病ンデルその先に 作:エロ人
ガルパのイベント「追想、いつかのクリスマス」にてアフロの幼少期が登場しましたね。その時幼少期の蘭は一人称が「あたし」でした。
依存心は私の想像の勝手です(でも他の蘭のヤンデレ小説を読んでるとどれもちょっと依存心強めかも)
そして重要なポイントは、所々変わっているところでした。そうです。蘭は身体もそうですが髪型が一番変わっていましたね。赤メッシュ。性格もちょっぴり変わってるのかな。
それでは前書きもここまでということで、本編をどうぞ!
「やっと会えたね。賢真♡」
そこには、あの頃の幼さがちょっと残ってて、その反面印象がガラリと変わった、美竹蘭の姿があった。
「蘭、蘭なのか?」
「そうだよ。よかった。覚えてくれてて」
「うぉはぁ〜、めっっちゃ久々やん」
「そりゃ10年間会えてなかったからね」
「まぁ今誰もおらんし、上がって、どうぞ」
「うん、にしても大きいね」
「まぁじいちゃんちだからな。いいよ入って」
「おじゃまします」
蘭を居間に案内し、お茶を出す。
「にしてもお前、マジで蘭か?」
「当たり前じゃん。どうして?」
「いやその髪型」
「あ、これ?実はね」
それから蘭の今までのことを話してくれた。俺と別れた後、すぐに公園で4人も友達ができて、今も幼馴染として遊んだり親交を深めている。俺以外の友達がちゃんとできてて安心した。さらに蘭の髪型。元は普通の黒髪だったのに、左頬にかかる髪にに少し赤メッシュが入ってる。これは、蘭がその幼馴染たちとバンドを結成して、その活動の象徴として染めたらしい。
「ほう...親とか何もいってこなかったんか」
「最初は父さんが死ぬほど反対してたけど、いまはライブも毎回来てくれるほど認めてくれてる」
ふーん。いいおやっさんじゃないか。うちのゴミ親父(レベルアップしました)とは大違いやなぁ。
「ところで、賢真はどんな感じだったの?」
「わたくし?せやなぁ」
次は俺の10年間を話すことにした。まぁ蘭見たく順風満帆ではない人生を語ると、蘭はずっと下を向いてブツブツいっている。
「お、おい、いろいろ大丈夫?」
「あ、ごめん!せっかく話してくれてるのに」
「気にせんでいいし、ぶっちゃけ聞かなくてもええで」
「それにしても酷いね。賢真のお父さんは昔からクズなのは知ってるけど、まさかお母さんまで、アタシノケンマヲコンナニクルシメテ...」
最後らへん何いってんのかよく聞こえなかったが。
「そういえば。ダンボールすごい山積みだね」
「ん?あーあらかじめ届いてたのね」
そこには前住んでた家の荷物が入ってる。まぁ対したもんはないが。
「あ、みーつけた」
「オイオイオイオイ人のもん開けんなやぁ、ってそれ俺の卒アル!」
「ねぇ、見ていいでしょ」
「えーハズい」
「賢真どれかなぁ」
聞いとらんし。
そんな蘭を放っておいて荷物を整理してると。
「...ねぇ、賢真」
「ん?」
「この女、誰?」
「女っておま、キャー、それワイの元カノ」
「...元カノ?」
その写真には、俺と元カノのツーショット写真が載っていた。にしてもなんで学校公認カップルみたいな扱いになってるんですかね...
「そいつ自分から俺に告っといて、浮気したんだぜ?そんで俺のこと振った。最悪だろ」
少なくてもこの写真の時から浮気はしていたはずだ。なのでこの卒アルはあまり気に入らない。
「やっぱり、賢真はあたしがいないとロクな目にあわない。賢真にはあたしが必要。そしてあたしも賢真が必要。ケンマケンマケンマケンマケンマケンマ...」
突然目から光をなくし、お経みたいにブツブツなにか唱えてる。ちょっと怖い。
「ま、まぁこんな話もう終わり!!ちょっとこの荷物俺の部屋に持ってくわ」
そして俺はちょっと居間から離れ、荷物を自分の部屋にする場所に置いてきた。
「なんか下から音がするな」
なんか、ガサッ、とかドンッとか。ドン!?
「まさかダンボールが倒れた?」
もしかして、ダンボールが倒れて、蘭が下敷きに?
「蘭!大丈夫か!?」
俺は急いで居間へ降りた。
「お、おい」
そこにはさっき片付いてた居間とは全然違う部屋になっていた。綺麗に積んであったダンボールが散乱していた。足の踏み場もない。まさか、本当に、
「賢真?」
「ら、蘭...?」
そこには、ボロボロになった俺も卒アルを持った、蘭の姿が。
「お、おい、これ」
「あ、これ。さっきまで写真探しててさ、ちょっと荒らしちゃった。ごめん」
「ちょっとどころじゃないぞ」
「賢真ってさ、ほんとにこの女と仲よかったんだね。でも賢真は何も悪くない。悪いのはこの女。あたしの賢真に馴れ馴れしく近づいてきて、挙げ句の果てに浮気?ふざけないでよ!!賢真をなんだと思ってるの。ユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイ」
「お、おい、蘭」
「もうだいじょうぶだよ?これからはずっとあたしがそばにいて、そんな辛いことがあっても守ってあげるから。だから、
モウズットイッショダヨ♡」
ヤバイ、ヤバイヤバイ。めちゃ狂ってる。これは近づいたら、まずでまずいことになる。
「ら、蘭、落ち着けって」
「なに?もしかしてまだあの女に毒されてるの?ナオサナクチャ、アタシノケンマヲ、ナオサナクチャ!!」
そして蘭は俺に向かって走ってきた。
「おっと!」
「まってよ、どうして避けるの?」
「...クソ!」
俺は家から出て必死に走って逃げた。その足を止めたら、すぐに捕まってしまう。そう思いながら必死に足を動かした。
その頃蘭は
「逃げちゃった。どうして?どうしてあたしが、守って、あげるっていってるのに...」
蘭は一人泣きながら、そう呟いていた。
いかがでしたでしょうか。ちなみに蘭の赤メッシュの理由は定かではないようで。ということで勝手にバンドの象徴ということにしてしまいました。蘭推しの方、納得いかなかったら申し訳ありません。
さぁ、次回はいよいよ蘭とのマッチング!お楽しみに