アリサとすずかが犯されてから数か月の時が経過した。一般人が被害に遭ったのだ。対策本部の沽券に関わると、警戒を厳にして対策にあたっていた。この数か月の間、対策本部も手をこまねいていたわけではない。被害のあった各世界に退魔士を派遣し、退魔能力を持つ者を発掘したり、霊脈を浄化したり、女性が襲われている所を助けたり……。少しずつだが成果を挙げてきているのだ。
「よし……ここにきてようやくです。こちらから攻めることができそうですね……!」
対策本部長スフォル・フォルツァートは喜びの声をあげた。退魔士を招いて早数か月。地道に事を進めてきた成果が形になろうとしていたのである。実用に足る退魔技術を持つ者が100名を超え、退魔士を各世界の深い所まで派遣する準備ができたのだ。スフォル司令の喜びも一入であろう。特にシーカーズの面々の技術発展具合はめざましく、相性の悪い霊力と魔力の併用をものにしていたのである。これには招かれた退魔士たちも驚き、称賛の言葉を送っていた。
……もっとも、霊力習い始めの隊員達を深い所まで同行させられないと決められ、巫女たちの艶姿、もとい雄姿を記録できなくなることに危機感を覚えたシーカーズの面々が奮起した結果なのだが。凄まじい執念である。ここまでくれば動機はどうあれ称えられるのも当然と言える。シーカーズに新たな伝説が生まれた瞬間であった。
「では、以上で会議を終わります。戦力の逐次投入は避けたいところでしたが……深部が迷宮化しているため、大勢で押しかけても分散されて確固撃破されて無意味でしょう。少数精鋭で原因を叩くしか方法はありません。退魔士とシーカーズの精鋭で深部に潜入、迷宮化の原因となっている妖怪を排除してください。何か質問はありますか?」
「作戦については特に質問はあらへん。現状ではそれがベストやろうし。それはそれとして……トイレ行ってもええか? お茶飲み過ぎたわ」
「何やってんのよいぶき……緊張感がないんだから……でも作戦前に用は足しておいた方がいいのは確かね。司令さん。私も失礼していいかしら?」
「雷道さん……そうですね。それでは作戦準備の時間も含めて1時間取りましょう。各自用を足すなり、作戦の確認なり、英気を養ってください。それでは解散!」
巫女さんが用を足すと聞いて色めき立つ存在がいた。言うまでもなく、シーカーズの面々である。
『……おい! いぶきさんとなずなさんが乙女の花園に行くらしいぞ! 準備は出来ているな! バス坊!』
『もちろんです! ローリィさん! しかも今回は作戦前だからおそらく……穿いていない……!』
『……うむ……! 最高のショットが拝めるはずだ。対葉子さん用に開発した新型サーチャーの調整は問題ないな?』
『バッチリです! いつでもイけますよ!』
『バカ野郎! イくのは後にしろ早漏が!』
『……なっ……! ローリィさんだって俺と大して変わらなかったでしょう!? そんなことより作戦開始まで大して時間がありません。出来る限りお宝映像を納めなくては!』
『そうだったな……よし……! 聞いていたな! 特撮班! 我らはこれより一足先に作戦を開始する! 巫女さんが使用しそうなトイレは押さえているだろうな?』
『誰に物を言ってんのよ? 当たり前じゃない。シャワー室、お風呂もオッケーよ! そっちこそ抜かるんじゃないわよ? クーロ、ショータ、オーパも、いいわね?』
『ふふふ……言われずとも紫さんのシークレットゾーンは私が激写します』
『相変わらずだねオーパ……まぁボクの狙いは母性溢れるおねぇさんだけど。護さんとか御琴さんとか……舞歌さんもいいよね……』
『何を言っているんだい? 女性の魅力はお尻だろう? 涼香さん、莉音さん、ちはやさん……いや、みなさんいいお尻をしているよ。士気もあがるってものだね』
『さすがクーロさん……では俺は行きます』
『ああ、無駄話はこれぐらいにしておこう。では皆、行ってきたまえ。ご武運を!』
『『『『『サー! イエスサー!』』』』』
またしても放たれる6匹の獣たち。乙女のシークレットゾーンは風前の灯だ。
―――対策本部某所トイレ―――
「なっちゃん! さっきぶりやね。それにしても急いどったなぁ? もしかして漏れそうやったん?」
「もっ…………このバカ! 闘いの前に万全の体勢を整えるのは退魔巫女として当然の事でしょう!?」
「せやかてなっちゃん……真っ先にトイレに駆け込むんやもん。あ~これは我慢しとったんやなって……どや? 当たりやろ?」
「く……そうだとしてもあんたには関係ないじゃない!」
「そうでもないで? ウチも結構やばかったしな。実際司令のおっちゃんに提案したんも漏れそうやったからや。今更恥ずかしがらんでもええよ。ウチとなっちゃんとの仲やんか」
「腐れ縁よ! 誤解を招くような発言はよしなさい……はぁ……そうよ、漏れそうだからトイレ行かせてくれる? あんたもやばいんでしょう?」
「せやな。なっちゃんのその顔が見れただけで満足しとこか。恥ずかしがるなっちゃん、ご馳走様や。ウチも漏れそうやからな。お先に~」
「ちょっ……待ちなさい!……もぅ……ほんと困った娘ね……っ……いけない……早く個室に……って何コレ!? いぶきの入った個室以外故障中……!? そんな!? いぶきぃ~! 謀ったわね!? はやく出なさい!」
「ちょっ……なっちゃん!? そない急かさんといて! びっくりして引っ込んでもうたやん!」
「引っ込むって……ちょっとアンタ! まさか……大きい方を催していたの? それなら素直に言いなさいよ!」
「せやかてなっちゃん……恥ずかしいやん」
「どの口がそんなことを……っとにかく早く出て……! いろいろとマズいわ……」
「スマンなっちゃん。出てきたわ。譲れんようになった。別のトイレでお願いや!」
「くぅ……! いぶき! アンタ覚えてなさいよ!?……ダメ……もう限界……! こうなったら……! いぶき……アンタのせいだからね!? 文句は受け付けないから…………はっ……!」
「なっちゃん何を……って……いゃぁぁぁ! 何しとるん!?」
「こうするしかなかったの……悪く思わないでね」
「せやかて……非常識やん。跳んで個室の中に入って来るやなんて」
「私とあなたの仲なんでしょ……いいじゃないの……」
「親しき仲にも礼儀ありって言葉をお返ししたいんやけど……しゃあないな……勘弁したるわ。はよぅ用を足しい。武士の情けであっちむいといたる」
「ありがと……恩にきるわ…………んっ……くぅ…………はぁ…………」
限界まで我慢していた時、尿はゆっくりと放出される。なずなもその例に漏れず、ゆっくりと、少しずつ黄金色の放物線を描いていく。傍で聞いているいぶきが羞恥で頬を染めるほど性的で艶めかしい喘ぎ声を発しながら。限界だったなずなはそれに気付くことはなく、盗撮している野郎共にお宝映像を提供してしまっていた。大便の途中で中途半端に緋袴を着崩したいぶきと共に。
やがて黄金色の放物線は勢いを無くし、散発的な水音を最後に乙女の蕾からのお小水の提供は終わりを告げた。
「……ふぅ……危なかった……悪かったわね、いぶき…………いぶき?」
「……はっ……なっちゃん……! ご馳走様……やなくて……漏れんでよかったな」
「……? そうね。この歳でお漏らしなんて恥ずかし過ぎるわ……それじゃあいぶき、ごゆっくり……」
用は済んだとばかりに立ち去るなずなをいぶきは熱っぽい目で見つめながら見送るのであった。
「……はぁ……不意打ちは困るで……色っぽ過ぎるわ。気付かれていないのだけは幸いやったな……あんなん見せられたら変な気分になってまうわ。あと五秒終わるのが遅かったらやばかったわ……うち……お股濡れてへんやろうなぁ……?」
その答えは彼女の名誉のため、伏せることとする。盗撮映像で確認されてしまうことが不憫でならない。尻の穴からひり出される不浄のモノとともに。次元世界の明日は暗い。
いかがでしたでしょうか。半年ぶりの更新で執筆の腕が落ちていないか心配です。(もともとあったかは別として)シーカーズの飽くなきエロへの執念は不可能を可能にしました。対妖怪部隊としてはおそらく次元世界最強となっていくでしょう。次回の話は今回のお宝映像の批評と他の巫女さんのあられのない姿を書いていこうかと思っています。話を進めると意気込んでおきながらこの様です。完結はいつになるのやら。とはいえ、エターなることはしたくありませんので、気長にお付き合いください。