テリーサとアンバーを仲間に加えてわかったことがある。
マスターと魂を繋げた彼女たちは、不老不滅の存在となってマスターのモノとなった。そのことによる副次効果なのか、彼女らのステータスの伸びが異常に良い。アンバーはゲームで言うIntの値が限界突破し、出会った頃の数倍まで膨れ上がり、他のステータスもそれぞれ格段に成長している。
マスターのお気に入りとなったクリエのテリーサに至っては全ステータスが限界を突破し、純正クリエも真っ青な性能の製薬をするようになった。
この世界のポーションは製作者の技量で回復量が変化するのだが、彼女の製薬は赤ポーションが白ポーションに迫る回復量を叩き出した。
結果、とてもそのままでは売ることが出来ないので、効能を薄めなければいけなくなるという本末転倒な事態となった。
マスターがあちこち連れ回した結果、二人のレベルは順調に上昇し、近いうちに転生可能な経験を積み上げることが出来るだろう。
マスターはやはりアルケミストよりクリエイターの衣装がお好みのようだ。たまに見かけるクリエイターをよく目で追いかけている。
この世界で転生を行える人間は本当にひと握りだ。
職業自体は自由に選択することができるが、そこから先は才能の世界だ。転生を行える程に成長する人間は、才能に恵まれ、強くなるための環境に身を置き、本人の資質にあった職業を極めることでのみ転生が行える。
街中で目にするクリエイターは殆どがアルケミストの名門出身者や、才能を見出されてアルケミストギルドに所属したものだった。
テリーサはどうかというと……実は才能が無いと判断されていた。
ジュノー出身の彼女だが、職業適性的にはアーチャーと診断された。しかし、幼い頃から変わった従姉妹の影響で色々と実験することが好きで、製薬という仕事に出会っていた。
アルケミストとなるために商人となりお金を貯めてアルケミストギルドに入門している。
そんな彼女が今では、公表できないながら其処らのクリエイターなど話にならない程の製薬技術を身につけた。
ステータスが全てではないが、高いステータスは本人の動きを格段に良くする。これまで感じられなかった薬品の僅かな変化に気付けるようになる。魔力は製薬した薬品の効力に直接影響し、ポーションの効能を格段に高めていく。
その結果が過剰製錬ポーションだった。
図らずしも材料費に対して効能、売価は上昇し、利益を生みやすい商品が出来た。直ぐに失った資産を取り戻し、テリーサとアンバーの装備は充実。確実に二人の転生は近づいていた。
狩りと商売の合間にはマスターとまぐわい、過去のアンバーを知る者は彼女の変化に驚いた。
ちなみに二人は未だ恋人関係だ。いや、もはや夫婦といったほうがいいか。
アンバーの嫁がテリーサで、二人はマスターの嫁で恋人で従者。私はアンバーのご主人様で、マスターの所有物。
今日は、そんなマスターを中心とした関係の私達が日頃手に入れたアイテムや、テリーサの造ったポーション等を露店に並べて販売している。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇
「……ぁ、ふぅ……ん……。ぁ、あ、い、いらっしゃいませ」
私とアンバーの隣で露店を開いたテリーサが接客をしている。椅子の上に座って膝掛けをし、カートの上に展示した商品を売る。
一見なんの問題もない光景だが、テリーサの頬は朱に染まり小さな汗を浮かべている。
(しっかりと接客しないとバレるかもしれないぞ?)
(ゃ……だめぇ……)
私たちにしか聞こえない声でマスターとテリーサが会話する。
周囲にマスターの姿は見えていない。
「あ、えっと……ホワイトスリムポーションを二百本、ください」
「はぃ、……600,000z、です……ん」
「……はい」
テリーサの露店の客は若い男性だ。微妙に赤面しているところを見るとどうやらテリーサの色気にあてられているらしい。
チラチラとテリーサの顔を伺っている。
「ぁ、は、はい。丁度いただきま――んんッ」
「!!」
「丁度、いただきました」
「あ、あの……」
「ご利用ん、ありがとう、ございます」
「あ、はい……」
そう言ってその男性客は去っていった。時々チラチラと振り返っていたのは、まぁ男性なら仕方ない。
「ぁあ、ん……ふぅ、ふぅ……ぃっちゃぅ……」
テリーサの体が大きく震える。
マスターは現在、テリーサが座っているはずの椅子に座っている。その上にテリーサが座り、膝掛けの下には淫靡な光景が広がっているはずだ。
膝掛けは至って普通のモノなので、いつ蒸れた匂いが漏れ出すかわからない。
「ぁああッ! んむぅぅぅう……」
「ぐ、イクぞ」
「ひゃあ!」
テリーサの上げた声に周囲の視線が集まる。大多数は直ぐに元に戻っていったが、一部の男性はチラチラと様子を伺っているようだ。
(リサが声をあげるから……見られているぞ)
(しょんにゃぁ……、ぁあ、だめッ……)
(見られて感じているのか? 淫乱な子だ)
(ぃゃぁ……紳様ぁ)
テリーサの痴態を眺めていると、隣に座っているアンバーがモジモジと動き出す。
目をやると何かを我慢しているように脚に置いた手を握りしめて目をつむっている。
私の手にはこの世界には存在しないピンク色のスイッチが握られていた。
「……んん、ケフィちゃん……もぅ……」
「……まだですよ。まだポーションが1200本残っています」
「ぁん……はぁ、はぁ……」
アンバーは私をケフィちゃんと呼びます。様を付けるのはマスターだけで十分ですので好きに呼ばせているのですが、やはり見た目十にも届かない姿なのでちゃん付けで呼ばれることになりました。
今日の調教は、特製のバイブを二つの穴にくわえ込んだまま、テリーサの露店が終わるまで只管刺激を与え続けるという内容。
イキそうになったら即座に停止させているので、いつまでたってもイケない状態が続くことになる。
マスターはマスターで、暇つぶしと称して露店で露天セックスをしています。
この世界のスキルではない魔術で姿を消したマスターは下着を履いていないテリーサの短いスカートを少しめくり、背面座位で挿入している。
大きめの膝掛けで腰まで隠しているため街道側からは見られることはない。
「また客が来ましたね……。早く売り切れるといいですね?」
「ぁぁ……はぁくぅ……、いかせて……」
「残念ですね。やはり相場より少し高めの設定は売れるまで時間がかかるようです」
最近このあたりで売れているホワイトスリムポーションは平均2,800z程度。五倍の効能のポーションを同程度まで落としているため、同じ値段で売っても原価が他の人の二割程度。利益は大きいのだが少し売れにくいように値段を高めに設定していた。
原価を知られたら怒られるだろうが、誰も気づかないので問題はない。
「そんな……ぁあ……」
「んんッ……、ぁぁ……はぁ……こわれちゃう……」
私の視線の先でテリーサが八度目の絶頂を迎えた。アンバーもその様子を羨ましそうにみているけれど、貴女にはお預けですよ。
(ほら、またお客さんだ、よ)
「ひゃぅ……ぁ、……いらっしゃいませ」
マスターの意地悪に声を漏らすが、少し離れていたため客には気付かれた様子はない。
どうやらポーションを買いに来ているようだ。
「いやぁ、ここのポーションの効果が高かったのでね。中々いい腕をお持ちのようだ」
「あ、ありがとうございます……、ん……」
「やはり名門の出身なのですか?」
「ぃ、いえ」
(ふふ、この男はリサに気があるようだね)
(ぁぁ……私は紳様のがいぃの……)
テリーサのその言葉に答えるようにマスターが彼女の中を一突きする。五感の発達した者なら、いや至近にいるあの客にも聞こえたかもしれないが、私には彼女のオマンコから吹き出る水音が聞こえた。
テリーサの頬は上気して何も知らない人間から見たら熱でもあるかのようだろう。
「ぁあ……っ」
テリーサのその様子を体調が悪いと思ったのか、客の男が彼女に気遣う様子を見せた。
「大丈夫ですか? 少し熱があるんじゃ……」
「ぁ、やッ! ……あ、ごめんなさい」
(くくく……、心配してくれているのにね)
男の伸ばした手を反射的に払い除けたテリーサは、少し遅れてその事に気付き謝罪した。マスターが楽しそうに見ているのがわかる。
「あ、いえ。こちらこそ、すこし馴れ馴れしかったですね……」
「……んぁ、いえ、私は大丈夫ですので……」
「ほ……そうですか。……ええっとポーションを全部頂けますか?」
「ぁ、……えっと、ん……」
(残りは970本だ)
「……970本でに、ぁ、ん……2,910,000zです」
男と会話している間もマスターの腰は止まらない。注文を受けたテリーサは腰の動きを誤魔化すように前かがみになり、カートの中で作業をする振りをしている。当然そんな状態で商品の確認などできず、マスターの手を煩わす。
男の目は前かがみとなったテリーサの胸元に注がれているが、カートを覗き込みながらも目をつむって刺激に耐えているテリーサはそれに気づかない。
マスターが腰の動きを緩めた隙にポーションを詰めた箱ごと手渡す。
「はい……。あの、また来ます」
「ぁ、はい……またのご利用、お待ちしています」
売買が終わり、マスターが再びテリーサの膣奥をついている。男性は少し違和感を覚えたようだが結局気付くことなく買い物を終えて去っていった。
「あ、ぁ……ッ――、ぃっちゃ……ぁぁ……」
「ん、よく我慢したね……ご褒美だ」
「ぁぁぁぁ……んんんッ。……ふみゃぁ……しんしゃまぁ……」
声を抑え、必死にイクのを我慢していたが、男性客が居なくなった瞬間にイってしまったようだ。マスターはご褒美として盛大に射精してテリーサのナカを満たしていた。
「イっていいですよ、アンバー」
「ああぁ、ッ――、ん、……ッ、はぁっ……はっ、はっ……ッ」
そして、すべてのホワイトスリムポーションが売れたため、アンバーの調教も終了となった。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇
テリーサとアンバーの二人の姿がセージキャッスルの内部に消える。
四人の出会いから数年後、遂に二人は転生条件を満たしたため転生の手続きを開始した。ここから先は転生するに値するものだけが踏み入れることが出来る場所。
二人は再びノービスとなり、新しい道を歩むことになる。
そして、この世界との別れも、また一歩近づいた。二人には転生して十分に経験を積んだ後、この世界を去ることを伝えている。
テリーサはクリエイターとして、アンバーはハイプリーストとしてその力を最大まで高め、マスターと共に生きることになる。
「行くか」
「いえす、マスター」
二人はそれぞれ転生を終えて縁の街で新しい一歩を踏み出す。マスターと私は二人をそれぞれ迎えに行って一次職へ転職するまでのサポートをする。
ゲームと違って狩りの勝手も異なるため、転職までは少し時間がかかるはずだ。
実家や孤児院から装備をもって転職した時とは違い、今の彼女らは何も持っていない。戦闘となったらどうなるか分からない。
マスターと分かれてアルデバランへ向かう。マスターを辺境へ向かわせるわけにはいかないので、今回は私がテリーサを担当する。マスターと私はこれまでの狩りで殺してきたモンスターのスキルを全て習得しているため、回復についても困らない。
「いたっ、ケフィちゃん。待たせたかな?」
「いえ、今来たところです」
と言ってみる。デートでは定番のセリフだが、長く生きてきて今回が初めてだ。これまでは待ち合わせなんてしたことはなかったし、マスターと二人でいる分にはそんな機会は無い。基本的に一緒にいるから。
「それでは、ノービス用の装備をどうぞ」
「あっ、ありがとう。それじゃあさくっと行ってみよー!」
「ええ」
マスターが言うには、私とテリーサは友達のような関係らしい。友達のお姉様を調教し、その友達とはセックスをする仲は果たして友達なのか。セックスフレンドというやつでしょうか。
マスターのお気に入りということで、よく二人一緒にマスターに抱かれます。今のところ組み合わせ的にはテリーサとアンバーの姉妹丼、私とアンバーの主従丼、私とテリーサの友達丼(?)に三人一緒のハーレムプレイとなっています。
まだまだ属性が足りないので、次の世界に行ったら少しづつ追加していくように頑張りましょう。
製薬の性能については独自設定。名声で効果が上がるので加護や魔力で上昇しているとしました。
RO終わりのような最後ですが、本編はあと二、三話、番外篇を三、四話予定なのでまだ続きます。
カプラは多分無し……
個人的にプロンテラのディフォルテーさんにいつもお世話になってたから、書きたいけど、お姉さんっぽいからこれ以上ロリ成分が少なくなるのもね。
番外篇のモンスター娘は基本的にレイプです。ゲームではキューペットにできないMVPボスの二体に決めました。
テイムアイテムは……肉棒に決定。
次回。
▼番外一話。弟子育性