少々長くなってしまいましたがひとまずアリア編はコレにて完了です。
私の名はアリア、風を操る能力を持った魔剣だ。自分の覚えている最後の記憶は強力な敵からセシリーを守るため自身の力全てを使いきり寿命を迎え、そこで自身の意識は途絶えた・・・
暗い世界でいわゆる魂と呼ばれる感じで私の意識は漂っていた。・・・どれぐらいの時間が経ったのだろう?最後は朧気だが聖剣としての私と会話して
からどうにも分からない・・・セシリーやリサ、ルーク、パティ、他のみんなとせめて別れの挨拶ぐらいしたかった・・・
・・・ふいに、そんな自分の意識がほのかに暖かい想いに引き寄せられる。
意識を向けるとそこには魔剣として生きていた私の事を忘れないように思い返し、「愛」と呼べるような感情に私の魂は触れていた・・・
なんだろうセシリー達をからかうときについ、愛などという言葉を使ったが私自身が私として愛された事などただの一度もない・・・いや、一人居たような気もするが上手く思い出せない・・・セシリー達には愛されてはいたが一人の女性とい意味で愛された事等ない・・・
・・・またしばらくの時間が流れた・・
・・・ああ、まただ・・この人は結構な時間が経っても私という存在を忘れず常に心の片隅で私を想ってくれている。・・とても・・暖かい・・・
ふいに、まぶしい光が私の意識を、包み込み、気がつくと神殿のような建物の中に居た・・・すると柱から執事服を着た男性・・!?女性?・・が現れて、私に話しかけてきた。
「初めましてアリア様、わたくしはマシーン管理AI0903と申します。今回訳あって貴方様をこの別空間にお連れさせて頂きました」
この男性とも女性とも判断がつかず、どちらにも見えるマシーン管理AI・・?0903と名乗るモノの話を聞く事になった。
コポ、コポ・・香りの良い紅茶がカップに注がれてゆく。今、私は質と品の良いテーブルの前に座っている。彼(彼女?)が立ち話もアレなのでお茶でも飲みながら・・というやり取りもあって今お茶を待っている。
テーブルにお茶の入ったティーカップが置かれる。「毒など入ってはおりません。存分に香りと味をお楽しみ下さい」
別に私はそんな警戒はしていないんだけど・・・薦められてお茶を飲む・・
ゴクッ・・!凄く美味しい!?セシリーの実家やハウスマン達の所で飲んだ紅茶も美味しかったが今、口にしているこのお茶はそれらを上回る・・・
「どうやら満足されてるご様子でわたくし、ホッとしております。紬様からご教授頂いた甲斐がありました」
どうやら執事服をビシッと着てはいるがそれほど経験があるというわけではなさそうだ。
「少しリラックスされたご様子なので説明に移らせて頂きたいのですが・・宜しいでしょうか?」
もちろんだ。色々説明を聞きたい、疑問も解消したい。今この場にいる私は「魔剣アリア」としての肉体を持って存在している。朽ち果てた私が何故こうしてお茶を飲める当たり前の状態なのか?とにかく話を聞きたい・・・
「はい、では説明に移らせて頂きます。まず、アリア様、貴方様が暗い世界の中で感じられていた暖かい想い・・・あれはわたくしを創造してくださったマスターの想いです。マスターは貴方様の事を忘れず、ずっと愛し続けられたのです。」
愛・・ふいに、私の心がざわめく・・
私を剣ではなく一人の女性として愛してくれている・・・あの暖かい想いはやはりそうだったのか・・・40から50年の年齢を重ねたが録に恋愛経験もない私だがセシリーとルーク達みたいに私もその、マスターと呼ばれる人と愛し合う事が出来るのか・・・
「アリア様、マスターは貴方様を「嫁」として迎えたいとの意向です。本来ならば「嫁」と認められた女性の方々は別世界に存在している本体の方の肉体、精神、魂・・・それら全てをコピーしてマスターの嫁に相応しい形に再構築されます。ですが、貴方様の場合はレアケースでした。肉体は朽ち果て魂もわずかに意識と記憶が残留されていた状態でした。そこで今回はある方のお力をお借りしました。」
正直この人の説明では所々理解が追い付かない部分はあるが、私の肉体や魂すらも再生させるだけの力があるというのは理解した。そして、別世界?と呼ばれる私のいた世界とは別の複数の女性が嫁として迎えられる・・・ってどこの大富豪よ!!かつて私を所有していた奴でそんなのもいたわ。いわゆるハーレムね。そいつはハーレムがしたかっただけで特に私の事は一人の女性としては愛してなどいなかった。まあ、人当たりの良い人物だったので色んな話とかしたけど結局は破産して私を剣として売り払った・・・
私はその、マスターがどんな人物かは分からない・・・出来るならちゃんと私を愛してくれるのだろうか?不安な気持ちとあの暖かい想いを信じてみたい気持ちが混ざった複雑な感情に私は揺らいでいる・・・
「・・・大丈夫・・あの人は、○○○○はちゃんと貴方を・・・私を含めて全員真剣に平等に愛してくれる・・・」
・・・!?ふいに、柱からセシリーよりか年下に見える女の子が話しかけてきた!
「ああ、長門有希様!丁度貴方様の事が話に出ていたのですよ。紹介させて頂きます。この方が今回アリア様の肉体、精神、魂の再生及び、再構築のための力を貸して下さった長門有希様です。」
「・・・私は長門有希・・・情報統合思念体によって作られた対有機生命体コンタクト用ヒューマノイド・インターフェイスという存在・・・ただし今この場にいる私は彼・・・マスターと呼ばれている彼の嫁として存在している・・・」
・・・ごめん・・私の頭と知識ではもはや理解が追い付かない・・・
「長門様、さすがにこれではお話が進みそうにありません」
「・・・大丈夫・・直接彼女の頭に情報を流し込む・・・」
すると長門有希と呼ばれている女の子の手のひらから何か光が生まれ、私の身体にくっついてきた!!?
光の塊が私の身体に入った直後・・・
とんでもない量の知識と情報が流れ込んでくる!!ーーーーーーーーーーー
しばらくの間私は知識と情報の海に溺れ、ボーとしてしまった。
概ね理解が出来た・・・人殺しの道具として生きてきた私は恥ずかしい事に文字の書き取りや読むことすら出来なかった・・だけど長門有希ちゃんのおかげで今の私は極めて高い水準で有りとあらゆる事を成し遂げられる能力を会得した!!マスターと呼ばれている人物の事、管理AI、インターフェイス、この世界、別世界の情報と理・・・そして殿方悦ばせる知識とテクニックも私は会得している!
「どうやら問題なく進められそうですね」 「・・・バッチグー・・・」
有希ちゃんは無表情でガッツポーズを決めた・・
「では改めてアリア様にマスターの嫁君としてマスターの世界へと送らせて頂きます。本来なら人格コピーとして造られた女性をお送りするのですがアリア様に至ってはご本人に務めを果たして頂きます。今の貴方様ならば余裕をもってマスターのお相手を滞りなく果たせるものと確信しております。存分に愛し合って下さい。今度こそ貴方様は報われるのです。」
「・・・情報統合思念体の思惑はそれぞれ極端に別れており、その為一種の膠着状態になっている。その為本体である私とやり取りをしたが特に問題なく愛し合う事を最優先事項とし、それ自体が情報統合思念体の思惑を推し進める結果に繋がる・・・だが・・・そんな事など気にせず貴方はマスターと愛し合い報われてほしい・・・!」
ああ、この二人は私の境遇を知って私の事を案じてくれている・・・
ふいに、目頭が熱くなる・・・
「わ、私頑張るから一生懸命頑張るから!!」
二人はとても優しい笑顔で私を送ってくれた・・・
「いってらっしゃい・・・貴方に祝福を・・・」
・・・光に包まれて、別の世界に送られる。目の前に管理AI0903にマスターと呼ばれている人物がいた。
頭の中に事前情報があるため必要な事は全て網羅してある。私はこの人に愛されている嫁・・この人を私はダーリン♥として呼び愛し合う・・・!!
何だか凄くドキドキしてしまう。
極力私はドキドキを抑えつつ明るくダーリンに挨拶し、熱い口づけをかわした!ダーリンと抱きしめ合い互いの感触を確かめた。あ~ん♥もう、幸せ♥嬉しい・・・♥私は思わずつい、ダーリンをお姫様抱っこしてベッドに運んでしまった・・・そんな私にも気にせずダーリンは私の奉仕を受け取ってくれた!
正直やり過ぎな感じだがダーリンは快く受け入れ、私もついつい有希ちゃんがもたらしてくれた知識と情報を駆使してダーリンを悦ばせたわ。
・・ダーリンと愛し合い一夜を共にした・・・セシリーと一緒に寝た時の幸せと、ダーリンと一緒に寝た幸せの種類は違うんだろうけどどっちも私には掛け替えのない大切なモノだ・・・
朝、目覚めると私の顔を眺め、いとおしく髪をなぜてくれるダーリンの顔を私も眺めた・・・まどろみの中でお互いの体温を確かめ会う・・・
・・・ああ、幸せだ・・・
私は、私の全てをダーリンに捧げた。
ダーリンも凄く感激してくれている喜んでくれている。・・・でもふいに、心の中に「嫉妬」と呼ぶ感情がほんの少し私の心に広がる・・・
マシーンの作成プログラムによってそのような「負」の感情は極力削ぎ落とされ抑制されている。だがそれでも私の心に明確に感じられるこの感情は私の中に確実に息づいている。
ダーリンには既に三人のお嫁さんと愛し合った・・・さらにこれからも多種多様な女の子達と・・・
ううん、いけない!私は私としてダーリンを愛し続ければいい・・・
それは他のお嫁さん達も同じ。私だけじゃない・・・でも・・それでもダーリンの特別がほしいという欲望が溢れてくる。
だから私は卑怯にもダーリンに自分だけの特別なモノがほしくて、ダーリンに提案してしまった。
・・・予想外だった!!ダーリンの初めてをわ、私が・・・私は喜びはしゃいでしまった・・・だってダーリンの初めてを私が・・♥
最もダーリンの所持している秘密道具を使ってしまえばそれは全て無意味・・・でも私の中では唯一無二の証として誇りに思える・・・
道具を取り付けた。事前に情報は知り得てはいたがやはり、いざとなるとかなり緊張してしまう。・・っと、いけない自分から提案したことだししっかりやり遂げないと!
・・・ダーリンと一つになった・・・
・・・きぃやああぁぁぁ~~!!!♥♥♥なにこれ何コレ!?き、気持ちいいよ~~♥♥♥突いて、突いて乱暴に突きまくってしまう。
ダーリンの中、熱いよう、締め付けられてヌメヌメしてて初めての感覚・・・!!
だが、私はここまで本能を刺激される理由に心当たりが合った・・・
私は魔剣、それも刺突を主流にしているレイピアと呼ばれる形状だ。つまりレイピア形の魔剣の本能がここまで私の理性を剥ぎ取り魔剣の本能剥き出しでここまでやってしまったのだ・・・
・・・こんな冷静に思考出来たのは事が終わってからだった・・・
ダーリンの初めてを乱暴に一切の配慮もせずただひたすら自分の本能と欲望を満たすためだけに私はダーリンを・・・わ、私は眩暈がした、ダーリンに拒絶される!嫌われる!また私は・・・かつての恐怖と絶望の日々が脳裏に映る・・・
私は寒気を感じ、身体の震えが止まらず思わず涙を流して彼に謝罪した。
わかってる。こんなことで許されない。
駄目だ、もう終わりだ。また私は一人ぼっちで・・・怖い、恐いよう・・・
・・・けれど彼は私を優しく、力強く私を抱きしめてくれた・・・!?
そして耳元で優しく囁いた。それは私を否定し、拒絶する内容ではなく、むしろ私を肯定しありのままの私を受け入れ優しく愛してくれる言葉だった・・・!?♥
ああ、あの時感じた以上の暖かい想いが私に染み込み満たされてゆく・・♥
私は彼を、ダーリンを他のお嫁さん達に負けない位に愛し続ける!!改めて誓った。何しろ剣に二言はないのだから・・・
それからしっかりとダーリンと愛し合ってまた眠りについたわ。
何故か少し照れくさかったけどダーリンのあそこをあれやこれやしてイチャイチャした♥
仲良く手を繋いでお風呂に・・・♥
うふふ、ダーリン愛してる・・・♥
アリアというキャラは思い入れが強いのでついつい長くなってしまいました。感想よろしくです。