病ンデルその先に 作:エロ人
青葉モカ編【ReWrite】 前編
俺の名は青木ダイスケ!羽丘高校ギター部に所属しているDKである!!
うちのギター部はそれなりに有名で、ゲーム会社に曲を提供していたり、ちょっとデカめなライブハウスでライブをしていたりして、それなりに稼いでいる()。
「よし、今日こそ新曲仕上げるかぁ」
今日はとあるゲーム会社の音楽ゲームに提供する曲を仕上げる。締め切りはまだ余裕があるのだが、早めに仕上げたい所。
「よし、んじゃスタート」
もう既に他の楽器のオケはできている。あとはギターの音を取り込むだけ。ちなみにギターはいつも一本録り。なのですぐ終わる。
♩ ♫ ♫♫
よし、
「終わったぁぁ」
そしてサクッとミックスして終了。ここまで1時間。
「よし、帰るか」
他の部活仲間に帰ることを伝え、昇降口へ向かう。
「あ、ねぇちょっと〜」
「ん?あれ?青葉ちゃんじゃん」
「もぅ〜、モカちゃんって呼んでよ〜」
「いっけね!あとで直す。んでなんすか」
すると青葉ちゃんはモジモジしはじめ、
「あのねぇ、そろそろ返事が欲しいなぁって」
顔を赤くしながら言った。
「あぁ、そうっすねぇ」
これは昨日の話。
青葉ちゃんとは前から知り合いで、向こうもバンドでギターをやっていた事もあり、話も合ってすっかり仲良くなった。そして昨日、昼休みに呼ばれ、
「あなたのギターを弾く姿に一目惚れしていました。なので付き合って欲しいです」
いつもの青葉ちゃんはどこ行ったのか、めちゃくちゃまともな口調で愛の告白をしてきた。
「え、えっと」
突然のことなので返事に困った。
「むぅ、じゃあ明日でいいから返事聞かせてねぇそれじゃぁ」
と、行ってしまった。
そして今日、青葉ちゃんは約束通り返事を聞きにやってきた。
「あのそのことなんだけど、今部活の方がめちゃくちゃ忙しくて、これからは今みたいに早く帰れる時間も、休みの日もなかなか無いと思う。なので、悪いけど、断らせてもらう」
沈黙の空気が漂う。
「ふーん。そうなんだ。なら、その部活やめてよ」
「へ?」
「だーかーらー、その部活やめて、モカちゃんとラブラブしよ?その方が楽しいよ?」
「いや、そういう問題じゃなくてさ」
「ギターだって、部活じゃなくてアタシと弾いてた方が、何百倍も、何千倍も楽しいと思うけどなぁ」
「あのさぁ」
「それともあれ?部活のルールで恋愛禁止みたいなのとかあるのー?」
「いやないけど」
「ならいいじゃん、アタシと付き合ってよ」
「だから、俺は部活に集中したいんだ。恋愛に構う暇はないんだ。だから」
「じゃあ、力づくでいただこうかなぁ」
青葉ちゃんは、冷たい声でそう言った。
「ち、力づくってなに」
「こういうこと♩」
青葉ちゃんは押し倒してきた。
「いった、なにすんねん」
「既成事実作っちゃえばこっちのもんだからぁ、今からセックスしよーなんて」
「いやいやいやいや」
「なんで〜?この可愛いモカちゃんとセックス出来るんだよぉ?嫌なわけないよね〜?」
「バカにしてんの?」
「とにかくダイちゃんと一つになりたいのぉ、いいでしょ?」
やばい。めちゃくちゃ狂ってる。なんとか打開しないと。
「なぁ、青葉ちゃん。こんなことよくねぇよ」
「だーかーらー!モカちゃんって呼んでよ!!呼ばない悪い子にはこうだから」
青葉ちゃんは俺にキスをしてきた。それもかなりディープの。舌がすごい絡まり、なかなか息できない。このままじゃ窒息しちゃう。
「んん。はぅ」
青葉ちゃんの方も顔を赤くし、ものすごいとろけた声を出し、何度も息継ぎをしながらキスをしてくる。
もう限界だ。俺は青葉ちゃんを押し返した。
「え」
青葉ちゃんはキョトンとした顔で見つめてくる。
「何で、なんでそんなに拒絶するの?」
青葉ちゃんは泣き出してしまった。
「ちょっと泣くなって」
「だってぇ」
俺は困った末、ハンカチを渡した。
「これで涙拭きな」
「うん、ありがとう」
そして青葉ちゃんはハンカチを持つ俺の手を掴んだ。
「はい捕まえた〜」
俺は驚いて、思いっきり手をはらった。さっきのは嘘泣きだった。
「もうむりぃ!!」
俺は逃げ出してしまった。
「あ〜鬼ごっこぉ?いいねぇ、絶対捕まえるんだから♡」
こうして、青葉モカとの鬼ごっこが始まった。