門を開く者アリス VS サイボーグ筋肉賞金首
「ねぇ、これ――アンタでしょ?」
過去の大戦争が焼き払った、照りつく荒野の乾いた風に吹かれ、足元に滑り込んできた一枚の紙。
己の姿と金額、そして『WANTED』とが大々的に書かれた紙――手配書を拾い上げた筋骨隆々の大男は、愛車の整備を切り上げ声がした方へと向き直った。
「やっぱり。手配書通りのあったま悪そうな間抜け面ねぇ」
その先に居たのは、子供。
見下した態度を隠そうともせず、生物のように動く尻尾を生やし、パンクで露出多可な衣装に身を包み、手に握られているのはダガー付きの二丁拳銃。
確かに、頭が良いと自負できるほど上等なモノは乗っかっていない男の首であったが、このガキの格好と目的ほどは馬鹿げていないと眉間に皺を寄せた。
「あたしはアリス。これからアンタをお役所にしょっ引く、超一流のトレジャーハンターよ」
小振りな胸を自慢げに張る少女の言う事は、どれも酷くリアリティに欠けており、無法に生きる賞金首すら、この非常識にどう対応するべきか固まってしまう。
「な、なによ! 確かに今は路銀が尽きてバウンティハンターの真似事なんてしてるけど、アリスって言えば数々の遺跡を踏破してきた、知らなない奴は居ない伝説のトレジャーハンターなんだからね! ……元の世界では」
アリスなどと言うトレジャーハンターなど聞いた事も無いし、最後に付け足した小言は聞き取れなかったが、どうやらこのメスガキは本気で自分を捕らえに来たらしい。
それさえ分かれば、あとはいつも通りだと、男はボキボキと拳を鳴らして臨戦態勢に入る。
「そ、最初からそうやって、やる気になれば良かったのよ」
善人、無抵抗な奴、戦意を失った奴。
アリスが構える双銃、アンリ・マンユとアエーシェマは、そいつらは撃たない。
逆を言えば、悪人、抵抗する奴、戦う気になった奴には、何のためらいもなく引金を引けるという事だ。
「さぁ、観念してあたしのディナー代とデザート代になりなさい、賞金首!」
小悪魔的な笑みを浮かべ、異界へと続く門の先で待ち受けていた戦いへと、アリスは挑む。
荒野を舞台に、生と死を賭けた戦いの幕が、双銃の発砲音と共に開かれた……。
――一時間後――
「くっ、ほんっとしぶとい!」
荒野に射す日の傾きが変わるほどの時が過ぎても、アリスと賞金首の戦いは未だ決着が付かずにいた。
悪態と共に放った銃弾が、またもや賞金首の逞しい腹筋に直撃するも、肌を抉った所で軽い金属音と共に弾かれる。
「もー! サイボーグとか聞いてないわよー!」
抉れた人口肌から覗く鋼色は、この男が肉体の殆どを機械に挿げ替えたサイボーグである証だ。
アリスが放つ弾丸の口径では額に直撃しても致命傷にはならず、もう一つの武器である、持ち主の思い通りの軌道を描く鞭も、敵の剛体にはどうにも効果が薄い。
「っとと!」
では、賞金首の男が圧倒的に有利かと問われれば、そうとも言い切れない。
彼が受けたサイボーグ手術は確かに肉体を堅牢な鋼に変えたが、代償として筋肉が本来持つしなやかさと軽さを奪っていったのだ。
またしても突進から放った大ぶりな拳をあっさりと潜るように回避され、開いた脇にすれ違いざま、何発もの弾丸が撃ち込まれる。
「ほらほら、またノロマになった♪ 流石にそろそろヘバって来たんじゃない?」
愚鈍な賞金首の攻撃は、俊敏な上、計算され尽くされたアリスの行動をまるで捉えきれず、常人ならば何十回あの世に送られていたか分からないほどのカウンターを都度に受けていた。
小生意気な笑みを浮かべるアリスの言う通り、一時間も銃弾を浴びた賞金首の肉体は、軽くないガタが各所にき始めている。
対するアリスは、長時間の戦闘に激しい苛立ちこそ覚えているが、呼吸の乱れや足取りのふら付きといった消耗は殆ど無い。
その気になればもう一時間だろうと戦える自信と自負を抱いているアリスだったが、彼女の聡明な頭脳は、その必要は無いだろうと回答を導き出していた。
(さって、そろそろかな……?)
先程から賞金首の視線が何度も自分から離れ、別方向を向いている。
アリスも悟られぬよう確認した、男の視線の先にあったのは――賞金首が整備していた大型のワゴンカーだ。
錆の浮かんだ車体は装甲や下品なペイントがいくつも雑多に貼られており、バンパーにトゲがビッシリと装着、どう使うのかルーフにはフック付きのクレーンまで付いた、合理性や機能性の欠片も感じない改造車。
荒廃した世界ならコレが限界なのだろうかと、探究者の本能が思わず考察するが、今は忘れる。
重要なことは、これが、いつでも走り出せる乗り物であるという点だ。
(来たっ!)
そうしてアリスの読み通り、情勢の不利を悟った男は数歩の後ずさり――車のトランクを開き、中へと脱兎のように逃げ込む!
「単純単純ッ!」
すかさずアリスは地面を蹴り男の背を追いかける――のではなく、車体の周囲を素早く一周する!
車である以上、どの世界でも共通の弱点、四カ所のタイヤを全て撃ち抜きながら!
「はい、ざ~んねんっと♪」
プシューと気の抜けた音と共に、車体が沈んでいく。
どのような速度を出せる改造車であろうと、タイヤがここまでバーストしてしまえば関係ない。
ただの撓んだゴム塊になった車輪で、この荒れ地を走破することは不可能だ。
「中からでも分かるでしょ? これでもう逃げられないわよ」
王手を確信し、勝ち誇ったようにツインテールを掻き上げてアリスはワゴン車に勧告する。
「さっさと観念して出て来なさい!」
威嚇目的に一発、装甲が厚いバックドアに銃弾をぶち込むが……低く唸る機械音が帰ってくるだけで、賞金首からの返事はない。
「へぇ~……そういう態度で来るのねぇ~……?」
拗ねた子供のように、安全地帯から引きこもって出てこない往生際に、アリスの堪忍袋は限界を迎えつつあった。
ただでさえ面白くも危なっかしくもない、作業めいた戦闘を一時間もさせられた上、これ以上無駄な遅延行為をしてくるというのなら――彼女にも考えがある。
「これが最後の警告よ! 今から五秒以内に、そこから出なさい。さもないと……」
言い終える前に、アリスは自らのチョーカーに触れ、埋め込んだ石の封印を解く。
ヴィローチャナと呼ばれるそのオーパーツは、持ち主の潜在能力を引き出し、限界以上の実力を発揮させる力を持つ。
そして、この力を使ったアリスの肉体は、引き出した潜在能力を満遍なく振るえるよう、一時的に爆発的な成長を遂げるのだ!
「その悪趣味な車ごと吹っ飛ばすわよ?」
ツインテールが解け、未発達な子供だった身体が一瞬にして成熟し、妖艶な女性が姿を現す。
もともと際どかった衣装は、急発育した乳肉や尻肉でムチムチと押し上げられ、ほぼ丸出しだったショーツはそこから更に食い込みまで見せているが、一気に重厚感を増したのは女としてだけではない。
自身は「ブースト」と呼んでいるこの力を解放した状態のアリスは、卓越した身体能力を会得し、普段とは打って変わった剛力を振るう戦闘スタイルへと変化させる。
吹っ飛ばすというのは比喩表現ではない。
ブーストをかけた今のアリスならば、鞭の一振りでワゴン車程度ならば軽々と吹き飛ばすだろう!
「ひと~つ、ふた~つ」
手にした鞭を引っ張り、愚かな臆病者への威嚇音を鳴らしながらカウントを進める。
「みっ~つ、よ~っつ」
目を細め、サディスティックに頬を吊り上げる大人アリス。
賞金首の生死は問われていないし、まぁあれだけ頑丈ならば全力で吹っ飛ばしても何かしらは残るだろう。
出てこないなら彼女は、本気で車ごと賞金首を吹き飛ばすつもりでいた。
今までの何もかも計算ずくといった姿勢とは裏腹な大雑把さであるが、これはブーストによる副作用であり、この姿になったアリスは代償として思慮深さを失ってしまう。
無論それは、ブーストを使う前のアリス自身も認識済みの欠点であり、つまりここまで追い詰めた筋肉ダルマ相手ならば、もう頭を使う必要はないと判断した――
「いつ~――」
その慢心が、今、彼女の喉笛に牙を突き立てようとしていた!
「つぅえ!?」
この時を待っていたと言わんばかりに、唐突にバックドアが内側から吹き飛び、中から雄叫びを上げて肉弾が突進!
悠長にトドメを刺すつもりで鞭を振り上げていたアリスに、間の抜けた驚嘆の声以外を上げる暇など無く――
「ぐげぇッ!!?」
ショルダータックルが、無防備な胸に直撃!
成長してなお一回り以上ある対格差から繰り出された突進は、メキメキメキメキとアリスの体内を軋ませ、急成長したおっぱいごと内臓を押し潰し、眼球を裏返させる!
ブースト状態でなければ、致命傷になり得たかもしれないほど重い一撃。
だが、賞金首の猛反撃はこの程度では終わらない!
「がふぅッ!?」
タックルの勢いのまま、肉弾ごと背後にあった岩盤に叩き付けられるアリス。
「けほっ! げほっ!」
押しつぶした男の巨体が離れると同時に、咳き込みながらよろめきつつも、膝だけは折るものかと踏ん張って上げた視線の先には――
「えっ、ちょ、待っ!?」
既に目いっぱいまで振り上げられた、岩石のように強固に握り絞められた男の拳!
数多の銃創を受け、怒り狂う賞金首に今更待ったの言葉など通用しない。
「おごぉッ!!?」
端正に整ったアリスの頬に、強烈なパンチが容赦なくめり込む!
「ま゛っ! いだっ!? ひぎっ!? あぐ、ぐぇぇ!!?」
続く怒涛のラッシュが顔面以外にも、しなやかなくびれや、豊満に育った巨乳、溝内といった急所まで満遍なく殴打!
背にした岩盤にひび割れが入っていくほどの剛腕を、成すすべなく受け続けるしかないアリス。
だが、美女をぐちゃぐちゃの肉塊に引き潰すような、傍目からの凄惨さとは裏腹に、アリスのダメージはかなり少ないように見える。
せいぜい少量の鼻血や青あざが肌に浮かぶ程度で、あれだけの攻撃を受けても骨折すらしていないのは、彼女が纏う防護溶液のオーパーツのおかげだ。
不可視のナノマシンとして持ち主の全身を守護し、あらゆるダメージを軽減する。
そこにブーストによって上昇した基礎スペックが加われば、アリスは薄手の外見からは想像もつかないような防御力を得ることが出来るのだが……、
「あぐっ……う……ぅ?」
ふと、己の足元に違和感を覚えた男は、暴行を止める。
見下ろした先のブーツに付着した、乾いた地に似つかわしくない湿り気とシミ。
疑念と共に視線はごく自然に上へと辿って行き、謎の液体は女の内股を伝って――
「なっ!? ちがっ!?」
股に食い込んで淫核や割れ目をクッキリ浮かべる純白のショーツに、じんわりと広がる黄色いシミを作っていた。
「こ、これはお……おしっこじゃなくて防護溶液! 防護溶液なんだからっ!」
あれだけ殴られたというのに、意味の分からない弁明をする余裕と元気を持った……そういえばちんちくりんのガキだった筈なのに、いつの間にか見違えるほど成長している女の姿。
大して賢くなくとも違和感しかない状況に、無数の疑問符が浮かぶが、
「くぅぅ……最っ悪! こんな雑魚相手に、防護溶液をオーバーさせられちゃうだなんて……!」
ガキでは無く女であるならば、いくらでも楽しみようがある。
舌なめずりと共に、男の股座が怒張の膨らみを生じさせた!
「えっ、ひゃぁ!!?」
唐突に下ろされたファスナーから、ボロンと零れ落ちた醜悪なイチモツ。
卑猥な形状も鼻を突くような激臭も、生娘であるアリスには刺激が強すぎ、思わず悲鳴を漏らしてしまう。
「なっ、なんてモンだして、きゃあ!?」
賞金首は、筋骨隆々な体躯で大人アリスを軽々とベアハッグ!
(な……なによこの大きさぁぁ!!?)
子宮の奥まで貫通させてしまいそうな巨根をゼロ距離で一度メスへと意識させてから、
「あっ――ひぎぃッ!?!?」
改めて一気に力任せで、根元までメス急所にぶち込むのが男の拘りだった!
「あ゛っ、い゛っ、ひっ――ひんぎいいいいぃいぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!?!?!?」
外聞も気品かなぐり捨てた、アリスの絶叫が荒野に響き渡る!
いかにブーストで防御力が上がっているとはいえ、所詮処女膜など薄皮一枚。
怒張の侵攻を止められる筈もなく、一撃で突き破られ、呆気なく散らされてしまう!
「い゛やぁぁぁ!!? 処女ぉおぉぉ!? わだじの処女がおげぇぅ!!?」
処女喪失の悲痛な悲鳴も、始まった密着ピストンの前に子宮ごと押しつぶされる。
鼻息荒く外側は腕に締め付けられ、内側からはペニスによって内臓を拡張される圧迫感に、アリスはただ悶絶することしか出来なかった!
「おごっ!? ひぎっ! ぐるじっ、や゛めっ、ごわれるっ、大事などこごわれるぅぅぅぅぅ!!!」
前戯の類も無く、強いて言うなら防護溶液が弱いローション程度の潤滑剤で行われるファックに、快感などある訳がない。
相手の事など一切考慮しないハードセックスは、破瓜の痛みなど些細なレベルで蹂躙し、苦悶に眼球を裏返したまま、アリスはただ己の苦境を叫び散らす。
それが賞金首の耳に入るごとに、加虐の興奮に薪をくべ、凌辱が更にエスカレートしていくとは気づかぬまま……。
「はっ、ハぎッ、ひんぶうっ!!?」
後頭部を鷲掴みにされ、捕食されるようなディープキス!
無論これもアリスにとっては異性とのファーストキスになるのだが、そんな甘酸っぱさとは当然無縁の息苦しさが襲い――
「ぶっ――うんぶううううぅぅぅううぅぅぅぅぅ!!?!?」
イカ臭さしかない男の特濃ザーメンが、アリスの膣内でぶちまけられた!
体格に見合う大量の白濁は、一瞬にして彼女の女壺を余すところなく満たし、溢れた分がペニスの僅かな隙間から噴き出す!
「ぷぱっ……あ……あぁぁ…………」
膣出し射精をキメられ、忘我のままアリスは力なく男にしな垂れる。
「は~っ……はーっ……はぁぁ……」
肩で息をし、流れ落ちた汗で髪が額に張り付く。
女陰からザーメンを垂らし、虚空を見つめる表情からは、絶望感や虚脱感が張り付いていたが――それ以上に、やっと終わったという安堵の方が濃厚ににじみ出ていた。
無論、これはアリスの勘違いであり、これから終わるのは凌辱では無く、
「えっ……? やっ、うそ、待って、このタイミングで戻ったらガァッ!?!?」
自身にかかったブーストの効果と、
「あ、がっ、ががっ……がひっ……!!?」
それによって、大人状態でも巨大すぎたペニスが未だ刺さったまま、幼児体型に戻ってしまったアリスの人生だった……!
「ぴっ、ぴぎっ、ギひギぃッ……!!?」
賞金首のデカマラは、縮んだアリスのロリ女性器では明らかに収納できるサイズではない。
当然の帰結として、下腹部は棒状にせり上げられ、凄惨なボコ腹と化してしまう!
「だずっ、げでっ……! お願い……ごれ、抜いで……抜いでぇぇ……!」
ミチブチミヂと限界以上に広がったマンコから音が聞こえてくるほどの苦痛が合わさった結果、もはやアリスには欠片の余裕も猶予もない。
肉体は警鐘を鳴らすようにビクンビクンと痙攣、限界まで見開かれた眼にはスパークが散っており、貧乳乳首は快感では無く命の危機にピンと硬直、
「ごんなっ、じぬっ……ごんなので、死んじゃうの゛……い゛や゛ぁぁぁ……!!!」
パックリと開いたまま戻らない尿道からは、今度こそ言い訳のしようがない失禁がチョロチョロと漏れ、竿を伝って地面を濡らしていった。
「お願いだからぁぁぁ……もういのぢ狙わな゛いがらぁ……だずげでっ、これ抜いでぇぇ……」
もはや知的を気取って大人ぶっていたトレジャーハンターの姿は完全に消失しており、幼児退行して泣きじゃくり、命乞いをするボコ腹メスガキ。
手で支えなくても、杭のように刺さった己の勃起だけで固定できてしまうアリスを見下ろし、賞金首の男は考えを巡らせるようにじっと観察してから――彼女の腰を鷲掴みして、イチモツを引き抜き始める。
「お゛っ!? お゛っお゛っお゛ほぉぉ~~~……!!?」
ゴリュゴリュゴリュと内臓を丸ごと抉り抜かれていくようなカリに、舌を突き出し仰け反りオホ声をあげるアリス。
ゆっくり抜かれていく竿から、処女膜の血とザーメンが混ざり合った紅白汁がボタボタと滴る。
絶命寸前の虫のように足をばたつかせ、涙と鼻水でグズグズな悶絶アヘ顔を晒すメスガキの、惨め極まりない痴態を特等席で堪能していた賞金首の腕が――
「え゛……ぃ゛……?」
亀頭を引き抜く、最後の瞬間に、止まる。
「な、なんでぇ……最後まで……抜いで……早ぐゅ……!」
本人からすれば勿体つける理由が分からず、反射的に飛ばした懇願だったが、男からすれば彼女の言葉は――立場も序列もまるで分かっていないアリスからの『指図』は、
「がピギュ!?!!?」
ロリ子宮拡張破壊ピストンを決行させる、最後のトリガー!
全力で根元まで押し込んだ極太ペニスは、アリスの膣を限界以上に拡げ、入り口すら貫通し、子宮底を変形させるほど突き上げた!
「かっ……カヒッ……ヒギッ、ヒギェ……ヒギッ……!!??!」
潰れたカエルのような声を上げ、再度チンポ型に膨れ上がった腹部から発せられる異常信号に、全身の筋肉がピン、と筋張り、
「ほ……ぉヒギィィィィ~~~~~~…………!!!!」
顔面を真っ赤に充血させながら食い縛った歯から蚊が泣くような悲鳴を漏らし、力んだ尿道からホースの口を絞った時のような勢いで噴き出す。
ブシャァァ……と噴出される黄金水は、まるで心臓を鋭利な槍で一突きされた時のような血飛沫にどこか似ており、
「ギッ、アギッ……! ヒ……へッ、へ…………へげ」
全て出し終えると共に力尽きるのも、全く同じであった。
己に突き刺さったままの剛直にだけ身を任せ、ぶらんと宙に揺れるアリスの手足。
限界まで見開かれ裏返ったままの眼球や、重力に負けて垂れる首と舌、不規則に痙攣する肢体は、一見すればチンポに突き殺され、そのまま息絶えたかのようにすら思えたが、男が試しに指でアリスの貧乳を押さえてみれば、まだ心臓は動いているのを確認できた。
勝利を収めた後も、まったくもって意味不明なメスガキであったと男は首を捻る。
ガキマンコはこのように一発で簡単に壊れてしまうため趣味ではなく、使うとしても使い捨てのオナホ感覚で雑に処分する賞金首ではあったが、コイツは何かが違うようだった。
「ひゅー……ひゅ、あげっ……ひゅー……」
ガキのコイツには興味がないが、女になったコイツのマンコは極上の名器。
賞金首の男が先程から気にしていたのは、荒っぽく使っても壊れないほど頑丈になる女の仕組みだけであり、このままヤリ捨てるのは惜しいとあらば、もう一射精してから連れて行く場所は一つであった……。
――一時間後――
(くうぅぅ……最悪最悪最悪最悪……ほんっと最悪……!!!)
ひたひたと、素足で金属床を歩きながら、アリスは心中でもう何度目か分からないほどの悪態をつき続けていた。
(こんなド変態に負けるだなんてぇぇ……! 装備も取られるし、処女もファーストキスも……あぁぁぁ、末代までの恥よ! ママにも顔向け出来ないぃぃ……!)
彼女の性格からすれば、愚痴や不満不平の類は胸中にしまい込む事などせず、思いっきり喚き散らすのが常ではあったが、
「ふぐっ、ふごぉぉぉ……!」
流石にボールギャグを噛まされた現状では、どのような言葉も発せられる筈もない。
しかもアリスが気絶から目覚めた時には、顔には頭を覆い隠すラバーフェイス、身体は恥部が露出したベルト状の拘束具が腕ごと巻かれており、更に股間には――
「ぷぐぉぉぉ!?!?」
(んいぃぃぃ!?!? お股中から引っ張らなくても歩く、歩くってばぁぁぁ!)
ロープ付きのフックが拡張済みヴァギナに深々と入れ込まれており、男はまるでペットでも連れ回すようにアリスの膣肉を内側から引っ張り、彼女をどこかへと連れて行こうとしていた。
(こ、こんな変態みたいな恰好させて……い、今に見てなさいよぉぉ……!)
この様な扱いをされ、あれだけ凄惨な凌辱を受けておきながら畏縮することなく、既に気を取り直して報復に燃える反骨精神は見事と言える。
彼女の脳内からは既に、「もう狙わない」という約束は前後の記憶ごと抹消済みであり、脳裏には開き直りめいた報復プランが沸々と渦巻いていた。
(……? 誰かと話してる……?)
ふと、足が止まり、少し遠くから話し声が聞こえる。
内容は分からないが、トーンや気配から恐らく男が一人。
意識を研ぎ澄まして、なんらかの情報を得られないかと苦心するが、
「ひゅぎょぉおおぉ!!?」
フックが動き、膣肉を引き抉られ、悲鳴と共に断念せざる得なくなってしまう。
(た、大切に扱いなさいよ女の子の大事な場所をぉぉ……! …………え、ちょっと!?)
と、同時に、誰かが来た道を折り返して去っていく音がアリスの耳に入る。
(嘘ッ!? まさかあたし、コイツに売られたッ!?)
状況から察するに、ほぼ間違いないだろう。
あのサイボーグ賞金首から、見知らぬ人間に売り渡されてしまったのだ。
(へ~……そういう事する? しちゃう? 上ッ等じゃないの……!)
あの男にはさっさと引導を渡してから、こんな最低な世界からはさっさとオサラバする予定だったが、どうやらもう少々ここに留まる理由が出来てしまった。
何があっても必ず見つけ出して、追い詰めて、装備を取り返してから然るべき鉄槌を下す。
となれば、最初にやるべきことは――
(ま……ここから逃げ出す方法、考えとこ……)
手は封じられ、様々なオーパーツ含めた装備品も全て没収。状況は限りなく最悪に近いが、勝算が無いわけではない。
アリスは自分の幼さすら武器であると自負している。適当な演技で油断したところを体術で組み伏せてやれば、只のロリコン相手ならば余裕で出し抜けるだろうと笑みすら零れそうになる。
あえて先に、少し未来の話をしよう。
アリスが賞金首の男と再会するのは、そう遠い未来の話ではない。
賞金首がアリスを手渡した男はドクターと呼ばれる、彼の身体をサイボーグへと改造した張本人。世界が戦争で荒廃する前から様々な非人道的研究に打ち込んでおり、法も秩序も意味を失くして久しい現在を、もっとも楽しんでいる人種の一人だ。
男がドクターに彼女を引き渡した理由はただ一つ。ブーストの原理解明を求めての事。
なので正確には売ったと言うよりは引き渡したというのが正解であり――それが、アリスの命運を絶望的に決定づけていた。
アリスがブースト能力を使えるのは首に巻いていたオーパーツのおかげであり、全ての装備を没収されている現状、当然その力も使えない。
つまり、これから先、旧知から聞いた最高に興味深い被験体は、どう弄り回してもドクターは満足のいく結果を出すことが出来ないと言う事であり――
(とりあえず真っ先に確保するのは銃よね、銃。今度はあの筋肉ダルマにも通用するぐらいすっごいの用意して……え?)
不意に、どちゃり、と身体が前のめりに地面に叩きつけられる。
ラバーフェイスがアリスの目を覆い隠しているため、何かに躓いて転倒するのは決して不思議なことでは無かったが、拭いようのない不自然が経験の海から溢れ出してくる。
躓いたならば、爪先に当然走るはずの感覚が無かった。
だが、この程度は続けて襲い掛かるもう一つの不自然の前には、余りにも些事で、温い。
(な、なんで……あたしの足……動かない……のよ……?)
立ち上がろうとしているのに、全く足が動かない。
痺れてしまった――なんていうのとは、違う。本当に微塵も力が入らないのだ。
そう、まるで、これでは、本当に、
――両脚が突然、自分の物では無くなってしまったかのようで……――
「ぶ――ブモ゛オ゛オ゛ォォォオ゛オ゛オ゛ォォォォオォォォ!?!? モ゛ッ!? モ゛ゴッ!!? ブッ、ゴブッ、モ゛オ゛オ゛オ゛オ゛ォォォォォォゴッボオオオオォォォォォォオォ!!!!!」
レーザー切断装置の停止を確認すると、ドクターは満足気に逃げ出すことが出来なくなった被験者の膣に食い込んだリードを引っ張り、研究所の奥へと引き摺っていく。
この絶叫が止む前に『処置』しなくてはならないため、被験者がのたうち回りながらまき散らす小水と『その他』は今はスルー。
充満する鉄の臭いが、彼の中で期待感となって満ち溢れていく。
その期待感がやがて失望に変わり、飽きになり、試行錯誤となり、十日ほどしてから賞金首の男が様子を確認しに来た際には――
――イラッシャイマセ♡ イラッシャイマセ♡ 当機ハ、性処理オナホロイド、ダルマタイプ試作機01デス♡ 自分デハ何モ出来マセンノデ、オ客様ノゴ自由ニ、オナホふぁっくシテオ使イクダサイ♡ 生体パーツハ、全テ排除シテオリマスノデ、避妊不要♡ 膣出シシ放題♡ パーツ交換ニモ対応シテオリ、ドノヨウナ激シイぷれいニモ――
既に『感想待ち』になっていた彼女は約束通り、二度と賞金首の男へと銃を向けるようなことはしなかった。
その後、どのような世界でも、かつて門を開く者と呼ばれたアリスという少女を見かけた者は誰も居なくなるが――代わりに、『最初期の試作型』として彼女の姿形だけは、とある世界のごく一部の界隈で名を馳せる事となるのであった。