―――機動六課隊舎医務室―――
機動六課隊舎医務室には今シャマルに変わる医務官が詰めていた。シャマルが妖怪に犯されて、療養のため医官の仕事が出来ないからである。シーカーズ隊長、ゲードゥ・トーサッツの紹介で赴任してきた彼の名前はエィロス・イーシャ。陸士E61部隊で医務官を務めている極めて優秀な人物である。外科内科問わずあらゆる医学分野でその手腕を遺憾なく発揮し、特にカウンセリング技術に定評がある。患者を安心させる二枚目の笑顔と会話技術によって精神的な病を患った数多くの患者を立ち直らせてきた医療部門のエースとも言える人物である。
「ランスターさん、どうぞお入りください」
「……失礼します」
「ランスターさん、こんにちは。はじめまして。シャマル医務官に変わって医療全般を預かることになりました、エィロス・イーシャといいます。よろしくおねがいしますね?」
「……はい……」
エィロス必殺のスマイルが炸裂する。二枚目の安心させるような笑顔は女性を虜にするものだ。訓練ばかりで男性との付き合いの浅いティアナに耐えられるものではない。顔を赤くして俯いてしまう。エィロスはその反応を見て意味深に頷くと、他愛のない話を振って会話を盛り上げる。そしてそれは男がデリケートな診察を行うということで警戒していたティアナの心を少しずつ解していく。エィロスの会話術は見事だった。10分も話した頃になると笑顔で楽しそうに会話するようになっていたのだ。医療部門のエースとはよく言ったものである。
「さて……ティアナさん……答えにくいことだとは思うけど……妖怪に犯された時のこと……教えてくれるかな?」
「えっ…………はい…………あの妖怪は……妖怪たちは私を焦らしに焦らしました……イく寸前で止められて……何度もそれを繰り返されて……耐えきれなくなった私は……妖怪に懇願してしまったんです……イかせてくださいと……! それから初めてを奪われて……初めてなのに……気持ちいいと思ってしまったんです……! そのまま犯され続けていたら……シーカーズのレイさんが来てくれたんですけど……助けに来てくれたレイさんまでもが妖怪たちの毒牙にかかって……! 私悔しくて……!」
「ティアナさん……! 辛かったですね……よく私に伝えて下さいました。悔しかったでしょう……いいんですよ……泣いても……あなたはどうも強がりが過ぎる……」
「先生……私……ぐすっ……うぅ……うわあああぁぁぁ…………!!!」
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「落ち着きましたか?」
「ぐすっ……はい……すみません、みっともなく泣いてしまって」
「ははは……いいんですよ。患者さんの気持ちを受け止めるのも医者の仕事です。かわいいあなたに頼られて嬉しくない男なんていませんよ」
「かわ……もぅ……先生! からかわないでください」
「ふふふ……本心なんですけどね。さて、ティアナさん、これから身体の診察に移りますけどよろしいですか?」
「…………はい……ちょっと……いや、かなり恥ずかしいですけど……よろしくお願いします」
「浄化はしていても身体の方は安全かどうかまだわかりません。魔力と妖力の関係性は解らないことだらけですからね……これからの医療技術の発展のため、ご協力感謝します。では下の衣服を全部脱いで、そこの分娩台に横になってください」
「……わかりました……あの……あっち向いててください」
「これは失礼……! では準備出来たら教えて下さい」
そう言ってティアナに背を向けるエィロス。衣擦れの音が静かな診察室に響く。やがて軋む音がしたかと思うとティアナの声がかかる。
「先生……準備出来ました…………よろしく……お願いします」
「わかりました。では、ここに足を置いて…………そうです。では……固定しますね?」
分娩台で大股開きの状態で固定されるティアナ。恥ずかしさで顔が真っ赤だ。
「楽にしてくださいね。力を抜いて……ゆっくり呼吸してください…………では、確認していきますね……」
そう言うとエィロスは丸見えになったティアナのお○んこを手で押し広げていく。
「……んっ……」
思わず声が漏れるティアナだったが、医療行為だと言い聞かせて気持ちを落ち着かせる。
「あんっ……!」
「すみません……痛かったですか?」
「い……いえ……気にしないでください」
「そうですか……少し見辛いですね……クスコを使いますがよろしいですか?」
「えっ……クスコ……ですか……?」
「ええ、女性器を開いて患部を見やすくするための器具です」
「うぅ……恥ずかしい……です……」
「しかしティアナさん、何か異常があってからでは遅いのですよ? 今後のため……何よりあなた自身のためにご協力お願いできませんか?」
「うぅ~~…………わかりました……よろしく……お願いします」
「ご協力、感謝します。それでは……入れますね? 力を抜いてください」
「~~~~っ…………!」
冷たい医療器具によってじわじわと押し広げられていくティアナのお○んこ。言いようのない感覚がティアナを襲う。気持ち悪いような気持ちいいような、なんとも言い難い感覚だ。
「はい、入りましたよ。痛くはないですか?」
「……はい……んんっ……大……丈夫です……」
「では……診察を再開しますね」
そう言って様々な角度からティアナのお○んこを観察していくエィロス。そしてそれは15分ほどだっただろうか、ようやく観察を終えたエィロスがクスコを取り外し、足を固定しているバンドも取り外す。
「はい、終わりましたよ。ティアナさん」
「あ……ありがとうございます……あの……どうだったのですか?」
「とりあえず変な病気などの疑いはありません。その点は安心してください」
「よかった……」
「しかし……ちょっと確認し辛かったのですが、紫色の靄みたいなものが見られました。医学上このような靄が胎内に留まったままというのは考え難いです。妖怪関連の何かの可能性があります」
「そんな……! 先生、何とかならないんですか!?」
「そうですね……今、妖怪対策本部がこの隊舎にあることはご存じですね?」
「はい。退魔士? という方々が来られているとか」
「ティアナさんは浄化の符というものを事前に使用されたと思います。その符を作ったのも彼らです。彼らは正に妖怪の専門家です。私から掛け合って協力を仰いでみましょう。幸い対策本部のトップクラスの者に伝手がありますから」
「ありがとうございます……! よろしくお願いします」
「お任せください。では、本日の診察は以上にしましょう。お大事になさってください」
「はい。先生、ありがとうございました!」
「どういたしまして。次の診察は来週のこの時間にしましょうか」
「はい。それでは失礼します」
「ええ。お疲れ様でした」
ティアナが診察室を退室してしばらくした後のことである。
「ふふっ……ふふふ……お宝映像ゲットだ……ティアナ・ランスターのお○んこおっぴろげ……生着替え……赤裸々告白……最高のネタだったな」
ゲードゥ・トーサッツの紹介から想像できたかもしれないが、この男、優秀な医者の仮面をかぶったとんでもない外道である。シーカーズの同類と言っても過言ではない。彼は目に盗撮用の義眼を仕込んでいるのである。魔法の扱いも上手く、シーカーズ御用達の盗撮用サーチャーもお手の物である。なまじ優秀なだけにシーカーズ同様始末に悪い。彼の被害者は非情に多い。今回機動六課の面々がその毒牙にかかってしまう形となったのである。その第一号はティアナ・ランスター。本人のあずかり知らぬところで野郎共の欲望に晒されることとなってしまった。哀れティアナ・ランスター。次元世界の明日は暗い……。
盗撮隊長の紹介だから当然の外道野郎です。なかなかやりたい放題しています。