・オリジナル主人公及びオリジナルキャラが登場します。
・エロはほとんど書いたことがないので拙い描写が多いと思います。
・多重クロス物で、一通り女の子とヤったら物語は次章に進みます。
・ストーリーに期待される方は内容の薄さに驚くと思います。
・主人公の倫理観には期待しないでください……
・第一話にはエロはほぼ無し。以降一話ごとのエロ含有量は50%程度です。
以上の注意を確認して合わないと思ったら読まないことをお薦めします。
▼第一話。エ□ボンの書
「あ、ぁあっん、んんっっ!」
「うっ……!」
一体何度目だろうか。
腕の中にいる少女の中に、全く尽きる兆しを見せない熱い精を放つ。膣から溢れることがないのは、彼女が全て受け入れているからか。
流石に数えられないほどの回数分の精液でベッドを濡らして、その上で性交することには抵抗があるので助かるが、全く精液に汚れないというのも変な気分だ。これだけ出したのなら、エロ本やエロゲでよくある精液塗れの少女、という図が出来上がっても良いものだ。
元々、エロ同人作家の自分としてはちょっと見てみたい気持ちではあるが、全て中で出しているため全身精液まみれになるようなことはないだろう。彼女がその躰に
「ぁ、ぁあっ……。ますたぁ、もぅ……」
「はぁ、はぁ、……ふぅ。休むか? ケフィ?」
「いえす、マスター。流石の私も疲れました」
俺――宗像紳久朗が数え切れないほどの射精が出来るようになった原因である少女も、今のところ体力には限界があるようだ。まぁ、ずっと痙攣しっぱなしだったので仕方ないのだろう。
彼女は人間とは一線を画す存在で、少しずつ強化されていく様だが、俺自身も彼女の影響で同様以上に強化されていくので結局は彼女の体力が尽きる方が先になる。彼女の影響で趣味の一つが寝ること(ただし、性的な意味で)になってしまったのは良かったのか悪かったのか。何処かのバスケ部に入部したい気分だ。
「マスター。どうやら再び巻き戻しが起こったようです」
「ん? またか……。これで何回目だ?」
「八十三回目のループ突入ですね。死亡以外での巻き戻しとしては十七回目です」
「はぁ……、六十五回も死んでるのか」
「射精総数は一万八千七百とんで四回です」
「……そこは言わなくてよかったな」
しかし一万八千か。そのほとんどがこの少女の中に吸収されたと思うと恐ろしいな。何処にそんなに入るんだろうか。
「んっ」
思わず彼女のお腹を撫でてしまった。
十歳そこらにしか見えない少女のきめ細かい肌は触れていて気持ちいい。出来ればずっと触れていたくなる感触だが、それをやると先に進んでしまいそうなので自粛しよう。
八十三回目のループに突入し、既に自分が何歳になったかわからないが、精神的にはまだまだ二〇代だ。性欲も、一般的とは言い難いほどに旺盛だ。童貞の同人エロ漫画作家として生活していた頃が懐かしい。
ループと聞いて無限螺旋を思い浮かべた人間は俺の状況をある程度察していることだろう。
俺がなぜループやらに巻き込まれて長い間この少女と性活しているのか。その切欠はわかるのだが、原因は全くわからない。
取り敢えず、少女が回復するまでの間、その辺りから少しだけ振り返ることにしようと思う。
まず始めに、一番大事な前提がある。
この少女――ケフィ・アデスは魔導書だ。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇
中出紳士――本名宗像紳久朗は同人エロ作家だ。
本業は別にあるのだが、ここで必要なのは中出紳士=宗像紳久朗という点だ。
宗像紳久朗という男を語るには、中学一年の冬まで遡る必要があるだろう。自慢じゃないが、いや、自慢になるのだが、小学校に通う頃から色々と多才だった紳久朗少年はよくモテた。顔も悪くないので女子からは結構好意的に見られていたし、本当の紳士を目指していたので男子が女子にちょっかいを出しているのを止めたりもした。
小学校の時にいた彼女とは同じ中学校に通い、周囲からもお似合いの二人だなんて言われていた。
幼いながらも彼女を大切にしていたし、いつか彼女と結婚するんだろうと漠然と思っていた。この頃の男子は女の子の体に興味を持つ年頃であり、紳久朗少年も例外ではなく、彼女もいたためその時は自然にやって来た。
その日、紳久朗少年の人生は変わってしまった。
他の男子の大きさ等知らなかった紳久朗少年は、勃起したペニスを彼女の前に晒した瞬間に、それ以上の行為を拒絶された。
自分のチンコはどこかおかしいのか、それから悩むようになった。雑誌などを簡単に読めるような環境は無かったし、ビデオも無い。父親や兄妹がいれば相談できるのかもしれないが、母親しかいなかった紳久朗少年は相談も出来ず、自分に自信が持てなくなり、悩むようになった。
彼女との距離は自然に離れていき、二年に上がる頃にはふたりの関係は自然消滅していた。
母の再婚で他所に引っ越すことになり、そこでサブカルチャーに出会った。
成長した体格もあって成年向けのジャンルにも手を伸ばせるようになった紳久朗少年は、エロ漫画に出会い自分のチンコに少しだけ自信を取り戻した。
義父のお古のPCを与えられてからは、両親には内緒でエロゲーにも手を伸ばすようになった。
初めて手を出したゲームは“斬魔大聖デモンベイン”。
パッケージからエロエロとしたゲームを買うのは、初心者にはハードルが高かったための選択だが、このゲームをやり終えた紳久朗少年はクトゥルフというジャンルに興味を持ってしまった。エロジャンルは表立ってできないが、図書館などに行けば僅かだが蔵書があったクトゥルフは紳久朗少年の表の趣味になった。
書店で購入したクトゥルフ神話の本とわざわざ取り寄せたネクロノミコン英語版に日本語版。
思えばこれが発症のきっかけだったのだろう。この年頃の子供が発症する、後に“中二病”と呼ばれ、完治した後も後遺症に悩まされる難病に罹ってしまったのは。
幸い、表に出るような症状ではなかったので完治してから居づらい雰囲気に悩むことはなかった。自分が他と違うことを知られてはいけなかったし、正気を保ち続ける必要がある。みたいな設定のおかげで命拾いしたのは紳久朗少年だけの秘密だ。
高校に入るころには中二病も完治し、新しく出会った友人の影響で漫画ジャンルに趣味は移っていった。コミケの存在を知ったのもこの頃だ。美術教師の母の血を継いでいたのか、美術の成績はいつも良かったし、デッサンも得意だったため、イラストや漫画の作画にはスムーズに手を出すことができた。
友人と合同で同人活動を開始し、高校を卒業する頃にはそれぞれ一人でサークル活動が出来る程度の画力になっていた。
十八歳になったことで、エロ漫画の道に手を出した。いや、以前から描いていたのだが、十八歳となったことで即売会へそのジャンルで参加できるようになり、本格的に始めたといったほうがいいのか。
名前も中出紳士に改名し、個人サークルも立ち上げ、大学では同好の士の集まるサークルにも参加した。
そして、この時から始めた一つのシリーズもののエロ同人誌。
エロマンガで解る“クトゥルフ神話”シリーズ。
一見、つながりも何も無いし、エログロだろという感じはする組み合わせだが、この時は神が降りてきていたと、今思い返してもそう思う。
内容はクトゥルフを意識したキャラクターが登場するエロ漫画だが、エロ視点をクトゥルフ視点に変えて解釈することができればラブクラフト氏のクトゥルフ世界を感じることが出来る。
と、当時の紳久朗青年は思っていた。
毎回クトゥルフの解説を最後に用意して、知らない人でも内容が読み取れるようになっていると思う。
とにかく、幅広いジャンルに手を出していた紳久朗青年は、いつの間にか壁に配置されるようになっており、クトゥルフエロ漫画はそれなりに売れた。本業の傍らの同人活動だが、以後十数年に渡り毎年の発行を絶やしたことは無い。
クトゥルフを題材にしたライトノベルが発売された時には初版で買ったし、もちろん同人誌も描いた。
年に数冊だが、クトゥルフエロ漫画を始めて十二年ほど経つころ、一区切りついた『エロマンガで解る“クトゥルフ神話”シリーズ』の原稿を纏め、一冊の本にした。デジタル化にともない原稿は全てデータ化しPCに取り込んで修正などしているが、アナログで描き続けたこのシリーズは全て原稿用紙も残していた。
表紙も革を購入して加工、自作し、昔の本のように紐で纏めて体裁を整える。
十二年分の原稿は結構な分厚さになっていたため、内容を厳選することで全体の六割といったところだが、なんとか一冊に纏める事ができた。残りはまた別の機会に残しておくことにした。
本のタイトルは“エ□ボンの書精言語版”。エイボンとエロ本を掛け、日本語だが日本語版ではなくエロマンガで描いたのでデモンベインのネクロノミコン血液言語版を意識して命名した。
他にネクロロリコンにフェラエロ断章、るるいエロ本、妖女の秘密やナカデ射本等の候補があったが、今回厳選した内容がエイボンの書に記されているとされる内容、登場人物を主に集めたため、シンプルなタイトルに決定した。一応、他の魔導書に記される有名どころも網羅している。
さて、この“エ□ボンの書精言語版”。実はかなり重い。
原稿用紙なんて物をそのまま本にしているので当然だが、片手で持ち上げるのは辛い。子供の体重程度ありそうな重さの分厚いエロ本が出来上がっていた。サイズもA4とどこの図鑑だ、といった感想だ。
結果から言えばこの本の重量が魔導書の精霊の外見と年齢を決めたようだ。
デモンベインに登場した魔導書は尽くロリなので、そのへんも影響しているとは思うが、魔導書本人が言っていたので間違いないだろう。
この“エ□ボンの書精言語版”が何の因果か力を持ってしまったことが、当時の俺――宗像紳久朗(30)の人生を365度と少し変える切欠となった。
三〇歳を迎えたある朝。俺は知らぬ間に童貞を失っていた。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇
「なんじゃこりゃぁあああああ!」
思わず叫んでしまった俺は悪くないだろう。
朝起きたら童貞を失って――いや、見知らぬ少女の股間に自分の息子がドッキングしていたのだから。しかも、その少女はどう高く見積もっても十歳程度。ブロンドの髪に顔の造りも日本人には見えないのでもっと幼いかもしれない少女、いや幼女が自分と知らぬ間に合体している光景を見て、平静を保っていられる奴がいたら見てみたい。間違いなくタイーホ一直線だ。
そこまで思い至って、慌てて口を噤んだが、一人暮らしのマンションでなければ家族が乱入して大変なことになっていたに違いない。
この時ほど独身であることに感謝したことはない。
幼女の膣に挿入されている息子は収まる様子も見せず、幼女は意外に強い力で腹にしがみついており俺自身はほとんど身動きが取れない。心なしか息子周りの滑りも良いようで、ねちねちと水音をしながらもかなりきつい締めつけでいつ爆発してもおかしくない状態だ。
いつの間にか自分の腕は目の前の幼女の背中に回っている。きめの細かい肌が心地よい。女の子の肌をこれほど触るなんてそれこそ中学生のあの時以来だ。
母の再婚で出来た義理の妹も互いの年齢が年齢だったのでコミュニケーションは特に無かった。まぁオタクと化した義理の兄などゴミのようなものだろうがな。
射精後の気だるさと、射精後に息子を勃起させた時の独特の痛み。毛細血管が広がっている痛みというべきか、その感覚が既に事後であることを俺に教えてくれる。
「フッ、この痛みこそ性のあかし。これが、性交か……」
奇妙な安らぎを感じる――暇などない。
「あっ」
時すでに遅く、息子は爆発していた。
これが俺の初体験の記憶だ。
次回。
▼第二話。いいえ、ケフィ・アデス
導入につき、本日00:00第二話更新予定。
※13/12/22 感想よりキャラクターが想像しにくいと言う事でケフィの容姿を追記。
銀や白に近いブロンドに薄い灰色の瞳とします。
本編中には描きませんが一応ロシア系の顔立ちということになってました。由来は……ケフィアです。