※この作品はR-18です。

性霊秘法の主――マスター・オブ・エロボン――   作:南津

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※ケフィの擬似的なふたなり化があります。
※色々とご都合主義。
※ケフィチート。









▼第五話。実録、ナコト写本レイプ

 

 

 

 

「つまり、その3Pの後に少しだけナコト写本が一人になったから、その隙に五百倍の圧縮時間内でレイプしてきたと?」

「そういうことですね」

 

 ケフィは「それが何か?」といいそうな顔でこちらを見上げている。

 どうやら、ちょくちょくブラックロッジに立ち寄ってエセルドレーダを監視していたらしい。

 

 

 

 

 かれこれ数千年間。

 

 

 

 

 どこのストーカーだと言いたくなるが、今回その成果が実を結んだようだ。

 以前この3Pにぶち当たり、それから何度か同じような状況をのぞき見て少しだがナコト写本が一人になるパターンが存在したようだ。そしてそのパターンに目をつけたケフィが今回の事におよんだらしい。

 

 この世界の知識による魔術が使えない空間の中で、擬似的にふたなり化したケフィは溜めに溜めた俺の精液をナコト写本に注ぎ込んでいったらしい。もちろん擬人化した状態のナコト写本――エセルドレーダの胎内に、だ。

 俺から直接ではないためいつもよりは効率が悪いが、そこは数と量で補ったらしい。

 

 ただ、元の姿をさらさないためにエイボンの書の状態で事に及び、記憶の整合性を整えるためエイボンの書によるレイプ自体は実際にあったものとしたらしい。

 

 

 

 

 先程からブラックロッジの本拠の方で何やら騒ぎが起こっているようだが、気にしない方がよさそうだ。

 

 

 

 

   ◇   ◆   ◇   ◆   ◇

 

 

 

 

 恐らくこれがケフィの視界からの映像だろう。

 何度か訪れたことのあるブラックロッジの本拠地内部の光景が流れていく。視界の片隅には別の場所の映像が映っているが、女性2男性1の3Pらしい。片方は豊満な肉体の黒髪の美女で、もう片方は華奢な少女。

 

 彼女らが問題のナイアとエセルドレーダだろう。

 暫くしてその情事も終わり、ナイアが去っていく。エセルドレーダは性交の痕跡を消し去っているが、そこでマスターテリオンが席を外した。

 

 その瞬間、ケフィの視線の先にエセルドレーダが召喚された。

 

 どうやら既に空間は切り離されて時間も圧縮されているようだ。魔術の行使できない空間に閉じ込められたエセルドレーダは、まだ時間に囚われている。エセルドレーダが認識できない時間の中で俺が得意とする拘束がケフィの手によって施される。

 

 視界にほとんど違和感が無いので実際に俺自身が準備を行っているような錯覚に陥る。映像は等倍速で流れ、視界に映る華奢な手以外、俺とケフィの違いを示すものは視界に入らない。

 

「その辺りは気を付けました。それから――」

 

 いや、視界に映るものがあった。恐らく俺と同サイズの男の性器が、いつもの場所に生えていた。よく見れば形も血管も全く同じように見える。

 

「――おちんちんもマスターのモノを忠実に再現しましたので、感覚まで楽しんでもらえると思います」

 

 ケフィがそう発言した瞬間、映像にリンクするように体の感覚が繋がった。例えるならリアルを忠実に再現したVRを体験している気分だ。俺がいた世界ではVRは理論はできているが技術が追いついていないので想像との比較なのだが。

 

 ケフィの手が添えられている感覚以外、自分のモノとそっくりで、今この映像を見ている意味が理解できた。おそらく、エセルドレーダのレイプを俺に追体験させるためにこの場を用意したのだろう。レイプする時からこのことを考えていたに違いない。

 

『!? ここは……。貴女は――!?』

『私はエイボンの書。貴女は気にしないで。ただ、私の前で可愛らしい艶声をあげるだけでいい』

 

 芝居がかった口調でそれだけ言うとこの体はエセルドレーダを捕まえて彼女の唇を強引に奪った。柔らかい感触が唇から伝わる。

 さすが、最古の魔導書の一つで、ここからでも彼女の素晴らしさは伝わってくる。しかし、時間にすればケフィほどの年月を単体で重ねた魔導書は他に存在しないだろう。最古の魔導書の一つであるナコト写本もこの世界では誕生から数千年程度しか経っていない。

 

 至近で驚愕に目を見開く少女の顔が映る。なるほど、マスターテリオンの寵愛を受けるだけにその資質は素晴らしく、完成した芸術品のように可愛らしい。

 これが既に手に入ったと思うと、本物の方の息子もギンギンに興奮しているようだ。

 

『何をする……!』

『フフフ、魔術は使えない。全てが終わればあなたも覚えていないのだから、おとなしくこの至高の魔導書のものになるといい』

『……?! これは……そんなはずはない!』

 

 この空間は俺の魔力で満たされている。そして、ケフィのカウパの燻香による儀式空間となり、たとえ神話生物や魔導書さえも発情させて快楽の高みへと導かれる。

 既にエセルドレーダの股からは愛液が溢れ出し、この儀式でしか味わえない至高の快楽が与えられる。

 

『濡れているぞこのエロス。キスだけで濡れるとはそうとう淫乱な魔導書だ。大導師の趣味が知れないな』

『貴女……マスターを侮辱――ああああああッ!』

 

 微妙に心が抉られる台詞をケフィが放つ。俺らが言うなというところだが、彼女を責めるには主を引き合いに出すのが最も効果的だろう。

 現に主を侮辱されて怒りを顕にするが、ケフィがエセルドレーダのオマンコに手を触れるだけで、盛大に潮を噴いてイってしまった。

 

「これは……少し儀式が過ぎないか?」

「そうですか? まぁ心が砕ければ手っ取り早かったですし、結局問題なかったので大丈夫ですよ」

 

 見たところ儀式の力は最大で振るわれているようだった。触れただけで気をやってしまう程の儀式はこれまで一度も行ったことがなかった。

 

 

 

 

 ――なかなかに興味深い。

 

 

 

 

 蒐集が終われば彼女自身はマスターテリオンの元へ戻る。とは言え、こちらの手元に残るナコト写本にはマスターテリオンの記憶を与えない方が良いだろうか。

 どうやら前回のループではナコト写本は消滅したようなので、彼女はこの世界生まれなのだろうが、たったの四〇年でこの忠誠とは、さすがは大導師。彼女から大導師への忠誠がなくなることは無さそうだ。魂のみでも輪廻しているのだろうか。

 

 彼女はこの世界を出てから馴らしに入ることにしよう。意思一つで作り出せるとは言え、何時までも他の男を思う女はあまり必要性を感じない。

 

『ッッ! ああああっ! はぅうう、……ッ、こん、な』

『フフ、いい声で鳴くね。準備する必要も無さそうだから、すぐに入れてあげる』

『なッ、やめ――』

 

 少年のような芝居がかった声でケフィが囁く。エイボンの書を意識して演技しているようだ。

 ズブリと勢いよく沈み込む俺の男根が、膣内に異常に分泌されている愛液を押し出して潮のように吹く。更に、突き入れた刺激だけでエセルドレーダは再び絶頂に至る。

 

『あああああああああっ!』

『嗚呼、いい声。どんなものかな? 主以外のモノで迎える絶頂は』

『ぁぁ、……マスター、あああっ』

『今はこのペニスのことだけ考えていればいいよ!』

『ああああっ、ふざけ――っ、そ、んな。ああッ!』

『さぁ、まず一発。貴女を染める濃い精液だ』

 

 俺の射精よりも勢いよく出ているのか、一瞬でエセルドレーダの腹を充たして膣口から逆流する。心なしかお腹も膨らんでいるように見える。

 俺が直接出しているわけではないが、俺の精液が彼女を、マスターテリオンの魔導書を汚していると考えるとなかなかに、イイ。

 

『く、ぁ……離しなさい』

『一度で終わるわけないでしょう。大丈夫、時間はたっぷりあるから、しっかり染まりなさい』

 

 そこからはただ只管の蹂躙だった。見る見る内に精液の量は明らかにケフィの体積を上回り、エセルドレーダは精液の海に沈む。幾分か粘性は高くなっていっているのか、次第に少女の腹部は妊娠したかのように膨らんでいく。

 実時間においておよそ五分、圧縮時間では二五〇〇分の間ケフィの嗜好に付き合わされたエセルドレーダは、マスターを呼びながら、常に絶頂の高波に飲まれていた。

 

『ぁ……、ま……ぁ……ぁす……、ぁ、ぁあ……ごぼ……』

 

 明らかに蒐集可能に至っているにもかかわらず、ケフィの調教の手は治まらない。アナルについては始めの一時間で調教が完了し、前の穴と交互に肉棒を突き込まれる。腸の中を浄化され、ひたすら精液を流し込まれた結果、有り得ない事に口から精液が逆流する。

 

 イラマチオはエセルドレーダの顎が外れるほどに開かれた口を貫いて喉まで直接肉棒をぶち込まれ、射精後には胃の中の精液を洗い流すかのように小水を放出する。

 

 言葉による責めも絶えず行われ、チンポに集中しろと言いながらも常に主を意識させられる。燻香の効果の副産物として強制的に少女の肉体は乳を創り出す。ケフィの精液から魔力を吸収して作られる少女の乳は、追体験している俺にも甘い味が感じられる。

 只管おっぱいを飲み続けるケフィに、エセルドレーダの体は精液の魔力によって乳を作り出し、ケフィはお返しとばかりに精液を送り込む。一種の食物連鎖の縮図がそこにあるようだった。いや、この場合は共栄とかだったかな。

 

『ぁぁ……ごぶっ、げぶッ……ま゛じゅだー……。もぅし……ぁ、ましぇ……』

『あぁ、甘美な味です。ふふ、マスターにも飲ませてあげなくては。可愛いエセルドレーダ。貴女は中々素晴らしい魔導書だ。至高には届かないけど貴女は私が貰ってあげる』

 

 おそらく満足したのだろう。ケフィはエセルドレーダを気に入ったようだ。この世界の最古の魔導書はページの姿を取り戻してケフィに蒐集されていく。

 もし、今のケフィの表情を見ることができれば、魂まで飲み込むケフィは恍惚の表情を浮かべていることだろう。

 

『……ぅぁ、マスター、……がい、に……充た、され……。マス――』

『……フフフ。おやすみなさい、エセルドレーダ――ナコト写本』

 

 一瞬の後、周囲は時間を取り戻しケフィの手の中には本来の姿のナコト写本。その時間は僅かに失われており、行為の記憶は書き換えられている。

 

「フフ、少しだけ置き土産を用意しておきました。今頃エイボンの書は消滅しているかも」

「……そうか」

 

 傍らに侍るケフィは楽しそうに笑う。相変わらずの加虐趣味であるが、彼女の趣味が女性に対してのみであり、俺に向かないことは何よりの救いのようだ。

 

「お鎮めします……マスター」

「あぁ、頼む」

 

 ケフィの小さな手が俺のいきり立った息子に添えられる。疑似体験とはいえ、実際に射精するわけでもなくエセルドレーダの痴態を見せられたため気分は高揚し、いくらでも出すことだ出来そうだ。

 

 

 

 

 ナコト写本に与えられた記憶がどういうものなのかについても、ブラックロッジの騒動同様に取り敢えず気にしない事にして、ケフィの奉仕の刺激に身を委ねた。

 

 

 

 

   ◇   ◆   ◇   ◆   ◇

 

 

 

 

「残りは一冊か」

「いえす。残るはアル・アジフのみ。ふふふ」

 

 エセルドレーダを蒐集して以来、これまで以上にアル・アジフに執着するようになったケフィ。どうやらエセルドレーダの蒐集が思った以上に愉しく、エセルドレーダが六百六十六冊の中でも最上位のお気に入りに追加された事で、ナコト写本以上に興味の対象だった大本命についても期待感が高まっているらしい。

 

 とにかく、この蒐集が終わればこれ以上面倒なループを続ける必要がないわけだ。既に字涛子の庭から出ることは可能で、実際にこの世界から出たこともあるので本当にこれが最後である。

 

 既に当初予定していた二千万週を遥かに超えて、アル・アジフと大十字九郎の成長を見守ってきた。ミスカトニック大学に通った回数も幾百万。色々と接触の仕方を変えながらも、ナイアに悟られないようにこれまでやって来た。

 俺の能力でナイアの端末から力を手に入れており、ナイアを一方的に感じることが出来るようになったのは僥倖だった。ただ、一時期とは言え自覚のないナイアの端末と恋人関係になっていたりと中々スリルのある展開もあった。

 

 ここ幾千万のループにおいては大十字九郎及びTS九郎である九葉(くよう)や黒兎(くろう)と近づいたり離れたりを繰り返し、幾つかのパターンを作り上げてきた。ナイアに悟られないようにするための一環だが、TS九郎と恋人関係になるのが意外と難しい。なったとしても、アルには警戒されたり中々機会は巡ってこない。強引に行く事も可能だが、自然に事に及ばないとナイアに現場を見られることになる。

 

 また、経験からアル・アジフが主以外に体を許すことはなかった。九郎と結ばれることはもちろん、結ばれなくとも九郎に惹かれる彼女は単体では手に入らない。

 

 最も適当な状況は、3Pに持ち込みTS九郎を快楽で気絶させ、その間にアル・アジフと二人でしっぽりなのだが、中々そんな状況には至らない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 しかし、大十字九郎と積極的に接触を取り始めて八千とんで二万四千五百三十九周目。わずか数十周程度の機会しかなかったTS九郎。そしてその内恋人関係になること五回目の時。

 

 いろんな意味で美味しい、その状況はやって来た。

 

 

 

 




次回。

▼第六話。3P = X{アル+九郎(TS)}
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