セクハラ! 作:近衛さん
フェイトに渡された住所に引越した春。
部屋にはベッドと着替えと冷蔵庫、春が持って来たノートPCが1台だけある。
時刻は早朝。
さっそく調査を開始するべく、春はフローリングで座禅を組み、瞑想を始めた。
「……」
すると、春の前に白い煙の塊が発生し、みるみる子どもの姿に変わっていった。
「分身成功、と」
鏡を見ると裸の男の子が立っている。
「服はこんなかんじで……あ、靴もか」
肉体は練りに練った霊力で、ある程度は春の想像通りの形になる。
変装はこれで完璧。
春は玄関のドアに手をかけた。
* * *
ピピピッ。
「ん?」
研究室。
パソコンの前でうたたねをしていた超鈴音の耳に、アラート音が聞こえてきた。
隣で作業していた葉加瀬は、口を開けて幸せそうに眠っている。
サイズが合っていないのか、足元には水玉のパンティがずり落ちていた。
超鈴音はアラートのするパソコンを覗き込む。
そこにはアパートから出てきた子どもの画像が表示されていた。
「これがどうしたのカナ? 監視システムのバグ……ん?」
画像の顔の箇所に「刹那の養父?」とコメントが出ていた。
「ハカセ! 起きるネ!」
「ふぇっ?」
慌てた葉加瀬はパンツに足を取られてすっ転んだ。
白衣とスカートがめくれ上がり、お尻が丸見えになるが、幸いここには超しかいない。
「この子ども、どう思うネ」
「あ、可愛いですね……え? 刹那さんのお父さん? 入力ミスですかね」
「刹那に弟はいないはずよ」
「ならお父さん側の子どもか親戚では?」
「む。その可能性はある……か……」
「気になるなら偵察機を1機回しましょうか?」
「頼む。気にしすぎならイイが、彼はイレギュラーの可能性がアル」
超さんのド忘れじゃないですかー? と欠伸をしながら葉加瀬は作業に移る。
(それならそれでいいんダガ……いいのカ?)
「あー!」
葉加瀬が大声を上げる。
「ど、どうしたネ?!」
「あはは。すみません。先日監視システムに追加した機能を忘れてました」
「……と、いうと?」
「年齢詐称薬を見破るやつです♪」
あれか。
超鈴音もピンときた。
「いい大人が子どもに化けて何するつもりなんですかねー」
「……」
葉加瀬の何気ない一言に、超鈴音は真剣な眼差しをモニターへ落とした。
* * *
林にさしかかった時、春は猛スピードで走ってきた少女に蹴り上げられた。
「ぎゃー!」
「え、うそ!」
少女、アスナの叫びも仕方がない。
春はぎゅるぎゅる回転しながら、ホームランボールのように林の中へかっ飛んでいったのだ。
アスナは慌てて少年の後を追う。
春は突然のことで訳が分からなかったが、茂みをかき分けて近づいてきたのが美少女と見るや泣きまねをすることにした。
「えーん、えーん」
「だ、大丈夫?!」
「痛いよー」
「どこ? ここ?」
少年が股間を押さえる手をどけると、ボロンとフランクフルトが飛び出した。
保健体育の知識に疎いアスナは……。
「すごい腫れてる!」
と愕然とした。
それにはさすがの春も驚く。
が、都合がいいのでそのまま進める。
「お姉ちゃん舐めてー」
「え? なんでよ」
「僕じゃ届かないもん。唾液は消毒の代わりなんだよ?」
「そ、そうよね! 消毒になるんだったわね!」
(やっば。そうなんだ?)
アスナは柔らかいナマコをそっと手で包み、ペロペロと丹念に全体を舐めた。
「あっ」
「え? 痛かった?」
「ううん。きもちいー」
「そ。びっくりさせないでよ……あーむ、れろれろ……」
アスナの舌が裏筋を舐め上げる。
「んっ」
「ここも? ほれほれ」
舐められる度に春の腰が跳ねる。
だんだん面白くなんてきたアスナは、竿を両手でしごきながら、亀頭を中心にちゅぱちゅぱと舐めるようになっていく。
「んああっ」
「んぐっ」
絶頂を向かえ、腰を突き上げる春。
アスナの喉奥まで亀頭が滑り込み、ビクビクと陰茎が痙攣した。
「はぁ、はぁ……ありがとうお姉ちゃん。すごく楽になったよ」
「はいはい。どういたしまして……ていうか悪かったわね、よそ見してて体当たりしちゃって」
「うーん。また舐めてくれるならお母さんに黙ってる!」
「ちょ?! ……はぁ、分かったわよ」
「やったあ!」
「で・も! あと1回だけだからね!」
「えー。あんなひどいことしたのに……」
「う……じゃ、じゃあ3回。これ以上はダメよ」
「うんっ」
「私はアスナ。あんたは?」
「え? あ、アキラっ。またねお姉ちゃん!」
「あ、ちょ……いっちゃった」
* * *
「……」
「……」
アスナに少年が吹き飛ばされた所からなんとか盗撮できた超鈴音と葉加瀬。
ただ、アスナの背中で、2人が林の中で何をやっていたのかはわからなかった。
「まさかフェ」
「ちょっとやめてください超さん!」
「……だよネ。まさか、ネ」
初対面でやることじゃない。
その固定観念(?)が恐らく回復魔法を使ったのだろうと超に推察させるのだった。
射精はしてません。
一種の生霊状態なので。