※この作品はR-18です。

神楽魔法譚 ~次元世界妖怪録~   作:まさらのむひと

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あけましておめでとうございます!(激遅)
大変時間がかかってしまいました。申し訳ございません。物語の終わらせ方が全然わからない……とても困ったので時間稼ぎをしてしまいました。後遺症の治療の詳細を書きます。
スクライア一族の創り上げたエロトラップダンジョンを書くにあたって、TRPG風に物語を展開させました。小賢しく設定を決めて、行動や結果をダイスの結果次第で進めています。ある程度GM(スクライア一族という設定)の介入もさせてプレイヤーをなるべくエロい目に遭わせるように仕向けました。
序盤は治療を受ける被験者もとい患者に対する説明となりますので退屈かもしれませんが、新キャラも出ますので暖かい目で見守ってください。
あと、パラメーターやポイントの変動が表示されますので、携帯端末では読み辛くなってしまうかもしれません。お気を付けくださいませ。


これこそが治療法 ~エロトラップダンジョン チュートリアル~

―――対策本部特設 軽度後遺症治療用 簡易版エロトラップダンジョン―――

 そう、これは……ユーノ、シプラウトを中心としたうえで、スクライア一族の培ってきた技術と経験をこれでもかと詰め込んだ、読んで字の如くな施設……RRSETD(Right Repair Simple Ero Trap Dungeon)通称リリセットディーである。

 トーア・シュッツェン陸曹長の治療を終え、長らく対策本部を悩ませて来た後遺症治療の目処がたった重要な会議が終わると、ユーノとシプラウトが取り掛かったのは、そのRRSETDを対策本部施設に組み込むことであった。無限書庫にある重症用の施設のダウングレードであったため、なんと、一夜のうちに出来上がってしまったのである。

 

「ふぅ……こんなところかな……理論上同時に何人でも入れるけど、制御が困難になるから、10人以上入る時はスクライア一族の誰かに監督を頼むこと。マルチタスクに長けた魔導師なら制御できるだろうけど、オススメしないよ。エロい遺跡に慣れている僕ら一族でないと、集中力が一瞬で途切れてしまうから」

「むむっ……医務官として主体になれないのは避けたいところだが……」

「そうは言っても……女の子が喘いでいるのを見聞きしながら遺跡のギミックを解き明かす……などといった特殊な訓練を経たスクライア一族でないと難しくないかな?」

「ふふっ……ユーノ、エィロスなら大丈夫だと思うよ。アレだけの制御力の持ち主だから」

「……ああ、なるほど。ソレなら納得かな」

「………………スクライア一族だけは敵に回したくないな……俺の所業もお見通しってわけか…………だが悪くない気分だな。その道のプロに認められるっていうのは……」

「僕らも貴方ほどの医務官にそう言ってもらえるとは光栄だよ。さぁ、これからは連携を密にして、あの不愉快なアレを完全に駆逐してやろうか。ヤツが準備を整えるのが先か、アレらを滅するのが先か……勝負だ、“情報霊”レジアス・ゲイズ……!」

「気合い十分だね。頼もしい限りだよ。それじゃあ、暫くはローテーションといこうか。ユーノ、君は今回こっちだね。今後はこっちがメインとなるだろうから、不測の事態に備えないと。僕は重症者用のあっちに詰める」

「うん。頼んだよ、プラウにぃ」

「任された。何かあったらスクライア回線で連絡してくれ。すぐに対応するよ」

「わかった。お互いに頑張ろう」

 

 気心の知れたやり取りを終えると、シプラウトは転移の光と共にその場から消える。早速無限書庫へと戻ったのだろう。さぁ、ここからは治療という名を冠した肉欲のパーティーが幕を開ける。宴はまだ、始まったばかりだ。

 

―――フェイト・T・ハラオウン視点―――

 私達は今、急遽出来上がった後遺症治療施設に集まっている。ユーノが来てから一晩しか経っていないのにもう完成しちゃうなんて…………やっぱりユーノはすごい。でも治療施設なのに、全然病院っぽくないんだね……入口はなんか、秘境の遺跡みたいな感じ……一体どんな治療をするんだろう?

 

「それじゃあルールを説明するよ。RRSETDは、模擬的な遺跡の攻略をコンセプトにしているんだ。この模擬遺跡を攻略していけば、あら不思議……後遺症の治療が為されていく……というわけさ…………うん、冗談にしか聞こえないだろうね。でも、事実さ。ここにいるなのはが証人となる。まぁ、信じられないだろうから、実際に体験してもらうしかないね」

「「「「「「………………」」」」」」

「ごめんね。不安にだろうけど、次元世界のためにはどうしてもやってもらわなければいけないんだ」

 

 確かに……事前に渡された資料によると、後遺症の原因を取り除かないと、敵がどんどん強くなってしまうみたいだし……やるしかないよね……

 

「うん、脅すような言い方になってしまった……僕も少し焦ってしまっているようだ……不安を和らげるかはわからないけど……みんなはゲームって好きかな? 怖かったら、ゲームを遊んで愉しみながら治療する……と考えてもらえないだろうか……それなら不安も紛れると思うんだよね」

「あぁ……なるほど……流石ユーノくん……わかりやすい」

「ゲームかぁ……それなら確かにおもろいかもな……」

「私、ゲームへたっぴだけど、大丈夫かな……?」

「少しは前向きになってくれて助かったよ。地球のビデオゲームみたいにコントローラーで操作するわけじゃないからそっちが苦手でも大丈夫さ。一番近い感覚だと、テーマパークのアトラクションだね」

「それなら何とか……」「スクライア一族監修の遺跡攻略ゲームって感じかな? おもしろそう」「ちょっとワクワクしてきちゃった」

「うんうん。愉しんでこそだよ。それじゃあ、プレイする上で重要なことを説明するね……まずはこの施設を利用すると、パラメーターとステータスが設定されるよ。カスタマイズも出来るけど、最初だからデフォルトでやってみよう。パラメーターはそれぞれHP、MP、SP、EP。ステータスは腕力、知力、耐久、敏捷だね。分からない項目はある?」

「SPとEPって何ですか?」

「スペシャルポイントとエクスタシーポイントの略だよ。SPは敵に拘束されたりしたときに振り払うなどといった行動を取る時に消費するね。EPは、初期値はゼロで、えっちなことをされると溜まっていくんだ。100を超えてしまうと絶頂してしまって、少しの間無防備になってしまう攻略の際は注意しないといけないポイントだよ」

「「「「「「「「………………………え…………?」」」」」」」」

「どうしたんだい? 資料にも書かれているはずだよ。かなりの荒療治になるから覚悟してほしいと……。放置していたら次元世界が滅びてしまうから、申し訳ないけど君たちに拒否権はないからね?」

「し……しかし……!」

「ごめんね。もう議論する機会は過ぎてしまっているんだ。被害者である君たちに無断で進めてしまったのは本当に悪いことだと思っている。でも今回の黒幕である“情報霊”レジアス・ゲイズはそれくらい常識の通用しない相手なんだ。問答無用で君たちの中にある後遺症の原因を取り除かないと…………取り返しのつかないことになる」

「くっ………………って……レジアス・ゲイズ……!? あの方は亡くなったのでは……!?」

「そうだね」

「亡くなった方が黒幕なんて、ありえないでしょう……!? 治療と称したセクハラではないですか! もしそれが目的だったのなら……!」

「待って。それ以上の暴言は……ユーノ君は許しても、私が許さない」

「う…………幼馴染である貴女が言ったって……」

「いい加減黙りぃ! 時間がない言うとるやろ」

「八神二佐…………すみません……取り乱しました……スクライア司書長……申し訳ありませんでした。話を続けてください」

「ありがとう。こちらこそごめん。焦っていたから、被害者である君たちの感情を無視してしまっていたよ。それでも敢えて言わせてもらうね。今回の事件は、今まで次元世界では眉唾だと思われていたオカルトが深く関わっている。君たちが襲われた妖怪もそうだし、死者であるレジアス・ゲイズの“幽霊”という存在は、その最たるものだ…………理解しがたいという顔をしているね……うん、今は理解する必要はないよ。これまでの次元世界の常識が全く通用しないものとして捉えてもらったらいいかな」

「…………なるほど……でしたら何故資料に明記していただけなかったのですか? そうであったのなら私たちもここまで反発しなかったはずです」

「うん、そこは本当に申し訳ないと思っているんだけど、明記しなかったのはね、関係ない所からの余計な横槍を防ぐためさ」

「何故そのような回りくどいことを………………あっ……そうか……」

「黒幕はレジアス・ゲイズだからね。マスコミ方面や人権団体から今回の治療を妨害してくる可能性がある。性に関することに対してはとても敏感に反応してくるだろうから、下手したらそれの対応に追われて時間切れ……だから配布した資料には当たり障りのない内容と、困難を受け入れてもらう旨しか書かれていなかったというわけ」

「…………反発をしてしまった自分が情けないです……もっと深く考えてから質問しないとダメですね……」

「あれだけの説明でここまで分かるなら十分だよ。いい感じに周りにも伝わったようだし、そろそろ、本題に入ろうか」

「はい! よろしくお願いいたします!」

 

 ふぅ……ちょっと悪い雰囲気になってしまったけど、丸く収まってよかった。それにしても、えっちなことをされる遺跡なんて……一体どんなことをされちゃうんだろう……なのははもう経験しているんだっけ? どんなものか聞いておけばよかった……

 

「よし、じゃあ治療を始めるよ。基本的に一人用だから、入ったらそれぞれの空間に転送される仕組みだね。他の参加者に恥ずかしい所を見られることはないから安心していいよ。それじゃあ、誰から入る?」

「では私が……! 進行を妨げてしまった汚名を返上させてください」

「わかった。じゃあ、いつでもいいよ。順次行程を進めていくから、安心してダンジョンに臨んでほしい。健闘を祈っているよ」

「わかりました! では、行ってきます!」

 

 確かあの子は……クェス・ウーチョンだったっけ? 少し感情的なところがあるけど、自分の視点を持って誰に対しても鋭い質問が出来る有望な子だってはやてが言ってた気がする。責任感もあるし、はやてが気に入るのも分かる気がする。さぁ、クェスが入口に消えたから、次は私が行こうかな。

 

「さぁ、次は誰がイく? もう全員分の調整は終わっているから、誰からでもいいよ」

「じゃあ私が行く。いいよね、ユーノ?」

「フェイトだね。わかった。じゃあ、さっきの子みたいに入口から入ってもらえるかな」

「わかった。それじゃあ、なのは、はやて、行って来るね」

「フェイトちゃん、頑張って!」

「フェイトちゃんも中々剛毅やな……私も腹を括るか……すぐに追いかけるから先に行っといてや」

 

 大好きな友達二人に後押しされ、私は未知の治療施設と言う名の遺跡に足を踏み入れる。でもこの時の私は知らなかった。まさか妖怪なんかよりもよっぽど恥ずかしい目に遭わされるなんて……

 

―――PLAYER フェイト・T・ハラオウン START―――

≪プレイヤーボーナス 腕力+0 知力+5 耐久-2 敏捷+5≫

≪現在値 腕力5 知力10 耐久3 敏捷10≫

「ええっ……!? ナニコレ!? ぷれいやーぼーなす!?」

『質問にお答えします、Pフェイト。プレイヤーボーナスとは貴女の魔力資質や身体能力から算出された修正値です。今回設定されているデフォルトステータスオール5に対して加算、減算されます』

「わわっ……!? なにこの声?」

『私はスクライア一族によって作成された、当シミュレーターRRSETD専属ナビゲーションAIでございます。当シミュレーターにつきまして、何か不明な点がございましたら、何なりとお申し付けください』

「そうなんだ……ありがとう。えっと……りりせっとでぃーせんぞくなびげーしょんえーあい……長くて呼びにくいからナビィでいいかな?」

『……言葉、もしくは念話で質問いただければ私の方で拾ってお答えいたしますので、名前は不要です』

「そんなのだめっ……! せっかく意思があるんだからコミュニケーション取りたいよ」

「…………承知しました。意味があるとは思いませんが、私のことはナビィとお呼びください」

「うんうん、よろしくね。ナビィ。えっと、どこまで話したっけ?」

『プレイヤーボーナスについてですね。ちなみに最初のアナウンスは当シミュレーターをプレイする貴女のステータスを通知しています。先程のプレイヤーボーナスを加減いたしまして、現在値は 腕力5 知力10 耐久3 敏捷10 となっています。パラメーターはデフォルト値ですのでHP100 MP100 SP20 EP0です。挑戦をスタートしますか?』

「うん、お願い」

『承知しました。それではRRSETDの世界をお愉しみください』

Pフェイトは古代遺跡の調査を依頼され、未知なる領域へと踏み込んだ。入口から暫く進むと、道が2つに分かれている。Pフェイトはどちらの道を選択する?

 

「あ、分かれ道……う~ん……左にしようかな」

 

 Pフェイトが選択した道をしばらく進むと、足元から不審な風切り音が……股縄トラップだ!

 

「……っ!? あっ……!? ナニコレ……!? やだっ……縄がお股に……? んんっ……いやっ……擦らないで……だめっ……なんか……ぬるぬるするよぉ……あっ……あっ……あっ………………?……はぁ……はぁ……おわった……の……?」

 

≪SP+30 EP+15 股縄に塗られていた媚薬により感度上昇①取得 EP上昇補正+5≫

 

「はぁ……はぁ……何なのこのメッセージ? 何が上昇したの?」

『システムアナウンスでございます。先程のように性的なアクシデントが発生するとSPとEPに変動がありまので……その都度通知される形となっております。上昇したEPの2倍SPが得られます』

「そうなんだ……SPとEPについて詳しく知りたいんだけどいいかな?」

『畏まりました。まずはEPから説明致します。エクスタシーポイントの略称であり、このポイントが100を超えてしまいますと、Pフェイトは状態異常:絶頂となり、一定期間行動不能となってしまいます。現在値は15となりましたので、絶頂までは85ポイントとなっております。お気を付けください』

「あんなの気を付けようがないよ!? どうしろっていうの!?」

『ご安心ください。そのためにSPが存在するのです。こちらはスペシャルポイントの略称でございますが、こちらのポイントを消費することによって、先程のようなトラップを回避することが出来るのです』

「そうなんだ。どれくらい消費すれば回避出来るの?」

『確実に回避する場合、20ポイント必要です。現在値は50ポイントなので、あと2回は確実に回避することができますね。ちなみに10ポイントの消費でも回避することはできますが、その場合成功確率が50%となってしまいますので使い所にはお気を付けくださいませ』

「なるほど……SPを使用する場合は口に出せばいいの?」

『口答で問題ございませんが、状況によっては口を塞がれてしまうこともあるため、念話でおっしゃっていただいても大丈夫です。注意点として、SPの使用には猶予時間がございます。デフォルトでは10秒……この時間を過ぎてしまわれますと、回避しないことを選択したと見なされます』

「へぇ……そうなってるんだ…………あっ……そういえば……か……感度上昇①ってなっていたけど……どういうことなの?」

『感度上昇①は、バッドステータスと呼ばれるものとなっております。先程のトラップである“股縄”には、媚薬が塗られており、性的な刺激をより感じやすくなってしまうといった効果がございます。具体的な効果はアナウンスにあったとおり、EPの上昇にプラス補正がかかることになります。①だと+5ですね。②、③と数字が増えるごとに+5ずつ補正値が上昇してしまいますが、その分SPの上昇も増えます』

「ふ~ん……結構細かく設定されているんだね……わかった。ありがとうナビィ」

『どういたしまして。心ゆくまでRRSETDの世界をお愉しみください』

「ふぅ……びっくりしたけど、簡単なシステムは把握できた。わからないことはその都度ナビィに聞けばいいかな……うん、それじゃあ、先に進もう」

 

 Pフェイトはトラップによって少し荒くなった息を整えながら、その足を前に進める。しばらくすると、前方に気配を感じる。覗き見たところ、ゴブリンのようだ。ゴブリンはまだこちらに気付いていない。今なら奇襲が出来るだろう。もちろん、戦わずに上手く逃げることも選択肢として挙げられる。Pフェイトはどうする?

 

「よ……妖怪……!? 魔法で倒せるの? 避けることはできる?」

『当シミュレーターで採用されているエネミーは、西洋妖怪でございますが、現在次元世界で確認されている東洋妖怪と同様、基本的に魔法は効き辛くなっておりますので、直接攻撃で戦うことをお勧めします。確実ではございませんが、戦闘を避けることも可能です。その場合、EPの現在値によって成功確率が変動します』

「どのように変動するの? それと、確実に避ける手段はある?」

『EP0~10までは固定値で、10%の確率で失敗します。EP10以降はEPと同様の確率で失敗します。現在のEPは15のため、現時点で戦闘を避けようと致しますと、15%の確率で失敗することになります。戦闘を確実に避けるには、SPを10消費しますが、EPが50を超えておりますと、その倍である20を消費してしまいますので、SPの管理にはお気を付けください。ちなみに……現在チュートリアルが進行中でございます。今後のために戦闘は避けない方がよろしいかと思われます』

「わかった。おすすめに従って戦うことにする……ふふっ……ナビィってやさしいね」

『…………当機は質問に従って答えを返しているだけでございます。“やさしい”と評されるほどの事を為しているとは言えないかと』

「うふふ……やさしい子って大抵そう言うんだよ? あなたがどう思っていようとも、私は感謝の気持ちを伝えたいな。素直に受け取ってくれると嬉しいよ」

『………………Pフェイト……治療の進行に遅延が生じてしまいますので、RRSETDのプログラムを進めてください』

「うん。わかった。もぅ……素直じゃないんだから…………さぁ……戦闘だね……気を引き締めていこうか」

『健闘をお祈りしております。色々な意味で』

 

 Pフェイトは戦うことを選択した。奇襲による先制攻撃に成功。Eゴブリンに5ポイントのダメージ。SP+10 現在値60

―――戦闘開始(オープンコンバット)―――

Pフェイト HP100 MP100 SP60 EP15 感度上昇① 

Eゴブリン HP15/20 MP0 SP10 発情① 腕力6 知力1 耐久0 敏捷2

 

Pフェイトの奇襲を受けた際、発情した雌の臭いを感じたゴブリンが反撃行動。

 

「ゲヒッ……ゲヒヒヒヒ……!」

 

 Eゴブリンが下卑た笑いを浮かべながらPフェイトを見て舌舐めずりする。SP-10。次回以降のエロ攻撃にEP補正+5

 

「ひっ……!? やだっ……そんな目で見ないで……」

 

 動揺したPフェイトは不意を突かれた。怯える様子を見たEゴブリンは興奮してイチモツを勃起させる。SP+20

 

「この……! 調子に乗らないで……!」

「ギャッ……!?」

 

 Pフェイトの攻撃! Eゴブリンに5ポイントのダメージ。

・Eゴブリン:残HP10 SP30

 

「キシャー!!」

「そんな……!? 全力で攻撃したのに倒せないなんて……!」

「ゲヒャアァァァァ……!!!」

「しまっ…………きゃあ……!?……このっ……離せ……んむぅぅぅぅ……!!!?」

 

 PフェイトはEゴブリンに押し倒された。抵抗を試みるも、その開け放った口に強直をねじ込まれてしまう。

 

(いやっ……気持ち悪いのに……おまた……濡れちゃう……)

・Pフェイト:EP+15 状態異常:拘束(イラマチオ)

感度上昇①、EゴブリンのスキルによりEP+10(各+5補正)SP+50

現在値EP40 SP100

 

「おぶっ……んんっ……おぉえ……んむっ……んんむぅ……!?」

(やだっ……激し……だめっ……振り払えない……! 今は耐えるしかないの……!?)

 

 PフェイトはEゴブリンに頭をガッチリと抑えられ、振り払うことができず、淫棒の侵略に対して耐え忍ぶことしか出来ない。

・拘束リカバリー行動:耐える EP-5 SP+20 現在値EP35 SP120

 

「ゲキャ……ゲヒッ……ゲヒヒヒッ……!」

「んんっ……!? んむっ……げほっ……ひゃめ……んあぁむぅ……!」

 

Eゴブリンのストローク! Pフェイトの頭を掴んだまま、嬉しそうに腰を前後に振るい続ける。

・Pフェイト:EP+15+10 SP+50-15 現在値EP60 SP155

 

「……っ……!!!」

(少し緩んだ……! 今がチャンス……!)

「ギャッ……!?」

 

 Pフェイトは快楽で拘束が緩んだ隙を突いてEゴブリンを振り払った!

・拘束リカバリー行動:振り払う SP-100 状態異常:拘束解除 現在値SP55

 

「けほっ……けほっ……うぅ……シミュレーションなのに何てリアルな感触……! 力入れる所が間違ってるよユーノ…………でも、こっちの番だ……ナビィ……あと一撃で倒したいんだけど、どうしたらいい?」

『攻撃スキルを発動させてください。現在のSPと貴女が所持しているスキルから計算いたしますと、消費SP20のサイズスラッシュがよろしいかと。腕力+5のダメージ……現地点では10ポイントのダメージを与えることが出来ますので、Eゴブリンを倒せます』

「わかった。攻撃スキルを発動するのはどうしたらいいの?」

『攻撃スキルの名前を言って貰えれば発動します。お試しください』

「うん。行くよ……!“サイズスラッシュ”」

「グギャアァァァァァ…………!!!」

 

 PフェイトのサイズスラッシュがEゴブリンを切り裂く。Eゴブリンに10ポイントのダメージ! Eゴブリンをブチのめした! SP-20+10 現在値SP45

 

「やった!……でもなんてリアルな……うぅ……少し気持ち良くなってしまった自分が恨めしいよ……こんな敵がこれからも出てくるんでしょ?」

『もちろんです。性行為こそが特効薬となりますので。エネミーは積極的にエッチなことを狙って来ますよ』

「もぅ……! なんてシミュレータなの……!…………はぁ……でも、やるしかないんだもんね……」

『お分かり頂けて幸いでございます。さて、ついでと言ってはなんですが、絶頂についてもお話しておきましょう』

「うぅ……確かにあんなことが続いたら……そうなっちゃうこともあるよね……説明お願い、ナビィ」

『心得ました。EPが100に達すると絶頂してしまうことはお伝えした通りですが、当然の事ながら、いくらシミュレーターと言いましても絶頂には限度があります。絶頂するごとに絶頂カウンターが1ポイント蓄積されます。このポイントが10溜まってしまうと、Pフェイトは気絶してしまいます』

「まぁ、そんなにやられちゃったらそうなるよね……気絶したらゲームオーバーなの?」

『いえ、1回目の気絶ではゲームオーバーにはなりません。神の祝福によってエネミーが去り、HP、MP全快かつSP100の状態でその場で目覚めます』

「へぇ……ペナルティは無いんだ……それは優しいね……流石はユーノ……何だかんだいったってこっちのことはよく考えてくれている」

『残念ながらそうとは限りません。むしろ気絶したらゲームオーバーの方がまだ優しいでしょう』

「う……確かに……これはエッチなシミュレーターだった……」

『その通りです。初回の気絶はボーナスとなっておりますが、2回目は神の加護が薄れ、効果が半減しますHP、MPが半減かつSP50の状態で目覚めることになります』

「なるほど……そういう仕組みなんだ……より負けやすくなってしまうんだ……3回目は25%の状態なの?」

『いいえ。神の奇跡は何度も享受できる代物ではありません。3回目からはゲームオーバーの可能性が生じてきます。運が悪ければ3回目でそのままゲームオーバーとなり、Pフェイトはエネミーの巣にお持ち帰りされ、好き勝手されてしまいます。治療が完了していないうちはスキップ機能が働きませんので、無理をせず受け入れることをお勧めします』

「な……!? それはあまりにも……!」

『申し訳ございませんが、そうしなければならないほど事態は逼迫しているのです。マスターユーノも苦渋の選択をされました。参加された皆様に恨まれる覚悟もおありです』

「ユーノ………………ごめんなさいナビィ……勝手な事を言ってしまって……うん、やるしかないんだね……次元世界のためにも……!」

『理解してほしいとは申し上げません。全力でサポートいたしますので……心折れないよう、頑張って頂きたいです』

「……………………わかった……後でユーノには文句を言いに行くと伝えといて。それで今は我慢してあげる」

『感謝いたします。それではこれにてRRSETDのチュートリアルは終了いたしました。これからはPフェイトの感性に従って攻略を進めてください。健闘を祈ります』

「ありがとう。また何かあったらよろしくね、ナビィ」

『承知いたしましたPフェイト』

「うん、それじゃあ、いくよ……!」

 

 Eゴブリンの性的な攻撃に晒されながら、辛くもそれを退けたPフェイト。しかしながら、まだまだ遺跡は奥に続いている。果たしてこれからどのような脅威に晒されるのか……それは、神のみぞ知る…………

 




戦闘に関してはダイスを振ってあらかじめ設定した挙動を取らせるようにしています。ダイスの結果にしたがっていますので、ランダム性があって、書くのが楽しかったです。
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