はじめちん
40てん
頑張りすぎ
巨乳
20てん
胸揺れすぎ
かとうちゃ(笑)
10てん
以下省略。
結果を伝えるとあの後俺たちはそのまま田中星人の掃討戦へと移り、俺とケイはなんなく奴らを屠った。
そして星人が絶滅した瞬間転送が始まり採点と相成ったわけだが、結果として生存者は
俺、ケイ、加藤、玄野、北条(ホモ)、サダコの5名であった。
原作と違いヤンキーがもれなく死亡している辺り、現実は非情だなと考えながらガンツ玉を見つめていると採点を終えたソレは、役目が終えたとばかりにプツンといった感じで沈黙した。
「おい!おっさん!!!」
そして本日の星人戦もことなきを終えた俺とケイは帰ろうと踵を返した時、背後から玄野に声を掛けられた。
「おっさんって程の歳でもないんだけど」
彼の言葉にそう返事をして振り返ると、玄野はドンドンと床を踏みつけこちらに距離を詰め凄んだ。
「アンタだけじゃねぇけど、特にアンタ、何者だ?この現状について凡そ知ってんじゃねーのか?」
恐らく星人戦で見せた俺とケイの活躍をみて思ったことなのであろう。
凡そ事情を知ってそうにスーツを使いこなす事に彼は言及した。
「凡そもなにも、俺も君たちと同じ前回からの参加だから詳しいことは分からないけど、西っていう中坊の話から凡そ想像つかないかな?
それにスーツの使い方についても前回着た俺だからこそ分かるのであって、それを一緒に『住んでいる彼女』にも共有しただけだよ?」
そう言って俺は強調する様に横に立つケイの腰を抱く。
「きゃっ」
短く声を上げた彼女は俺に引き寄せられるように腕に抱きつくと、そのまま猫のように俺の腕に顔を擦り付けた。
「クッ、なら、なんで最初に言わねーんだ!!」
俺とケイの姿を見て玄野が一瞬顔を歪めて更に凄んだ。
「言うもなにも、最初に言ったはずだけど?『スーツで生き死にが決まる』って。
それに実際君もそうだと思うけど着てみないとその凄さは分からないでしょ?」
俺の言葉に玄野が再び顔を歪めた。
現に彼は今日の星人戦でさスーツを着用し、田中星人の一体を倒している。
だからこそ伝わる俺の理屈に彼の顔が歪んだのだろう。
「そ、それにしてもだッ!透明になれる能力とか聞いてねぇし、他にもいろいろあるだろ!なんだよ!その刀みてぇな奴!!!」
玄野の言葉に俺は「ハッ」と短く笑い続けた。
「ソードについては悪いけどもう在庫がないみたいだ。
透明化については腕に付いているレーダーをポチポチ弄れば出来る様になると思うぞ。
もう良いだろ。これ以上は。もう疲れたし、帰ろうケイ」
俺は玄野との会話をそこで無理やり打ち切り、彼女の腰に手を回しそのまま部屋を後にする。
去り際に「待てよ!!!」と玄野の声が聞こえたが構わず無視する。
正直、今の玄野に期待することは無い。
ケイが俺の家に住んだことで彼が覚醒する動機を奪ってしまったのだ。
覚醒もしていない彼は言わばそこら辺にいるモブと大して変わらない戦闘能力である。
もっとも玄野を始め他の連中に力をつけられると原作と乖離してしまう可能性がある為、俺は答えを有耶無耶にしたのだ。
北条もサダコも潜在能力的には申し分ないのだろうが、それでも原作の風や坂田とは比べ物にならない程劣ってしまう。
そう考えれば彼らに今後生きられるよりは、原作通りに死んでいただく方が、俺としても今後の原作の流れを追える。
そう判断し俺は横にいまだ腕にしがみ付きスリスリと頬を押し付けるケイを見つめる。
田中星人が終わったと言うことは次はおこりんぼう星人編である。
そのボス千手観音こそが、俺やケイ、原作組にとっての鬼門である。
俺はそんな千手の姿を思い浮かべその場でギリッと歯を噛み締めた。
不意に鳴った不協和音にケイが顔を上げて俺の顔を見上げるが、俺は「なんでもないよ」と伝えて彼女の頭を撫でそのまま帰路に着いた。
「ハジメさん今日はお疲れ様でしたッ!」
帰宅してすぐ、彼女はスーツから部屋着に着替え、そのまま台所に立ち夜食を作り俺の下に持ってきてそう告げた。
「ケイもね。今日はお疲れ様」
俺は彼女が作ってくれたオムライスを頬張りながらそう答えた。
「次はいつ呼ばれるんですかね」
その後、2人してしばしの歓談をしていた時、不意に不安そうな表情を浮かべた彼女はそう俺に問う。
「それは分からないね。まあ俺たちが出来ることはとにかく生き残る為に訓練することじゃないかな」
「でも、今日はよかったんですか?あの子達になにも伝えなくて」
「伝えても、それを使いこなせるかは別だと思う。
それに今回のことで彼ら自身スーツの能力については多少なりとも分かったはずだろうし、それなりに訓練してくるんじゃないかな?
教えるのは簡単だけど自分で試行錯誤してこそって俺は思うな」
そう言って俺はズズズと目の前に置かれた湯呑みを飲み干した。
「でも私は教わった側ですし・・・」
彼女はそう言ってやや申し訳無さそうな声音で答えるので俺は「まあ、女の子だからね。男はそうは行かないよ。
自分で生き残る術を見つけないと」
俺の言葉に彼女は「男の子だからですか」と言った後フフフと笑みを零す。
「ん?」
「いや、男の子ってみんなハジメさんみたいにエッチなのかなってふと思ったんですけど」
彼女がそう言って妖艶に微笑んだ。
「まあ、基本は男は大体スケベだよ」
俺は彼女の視線から外れるようにやや顔を逸らし答える。
「まあ、私はエッチなハジメさんも好きですよ」
そして、先ほどのシリアスな雰囲気はどこにいったのか部屋中がピンクがかった空気が広がる。
「ありがとう、俺もだよ」
自然にそんな言葉が口から溢れ、無意識に俺は彼女に唇を重ねていた。
願わくば、2人しておこりんぼう星人を生き抜きたい。
そう思って仕方ない中、俺たちはそのまま抱き合った。
ジジジジジジジ―――
田中星人戦から2日後、予想外なほど早く俺たちは再びあの部屋に転送された。
前回と違うのはどこか感じるピリついた空気。
きっと、俺だけがこの先訪れる未曾有の難易度を危惧しているせい。所謂気のせいという奴なのだろうが、それでも俺の背筋を凍らせるナニカがガンツ部屋に充満している気がした。
「ハジメさん?」
そして転送の前兆を感じてからの俺の強張った表情になにか思うところがあるのか、共に転送されたケイが本日何度目かの俺の名を心配げに呼んだ。
ついに来てしまった。
願わくばあと2週間ほどは置いて欲しかったというのが俺の本音であるが、今更嘆いても仕方ない。
正直、準備自体は不完全である。
彼女の訓練もまだまだ懸念事項に対してクリアとなったと言えず、
むしろ原作での千手の強さを考えると妥協点にも達していない。
それはもちろん自分自身にも言えたことなのだが。
兎にも角にも俺は表情を無理やり笑顔に作り替え彼女の頭をポンポンと優しく撫でる。
「大丈夫」
そう一言だけ告げて。
「なんだ、あんたらもコスプレ組か?」
新参者の内、1人の男がそう言って声を掛けるのを、俺は顔を逸らし無視し、
ケイの腰を抱き、そのまま壁際に映る。
視線を加藤に合わせ、「あとは任せた」と気持ちを乗せると、彼もまたコクリと頷いた。
やがてポツポツと玄野や、ホモ、サダコが揃い始め、
全員が転送されたのか、ガンツ玉はそれ以降ダンマリを決め込んだ時、加藤が口を開いた。
「みんな聞いてくれ!!!これから俺たちは宇宙人と戦う――――」
加藤のガンツについての説明が始まると、新参者からすれば当然信じられるわけはなく、その合間合間を坊さんのおっさんや、入院服を着たじいさん、パーカーをきた男、その殆どが話を遮り、彼を狂人呼ばわりし、そして最後に『閻魔の手先』と告げる始末。
パーカーをきた男、
その殆どが話を遮り、彼を狂人呼ばわりし、そして最後に『閻魔の手先』と告げる始末。
正直、このおこりんぼう星人戦で今後の戦力になりそうなのは前世でいうゴルゴ13のような顔つきをした迷彩服を着た男のみであるのだが、彼は現在加藤の顔を胡蘭気にみながらただ黙っている。
「もういいだろ。俺は着替えてくる」
話が平行線なのに嫌気が差したのか、そう言って玄野がスーツを小脇に玄関へと向かう。
前兆があったのに着て来てないのか、こいつは
と内心、その危機感の無さに軽い感心をしているとその内心が伝わったのか、それとも俺のことが気に食わないのか、目が合った瞬間舌打ちをして彼は玄関へと向かった。
「なに、あの子。感じわるーい!」
そして俺の横に立ち、ベタベタと抱きついていたケイがそんな玄野に対し文句を告げるので俺は「嫌われてしまったね」と言葉を返し、彼女の頭を撫でた。
そして脳裏に一瞬だけどこか得体の知れない不安に俺は顔を歪めた。
「ハジメさん、本当に大丈夫ですか?」
俺の言葉に彼女は再び不安気な顔でこちらを見上げた。
「大丈夫。ただ今回は気をつけて。なんか嫌な予感がする」
そう俺が答えると彼女は「それなら今日は私が貴方を守りますよ」
そう言って微笑みかけた彼女は再び俺の身体に抱きつく。
「俺も君を守るよ。なんとしても」
そんな彼女に俺はそう返事を返し、俺の背中に腕を回す彼女に抱き返すように俺も手を回した。
「おっ」
「どうしました?」
そんなふうに2人でベタベタとしていると、原作通り、長髪に髪を後ろで束ねたどこぞの女優然とした女(原作の名前は確かナントカ聖だったか)が玄野を追うように、玄関へと向かう。
どうやら原作通り、彼の童貞は今日奪われるだろう。
これから殆どの人間が死ぬ星人戦が待っていると言うのに、各々が緊張感がないそんな行動に俺は内心舌打ちを打った。
まあ、今回も俺はケイ優先に動こう。
俺は内心決心を決め、彼女に「なんでもない」と告げ、再び力いっぱい抱きしめた。
「にゅーーー、痛いですぅーー」
きつく締めすぎたのだろう。
彼女がそう言って苦しそうな声を笑顔であげたので俺は「気のせいだろ?」と強ばる頬を無理やりニヤリと上げ、さも意地悪そうな声で答えた。
あーたーらーしーいーあーさーがきーたー
そして遂にガンツ玉が沈黙を破りアナウンスが流れた。
その音楽は今まで聞いた音の中で一際俺の背筋をピンと伸ばさせる。
その音と共に全員の視線がバッとガンツ玉に集中した。
ちなみに玄野は初体験を終え今は筆下ろしをしてくれた女と手を繋いでいた。
予想以上に短距離選手並みに速いらしい。
[てめえ達の命は、なくなりました。新しい命をどう使おうと私の勝手です。という理屈なわけだす。]
[てめえ達は今からこの方をヤッつけに行って下ちい。]
そんな唐突に告げれる無茶苦茶理論に新参者が声を荒げるもガンツは我関せずと言わんばかりに今回標的となる星人の顔を写した。
[あばれんぼう星人
特徴 つよい
おおきい
好きなもの せまいとこ
おこりんぼう
口ぐせ ぬん ]
[おこりんぼう星人
特徴 つよい
おおきい
好きなもの せまいとこ
あばれんぼう
口ぐせ はっ ]
「おいおい!なんだよこれ!!」
新参者の男がそこ画面にツッコミを入れる。
「だから言ったろ!!俺達はこれから宇宙人と戦う!いまからこの玉が開いて武器が立ててある。
そこにスーツもあるからみんな着てくれ!
命に関わるんだ!!!」
「奴は閻魔の僕、なにものも信じてはならんぞ!!!
コイツは私たちを試しているのだ!!!!!!!」
ズビシッと音が鳴るように加藤を指差した坊さんがそのまま指にかけていた数珠を回し、南無阿弥陀を唱える。
「加藤、もういいだろ、放っておけよ」
そしてヒートアップする坊さんを尻目に玄野が加藤に向けてそう告げる。
「でもケイちゃん!!!」
加藤が玄野に反論しようと名前を呼ぶも、彼は俺に向かって顎を指した。
「別に俺はあのおっさんと違って冷徹じゃねぇけど、スーツを着るも着ないもソイツの人生だろ。
もう好きにさせてやろうぜ」
彼が俺をおっさんと呼んだときケイが『ちょっと、君ねえ!感じ悪いよ!!』と声を荒げるが俺は彼女の口を手を覆うとそのまま彼女がモゴモゴと抗議を続けた。
「まあまあ、俺が冷徹かどうかは知らないけど、大凡はこのモブキャラ君と同意見かな」
しかしケイの抗議を止めたのは事実だが、今日のこの戦いを前にピリピリとしていた俺はそのまま売られた喧嘩を買うように彼を煽る。
「あぁ?だれがモブだ?」
そしてそんな煽り文句はどうやら的中したようで玄野は女と絡めていた腕を解き、こちらに詰め寄る。
「やったぞ!!!お前ら!どうやら閻魔の手先どもは仲が悪いらしい!!!こんなところで仲違いをしておるわ!!!大凡序列を争っているのだろう!!!!!」
そんな俺たちを見て坊さんが更に火種を注ぐ。
「おい、おっさん、もう一回言ってみろよ。誰がモブキャラだって?あ?」
玄野の額に青筋が浮かんでいた。
「だから、きみが・・・」
ガシャンッ!!
俺の言葉を遮るようにガンツ玉が開いた。
「今度はなんだよ!!!!!」
新参者の1人がそんな言葉を告げると、坊さんが「審判の時だ!!!」と断言する。
「チッ、まあいい、聖さんこっちへ来てくれ」
彼の興が削がれたのか、玄野は俺に向かって舌打ちをして、そのまま身を翻し、女の名を呼ぶとそのままガンツ玉へと歩み寄る。
「これだ。この中にスーツがあるからアンタは着てくれ。玄関で着替えてくれたらいいから」
玄野はそう言って『お姉さん』と書かれたアタッシュケースを彼女に手渡した。
「あと、これも。一応武器だから持っていてくれ」
そう言って今度はガンラックに立てかけてあったXガンを取り出しそれも彼女に渡す。
「ありがとう。じゃあ行ってくるね」
そして聖と呼ばれた彼女は玄野に頭を下げて玄関へと向かう。
「君は行かなくていいのかな?第二ラウンドしてきたらどうだ?」
しかし、俺の器はどうやら思っていた以上に小さかったようで、心のささぐれがチクチクと刺激するのでそのまま思ったことを口に出してしまった。
「テメェッ!!!!」
そして俺の言葉がどうやら彼の堪忍袋の緒を切ってしまったのだろう。
彼はこちらに叫び声を上げならダッシュで体当たりをかました。
ドンッ!!
スーツの性能によるものだろう、思った以上の衝撃に俺は彼に組み伏せられるように押し倒された。
「前々からテメェは気に食わなかったんだよ!!!!」
そう言って俺に拳を振り上げようとしたとき、彼の眉間にケイの銃口が突きつけられた。
「離れて」
俺に向かっては出したことがないほど、冷たく重い彼女の口調に玄野はその場で舌打ちを打った。
彼がその場で盛大なため息をついたその時、沈黙していたガンツ玉が動く。
ジジジジジジー
「え?」
「は?」
ガンツ玉が展開されてからそんなに時を経っていない中で強行するかのように転送が始まった。
そして、一番にその白羽の矢に立ったのはケイである。
「どけ!!!!!」
予想外なその行動に俺は上に乗っていた玄野を力いっぱい突き飛ばし、頭上から転送され始めた彼女向かって手を伸ばした。
「ハジメさん・・・」
「ケイッ!!!!」
互いに手を伸ばすも触れようとした瞬間彼女の指先もまた戦場へと移される。
「絶対にそこから動くなよ!!!!」
そしてそのまま全身の至る所が転送され、聞こえるかも分からないが俺は彼女にそう叫んだ時、彼女の姿は消えた。
「は、早すぎるだろ!!おい!!」
そしてそんな俺たちを見ていた加藤がガンツに詰め寄り怒声を上げた。
俺もそれに便乗するようにガンツに近づいた。
「ガンツすぐに俺を転送しろ!!!早く!!!」
そして俺の言葉が通じたのかガンツはすぐさま俺を戦場べく転送が始まった。
ジジジジジジー
そんな音が頭上から響くとすぐさま俺の視界は戦場へと移り周りをキョロキョロと見渡す頃には既に全身の転送を終えていた。
「ケーイッ!!!!」
そして予想通りと言うべきか周囲にケイの姿はなく、俺はその場で彼女の名を叫んだ。
[嫌な予感が当たった]
そして彼女からの返事は無く、俺の心を不安感が支配し、俺は一つの仮説に辿り着いた。
「原作改変・・・」
ぽつりとそう呟いた時、脳内に先ほどまでの現象が走馬灯のように映り込んだ。
玄野。アイツの童貞卒業のタイミングである。
本来彼の卒業のタイミングはあの瞬間ではない。
正確にはガンツ玉が開いた後のはず。
「クソッ!!!」
そしてその仮説が閃いた瞬間他にも原作とは大凡の流れが同じでも細微については違うことに俺は気がついた。
そもそも田中星人戦で俺とケイだけが違う場所に転送されたはず。
はずというのも原作のケイの転送場所は知らない。
だから俺はいままでそう言った微細な変化については俺が原作に介入したせいで起こっている小さな小さな改変だと高を括っていたのだ。
そして、その小さな歪みが今回起こって欲しくない時に起こって欲しくない人に起こって欲しくない場所で起こったのだ。
俺はその場でギリッと歯が欠けんばかりに食いしばり目の前に立つ、戦場への入口である門扉を睨んだ。
「待ってろ。すぐに行く」
そう決意の文句を告げた時、ゾロゾロと他の連中が転送され始めあっという間にそこにはケイ以外の全ての人間がその場に出揃っていた。
「お、おい、アンタ」
そして加藤がその場で門を睨みつける俺を見つけるなり声を掛ける。
「悪いけど今日も俺はソロプレイさせてもらうよ」
俺は心配そうに声をかけてきた加藤に向かってそう告げて1人、門の下へと向かった。
門の下まで着くと、その両サイドを守るように鎮座する一対の金剛力士像。
俺は知っている。こいつらがただの銅像では無く星人だと。
俺はその場でガンツソードを引き抜きそのまま刀身を伸ばす。
ググググググ
刀身がみるみる内に伸びていくに連れて重たくなるガンツソードを俺は横に振り抜けるように構えた。
キュィーーーン
その重さに対応できるようにと、スーツが自動的にそのパワーを発揮する。
「ハアッ!!!」
そしてしばし刀身を伸ばした後(大凡20mほど)
俺は未だ不動な星人二匹に向けて、横薙ぎする様にそのままソードを振り抜いた。
「ぬんっ」
ガキンッ!!!
しかしそのソードが二匹の身体を二つにするようなことは無く、最初の一匹が手にしていた如意棒のような棒を急に動かし俺のソードの動きを止めた。
「動いたっ!!!!!」
そしてそんな仏像を見ていた新参者が遠巻きにそう叫ぶが俺はそれを無視してソードの刀身をやや戻した。
ダンッ!!!
刀身を大凡5m程までに戻した俺はその場で跳躍する様に先ほどソードを止めた星人に駆け寄る。
踏み込んだ瞬間、スーツの性能のおかげか、大地が割れその衝撃を物語る。
「どけ!!お前らに構ってる暇はない!!!」
叫びながら星人に近づき、そのまま軽くなったソードを片手で星人の身体を縦に割るように振り下ろす。
「ぬんっ!!!」
ガキンッ!!
そしてその攻撃は再び防がれるが、既に俺はもう片方の手にXガンを持ち星人の足首に向けて引き金を引いた。
ギョーンギョーン
続け様に引き金を引くと間延びした音が二回。
そして
ドンッ!!!ドンッ!!
ややタイムラグがあるも星人の両足首が爆ぜる音を立て、血のような液体が顔につく。
「ヌゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ!!!!」
「ハッッッ!!!!!」
そして両足首をなくした星人が片膝をついた時、もう片方の星人がそう声を上げ俺に向かって拳を振り下ろす。
ドンッ!!!
しかしその瞬間俺はその場から跳躍するように離脱することで奴の拳は地面へと突き刺さった。
「邪魔」
ズパンッ!!!!!
地面に渾身の一撃を放った仏像のスキに俺はそのままソードを無慈悲に振り下ろす手になんとも言えぬ感触を残し、星人の首を刎ねた。
「ヌウウウウウウウウ!!!!!!」
そして仲間の首の飛ぶ瞬間を見ていたもう1人の星人がそう声を上げるのを俺は冷たい眼差しで観察しながら、その顔面に向かってはXガンの引き金を引いた。
ギョーン
間の抜けた効果音を上げた瞬間、地に伏し、俺を睨みつけていた星人が再び叫んだ。
「ヌウウウウオオオオオ『ドパンッ!』」
そして彼の叫び声を遮るように奴の顔が音をたてて爆ぜ、星人はその場で沈黙した。
「すっげえ!!!」
俺のそんな姿を観察していた誰かがそう叫ぶのを聞き取るも俺はすぐその場から門へ向かい走った。
ドンッ!!!!
肩で門扉に中心ぶち破るようにタックルを交わすと、思いの外、衝撃はそこまで無く、壊れるようにして開いた。
「チッ」
予想通りケイの姿はそこにも無く俺はその場で舌打ちをする。
「待ってろよ。必ず助ける」
俺は居ない彼女に向かってそう告げて、その場から走り、彼女と千手を探すべく駆けた。