自分が誰に呼び掛けられたのかすぐに理解したが、その心地が「もう心配ないはずの夢の中で呼ばれた」と錯覚させ、また何か起きたのではないか?と一瞬身を強張らせた。
しかしそれもすぐに、自分の内に感じる愛しい熱によって和らぎ、今吸った空気がこれから吐くはずの息と釣り合いが取れてないのを自覚する。
すぅぅはぁぁ…、すぅぅはぁぁ…。
天井に向けた顔を戻しながらゆっくり深呼吸するつもりが、思っていたより乱れている。
身体の感覚もはっきりしてきたのと共に、それで自分がどれだけの高度まで昇っていたのかが分かる。
「平気か?」
息を乱しながら頷いて応えた瑞鶴は、先ほどトントンと自分を呼びかけた手が、今は呼吸に合わせて背中をさすっている事に気づく。
それに温かさと安らぎを感じ、胸とそして下腹部にどこか切な気なキュっとした感覚が浮かび、瑞鶴は腕を回して寝起きの子供の様に提督の肩に頭を預ける。
その頭を背中をさするのとは逆の手で撫でられ、再びこそばゆい様な嬉しさが込み上げてしまい、乗せた頭を猫のように提督の顎辺りになすり付けた。
戻りつつある感覚で、自分を撃ち抜くほど放ったにも関わらず”まだまだ物足りない” 様に中でそそり起つ愛しい熱を改めて確認する。
頭を預け甘えたまま、その子に先ほどさせて貰えなかった
”抱っこしてちゅ~”をして、
「いっぱい…、出せた?…」
息は整っていなかったが、膣内でプルプルと喜ばれて、クスっとなる。
「あぁ、凄かった。少しも堪えられなかった」
「…うん」
頭を起こして満足気に答えた瑞鶴に、提督が唇を寄せる。
まだちゃんと呼吸が戻り切ってないので、若干鬱陶しく感じ顔を避けたのだが、構わずそのまま頬に軽めのキスが繰り返される。
(あ~はいはい。いつもの好き好きっちゅっちゅね)
気づかわれた事が嬉しかったのねと納得し、一度だけ提督の唇を押し返す様にムチュっとすると、満足したのかちゅっちゅが治まった。
「瑞鶴はどうだった?」
(また変態顔で~、そーゆーの聞かないでよ)と思いつつも、
「出されただけでイっちゃったのは初めてかも…」
再びプルプルと機嫌を良くしているのを感じ、そして瑞鶴もじんわり、提督の熱を察知したのとは違うものを感じる。
「どっか行っちゃいそうだったぞ?」
「そんな訳、ないでしょ」
先ほどの余韻で震える身体が気怠いので、また頭を預けながら返すと。
「…知らないところへは、行かないでくれよ」
こんな情事の最中で気にする事でもないのだが、少し力を込めて抱きしめられたので、
「うん…心配ないよ」
肩口に顔うめる様に抱きしめて瑞鶴も応えた。
――
自分の言葉に少ししんみりした提督を慰める、そして瑞鶴自身のじんわりを再び煮込んでいくための火を灯す。
「んねぇ…。このまま続けよ?」
「今日の瑞鶴すげぇ積極的だよな」
語尾に「ぐへへっ」とでも付きそうな顔になる提督に、
「いつも夜番はちゃんとしてあげてるでしょ。単純なんだから…」
と笑いながら唇をあわせ、ビククっとご機嫌に震えた一物をあやす様に、じっくり腰を前後させ始めた。
腰がいっぱいまで合わさると、控えめな姉のそれより、量は多くないが若干色素が濃く太さもある瑞鶴の陰毛が、蒸れた湿り気を帯びているのが分かる。
抽挿はしていなかった先ほどの行為が、それでも濃密だったのが互いに知れてしまう。
ちゅ…ちゅぅ…。じゅる…、ちゅぅ…。
すぐに淋し気になる瑞鶴に合わせ、提督は途中で舌を絡ませ合うのを経由しながら、彼女の顎や左右の首筋に唇を吸い付かせていく。
は…ん、はぁ…ちゅる。
せっかく整えた瑞鶴の呼吸がまた少し乱れ始めるが、今度は息苦しさから来るものではないため彼女は喜んでそれを受け続け、提督の頭に手を添え続きをねだる。
唇と共に這いまわり始めた舌が、首筋から肩を通り、鎖骨の丸みをねぶり撫でる。
太ももと尻を撫で回すのと逆の手が、抱えていた腰から正面を上って来るのを感じ、瑞鶴は待ちきれず胸を強調するように上体を起こす。
挿入前は瑞鶴による愛撫があったものの、更にその前は彼女の好みに合わせた、ほぼ抱き合ったままのキスだけだったので、提督によるものはなかった。
ここに来て解放された彼からの愛撫が未だ彼女の胸元には届いておらず、コリコリと立体を形成し、ずっと居場所を主張し続けていた胸の先が、とうとう痺れを切らしてしまう。
右胸を左手で、ニットのワンピースの上から、決して大きくはない弧を描いて、ゆっくりシルエットをなぞられる。
姉ほどはない弾力を、ちょうどそこだけ避ける様に確かめられてから、人差し指と中指の間でキュっとつままれた。
「んっ…、もう」
これまで優しかったのに、ちょっとされたいじわるに声が出る。
だがそれも抗議ではなく、嬉し気に上ずった音だった。
二本の指の間でさすられながら、それを待っていた突起の喜び具合に、「こっちも」とねだるように反対側の胸も差し出してしまう。
相変わらず服の上からではあるが、今度はすぐに先を撫でて貰え、両方合わさった刺激に再び声が漏れる。
「あん…」
クチュ…クチュ…
じっくり昂めるつもりだったはずの腰の動きが先ほどの余韻もあって大きくなり、提督も呼応して、結合部に小さく水気を含んだ音が漏れ出る。
それにはぁはぁ息を鳴らして昂った彼は、再び首筋に舌を這わせつつ右胸の先を指で弾きながら、右手で背中の捜索を始める。
すぐに辿り着いたので、瑞鶴はやりやすいように背筋を少し反らすと、プツっとした感触と共に胸部に開放感が生まれる。
(そのまま大丈夫なやつだから、はやく…)
肩ひもがないのは散々唇で確認出来ているのと、服の襟元が伸び縮みしやすい素材で作られているのは、見てすぐにわかる。
着衣のまま、脱がずにすぐにでも…。これにも瑞鶴の準備が窺えた。
提督は、肩に置いた手でグっと、一気に襟元をズリ下げる。
途中、下に履いていた物とセットデザインのブラが引っかかって、もどかしく感じた瑞鶴自身がそれを引っ張りだし、ソファーの上に投げ出した。
豊満な、しかも着やせするタイプの姉の胸に甘えるのが大好きな彼。
こんな時は、自分も姉のように胸が大きかったらもっと色々できるのに、と瑞鶴は少し思ってしまう。
――
以前、口での奉仕中にその事をつぶやくと、
「ちょいとストップ」
「ん…、もう出そう?」
「そうじゃない、瑞鶴いいかよく聞け…。おっぱいに貴賤はないんだよ」
と力説された事がある。
「何急に偉そうに」
「確かに俺は大きなおっぱいが大好きだ。だが同時に、守備範囲もかなり広いから小さいおっぱいも結局大好きだ」
「――いや、別に嬉しくないけど…」
「おっぱいはなぁ、大きさどうの前に、誰のおっぱいかが重要なんだよ!」
「例えばだ。いくら大っきなおっぱいだからと言って、敵対している深海棲艦のおっぱいに俺はちんちん挟みたいとは思わないぞ? まぁ、なんかいい具合に和解とかできて平和になって俺の事しゅきしゅき言われたらわからんかもしれんが」
「あいつらだって願い下げでしょ?こんなの」
「おま…。そのちんぽ今しゃぶってるのは自分じゃねーか!」
「これは何ていうか、仕方なくってゆーか、腐れ縁てゆーか…」
「言う割に、いつも結構丁寧にしゃぶってくれるじゃん!あ~もう瑞鶴ちゅきちゅきっ!」
「うるさい…」
「とにかくだ!俺はどこぞの知らない誰かの大きなおっぱいよりも、こうして何だかんだしてくれる瑞鶴のが好きだし、お前のちっぱいのがいっぱい出ちゃうんだよ!」
「でも今ここに翔鶴ねぇとか他の大きい娘が居たら、やっぱりその娘にしてもらうんでしょ?」
「どっちにもして貰うに決まってんだろっ!バカヤロウ」
「結局提督さんがスケベなだけじゃん…」
その後押し倒された瑞鶴は、
「ずいパイがどれだけいっぱい出ちゃうポテンシャルを持ってるいるのか…。俺が今見せてやる!」
と気合の入った提督に、胸や顔だけでなく脇やおへそまで、それはもうドロッドロにされるハメになった。
しかし一定の効果はあったようで、瑞鶴はそれ以前よりも自分の胸の事を気にしなくなった。というか、結局好みの問題で人によるらしいしのと、提督さんは自分のでもかなり喜ぶしと、どうでもよくなった。
――
ちゅぱ、ちゅるるる。じゅるるっ。
「んぅっ!」
履き出しになった胸を、待ってましたとばかりに勢いよく口に含まれ、瑞鶴は以前のコンプレックスをストレートな欲望で埋め合わす彼に喜びの声を上げる。
提督はワザと音を立て、胸元の空気を吸い込みながら、「こっちこっち」と居場所を主張し、招き続ける左右を忙しくしゃぶりたおす。
「むはぁ…。すっごいピンピンになってるぞ」
「かわいい?」
「ずいパイ超かわいくて超おいしい!」 ちゅぱっちゅぱっ!
「あんっ、その呼び方ヤメテ」
「でもほんとに…(ちゅぽちゅぽっ)、色々準備して来てくれたんだな…(れるれるる)」
「んっ、そう…だよ」
頭を抱えながらねだる瑞鶴に、提督は「それにしても、こんなに何で?」と視線を送る。
「いつも帰りを待っててくれるから、ありがとって…」
腰の動きを一旦止め頬を両手で触れながら、いつかの様な顔で伝えてきた瑞鶴に、提督は胸に吸い付いていた顔をはっとさせた。
「だから少し、喜んで貰いたかったのよ」
瑞鶴の追撃に提督は再び胸に顔を埋める。
今度は、唇も舌も這うことはなく、鼻をズビっと啜る音がした。
唾液とは違う湿り気を胸元に感じた瑞鶴は、彼の頭を優しく撫でる。
すると…
「瑞鶴うぅ。俺、お前に愛されて幸せだあぁ…おかえりぃ~。ずぴっ」
「ぶっはっ! 何その顔? パグ、パグみたいっ!」
情けなく顔をクシャらせた提督に、思わず瑞鶴は吹き出してしまった。
「んだよ。お前がそうさせたんだろ~? …ズビっ」
「あっはっ!それにしたってっっ。あ~ごめんごめん、悪かったってぇ」
「……」
「ほらぁ、ね?不貞腐れないのっ。機嫌なおして」
瑞鶴が、彼がいつもやる「好き好き、ちゅっちゅ」をすると、背けた顔が戻ってくる。
単純~と思いつつも、それにすかさず口づけをして、二、三度すり合わせると舌を絡めた。
このまま逆効果になるのは望んでいないので、瑞鶴はまた”抱っこしてちゅ~“をしながら、わざとクチュっと音を鳴らす様に大げさに腰を動かして、続きをねだった。
「んねぇ、今日はいっぱいするつもりだから一緒に気持ち良くなろ? あんっ…ちょっとしょんぼりしちゃったおちんちん元気出た?」
クイっクイっと腰をくねらせて見せると、彼女の膣内でまた重たい熱がグラグラ煮込みなおされ始めたのが伝わってきた。
それに”抱っこしてちゅ~”を重ねると、あっと言う間に喜び始める。
「こんなエロエロ瑞鶴にされて元気出ない訳ないだろぉ」
「なら良かった。後で翔鶴ねぇにもおかえり言ったげてよ?」
「ん?あぁ。でもさっき笑われたから、瑞鶴にももう一度言っとくわ」
「おかえり、瑞鶴」
「うん。ただいま…ありがとう」
瑞鶴は腰をくねらせていた身体以上に気持ちが先に昂り、優しく舌を絡めた伝えるキスを送る。
舌を吸う音を響かせながら、喜び始めた熱を奥に押し付けてねだる。
「ね、提督さん。もういっぱい来て? んっ…あんっ」
「瑞鶴の膣内また熱くなってるぞ」
「はぁん…キス、もっと。とろとろになるから…、おまんこ…」
相手もより昂らせるために、ワザとその語句を使う。
狙い通りに、舌をねぶられながら、再び込み上げ膨れつつある先で奥を撫で上げられた。
「れるっ…んはぁっ気持ちいぃ…。ね、これ脱いだ方がいい?」
互いの腰の動きが勢いづき始め、ずり下げられた襟が元に戻り始める。
胸の先が隠れてしまった事を、瑞鶴が身を捩らせながら伝える。
「はぁはぁ、この服エロ可愛いし、似合ってるから着たままがいい」
「あんっスケベ、いいよっ…。恰好は?後ろ向く…? お尻見ながらしたい?」
準備を褒められ尻を振りながら誘う瑞鶴に、彼女の引き締まっているがしっかりした弾力を、両指をいっぱに広げ、ぎゅうっと揉み上げながら悩んだ。
「…今は瑞鶴のエロ顔見てたい。これ好きだろ?」
「はんっはぁっ…、いっぱいキスして貰えるからこれ好き。でも変な顔しちゃいそうだし、あまり見ないで? バックは後でしてあげるっ…」
自分の好みの体位を望まれ、その喜びを深い腰のグラインドで表した。
「心配ない、瑞鶴のトロ顔凄く興奮するからよく見せてくれ。後で尻もだぞ!」
「あっあっ…バカ。皆に言わないならいっぱい見ていいよ。あっあんっ」
クチュッ、クッチュ…クッチュ…
尻を揉みしだかれながら、粘膜を絡め合わせる上と下の口両方で、粘り気を帯びた水音を鳴らし、奥深くを擦り合わせるようにして腰を押し付け合う。
「んつ、おく…そこぉ。好きなの、知ってるでしょ?」
「あぁ知ってる、トロっトロになる。でも瑞鶴は最近ここもだろ?」
提督が腰を戻し、プリっと柔らかい引っかかりを先で撫でた。
「んあっ?あれっ?…あっ!えっ?」
瑞鶴の膣内は入口から少し先へ進んだ所に、性器を合わせる感覚でいって肉厚と言える、膣壁が盛り上がってる箇所が上下に存在する。
かなり早い時期に指輪を受け取り、又まぐわいも重ねてきた瑞鶴の膣内は、その相手の性器に対してより順応、馴染んできており、以前よりもよく潤い、隙間を埋める様に柔らかく包み、また奥へいざなう様に収縮する。
その盛り上がりのある上下の箇所は、その盛り上がりのために、刺激される面積、機会が他所より多かったため、彼女が好む奥での吸い付きとはまた違う順応した感触を、自分にも相手に与えるに至った。
今や熟練お世話係りと呼ばれるほどまぐわいを重ねてきた瑞鶴は、馴染んでしまう事によって快感を得るスポットを新たに、知らずの内に得ていたのだった。
奥を好んでいた為にそこへの意識がなかった瑞鶴は、刺激されながら指摘される事により、よりはっきりと認識してしまう。
「やっ!?あぁんっ! うそ?あれっ!?うそっ?」
「ここっ…。すげーんだよ。はぁっはぁっ…、唇で咥えられてるみたいになんだよっ」
「えぇっ?やだっ…。あんっ!ちょとっ、すごいよっっ!?」
「気づいてなかったのか? ふっふぅ…」
「うん。あっあっ!?あんんっ…、提督…さんも、気持ちーのっっっ!?」
「あぁ、さっきも根本を二重に締め付けられて、っっく、出る時すごかった…」
「んはっあ…あ…あんっ! じゃ…ちょとっ…待ってぇ」
新しいスポットから来る快感に戸惑いつつも、それが確実に自分も相手もより昂らせる予感を得た瑞鶴は、効果的な手段に出る。
「はぁ…はぁ…、こっちのが…多分いいで…しょっ?」
これまで瑞鶴は、腿とソファーに接地する膝に力を籠める形で、跨った腰を合わせてきた。
その体制から、膝を立て起こし脚を大きくM字に広げ、今度は足の裏で身体を支える。
少し身体を前傾にして重心をずらし、手を提督の肩に掛ける形で支え、腰を少し浮かせた。
生まれた空間により、結合部がはっきり見えてしまう。
そして、濃いピンク色に熟れている瑞鶴の女陰から、混じり合った互いの体液とぷっくり膨らんだ突起が顔を出していた。
それらを全て見られているのと、込み上げて来た互いの体液からの匂いが行為の密度を物語り、瑞鶴は再び耳まで赤く染める。
その突起を指で撫でられてしまい。
「ひぁんっっ!もうっ…」
予想よりも高い声が漏れた恥ずかしさも合わさり、それを遮るように、体勢は変えないままピッタリ張り付くように提督に体重を預ける。
「それは…今はだめっ」
「凄い濡れてる…」
触れた指に光る、自身の愛液を見せられる。
「変態。見せなくていーからっ…?」
恥じらい、慌てて指を手で覆い隠そうとする瑞鶴に、提督は先んじて指を口に含み音を鳴らす。
じゅる…じゅぽっ…
「あっ!ばかぁ」
「エロい味がする」
「説明いーから!恥ずいからぁ」
先ほどよりも顔を火照らせた瑞鶴の口元に、愛液を舐めとられ今度は唾液で光る指を向け寄せる。
眉を困らせ、口を少し引き結んで抗議顔の彼女だったが、向けらた指が辿り着くと、大人しく口へ含み、先ほどの彼のそれよりたっぷりと唾液と舌を這わせた。
れるちゅるっ…ちゅぽっ…ちゅぽっ…
瑞鶴による指フェラの反撃に、彼女の膣内の怒張が増す。
それを内で感じて理解した彼女は、してやったりとした顔で続ける。
ちゅぽ…ちゅぽ…
「……ッポ、お掃除のこれもして欲しい?」
ビクビクとそれが今すぐ訪れないかといったように、瑞鶴の中を震わせながら応える。
「して欲しい!瑞鶴っもう待ちきれないくらいっ」
「んふっ。じゃあその前に、またいっぱい出して?全部お掃除するから」
まんまと煽られ、舌と怒張で瑞鶴の内の侵略を始めた提督を迎えた彼女は、
「あん…。また我慢しちゃだめだよ」
と告げ、ゆっくり腰を浮かせ、先ほどよりも長いストロークで下半身を躍動させる。
「あんっ?あっ…あっ…あっ……」
最初こそゆっくりした動き出しだったが、新しいスポットの快感と長いストロークによる奥への重さを伴った刺激に、瑞鶴はどんどんリズミカルに、そして激しく腰を打ち付け始めた。
パンっ…パンっ…パンつ…
提督は腰を打ち鳴らす彼女に合わせて動かすのではなく、照準にズレを生じさせない様に下半身を固定させ、構えるように迎える。
「あっあっあっ!…。これっ、奥も手前のとこもっ…、すごいっ!」
「くっ…すごっ!二重に吸い付かれる!」
「あんっあんっあんっ!やんっ、これっどうしよっ?とまんないっ…あんっあぁんっ!」
これまでになかった快感の訪れに、瑞鶴は提督を見つめながら。「知らないっこんなの知らないっ」といった様に顔を横に振りながら、腰を激しく打ち鳴らす。
パンっパンっパンっ…!
「はぁっはぁっ、凄い溢れてきてる」
激しく打ち付けながら、瑞鶴は奥へのより深い刺激を求め、合わさる瞬間に腰を更に前に突き出す。
手前側の箇所へは、腰を引く時の勢いでわざと引っかかりの感触を増大させる。
二重のスポットの刺激は、膣内から新たに潤いを溢れさせ、彼女が愛しく感じる提督の勃起によく馴染む、トロリとした蜜が結合部の音色に加わる。
パッチュっ、パッチュっ、パッチュっ…!
「んあんっ…あぁんつ!気持ちいい?わたしのっ気持ちいいっ?」
「はぁっはぁっ、気持ちいいぞっ、瑞鶴のまんこっ!お前は?俺の、どうだ?」
「んはぁっあんっ、すごい…よっ!提督さんのっ、おちんちん…凄いっ気持ちいいっ!」
前の絶頂に続き、過去経験のない昂りを見せる瑞鶴は、膣内でどんどん膨らみ態勢を整えつつある勃起を、自分の蜜で隙間なく包み込みその時を激しく求め促す。
既に脚が震えているのにも関わらず、打ち付ける腰は止まらない。
互いにはぁはぁと息を切らし、絡める舌も息継ぎに阻害された頃、ふわっとした香りと気配に気づき、それを確かめる。
「瑞鶴ったら今夜はとても激しいのね。羨ましいわ…」
いつの間にか戻って来ていた翔鶴が、横向きでソファーに座り瑞鶴の顔を覗き見た。
「あれ?翔鶴ねぇ!やだ見ないでっ」
快感を得るのに夢中で、翔鶴が居間に戻って来ていたのに気付かなかった瑞鶴は、先ほどの様に提督にピタっと張り付くようにしがみつき、首元までを赤く染めて彼の肩口に顔を伏せる。
これまで、他の娘を交えてのお世話の機会は幾度もあった。
中でも自分に付き添う回数が一番多く慣れているはずの姉に対し、瑞鶴は大きな恥じらいを見せる。
それほど、今夜知った新しい感覚に没頭し、相手との深い情事を求めていた。
恥じらい顔を伏せていても、先ほどの勢いは無いながら瑞鶴の腰は止まらずにいる。
「照れなくていいのよ、瑞鶴。お慕いしてる方としているのですもの、いっぱい気持ち良くなっていいの」
肩口へ顔を埋めながら「んぅっ…んぅっ…」と喘いでいた瑞鶴は、姉に髪を撫でられ顔を少し起こす。
「恥じらってるのにこんなに動かして…、止められないのね。提督いかがです?今夜の瑞鶴はとても可愛らしいでしょう?」
「あぁ、今も凄いぞ!今日はやたら優しいし凄くエロエロで積極的で、もうたまらん!」
「ほら、提督も喜んでらっしゃるわ。それに、もうスグでしょう?がんばって」
翔鶴も察知しているのだろう、それがもう間もなくなのを言い当てた。
瑞鶴は顔を真っ赤にして未だ腰を跳ねさせながら、伏せていた上体を起こした。
「うん…。提督さん、あんっ…。わたしが…凄くなっちゃっても引かない?」
「心配ないっ!俺がエロエロ瑞鶴にどんだけ興奮してるかわかってるだろ?翔鶴にも見せてやれ!」
「ふふっ。私にも瑞鶴の可愛いとこ見せて?」
提督に促され、視線を送って来た瑞鶴の髪を撫でながら、翔鶴も応えた。
受け入れたのか、再び瑞鶴は打ち鳴らすように腰を跳ねさせ大きく喘ぐ。
「あんっあんっ!わたし、凄くエッチになっちゃうけど…見ててっ提督さん!」
「ああっ、早くっ!もう我慢無理!!」
「あぁんっかたぁい!…いいよっ? わたし、もういつでもっ…ね?一緒にっねっっ?」
スパンっ!スパンっ!スパンっ!……
打ち鳴らす勢いが増し、結合部に混じり合う体液の水音もはっきり聞き取れる。
瑞鶴はしな垂れかかりながら躍動し、膣内で態勢を整える提督の勃起の膨張を促す。
まもなく始まるそれに合わせるため、彼女は提督に顔を寄せ、喘ぎながらも舌を絡める準備をする。
「ああっああっ!瑞鶴っもうすぐだぞ!くあぁ~~出るぞっ出るぞっ!」
「はあぁんっああぁんっ!来てっいっぱいっ…出してっ!提督さんの、精子欲しいのっ!」
膣内で重たい熱が込み上げ切りブワっと亀頭が膨らんだのを感じて、瑞鶴は腰で様子を窺う。
抽挿の勢いが失せたが、今度は発射寸前の提督が彼女を強く抱きしめ、仕上げとばかりに腰を激しく打ち上げる。
「イっくぞっ!出る出る出るっ出すぞっ!!」
「んんっ!?ふくらん…っ。はぁぁんっ!奥で…精液来てっ!
イクっイっクぅ…」。
ガクガクガクっと腰を弾ませた提督の動きが静まり、すぐに瑞鶴が上と下両方の口で吸い付く。
「ぐうぅっ!」
「んうぅっ!き、たぁ…」
唸る様にくぐもった声そして、どぅっぷあぁっ…と、彼女の待ち望んだ、先の行為の一射目よりもグラグラ煮込まれ重厚となった射精が始まる。
「んふぅ…んふぅ…」と、鼻で息を付き舌を絡めながら奥で受けた瑞鶴は、自分も達する準備を終えていたために、すぐさま撃ち抜かれ背筋が跳ねてしまう。
そこへ…、
「ここよ、瑞鶴」
「んひゃぅっ!」
背筋が跳ねた所を、翔鶴に優しく腰を上下に撫でられ、高い声を上げる。
「提督に合わせて腰を入れるのよ。根本から絞るの、牛のお乳みたいに」
(今は無理…)と思い掛けたが、翔鶴が言うのは前の射精時にさせて貰えなかった”抱っこしてちゅ~”と似通った事ではないか?と判断し、即座に行動に移した。
「んはあぁぁぁ!…っん、はああぁぁ!…っ」
瑞鶴は高く歓喜の声を上げながら、吸い付かせたままの腰の稼働範囲内で弧を描く。
打ち出される脈に合わせ、より奥から一射一射が大量になるよう膣内を窄めながら下弦を描き、奥を吸い付かせてそれを迎える。
次の一射までの刹那の間、上弦を描きながら少し緩める具合にインターバルさせ、また下弦への動きへ戻る。
大きな動作ではないしっとりした腰使いが、彼女の引き締まった腰をより淫らに際立たせ、顔を火照らせながら精を招き続ける表情が、更なる欲望を注ぎ込む熱を煽る。
「そう。そうよ、瑞鶴。イキっぱなしになってしまうけど頑張るの」
達する準備が整っていた瑞鶴に浴びせられた熱は、すぐに腰裏へ、彼女がそこで受けたいと望む箇所の裏側へ抜けるのだが、そこから背筋を這いあがる前に、翔鶴に撫で抑えられて快感が一度貯めを作る。
そこを更に撃ち抜かれるため、瑞鶴を襲う快感は脈毎に加算されていく。
上昇し、意識ごと宙返りさせてしまう事もないために、彼女は正気を保ったまま、逃げ場無く加算される快感を浴び続ける。
ビョルルッ…ビョルルゥッ…!
「おおぉっ!瑞鶴っ…締まるぅっ」
「んあっぁぁぁ!…っ。れるっちゅるっ。あはぁぁぁっ…」
瑞鶴は提督の首に腕を回し、舌フェラで膣内での一層の放射を意識させる。
合間で息継ぎする様に、訪れる快感に一層の恍惚の声で鳴き、身体をガックガックと震わせる。
ドビュルッ!ビョルルゥッ!……
意識が上昇したまま処理落ち、シャットダウンする事なく撃ち抜かれ続け、加算され貯めになった快感は、身体中に力強い波紋の様に広がっていく。
各所に行き渡った波紋は反響し、新たに撃ち抜いた熱と響き合う。
既に、頑張らなくても”抱っこしてちゅ~”を続けている、続けていたいと願う瑞鶴は、愛しい熱から注がれる白濁の欲望に全身を浴する。
ドビュルルウゥッ!…ビョプププッ…。
(あっ…もう終わっちゃう…)
一際大きな脈が放たれ溢れ始めた白濁を感じつつ、ピークが過ぎてしまったのを察知した瑞鶴は、徐々に勢いを衰えさせてく愛しい熱を、しっかりいだく様に身体を密着させる。
「れるっはぁ…。すいとられるっ…むぐっ…」
「はぁふぅ…んっ。ダメぇ…ぜんぶ…はむぅ」
既に頭をソファーの背もたれに投げ出している提督と、注ぎ終え膨張を静まらせていく一物に、瑞鶴は名残り惜しむ様に身を捩らせ、舌と奥を絡ませ続ける。
ビュププッ…、ビュププッ…、ブピュプッ…。
「ふぅっ…ふぅっ…ふぅ…」
「ぁん…。あっ…あっ…ん……」
今度は最後まで受け切ることができた。
彼を置き去りに昇りつめてしまうのではなく、抱きしめ合い、脈と共に込み上げ、満ち溢れ浸透していく、互いを隔てる形が全て溶け合うような深い絶頂を潤い浴びた。
瑞鶴は、息苦しさでなく快楽に乱れた呼吸を付きながら、固さはまだあるものの怒張を鎮めた一物を、まだじんわりする自らの内で優しく包む。
額と胸元、さらに背筋にも汗が滲んでいるのに気が付くが、未だ反響を残す余韻が対処を放棄させる。
彼女の身を抱き続けている提督に体重を預け、前の時と違う、一緒に最後まで迎えられた、最後まで互いに感じ合えたと言う充足感に身を浸す。
そうしていると、先ほどの深い絶頂の余韻に震える奥が、もうおかわりを望み始めているのを自覚してしまった。
しかしさすがにそれは、脱力し震える続ける身体が「今は無理」と告げていた。
「いっぱい、出てたね…」
「あぁ、凄かった…。膣内でプルプルの唇が咥えてるみたいでヤバかった」
「二人とも凄かったわぁ。少し妬けちゃった」
「ふはぁ~。わたしケッコンして良かったかもなぁ…」
「あらっ!」
「おぉ?」
「違くてっ!エッチが良かったとかじゃなくて。いや気持ち良かったけどぉ…。何か色々恥ずかしいとこ見せちゃってるのに、引かないでいてくれると言うか、むしろ喜んでくれてると言うか…。なんか求められてるなぁ~と、それは嬉しいなぁ~と」
「今日の瑞鶴はとっても素直ねぇ。可愛いっ」
「瑞鶴うぅ~。むちゅっむちゅっ!」
「んんっ、ちょっと!その顔はヤメテ」
「愛情表現だろー?ちゅっちゅっ」
「ちょ…もうっ。ちゃんと普通の顔してよ、ほら」
「ん…そう。ね?」
ちゅ…ちゅる…れろ…。
「んはぁ…んっ…んっ…。はぁ……? あぁんっ!
今またちょっと出したでしょ?」
「だって瑞鶴可愛いし…」
「提督~次は私ですよっ、もうっ」
ちゅっ…むちゅっ!
「んへへっ、これからもヨロシクね、提督さん!」
「ああ任せろ!だが夜は、まだこれからだぞ?」
「そーゆー意味じゃ…?まぁいっか」
つづく