千景を連れた男はホテルに脚を踏み入れた。
初めて入り込み、全体的に面妖な空気のある場所に戸惑いを覚える千景とは裏腹に、どこか慣れたような顔をした男は黙々と部屋に入りこんだ。
ソファ、カーテン、絨毯、豪華な家具。
穏やかな色調ながらどこか品を漂わせる品の数々に千景は口を慎み、周囲を見渡す。
「凄いわね……」
「あ? ……まぁそうだな。景色も良いぞ」
「……、本当ね……」
ガラス越しに夕陽の光が地平線に消え去り、迫りくる夜と帳と光と月が姿を見せる。
地面や寮の窓から見上げる空よりも高く、千景が見下ろす夜景は人の光で照らされている。
カーテンを捲り、外の光景をまるで宝石箱を眺めるように千景は見入る。
大きな瞳を見開き、闇色の瞳で景色を見る少女の横顔に険は無く、年相応な幼さがある。
その姿にさしもの男もわずかに声を掛けるのを止め、後頭部を掻きながら『準備』をする。
「……!」
それから一分後、意識を窓の外から内側に戻した千景の視線が男に向く。
どこか緊張した生娘のような反応をする少女の視線に気づき、男は手招きをした。
「……」
大きな寝台を前に、男は千景にニヤリと嗤い掛ける。
その笑みを真似するように小さく口端に笑みを浮かべる少女を抱きしめる。
ふにゅんと薄い服越しに少女の胸肉が男の胸板に当たり、はふ、と小さく少女は息を吐く。
抱きしめ、仄かに顔を赤くする少女の黒いスカートを捲るとピンクの下着が露わになる。
背中側から手を伸ばし、痴漢をするように白くすべすべの腿とショーツを撫でまわす。
「ん……」
男は柔らかな手触りの下着に触れ、少女の敏感な部分に指の腹を当てる。
秘部を覆うショーツは既に湿り気を帯び、指の腹ですりすりと撫でると千景は呻いた。
「っ、……ぁ」
太腿を閉じ、男の手を挟み込んだ少女は嫌々と首を振る。
少女の髪と同じ色の毛は薄く、良く濡れた媚肉の感触は男の手を更に動かす。
「んぁ……っ、ぁ……ッッ!!」
むにむにと貝状の肉を濡れた布越しに指で弄る。
円を描くようにただ指で前後に摩り、指先が秘裂の上部分を探る。
そうして数秒程で探り当てた男の指先が触れた瞬間、びくっと千景は身体を硬直させた。
肉の芽。
敏感な少女の肉体の、最も敏感な部分を弄ればどうなるのか。
柔らかく弾力のある千景の太腿、手を挟み込む脚の片方を男はグイッと持ち上げた。
わずかにバランスを崩し、男に抱き着く形となった千景の無防備と化した弱点。
片脚を掴んだ男は濡れた秘部、布越しに硬い陰核を親指と人差し指で刺激する。
「ひぁ……!? そ、それ、だめッ……!!」
慌てて持ち上げられた片脚を戻そうと千景は力を入れる。
絨毯を踏む片脚はガクガクと震え、徐々に力を強めていく男の愛撫に千景は呻く。
小さな拳が男の硬い身体を叩き、身をくねらせ抵抗する少女の最初の限界は近いらしい。
「だめ、ぁ、ぁ、あぁああ!!?」
背を反らし千景は悲鳴を上げた。
びくびくと華奢な身体を震わし、抵抗は叶わず男に無理やり飛ばされた。
「っは……! は……!」
荒く息を吐く千景を見下ろした男は、そのまま少女を寝台に転がす。
そそくさと衣服を脱いだ男はシーツに皺を作り休憩しようとする少女に近づく。
黒色のスカートが捲れ、濡れた布を隠そうともせず息を整えようとする少女を抱き寄せる。
少女の上着、スカートを脱がし、瞬く間に千景を下着姿にしていく。
ピンクのブラジャーとショーツの中で、治りかけの擦り傷や切り傷がある白い裸体。
一枚一枚衣服を丁寧に脱がし、男が肌に触れていく事に対して、千景の抵抗は皆無だった。
そのままブラジャーを外すとぷるんと乳肉が外気に晒される。
形が良い乳房は男の手のひらの中で自在に形を変え、その度に千景は声を漏らす。
「……ぁっ、ん」
喜悦の声を少女は隠せない。
背後から抱き着く形で男に乳房を揉まれ、なすすべなく千景は甘い吐息をこぼす。
「ん、んっ」
極上のプリンの感触を男は愉しみながら少女のショーツも脱がす。
既に下着の意味を成さない布を剥ぎ、全裸とされた少女の濡れた秘部に再び指を伸ばす。
今度は薄く柔らかい陰毛を撫で、くちゅりと濡れそぼる秘裂に中指と薬指を挿入した。
「もう出来上がってんじゃねえか。……期待してたな?」
「……! っっ!」
背後から千景を抱きしめ、自慰をするように乳房を揉みながら秘部を弄る。
ただ少女の知る自慰、あるいは実際にした自慰と異なるのは、男が少女の身体を弄る事だ。
熱い粘液が男の指に絡み付き、膣壁が締め付ける中で、迷うことなく弱点へと向かった。
そうして男は指を曲げ膣肉を叩いた。
「ぇ、ん、んんぅぅう……ッッ!!?」
――小水を思わせる水飛沫が秘裂から噴き出した。
ぷしゅ、ぷしゃっと小さな弧を描き、寝台のシーツに新しい染みを作った。
快楽に身体が耐えられず、ほんの数秒遅れて神経を伝い、千景に悲鳴を上げさせた。
「おいおい、速攻で潮吹いたよ。どんどん敏感になってんな、お嬢ちゃんの身体」
「……んやっっ!!?」
男の指先は止まる事は無い。
胸板を背中に密着させ、千景の両脚は男の脚で拘束しながら指を動かす。
じゅぷ、じゅぷと淫らな水音を響かせ、的確に少女の膣肉の弱点を探り、指で弄り回す。
自慰とは異なり止まる事の無い小刻みな絶頂が千景を鳴かす。
歯を食い縛り、予定調和の如く迫り来る快楽の荒波に必死に耐えようとする。
嫌々と首を振る中で、暴力的で的確な男の指の動きに、千景の蜜壺からは水飛沫が吹いた。
「ィっ……く……、あッッ!!!」
シーツに新しい染みが出来る。
少女が飛んだ事は、締め付けが激しくなった膣壁が告げている。
――だがそんな事は関係ないとばかりに、淫水を滴らせる蜜肉を指で弄び、飛ばす。
「ん、ンンンっっ!!」
唇を噛んだ千景の喘ぎに呼応するが如くにちにちと雌肉が下品な音を漏らす。
膣内は熱く、熟れた果実のように粘りが淫らに糸を引き、指を咥えた媚肉が涎をこぼす。
そうして男は無言のまま、千景の愛液で濡れた片手を少女の裸体で拭う。
染み込ませるように、あるいはただ無造作に汗ばんだ千景の肌に擦り付けるように。
そうして少女の身体で猥液を拭い、男は再び硬く太い指を少女の秘裂へと挿入していく。
「ねえ! ……も、もういいから」
首を仰け反らせ、口端から涎を垂らし、愛撫を止める事の無い男の腕を千景は必死に掴んだ。
「……」
男は答えない。
にちにちと指を動かし少女に奉仕する。
「ねえ、もうダメだから……本当に……だッ、聞いてってば!」
「……」
秘裂に指を挿入し、膣壁を指で弄り、撫で、動かし続ける男。
その太く硬い腕を華奢な少女の手が押し退けようとするが、逃れる事は叶わない。
今更ながら『壊される』ことの意味を知る千景の言葉を無視する男は背後で笑みを浮かべる。
それは加虐的な笑みで。
目の前で絶頂を迎える少女の姿を愉しむ。
「……んんぁあっ……!!?」
脚をばたつかせ、男の腕と脚から逃れようとする哀れな少女。
しかし、勇者システムも武器もない千景の非力な力では、快楽にも男からも逃れられない。
「やだ、やっ! も、イったから!! とめ、止めてよぉぉ……!!」
「……え、なんだって?」
「イきました! もっ、何回も……、だ、から……止めてください……ッ!!!」
余程堪えたのだろう。
男を見上げ、大粒の涙を流し、嫌々と首を振る千景は涙ながらに懇願する。
絶頂の荒波に沈没し、憐れにも溺れてしまった少女は男に愛撫の停止を要求する。
「……」
「お願い……、もうイきたく……ないです」
被虐的な涙を流し、慈悲を乞う少女の泣き顔は可愛らしかった。
だから、男は優しく千景に微笑みかけ、乳房を揉んでいた片手を離した。
「じゃあ、もう一回な」
「………………ぁ」
ぷるんと震える乳房を移動し、千景の秘部にて硬さを主張する肉粒に触れる。
親指と人差し指で摘まみ残酷に告げた男の顔を、どこか絶望的な表情で千景は見上げた。
汗と涙を流す被虐的な少女を見下ろし、男はクリトリスと膣壁を同時に指で攻め立てる。
「んぁぁ! それ、やめ、んんぅ!!?」
内と外から同時に攻める。
肉粒の根本を擦り上げ、臍側の膣壁を徹底的に指の腹で弄る。
ぎゅううっと膣の圧が強まり、少女の手がまるで溺れないように男の腕を必死に掴んだ。
「ああ、ぁ、あ!? あああ……ッッ!!!」
黒髪の少女が短く震え、ぷしゃりとシーツに液体が跳ねた。
ぴんと身体を硬直させた少女の身体を解放すると、荒い息で寝台に倒れ込んだ。
白いシーツに広がるさらさらの黒髪、強姦されたように震える少女を男は見下ろす。
「おいおい、まだ始まったばかりだぜ?」
「……すこし、やすませて……」
「駄目だ。言っただろ、お前を壊すって」
弛緩させた身体、細い両腕を掴みながら男は告げる。
少女の手首にSM用の皮手錠を掛け、寝台の隅にあるチェーンで固定し拘束する。
万歳するように両手を広げ、少女の腋も揺れる双丘も、無様な泣き顔も男の視界に入る。
同じ要領で脚も拘束すると、寝台の上でX字状に両手足を千景は広げることになった。
薄い毛も、白く健康的な腹も、艶やかな太腿も、濡れそぼった秘裂も、全て剥き出しだ。
「似合うぞ」
「……! 〜〜〜〜っ!」
かああっと顔を赤らめた千景の羞恥を刺激する形で褒めると、ぷいと顔を横に向ける。
拘束された千景を余所に、男は設置された家具の引き出しから幾つかの物を取り出した。
ピンク色のバイブレータやイボの付いたサック等を、医療器具のように寝台に並べていく。
「こいつを見てくれ、どう思う?」
「……凄く……大きいわ」
「もう一回」
「…………お、大きいわ」
大人の玩具を初めて目にした少女の感想。
天国から降り始め、体力を削りながらも理性を取り戻し始めた拘束された黒髪の少女。
そう、拘束されているのだ。だからこそ少女の横に並べられるソレらを前に逃れられない。
「普段は俺もこういうのは使わない派なんだがな……。まあ今日は特別サービスだ」
「それは……嬉しくないわ」
取り繕ったように反抗の視線を向ける少女。
男はその瞳の奥で燻り続ける情欲の炎を捉えていた。
「まあ聞けよ」
だから穏やかに、嗜虐的に、愉しそうに笑みを浮かべる。
健康的ですべすべの千景の汗ばんだ腹、その奥にある子宮を外から撫でながら告げる。
「これから、この弱点。完全無防備で防ぐことも出来ずに、ひたすらイかせるから」
「……ぇ」
じわじわと男の言葉が千景の脳裏に染み込んでいく。
それは衣服に水が入り込むように、言葉に誘導されるように想像し、少女は震えた。
そんな少女の顔を見下ろしながら男はふと力を抜き拘束された少女の裸体に倒れ込んだ。
「ちょ……、んぁ!」
そうして生温かい肉の布団に倒れ込み、柔らかい乳房を男は口に含んだ。
既に軟骨のように硬さのある桜色の乳首をコリコリと齧り、片手で一方の乳房を弄ぶ。
道具を使うと言いながら、目の前にあった果実を食前酒のように味わいながら愉しむ。
「ぁ、んやっ……!!」
雑に乳首を齧ると、ちゃりちゃりと寝台の端に繋いだ鎖の音が小さく響く。
目の前の男に自らの乳房を虐められながら、手で防ぐことも出来ず声を漏らし背を反らす。
そうして細い背中に手を回し、コロコロとした仄かに血の味がする肉粒を唾液に塗し啜る。
「っ!!? ……ぷぁ、……あっ!!」
乳房の一部を噛み、乳首を虐める度にビクンと千景は身体を浮かせる。
艶の混じった声を上げる少女は顔を赤くし、身体を揺すり上下左右に激しく逃れようとする。
「ぁっ、あ、ぁ、いぁッ……!」
ちゅ、ちゅと唇にするキスよりも情熱的に男は乳首に口づけする。
餅のように柔らかい生乳への愛撫に少女は身を反らし、男の鼻腔が雌の匂いを感じた。
「あっ! やあぁぁあっっっ!!!」
「もうイったのか、堪え性の無い奴め」
「っは……、は……、そんな、ち、ちがっ……!」
「違うってんなら、次は我慢してみろよ」
少女を煽り、乳房から顔を離した男はゆっくりと玩具の一つを手に取り千景に見せる。
黒色の視線が、先端が小さな玉状ながら小さなイボが付いた玩具を見て大きく見開いた。
見せつけるように、カチャカチャと鎖を鳴らし逃れようとする千景の細い腰に手を回す。
「や、待って、それ……いや」
「お嬢ちゃん。夜はまだ始まったばかりだぜ?」
逃れられない。
革手錠で四肢を拘束され、寝台に浮かぶ細い腰に男は手を回し固定する。
息を吐き、必死に酸素を吸い込み、身体を震わす千景は男の挙動を注視した。
「はっ、あ……!!」
そうして男は見せ付けるように千景の愛液で器具の先端を濡らす。
ぬらぬらと薄暗い照明に照らされ、怒張を挿入するような動きで秘裂を押し開く。
指でも剛直でもない、イボの付いた小球が徐々に千景の弱点へと向かうことに少女は息を呑む。
――電源を入れた。
「あ!!?」
変化は数秒程で訪れた。
ヴヴヴという振動が蜜肉に快楽ではなく強烈な刺激を教え込む。
大きく目を見開き悲鳴を上げた千景を余所に、媚肉は大量の水飛沫を噴き出した。
「ぁ、ぁ、ぁぁあああッッッ……!!?」
上った。
完全無防備な状態で我慢など関係なく千景は天国に飛ばされた。
機械による振動、身体の奥を震わせる無機質な振動が男の照準に合わせ媚肉に添えられる。
「ほら、ここだろ?」
「いやああっっ!!」
そうして男は天国から千景を下ろさない。
的確にどこが弱いかを理解し、振動するイボを臍側の膣壁に宛がう。
拘束された少女の身体は全力で逃れようとするが、それすら叶わず刺激を一手に引き受けた。
「ぷわっ! とまっ、止まって!! これ、だめ、また来るっっ!!」
歯を食い縛り、嫌々と首を振りながら千景は大粒の涙を流す。
快楽という水に身体が先に決壊したのか、可哀想なほどに顔を赤くした千景は叫ぶ。
「振動やだ! あ!? あぁ!!? ……ィ、く……ッッ!!?」
陸に上がった魚のように千景の身体は飛び上がり、肉体が快楽に侵食される。
限界まで腰を浮かせ、秘部を男に曝け出すような恰好で千景は更に上り詰めた。
ガクガクと身体を震わせ、無様に泣き叫ぶ少女を余所に男は無言でバイブを抽送する。
「あぎっ!! ~~~~~~~!!!!」
「あ? イったのか? よく分かんなかったから、もう一回な」
「ぁぁぁぁぁ……っっ!!!」
「うるせーよ」
ぷし、ぷしと蜜液を噴き出し、壊れたように首を振る千景。
ただ絶頂を迎えるのを待つだけの雌を憐れに思う男は玩具のストロークを加速させる。
「外してっ! もうダメ! 本当に、これっ、身体解いてよぉ!!」
理性を剥がれ剥き出しにされた雌の叫び。
天国に頭を突っ込み、戻る事も許されず蜜液と涙を流し続ける千景。
息継ぎも出来ず絶頂による少女泣き顔を嗤い、男は目の前の濡れた秘部に顔を近づける。
「あ? お前全然我慢してないだろ? ほら……頑張れ」
「無理です! イヤ、許して! 許してください!!」
「そうか。じゃあ優しい俺は指でゆっくりやってあげよう」
「いやぁぁあっっ……!!」
イボの付いた小球、抽送する度に震える膣口より取り出した男は玩具を取り換える。
男性器やオーソドックスなバイブレータの中、機械ではなくサックスを指に取り付けた。
先が丸棘が付いたゴムを中指と人差し指に付けた男の姿に、千景は曖昧な笑みを浮かべた。
それは壊れかけの笑みで。
パクパクと震える膣口へと男は指を挿入した。
既に弱点を剥き出しにした少女に与えるのは快楽という憐れみだ。
「機械も良いが、自分の手でってのがやっぱり良いんだよな……。聞いてるか?」
「まって! も、もう良いから! 十分だから」
顔を歪ませポロポロと涙を流す千景の懇願。
それはきっと演技ではないだろうが、しかし男は優しくは無かった。
ヴィィィと無慈悲な機械音が雌肉へと与える快楽を超えた刺激に千景は悶え震える。
悲鳴を聞きながら、男は指を曲げ付近の膣肉を撫でた。
――イボが複数付着したサックス付きの中指と人差し指で容赦なく。
「んあっ! また、また来る! その指のやだ! 本当にやだ! やっっ……!!?」
「おら、また腰浮いてきたぞ」
「あ!!? ―――ッ! ……ッ!」
「おいおい、どんどんイクの早くなってんじゃねえか」
ぷしゃりと蜜液がシーツに染みを作る。
その度に千景の雌の香りが充満し、男を高鳴らせる。
抽送に緩急を入れ、柔らかい桃尻を掴みながら顔をゆっくりと近づけていく。
「……同時にしたら、どうなるかな。……なあ、おい」
「……! !!?」
声に言語は伴わず、千景は一筋の涎を垂らす。
男の唇が近づく先にある物、少女の濡れた秘部の上にある小さく主張する陰核。
だめ、だめと鎖を鳴らしながら、しかし臀部を揉み掴まれ、千景の秘部に男は近づく。
「……やだ」
あーんと男は口を開いた。
さながらそれはディナーを愉しむように、捕食するように。
「やだ、やだ。待って、もうイきたく……」
薄い毛に男の鼻を触れさせ、小さな肉粒を舌で舐め、唾液で塗し、じゅるると吸い上げた。
「~~~~~~~!!!!?」
がく、がくっと不規則に千景の身体が痙攣した。
二本の指を膣肉が締め付ける中で、溢れる濃い愛液を吸い上げ肉芽に塗す。
ねらねらとコーティングされた肉粒を舐め、口内に含み、掻き混ぜ、潰し、吸い上げて弄ぶ。
「っ、~~、~~!! っ、っ、ッ!!?」
絶頂の嵐が千景を襲った。
拳を握り締め、それでも耐え切れない断続的な絶頂の嵐が止む気配はない。
快楽という水の一滴すらどこにも逃すことは出来ず、少女の華奢な身体に注ぎ込まれる。
男の一方的なキスは、長く深く情熱的だった。
決して離さないと、どれだけ鳴いても喚いても震えても止めることの無い口づけ。
「あ~~~! っ、―――ッ!」
絶え間ない絶頂に千景はだらしなく口を開ける。
涙を流し、唾液を溢しながら、二度、三度と身体を震わせる千景は湿った息を吐いた。
十数分後にちゅぱっと男が肉芽を離すまで、雌の悦びを教えられた少女は狂い続けた。
---
それから丹念に、丁寧に、執拗に、男は千景に奉仕をし続けた。
「……ふう」
まだ男は怒張を挿入すらしていない。
千景と男がラブホテルに入り、約二時間が経過した頃に男は息を吐いた。
ガクガクと快楽に漬けられた少女を余所に、引き出しから猫耳のカチューシャを取り出す。
「ほお、似合うじゃないか」
「……ぅ、ぁ」
千景の頭部に乗せた黒色の猫耳。
何故装着させたのか、それは男の暇潰しに他ならない二分程の休憩だった。
「よし」
「……ね、もう、お願いします。もうおかしくしないで……」
「あ? ほら。水飲ませてやるよ。……また漏らすかもしれないからな。感謝しろよ」
「ちがっ、そうじゃなくて……」
「返事は『にゃー』だろ? 頭に付いてるのは飾りか?」
「……飾りよ」
「……そうか。じゃあ次は下がってきた子宮口を虐めようと思うが……返事は?」
口移しで千景に水を飲ませ、男は再び玩具を手に取る。
小球状のバイブレータからヴィィと無機質な音を鳴らしながら少女の腹に乗る。
振動が震わせるのは腹部のやや下、指を挿入しながら外から子宮に刺激を与えていく。
「……にゃあ」
「素直な方が良いぞ。お前を壊すまで終わらないからな」
「――――」
「なあ、下りてきた熟れた子宮口を弄られるとヤバいって知ってるか? ……ああ、良いんだ。これから教えるから」
「いや……嫌……ぁ、ぁっ!!?」
再び秘裂を割り割き、熱い膣へと指を挿入する。
にちにち、にちにちと粘液の絡んだ水音を響かせ、男の指は少女を再び天国に上らせる。
まだ夜は始まったばかりなのだと告げる男に、絶望と喜悦を混ぜた黒瞳を少女は向けた。
「あ、ぁっ、あ!?」
「ほら、愉しめよ」
背を浮かせる汗と涙と愛液に塗れた黒髪の少女。
その裸体を弄りながら、再び男はぐにゅりとする狭い膣で遊び始めた。
――夜はまだ続く。