1しか知らない男が2の世界へ来てしまいフレンズに求められまくるお話(完結) 作:らんどまーく
「えーやはり日が暮れそうなのでここで野営にしとうございます」
ビースト、と呼ばれる見た目はほぼフレンズを救出してから数時間後。俺とイエイヌ、チーターの乗車するトラクターはまだ渓流地帯を抜けていなかった。
森の中は日が暮れるのが早い。開けた場所ならまだ十分明るい時間帯だが既に周囲の木々の影が太くなり過ぎているのだ。
暗い中を移動するのは危険なので再び朝が来るのを待つことに。
ちょうどよさそうな岩場の影を発見しそこにトラクターを入れた。雨風を防げるし、仮にセルリアンがやってきたとしても方向が限られる位置取りである。
「前よりは速くなったけどそれでも遅いわよね、このとらくたーってやつ」
チーターが髪をぱさっとすきながら横目でトラクターを見ている。そりゃ彼女の俊足に比べれば大抵の乗り物が遅いであろう。おまけにくねった渓流地帯である。
彼女の足と勝負できるとしたらオフロードバイクぐらいだろうか? 久々に乗ってみたいものである。まあさすがにEVオフロードバイクなどという代物は存在しないだろう……多分。
その後はキャンプセットで沸かしたお茶とじゃぱりまんで食事を摂りさっさと寝ることに。俺もイエイヌもチーターも昼行性である。
イエイヌは一緒に寝たがっていたがセルリアンがでたら困るので2人は客車、俺は運転席で座って眠ることにした。
やがて、ほーほーとどこかでフクロウが鳴き、遠くから水流のせせらぎが聞こえる静かな夜がやってきた。客車のイエイヌとチーターは早くも眠ったのか静かな寝息が聞こえてくる。完全に寝入っているように見えるが2人が言うには「セルリアンが寄ってきたら寝ていても分かる」とのこと。野生の鋭さか。
「……ん?」
うとうとしていると不意に意識が覚醒する。誰かが運転席の近くに立っており、ランタンの淡い明かりに獣耳の人影が浮かび上がっているのだ。
「イエイヌかい……?」
眠気眼をこすってシートから背を起こす。綺麗な黄金色の眼が闇の中でじっとこちらを見つめていた。
オッドアイじゃない。
「君は――」
「グルル」
喉を鳴らす獣そのものだと感じた直後、瞳がぐおっと迫ってくる。
「むぐぅっ!」
「ッ♡フーッ♡フー♡」
にゅる、にゅるにゅる。
「っ……ぐ、む……ぅ……」
何をされるのかと身構えたが、なんと唇が押し付けられ相手の舌が口内で暴れ回り出した。鼻先が触れ合う距離で相手の鼻息は荒く、爛々と輝く瞳が細められている。
ガシィッ。
身動きもできずなすがままになっていると肩を掴まれた。毛深く太い指にやたらと大きく尖った爪が服の上から食い込んでくる。
「んぐぅ!?」
直後、体が運転席から引きずり降ろされる、というより持ち上げられた。
「フーッ♡」
「んんんー!」
口を口で塞がれたまま抱きかかえられどこかへ連れて行かれる。紙屑のように俺を持ち上げたまま疾走し……あまりの早業にイエイヌとチーターが気付いたかどうかも分からない。
何度かの浮遊感を味わった後地面に転がされ、誘拐者の体が覆い被さってくる。相手はとても豊満なスタイルのようでこちらの胸元に押し付けられた2つの膨らみが大きく形を変えたのが分かる。
「ぷはっ! はあ、はあ……!」
ようやく相手の唇が離れまともに呼吸ができるようになった。口の周りはどちらとも分からぬ唾液でべたべたである。
僅かばかりの月明りが雲間から差し込んできて相手の輪郭がはっきりした。虎模様の髪と発情しきった雌の顔、包帯が巻かれた額や腕。昼間に手当てをしたビーストである。彼女のブレザー服から香る消毒液の匂い……なるほどイエイヌが気付かないわけだ。
「君、ビーストだろ……? わざわざここまで追ってきたのか? もうケガは大丈……むぐっ!」
「フーーッ♡♡」
返事は貪るようなキスである。。
「フーッ、フーッ、フーッ♡」
ぬっちゃぬっちゃぬっちゃぬちゅるるるる。
「……ぅ……っんご、ぉ……ぁ……」
口を舌で犯されているのだ。流れ込んでくる唾液でむせそうになる。息が苦しい……マズい、意識がもうろうとする。
「ハァッ……フーッ♡」
彼女は俺が抵抗しないと見るや鼻を鳴らし満足げに見下ろしてくる。まるで「お前は自分のモノだ」とでも言わんばかりに口を歪め、舌なめずりをしているのだ。
「ハグッ♡」
「がっ……!」
喉に噛みついてきた。食い千切られるという恐怖が湧くが圧迫されているだけで痛みは小さい。歯を思い切り立てられたら死ぬ気しかしないが。動くな、ということだろうか。
ぐっ……びりぃっ!
俺の両腕を抑えていた彼女の獣のような手がズボンを引き裂き、半勃ちのペニスが夜の空気の中で自由になってしまう。
こちらは急所を歯で捉えられていることで身動きもできず、全て彼女の思うがままだ。
「ハグ……♡ッ……♡ハグッ……♡」
彼女の股ぐらが縦横無尽にこすりつけられているのがペニス越しに感じられ、否応なしに勃起してしまう。その行為の間もずっと首元への甘噛みを続けられており、こちらからは彼女の喘ぎ声が聞こえる以外、虎模様の髪と獣耳、そして木の葉を照らすほのかな月明りだけが見えるのみである。
ズッ。
「うっ」
「ァッ……♡!ハ……♡」
やがて行為は挿入に移行したらしく。首への圧力が弱まると同時にペニスを湿った圧迫感が包み込む。
ズプンッ!
「ーーーッ♡♡!」
「はぁっ、くぁ……!」
ぞわぞわと見えぬ位置から快感が這い上がってくる。一瞬だけ喉笛が解放され、大きく息を吸うと同時に彼女の唇が覆い被さってきた。
「ジュルルルッ♡♡」
「んぐううっ……!?」
ずちゅっ、ずちゅっ、ずちゅっ!
のしかかるような激しく重たいピストン。騎乗位というよりマウントを取られていると言った方が正しい。絡んでくる舌の動きも激しく上も下も蹂躙されているようだ。
ぱんっぱんっぱんっぱんっ!
「ンッ♡フッ♡フゥッ♡♡! グルルッ♡!」
「う、あぁっ……!」
口が離れたと思えば高速ピストンによってペニスからの快感が増大する。彼女の手が俺の胸の辺りを掴んでおり、上下する動きに合わせて手首の枷に繋がる鎖がジャラジャラと音を立てている。
やがて無理矢理高められた射精感が上ってきて――
「ハグゥッ♡!」
「けハ、がァッ……!」
ビュクルルルルルルル!!! ビュルルルルルッ! ビュルビュルビュル!
喉笛をこれまでで一番強く噛まれ、声にならない悲鳴と共に搾り取られる。
「~~~~ッ♡♡♡!」
ぬちゅ、ぬちゅ、ぬちゅ、ずちゅ、ずちゅっ。
彼女は体を密着させ快感に打ち震えながらもピストンを続行する。まだやる気らしい。
ぱんっ、ぱんっ、ぱんっ、ぱんっ!
「フーッ♡♡フーッ♡♡フーッ♡♡♡!」
「が……あ……!」
容赦のない責めでまた射精感がこみあげてくる。喉も圧迫されたままで本当に気を失ってしまいそうだ……。しかし、もしそうなっても彼女は俺を犯し続けるだろう。彼女の気の済むまで、それこそ何日も繋がったままでも。
がさっ。
「……ッ!」
半ば諦めかけ快感に身を任せようとした時である。ずっとのしかかっていた彼女が突然飛び退いたことでペニスが引き抜かれ、喉にかかる圧迫感から解放されたのだ。
「がるるるっ!」
灰色の尻尾がいつの間にか目の前にあった。両手から虹色の光をまき散らしながら仁王立ちするイエイヌの後ろ姿が闇夜に浮かび上がる。気付いて追ってきてくれたのだろうか。
「ウゥ……」
俺を犯していた彼女は困惑する素振りを見せたが、すぐに背を向け獣のような身のこなし(四足歩行)で夜の森の中へと消えて行った。
「ご主人っ、大丈夫ですか!?」
「はあ、はあ……た、助かったよイエイヌ」
首をさすりながら上半身を起こすとイエイヌが背中を支えてくれる。俺はビーストの後ろ姿が最後に見えた辺りの木立を見つめながらお礼を述べた。
荒い気性と聞いていたので交尾を邪魔されたら怒り狂うかと思ったが……まだケガが治っていないからなのか、それとも他に何かあるのか……。
「無事でよかったです……! でも、あいつはどうしてご主人を……」
「まあ交尾が目的だろうね……」
「交尾……こうび? 交尾したんですか!? ビーストと!?」
俺の言葉に素っ頓狂な声を上げるイエイヌ。今まで他のフレンズとヤっていても嬉しがったり混ざってきたりでこういった反応は初めてだ。
「え、ああ。したというか、されたというか」
「そんな……あいつと……なら……」
目を見開いたイエイヌがぶつぶつと呟き、やがてまだ勃起している俺のペニスへと視線が移って行く。
なぜか瞳孔が開いたような目でペニスを凝視され、ぶるりと身震いしてしまう。あらかた予想はついてしまうが一体何を考えているのだろうか。
「イ、イエイヌ?」
「ふふふふ……♡」
どさっ!
「ぐふっ」
さっきと同じ体勢に逆戻りである。押し倒され、イエイヌが俺の上にまたがってきたのだ。
「落ち、落ち着いてくれませんかイエイヌさん」
「かわいそうなご主人……無理矢理交尾させられて……わたしがなぐさめてあげますね……♡♡」
「聞いとらんやん。あと他人のこと言えんでしょそれぇ!」
ずぷんっ!
こちらの言葉を意に介さないイエイヌは素早くペニスを秘部にあてがうやためらいなく腰を落とす。既に湿った膣に飲み込まれたペニスの先端が彼女の子宮口をぐにっと押した。
「ク……ゥン♡! はぁぁ♡ほら、つながりましたよ……♡みえますか♡?」
声のトーンがいつもと違い低く一定である。光のない瞳も相まってなんかこわい。
ぱん、ぱん、ぱん、ぱんっ!
「ほら♡ほらあ♡わたしの方がいいですよねっ♡ねえご主人♡ねえ♡」
胸板に置かれたイエイヌの手がうぞうぞとうごめく。這い上がってきた彼女の手が俺の首元に添えられ、さすさすと撫でさすってきてこそばゆい。
「ああ、ご主人の首にあいつの噛んだ跡が……きっと痛かったですよね……♡く、ぅんっ♡」
ぱん、ぱん、ぱんっ!
ビーストのそれよりゆっくりとしたピストンが繰り返されている。更に彼女は俺の首に手を添えたまま唇を押し付けてきた。
「んちゅる♡んっ♡ちゅっ♡ちゅっ♡」
労わるような優しいキスだと感じた。舌に触れるかどうかでちょくちょく唇を離してこちらの顔を見つめてくる……気持ちはいいのだが相変わらず目に光がないのでこわい。
ぱんっ、ぱんっ、ぱんっ、ぱんっ!
「うっ、イ、イエイヌ……もう……!」
「イキそうなんですか♡? いいですよ……♡だしてくださいわたしの中に……♡♡」
にこぉ、と深い笑みを浮かべた彼女がビーストに噛まれた辺りを舐めてきてぞくぞくした快感が背中を駆ける。元々限界まで高まっていた射精感はすぐに蘇り――
ビュルルルルル!! ビュルルルッ! ビュルルルルルッ!!
「~~っ♡! くぅぅぅんっ♡♡」
イエイヌが軽くのけ反り、彼女の子宮に精子をまき散らしてしまう。脈動する膣は最後の1滴までよこせと断続的な快感を与えてくる。
「はあああ……きもちいいです♡ご主人も気持ちよかったですよね♡? わたしの方がいいですよね……♡?」
「……はい……」
どういう質問だよ、などとは言わない。
彼女の温かいんだか冷たいんだかよく分からない瞳に見つめられた俺は短く肯定を返すことしかできなかったのだ。
ヤンデレとフレンズって不思議な魔力があると思います
決して相いれないはずの属性なのにどうしてギスギス要素と違ってエロみを感じてしまうのか……
あ、イエイヌちゃんの状態は「突然のビースト再会」と「自身がされなかったケガの手当て」と「ミレンとビーストの交尾」が重なった結果偶然発生してるだけなのでヤンデレモードは実装されません