※この作品はR-18です。

Fate/Over night   作:鎌鼬

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休息と言う名の

 

 

 上に乗ったイリヤがゆっくりと腰を振り、それに合わせるように同じくらいの速度で腰を振る。前回の体位では無く、今回は俺が身体を起こしての対面座位。激しくするのには苦労しそうだが、スローペースな方が好みなのでこちらの方が都合がいい。

 

 イリヤが雪の様に白く、それでいてほんのりと朱を浮かばせた身体を擦り寄らせる。前回と同じ量くらいの媚薬を使用しているが、今日の彼女はどこか甘える様な素振りが目立つ。

 

 彼女に一体どんな心境の変化があったのかは分からない。だが、こうして甘えられて悪い気分になるはずも無く、受け入れて行為を続ける。

 

 肌と肌を擦り合わせながら快楽を得て、互いの体液を混じり合わせた香りに理性を溶かす。初日で理性を無くす程に抱いていながら、俺は彼女の身体を飽きたとは感じなかった。

 

 まさしく極上の女だと言えよう。恐らく、この先何があっても彼女以外の女を抱いても満足出来ないだろうと断言出来る。

 

「ふぅ、ふぅ、……ンンッ!!」

 

 軽く達したのか、イリヤが腰の動きを止めて堪える様に身体を震わせた。それに合わせてこちらも動きを止め、労わる様に彼女の頭を撫でる。

 

 その時、不意に彼女が俯かせていた顔を上げた。そして形のいい唇をムニュムニュと動かし、何をするかと思えば首筋に噛み付いて来た。痛みは全く感じ無い、歯を軽く立てる程度の物だった。

 

 何がしたいのか分からない。が、一方的にやられているのも癪なので同じように首筋に噛み付いてみることにした。

 

 イリヤの甘い体臭を、衰(・)え(・)て(・)き(・)た(・)嗅(・)覚(・)で堪能する。抱く度に思っていたのだが、どうして彼女はこんなにも良い匂いを漂わせているのだろうか。不快さは感じない、むしろ落ち着く様な香りでいつまでも嗅いでいたくなる。

 

 そうやってイリヤが落ち着いてきた頃合いを見計らい、再び腰を動かす。そうするとイリヤも同じように腰を動かし始めるのだが、軽くでも達した事で余裕が出て来たのか、俺の逸物をより深くまで入れようとしている。

 

 子宮口を突き抜けない程度の強さで逸物に押し付け、ゆっくりと引いてから再び逸物に押し付ける。昨日は白目剥いて気絶したというのに、どうやら彼女はそれを気に入ったようだ。あの快楽に対する恐怖心と、それと同じくらいの好奇心が見え隠れしているのが伝わってくる。

 

「少し強くするけど、いいな?」

 

 言葉は返ってこなかったが、同時に反対するような言葉もなかった。ただ、僅かに首が縦に振られただけ。

 

 それを了承の意だと受け取り、ほんの少しだけ腰を強く突き出した。

 

「うっ、うっ、うっ……ッ!!」

 

 俺の首筋で塞がれているせいで声にならない声が上がる。抱き着くために回された腕の力が強くなり、背中に爪が立てられる。甘噛みも加減を間違えたのか、若干の痛みを伴って来た。

 

 だが、それが心地よかった。痛みすらも、彼女と交わる事のスパイスでしかない。

 

 イリヤは止まったが、その代わりに俺が動く。片腕を背中に回し、片腕で小振りな尻を支えて逃げ場を封じ、先ほどよりも強めの挿入を繰り返す。魔力供給を始めてからの間、イリヤは何度か達していたが、俺は一度も射精をしていない。こうやってイリヤをイカせ続けるのも悪くは無いが、そろそろ出したかった。

 

 俺だけしか知らない幼い膣が、懸命に精液を求めて逸物に絡みつく。徐々に込み上げてくる射精感。それを堪える事なく、腰を押し出すのと同時に射精した。

 

「〜〜〜ッ!!」

 

 逸物で子宮を圧迫するように押し込みながら精液を注ぎ込む。それにイリヤは今日一番の絶頂をした。首筋と背中から感じる痛みがより一層強くなったが、この程度ならば気にならない。

 

「……どうする、まだやるか?」

 

 射精が止まり、そのままの状態で息を整えて彼女に問う。今日は魔力を使っていない。昨夜の不足分は自然回復と今ので満たされたのでこれ以上の魔力供給は不要である。つまり、これから先は魔力供給ではないセックスになる。

 

 敢えてそれを言葉にせずに、だけどもそういうニュアンスで伝える。イリヤは少しだけ悩む素振りを見せて、恥じらいと情欲の入り混じった顔で首を縦に振った。

 

 それに対して軽く微笑みかけ、逸物を抜かずに再び腰を動かし始めた。

 

 

■

 

 

「さぁて、どうしようかねぇ」

 

 翌朝、ソファーに寝転がりながらこれからの事を考える。イリヤはまだ眠っていて、アサシンは霊体化して工房の外を警戒してもらっているので完全に独り言だ。そもそも考えをまとめるための独り言で、返事は期待していないのだが。

 

 聖杯戦争もサーヴァントも臓硯が使役しているキャスターを含めて三騎が脱落し、中盤か終盤まで進んで来ている。残っているサーヴァントはセイバー、アーチャー、ライダー、アサシンの四騎。

 

 普通ならば四つの勢力と考えるのだが、実際にはアサシン単騎とセイバーとアーチャーとライダーの同盟だと考えるべきだろう。ライダーは桜次第で不明なのだが、それでもセイバーとアーチャーは組んでいるのは事実。それに加えて、桜が自分から衛宮士郎に敵対するとは考えられない。

 

 つまり、アサシン一人で残る三騎を相手取らなければならない。しかもセイバーに関してはギルガメッシュのお気に入りなので倒してはならない。出来る事ならば、傷を負わせたくない。倒せるのはアーチャーとライダーだけになるが、ほとんど纏まって行動している。

 

 桜がマスターである事を明かしていないのならば先にライダーを討つ事も出来る。その後に適当に遠坂凛を煽って暴走させてセイバーと衛宮士郎から引き離し、孤立したところで狙うのが良いだろう。

 

 俺の目的を考慮しなければ、一番最初に狙うべきなのは衛宮士郎だろう。俺よりも多くの魔術回路を持っているものの、本人の魔術師としての力量は未熟であり、戦闘能力も下から数えた方が早いほどだ。

 

 だが、それは二重の理由で出来ない。一つは目的であるギルガメッシュ。セイバーのマスターである衛宮士郎が死ねば、契約を結んでいる彼女は座に帰ってしまう。ご機嫌とりのためにも彼らには生き残ってもらわなければならない。

 

 そしてもう一つの理由は、横槍の介入を防ぐため。

 

 人理継続保障機関フィニス・カルデアと呼ばれる組織がある。それは現代では設立させていない未来の組織なのだが、彼らはレイシフトと呼ばれる技術で過去に介入することが出来る。その目的は歴史の修正。イレギュラーを排除し、正しい歴史へと戻す事。

 

 この物語は俺というイレギュラーの存在により、本来の物語とはかけ離れた流れを辿っている。それでもカルデアの介入が無いのは本来の勝者である衛宮士郎が生存している、あるいは死亡する未来が存在しないからだろう。

 

 もしも俺が衛宮士郎を殺そうと行動を起こした場合、カルデアに観測されてレイシフトで介入される可能性があるのだ。そうなればここまでの苦労が水の泡だ。セイバーとアーチャーの同盟どころでは無い、時期にもよるがカルデアは俺の知っているだけでも100以上のサーヴァントと縁を結んでいるのだ。

 

 その全てが俺一人を狙ってくるとか、悪夢以外の何でもない。

 

 百を超えるサーヴァントが肩を組みながら輪を作って俺を包囲している光景を思い浮かべてしまい、頭が痛くなる。

 

 そうなったらそうなったで覚悟はしているが、出来る事ならばカルデアの介入を許したくは無い。要するに衛宮士郎が最後に勝てる道筋を残しておけばいいのだ。聖杯戦争の最後まで衛宮士郎とセイバーを残しておけば大丈夫だろう。

 

 朝一番から100以上のサーヴァントが輪になって踊っている光景を思い浮かべてしまって気分が悪くなったが、大まかな方針は決まった。まずはライダー、次にアーチャーだ。最優先は殺す事だが、出来るのならば彼らの心臓をアサシンに与えて強化しておきたい。

 

 その為にどうするかと、身体を起こしたどころでテーブルの上に置いていた携帯電話が鳴り響いた。

 

 画面を確認すれば、そこに浮かんでいたのは慎二の名前。こんな朝早くから何かあったのかと、少しだけ訝しながら通話ボタンを押す。

 

「ハイハイ、マコ兄の携帯ですよ〜」

 

『あ、もしもしマコ兄!?大変だ!!大変だよ!!』

 

「落ち着け、何が大変なのか伝わらん。そんなんだからお前はワカメと言われてるんだぞ」

 

『そんな不名誉な呼ばれ方されてないからぁ!!』

 

「え……いや、そうか……うん、何でもない」

 

『言い澱むなよ!!なんかすっごい不安になるから!!』

 

「で、何があったんだ?」

 

 慎二の慌てっぷりからただ事ではないのは伝わっていた。案外、臓硯と接触して桜への所業を知った遠坂凛がブチ切れて間桐邸に襲撃をして来たんじゃないかなぁ程度に考えていた。

 

『あぁ、そうだったーーー家が、家が遠坂の奴に燃やされたんだよ!!』

 

「ーーーえぇ……」

 

 まさかのそれよりも上の、間桐邸が焼き討ちされていた。

 

 






休息と言う名の魔力供給(おセッセ)

どんな形であれ、衛宮士郎が聖杯戦争を勝ち抜けばカルデアの介入は無い。逆に衛宮士郎が聖杯戦争を勝ち抜け無い、途中で死ぬなどの可能性が出来た瞬間にカルデアが介入してくる。

つまり特異点バスターズのFGO主人公が現れるぞ!!

ブチギレ遠坂によるバーニング間桐事件勃発。これによりホームレスワカメが誕生しました。

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