セクハラ! 作:近衛さん
超鈴音は研究室でパソコンのモニターを眺めていた。
(やっぱりフェラしてるように見えるネ)
数時間前に盗撮した春とアスナの動画。
超鈴音の手が股間へ伸びる。
「超、今いいか」
「い、いいヨ?」
超鈴音は慌てて動画を消す。
声の主は真名だった。
「どうしたのカナ龍宮サン」
「催淫剤とか持ってないか?」
「は?」
「即効性の睡眠薬でもいい」
「お、落ち着くネ!」
どんどん顔を近づけてくる真名に超は慌てる。
なんとか真名を落ち着かせて話を聞くと、刹那の養父が好きでモノにしたいらしい。
超にとってはなんともタイムリーで、鴨が葱を背負ってきたようなものだ。
「是非協力させてもらうヨ。でも意外だネ。龍宮サンは好きな相手を言うタイプではないと思っていたガ」
「恋と命のやりとりは早い者勝ちなのさ」
「も少し手段を選ぶべきだと思うヨ」
若干引きながら、超は薬を用意するために席を立つのだった。
* * *
(勝った。悪いな刹那。フハハハハ)
春の部屋。
刹那にくっついてお呼ばれした真名は、隙を見て刹那のジュースに睡眠薬を、春と自分のジュースに催淫剤を入れた。
自分のにも入れたのは初めてでも痛くなくなる、どころか気持ち良いとのことだったから。
そして、刹那がジュースを飲んだのを見届けた真名は、勝利の美酒代わりに、目の前のジュースを飲み干した。
――ぱたり。
意識が遠のき、真名は机に突っ伏した。
* * *
ずっちゅ、ずっちゅ、ずっちゅ。
(あ……れ……?)
春は夢を見ているようなあやふやな、不思議な気分だった。
きっと夢なのだろうが、妙にリアルだ。
自分の上で、裸の刹那が騎乗位で腰を振っているなんてあり得ないはずなのに。
「あん、あっ、やっ、あんっ」
乳首がピンと尖った、お椀型の胸がプルプルと揺れている。
夢なら楽しまなくちゃ損だ。
春は腰を下から突き上げ、快楽を貪る。
「ああっ、とうさまぁ、とうさまぁ……!」
刹那がイク。
遅れて春も射精する。
腰を引きつけて、一番奥で一物がビクンビクンと跳ねる。
正常位、バックと刹那の体を味わう春。
「はぁ、はぁ……んく、んく」
喉が渇いたので手近にあったジュースを飲むと、視界が白み、意識が遠のいていった。
* * *
「……ん?」
目が覚めると、真名は見慣れたベッドで横になっていた。
がちゃり、と浴室から刹那がやって来る。
「起きたか真名。いきなり寝たから大変だったぞ」
「え? あ、ああ、すまん。どうも疲れていたようだ……」
(!!)
真名は気付いた。
刹那の歩き方がぎこちないのを。
そして理解する。
自分が何をしでかしたのかを……。
「真名。一応、礼を言っておこう」
「……ああ」
薬を盛ったこともバレてるらしい。
それならば。
「刹那」
「ん?」
「私は出遅れた」
「ああ。そうだな」
「だが、諦めたわけじゃない。1度抱かれたくらいで気を抜かないことだな」
「なっ……!」
フ、とニヒルに微笑み、真名は宣戦布告をした。
・催淫剤
媚薬&興奮剤。そんなイメージのヤバイ薬。
・敗因
超、間違えて薬を渡す。
罰としてあんみつ100杯の刑に処される。