この風俗都市は、眠ることがない不夜城のような街だ。
なぜなら、あらゆる風営法関係の店が二十四時間営業が可能となっていて……いや、むしろ推奨されているといっても過言ではない。
ソープランド、ファッションヘルス、ピンサロ、キャバクラ、ホストクラブ、麻雀、パチンコ、ゲームセンター、各種遊技場、ストリップ、個室ビデオ、ラブホテル、アダルトショップ、出会い喫茶、デリヘル、アダルトグッズ、クラブ、ディスコ、ライブハウス、各種バー……エトセトラエトセトラ。
遊ぶところに事欠かないということは、働く場所もそうだった。男女問わずあらゆる風俗関係店で働くのが
だが無論、そんなところから弾かれる者もいる。あるいはそんな働き方をしたくない者達か、それとも……
A.D200X
絶艶封俗都市NKG
第三夜。
『立ちんぼジャンヌ・オルタが客を取らないみたいなのでマスター自ら躾るお話』
朝、駅を中心とした繁華街から少し離れたところに、立ちんぼ横町と呼ばれるところがあった。街灯一つにつき一人から三人の女が立って客を取る。
まるで動物のように電灯ごとにナワバリの範囲が決められている奇妙な場所。
客はその時の交渉により、女性を一人……あるいは複数人に金を払ってどこかで致す。
本来の日本なら違法だが、この都市では禁止されている場所でなければ、どこでやってもかまわないという法律ができてしまっている。
その立ちんぼ横町の一番外れ、禁止区域のギリギリにある街灯に背中を預けて、彼女は立っていた。
灰銀髪のショートカット、燃え上がるほどに意志の強そうな金色の瞳、不愉快そうに眉を顰めて血色の悪そうな唇で親指を咥えている女。
カルデアのサーヴァントにしてアベンジャー、ジャンヌ・ダルク・オルタであった。
黒のワンピースは裾が短く、紺のコートを羽織り、黒のレディースロングブーツのつま先でカツカツとアスファルトを蹴りつけている。
つまりはあの、亜種特異点新宿の時と同じ衣装でばっちりと決めていた。
はっきり言えば決まりすぎて立ちんぼとしては浮いているぐらいである。
「いったい何の用なんですかマスター、こんな朝っぱらから。まだ眠いんです、アパートに帰ってもいいですか?」
「ちょっと、気になることを聞いてね。ジャンヌに直接会いたくなっちゃってさ」
マスターのその言葉に、ジャンヌはますます不機嫌になる。
「ええ、まさか
ジャンヌがアイツと呼ぶのは、もちろん彼女の元となったみんなの金髪お姉さん、フランスの英雄、ルーラー、ジャンヌ・ダルクである。
マスターはうなずくと心底気遣うような顔で話し始めた。
「最近は客を全然取ってないから元気がないみたいだって、彼女から話を聞いてさ」
「いいじゃない別に……それに私はアンタさえ……」
「え? 今なんて言ったの?」
「何も言ってないわよバカ! ここらへんの客は、変なのしかいないから断ってるだけよ!」
むすっとした表情になり顔をそむけるジャンヌ、少し思案して顔を強張らせる。
「あっ……話を聞いたって……アンタまさか! アイツと一晩過ごして、その足で私に会いに来たっていうわけ? さ、さいってい! アンタ最低よ!」
「ち、違う! そんなことしてないから! 誤解だ! 落ち着けジャンヌ!」
マスターは慌てて弁明するが、歯を剥き出しにして怒るジャンヌに襟首を締め付けられる。
たしかにジャンヌ・ダルクのいる店に行ったことはあるが、昨日はブーディカの店だった。
いや、それもバレたらえらいことになるのは確かではあるが。
「フーッ! フーッ! あの
まるでゴミでも捨てるかのようにその場に落とされて、マスターは何度か苦しそうに咳をしながら立ち上がる。
「げほっげほっ、ジャンヌだってあの店から声が掛かっていたじゃないか、双子一緒に来てくれるなら報酬はかなり弾むって」
マスターはちらりと、駅前にある新しく竣工されたソープ専門ビルを見やる。
この住宅街近くの横町からでも見えるぐらい高いビルだ、ケバケバしいネオン管がいくつも絡みついて脈打っている。まるで天にそそり立つ光り輝く逸物。
いったい何店舗ほど入っているのだろうか、新しい嬢のスカウトにあたってはカルデアのサーヴァントには何人もの声がかかったと連絡があった。
「イヤよ、あの女と一緒の扱いだなんて、どうして顔が似てるからってセットで雇われないといけないのよ。そもそも私が
「だからってこんなところで客を取らなくても……魔力が足りなくなるだろう?」
「それはそうだけど……」
サーヴァントはその身体を維持する魔力さえ無くなれば、現界出来ずに消え去るしかない、極々あたり前の話だ。
しかもその存在があやふやなジャンヌ・ダルク・オルタが消えることがあれば……それを想像するだけで、マスターの背筋に悪寒が走る。
「この街で風俗嬢をして他の男達から精を通じて魔力を戴くというのが、最善の魔力供給方法だって、
うん、そうだ、みんな、間違いなく、納得した。
この街に現界した全てのサーヴァント達が。
自分のやりたいことをできることを考えて、各形態の各店舗を選んだのだ。
その中でもジャンヌ・ダルク・オルタだけが、このような立ちんぼという立場に甘んじている。マスターとしてはなんとかして安定した魔力供給を受けて欲しいのだが……
「イヤなものはイヤ。それに大体、なんで私が他の男に身体を預けないといけないわけ?」
なしのつぶてである、マスターもほとほと困り果ててしまった。
「わかったわよ、はっきり言ってあげるわよマスター、私にこんなことを言わせるなんて、恥を知りなさい! そもそも、私は、アンタ以外の男から魔力供給してもらうなんてまっぴらゴメンなのよ!」
耳まで真っ赤にしてのジャンヌの告白に、マスターは本当に辛そうに目を瞑り、呟いた。
「わかった、仕方が無い、これだけはしたくなったんだが……」
マスターは右手を突き出し、刻まれた
カルデアの英霊召喚システムによる令呪は、本来ならただの魔力リソースの塊である。
そして未熟な魔術師であるマスターでは、単純な力をサーヴァントに与えるものでしかなかった。
だが、この都市に来てから、ある種の命令だけには効果があるようになっていた。
「令呪を持って命ずる、今日はいつどこであろうとも、どんな客の誘いも断ってはいけない、重ねて令呪を持って命ずる……」
「あっ! いやっ! うそっ! やめてっどうしてっ! こんなの、いやぁーっ!」
卑猥で淫猥で猥雑な命令、それがたとえどんな惨めで悲惨で欲望に塗れたものであろうとも、女サーヴァント達に効果を発するように変質してしまっていた。
強力な呪いにも似たそれが、ジャンヌを襲う――!
「やあ、お待たせ、令呪による命令はまだ生きてるよね?」
夜になり、マスターはジャンヌの様子を見に……いや、客として買いにやって来た。
「あんた、よくも私の前にぬけぬけとそんなマヌケ顔を見せに来られたわね……今すぐ焼き尽くしてやろうかしら?」
「おっと、そんな顔して脅しても駄目だよ、ねえキミ、ショートで何枚?」
「くっ……ううぅっ、お、お客様ですよね、えっと、それは……小三枚……です、ホテル代は別……私の……アパートに行くっていうのなら合計で小八枚……っ!」
どんなに大嫌いなマスターであろうと、一度客として認識してしまえばジャンヌはそう答えることしかできないように令呪で縛られてしまっている。
苦悶の顔を浮かべるジャンヌを見て、マスターはニタリと笑みを浮かべる。
「じゃあショートでいいや、場所はあのビルの陰なんだよね? ジャンヌはそういうのが好きだよなあ」
「好きじゃないわよ、バカっ! ほら、早く払いなさいよっ!」
目の前に出された小三枚を、ジャンヌは奪うようにして枚数も数えずにハンドバッグの中にしまい込む。
そして、マスターの腕を掴んでビルの物陰へと引きずり込んだ、街灯の明かりも届かぬ雑居ビル同士の隙間へと。
「この退廃的な雰囲気がたまらないと思わないかい、ジャンヌ?」
ビルの磨りガラスから漏れるいくつかの灯りだけが、ぼんやりとお互いの身体を照らし出していた。
「チッ、そんなこと思うヒマなんかないわよ。さっさと済ませるわよ」
ジャンヌは忌ま忌ましそうに舌打ちすると、マスターに抱きついて股間をさすり始めた。
そしてシャツの胸あたりの匂いを嗅ぎながら鼻をこすりつけ……少し咽せる。
「ケフッ、なんかえらくタバコ臭いわよ、アンタ」
「そりゃあ、今日はパチンコを打ってきてたからね」
パチンコ店はカジノよろしく二十四時間営業になって久しい。
延々と打ち続ける男達の口から吹き出たタバコの煙は、もくもくと店内を烟らせて身体や服を燻製状態にしてしまう。
そんなわけでヤニの匂いがべったりと染みついていた。
「へぇ、それでパチンコに勝ったの?」
「勝ってたから、ジャンヌの顔を見るのが遅くなったのさ、大連荘しちまってさぁ、大変だったよ」
マスターは、ギャンブルで勝った男特有の、もっとその内容を聞いて欲しそうな曖昧な自慢の仕方をする。
ジャンヌは、そんなマスターを情けなく思うと同時に怒りが湧いてくるのを感じた。
ケチなギャンブルで勝ったぐらいでつまんない態度をしやがるなんて! 夜まで私を放置してあんなことを無理矢理させて……ふぅーっと吐き出す息は怒りの炎になったかのようだった。
「ふぅん、ま、どうでもいいけど、アンタも破産しない程度に
ジャンヌの怒りは、マスターに向かって吹き出される寸前に肺腑の底まで無理矢理飲み込んだ。
その機微に、はたしてマスターは気がついたであろうか?
「大丈夫だよ、オレってギャンブル負けないしさ」
そう言いながらジャンヌの身体に手を回し、腰から尻あたりをなで下ろしていく。
「おや、こいつは……」
奇妙な柔らかい感覚があった。
ああそういえば、これは、この水の入ったビニール袋を触ったかのような感覚は。
「あ、いっけない忘れてた、ねえジャンヌ、スカートをまくりあげて見せてよ」
「くぅ……それは、命令なのかしら?」
「命令も何も、スカートをめくらないとやることやれないだろ?」
ニヤニヤ笑いのマスターは、スカートの中身を覗かんとばかりにしゃがみこんで、ジャンヌにもう一度だけ
「なあ、スカートをめくってみせろよ」
「この……変態っ……ひとでなしっ……笑ったりしたら、絶対に許さないから……っ!」
ジャンヌは歯を食いしばりながらワンピースのスカートをめくりあげていく。
最初にマスターの目に見えたのは真っ白な太ももだった。まるで白いタイツを履いているかのような色白の肌、この暗いビルの隙間でもはっきりと分かるぐらいの美しさ。
「は……あはっ……う、やだ、やっぱり、見ないで……ああっ!」
さらにめくり上げていくと小さな袋のようなものが、カラフルな細長いゴム袋に液体が詰まっているものが見えた。
中にザーメンの詰まった使用済みコンドームが、いくつも腰からぶら下がっている。
マスターは思わず口笛を吹きながら、手を叩いてはやし立てる。
もっとめくれ、最後までめくりあげろと。
「こ、これで満足ですか……マスターっ!」
ジャンヌは泣きそうな声をあげながらスカートが、ヘソが見えるあたりまでめくりあげられる。
その下着の紐には使用済みコンドームが見えるだけでも二十個は吊されていた。
この凛とした娘には相応しいとはいえぬ下品なライトグリーンのセクシーランジェリーは、大事な部分を一切覆っていないクロッチオープンショーツ。
股間を通る二本のヒモが食い込んで陰部の土手を強調し、さらに卑猥なものにしている。
丸見えの秘裂はこれまで幾人もの男達に抱かれてきたせいか、少し赤く腫れ上がっている。
多分、ろくに濡らしもしていなかったのだろう。
やはりフェラチオをもっと仕込むべきだったかと、マスターは独りごちる。
「それにしても、ずいぶんとお相手してもらったようだねえ」
「それはどうもっ! これもぜんぶアンタの……マスター様のせいですからねっ!」
一つ目の縛りは『客の誘いを断ってはいけない』だった。そして、さらに重ねて令呪をもって命じたのは……
『今日の成果をザーメン入りコンドーム腰蓑で、マスターに示せ』
なんと悪辣な命令であろうか、実際にどれだけの男に抱かれてきたのか一目でわかるコンドーム腰蓑を作らせるとは。
ジャンヌはこの立ちんぼ横町界枠でも有名な、「誰であろうと断る」立ちんぼであり、さらに灰銀髪で金色の瞳を持つ仏蘭西美少女だ、狙っていた男は多いはずである。
それがついにマスターの手で「解禁」されたのだから、こうなるのも当然であった。
「ほんとに、今日はなんで……午後になってから……男達が……客がいっぱいきてさ……ほんとうになんで……く、くやしい……っ!」
「うんうん、よくがんばったねジャンヌ。でも、これでキミにも安定して魔力供給される道が開けたんだから……ああ本当に嬉しいよ、お客様達に感謝しないとね」
ジャンヌはその言葉に歯を食いしばり、キッと睨み付ける。
「それじゃあ、ジャンヌにも頑張ったご褒美をあげないとね」
そのような視線をひらりと交わし、マスターはジャンヌの太ももをなで上げ
ていった。
「きゃあっ! 何がご褒美よバカ、どこ触って……ん、あ、うそ、ダメよ……そこって汚いから、ほんとに汚いからぁっ! あ、ダメだって言ってるのにっ……あ、んっんんーっ!」
マスターはしゃがみ込んだままにじり寄ると、ジャンヌの股ぐらに口を付ける。
愛液が乾いた生臭さとゴム臭がするそこを、唾液をたっぷりとまぶした舌で舐めしゃぶっていく。
「んむ……んちゅっ……ちゅ……んじゅる……っ!」
腰蓑がたぷたぷと揺れる股ぐらに頭を
「はぁはぁ……ああ、ダメよ、こんなこと……アンタがしちゃダメなことなんだからぁ……ああっ!」
セクシーランジェリーで盛り上がった土手を、大陰唇に挨拶するように舐めしゃぶる。
そのくすぐったさにジャンヌは、熱い溜め息を漏らしながら身体を震わせた。
柔らかく、暖かく、なによりも優しいその感触に思わず声が漏れる。
「はぁー……あ、ん、うぅうっ……そんな、犬みたいに舐めて……はうぅう……んくっ」
「ぷはっ、この味と匂いだとジャンヌもあんまりシャワー浴びてないみたいだな」
「あ、な、な、何を味わってるのよバカっ! 匂いも嗅ぐなっ! んふぅっ、あ、あ、鼻息あらくて……あっ♡」
ツンとしたアンモニア臭を無視して、開き始めた秘裂を、小陰唇を舐めあげる。
赤く腫れ上がったそこを癒やすように舌で舐めしゃぶり、包皮に隠れている淫核を舌先でちょんちょんとキスをして挨拶する。
「あふ……ん、アンタ、いつの間にこんなのが上手くなって……あ、はぁあ……♡」
緊張が抜けたのか、身体をくねらせたジャンヌはマスターの頭を掴んで、もっと欲しいとばかりに押し当てていった。
「んふ、更に念入りにしゃぶりなさいよ……して、しなさい、やれ……この最低変態マスター……っ! 何人もの男に貫かれたそこを、しっかりと味わいなさいっ!」
「んふぅ、んふっ……れろ、ぐちゅ、じゅるぅっじゅぷっじゅぱっ!」
マスターは熱が入ってきたのかジャンヌの太ももを掴み、ジャンヌもまた少しずつ両足を広げてガニ股になっていく。
埃まみれのビルの壁に背中を預けるのは、ジャンヌの心をこの上なく惨めにさせるものだった。
「ん、は、ああ……ん、やだ、こんなところでアンタに……あんっ……んっ舐められて、感じるのなんてやだ……イヤなのに……あっああっ♡ はぁあーっ♡」
淫核に舌を押しつけて震動させると、ジャンヌの声が一際高くなる。
腰がぶるりと震えて、卑猥な腰蓑がぺたんぺたんと間抜けな音を何度も立てた。
「あれ? まさか今のでイっちゃった?」
マスターの意地悪な声に、カッとなったジャンヌは叫ぶ。
「そんなわけがないでしょう! あんたの舌なんかでイくわけがないじゃないっ……んはひっ!? あっあっ! 指、いきなり入れちゃだめ、だめだってば……あっあぁっ♡」
秘裂の奧から溢れてきた愛液を指に絡めて挿入されると、その感触に我慢できずにジャンヌは身体を痙攣させる。
「あくぅっ♡ んっ……くっ……くうううっ!」
ずっと欲しかったのはこんなものじゃないと、ぎゅっぎゅっと締め付けて抗議する。
マスターは少しずつほぐれつつあった蜜壺をゆっくりとかき回しながら、舌先を伸ばして淫核責めを繰り返す。
「はくっ……んんっ! し、しっつこい、そこを舐めるの……しつこすぎぃっ……あひんっ♡」
ぐちゅぐちゅとわざと音を立たせながら舐めしゃぶり、蜜壺の腹側を擦りあげてジャンヌの腰を浮かせると、さらに吸い付いていく。
「あっ♡ ああっ♡ だめっそれだめっホントにだめっ♡ わたしっ……あっ、いくっ♡ んっ♡ はひっ……あっ、イくっイくっ♡ くっ……あぁあぁあーっ♡」
強烈な刺激にジャンヌの背筋が反り返り、一際大きな声がビルの谷間に響いた。
何度かひくひくと痙攣するのを確認してから、マスターは指を引き抜く。
どろりと白濁した本気汁をぺろりと舐める。
どこかの窓から、「うるせえぞ! 立ちんぼどもが!」という抗議の声が聞こえたが、二人にはもう互いの存在しか感じることしかできなかった。
「んふ、ふあ、すご……こ、こんなに熱心にむしゃぶりつくなんて♡ マスターはホントに♡ バター犬の才能がおありですね♡」
「なあに、これぐらい安いものさ」
なにしろ、マスターは一日中、パチンコで勝った客や、隣の席に来た男に「立ちんぼ横町の有名な美少女さん、今日は解禁されてOKの日みたいですよ、試してみたらどうですか?」などと宣伝しまくったのである。
マスターとして、このぐらいのケアはやって当然のことであった。
「はい、ゴム付けたからさ、お尻突き出してよ」
「わかってるわよ! 急かさないで頂戴っ! ほら、さっさとすませなさいよっ! 変態マスターっ!」
ワンピースの裾をめくりあげ、使用済みコンドームが鈴なりになっているお尻を剥き出しにする。
男達がどのような表情をしながらそれを付けていたのかと思うと、マスターも不思議と高揚とした気分になってくる。
「あー、すごいね、後ろの方にもこんなにつけられてるんだ」
マスターは、コンドームを装備した得物を何度かこすって具合を確かめる。こんな不潔な場所で憎からず思っているサーヴァントと乱雑な交尾をするのはたまらなく興奮する、店舗とはまた違った味わいだ。
「な、何、見てるのよ……もうっ、これも全部あんたが命じたことじゃないのっ!」
さらに、鍛えられてむっちりとした真っ白な尻には、ところどころ掴まれて出来た赤い痣があった。マスターはそこを上書きするように思い切り掴み上げる。
「ああっ! ふぅーっ……ふぅーっ……さっさとすませなさいよ……もう残り時間は少ないんだから……ぁ、あはあぁ~っ!」
たっぷりと濡らしてほぐされたそこに、マスターの屹立が埋め込まれていく。
そこはほぐされたとはいえ狭く、きつく、まるで膣ヒダまで返しがついたかのように挿入されるのを拒否してくるようだった。
「少しは力抜きなよ、ああ、挿入するのも一苦労だな」
「はぅんっ! わざとらしくお尻を叩かないでよっ! ばかぁっ! あ、ああ……んっ!」
ぐっぐっと腰を前に押し出して、ようやく屹立の全てがジャンヌの中に収まる。
ジャンヌは「くはぁ」と、溜め息をもらし、湧き上がる衝動を抑えるかのように爪をカリカリと立てた。
「アンタって、ほんとに乱暴な下半身よねっ……ふぅふぅっ! いつもみたいにさっさと腰を好きなように前後させて、私の身体でさっさとイきなさいよっ!」
「そうだね、ジャンヌのオマンコはきつくてよく締め付けてくるからあっという間に射精しちゃうよ、あー……こんな気持ちいいのを今日は何十人もの男達が味わったんだなぁ、くやしいなあ~、くやしいなあ~(笑)」
そう冗談めいた口調で笑いながら、ゆっくりと腰を前後し始める。
ぬるりと引いて、強く早く奧を突く、後背位のベストストローク。
とん♡ とん♡ とん♡ と、子宮口をノックされていくと、自身の身体が淫火の炎で甘く蕩けていくのをジャンヌはいつも自覚してしまう。
「あっ! ああっ! そんなひどいことをさせたのはアンタなのにっ! 全部アンタのせいじゃないっ! くふっ! あ、あぅっ……あ、いや、いや、こんな酷いチンポでっ! 他の男に
何かを拒否するかのように頭をぷるりぷるりと何度か振りながら、秘裂を締め付ける。
ごつんっ♡
「おっ♡ ごぉ♡」
ついに降りてきた子宮が、マスターの切っ先に突き上げられる。
抵抗していた膣ヒダがぐにゃりと柔らかくなって、マスターの受け入れ態勢ができあがる。
じゅわりと子宮口から本気汁が溢れ出す。
「はひゅっ……♡ ひゅーっ♡ ひゅーっ♡ んあ……あっ……あぁっ♡ そ、そうよっ♡ もっと気合い入れて突き上げなさいよっ♡ なによそのへっぴり腰はっ♡ そんぁんでぇっ♡ 私がイくとでもぉ? あっあっあっ……やっ♡ ああっ♡」
その後はもう、ジャンヌはされるがままだった。
ごつんっ♡ ごつんっ♡ と後ろから突かれて、逃げようとしたところを押さえつけられる。
つま先立ちになって立ちバックで必死になって受け入れて、マスターの喜びそうなあえぎ声しか漏れないことに気がついて、ジャンヌは涙を零していた。
さらに片足を担がれてつま先一本足になると、結合はさらに深くなり、屹立のカリの返しが、膣洞を立ちバックとは違った形でえぐっていく。
「ふんっ! ふんっ! ふんっ! あー……やっぱジャンヌのきつきつマンコサイコーだわ」
「あっあぁーっ! はやくっ♡ はやくイきなさいよっ! こんなのっおっおおっ♡ お腹に響いてっ♡ あっああっ♡ きついのっ♡ 苦しいのっ♡ アンタのオチンポでお腹おかしくなるからぁーっ♡」
ごりゅっ♡ ごりゅっ♡ と音を立ててお腹の中をえぐられていくジャンヌは嬌声をあげ続け続け、涙は悦びへと変わっていった。
「ふう、そろそろ時間が来ちゃうね、じゃあ本気で射精する動きに入るから、オナホジャンヌちゃんはしっかり締め付けろ……よっ!」
「あぐぅっ! ひどいっ! いま、オナホって言ったぁっ! 私はオナホなんかじゃないのにっ! ふざけるなバカぁっ! あっ、やだっすごっ、んひっひぃーっ♡ はげしいのダメっ♡ ダメだってっ♡ やだっ♡ オナホ扱いなんていやだぁっ♡ ああっあっあぐっうぅううーっ♡」
一突きごとに結合部から潮を吹くように愛液が吹き出す、周りを淫猥な匂いが包む。
腰蓑が揺れる。
マスターの激しい動きは、自身の屹立がどれだけ気持ちいいかを求める動き方で、ジャンヌが快楽を感じるかどうかなどは一切関係ない。
ずぼっずちゅっ♡ ぶちゅっ♡ くちゅっ♡ ぶちゅっ……ぐちゅうぅっ♡
激しい抽送運動。
ただ屹立が気持ちいいところを擦りつけるだけのオナニー運動。
それもやがて限界に近づき、マスターはぐっとジャンヌの奥底にまで擦りつけ……ついに果てた。
ぎゅぶるっ♡ ぶびゅっびゅっびゅっ……びゅううううっ♡
ゴムの中に、精液がたっぷりと吐き出されて先端の精液だまりが一気に膨らむ。
ジャンヌはマスターが果てるのを感じて、頭の中が真っ白になるのを覚えていた。
「あぐっ……お、おおおっ♡ マスターのオチンポ膨らんで、ああっ♡ イってる……んふぅーっ♡ イってるわよね……あ、やった……マスターをちゃんとイかせれた……ああっ♡ うれし……♡」
「ふぅっふぅっ……あぁー……気持ち良かったー」
ずるぅんっとジャンヌの蜜壺から屹立が引き抜かれる。
コンドームの先端にたっぷりと詰まった精液を見て、ジャンヌは反射的に生唾を飲み込んだ。
(あんなにも、いっぱい、射精してくれたんだぁ……♡)
高く上げさせられた片足をようやく降ろされ、その場に膝をついて肩で息をするジャンヌ。
尻を高くあげたようなポーズを見たマスターはイヤらしい笑みを浮かべる。
「あ、これもジャンヌの腰蓑に飾ってやらないとね」
「ハッ! あははっ……もう勝手にしたら? ふん……ってどこに付けようとしてるのよ!?」
屹立から引き抜いた使用済みコンドームを、マスターは股をくぐるように這っているオープンクロッチ部分の紐に括り付けていく。
「うわっ……ほんっとに最低のセンスねアンタって、いろんな意味で……」
まるで陰嚢をぶらさげるみたいに使用済みコンドームが揺れる。
これではスカートの裾をちゃんと直しても、一番見られたくない部分が見えてしまうだろう。
「このまま写真を撮って、誰かに見せびらかしたい気分だよ」
「あ、こら、ホントに携帯電話取り出すなっつーの、撮っちゃダメだってば! あっ! それ他の誰かに見せたら本当に殺すからね!」
四つん這いのケツ出しポーズ、使用済みコンドーム腰蓑付きの写真が、マスターの持つ風俗用携帯電話に何枚も記録される。
「くぅっ……もう撮影は十分でしょマスター……見ての通り、今日一日で四十八人のお客様に利用されました……本当かどうか気になるなら、アンタが自分で数えてみたら?」
「いや、ジャンヌの自己申告を信じるよ」
「……さて、と、もうこれでお仕舞いね。アンタはもうお客様でもなんでもない。アンタをこの場で燃やし尽くして一昔前の伝奇小説の被害者みたいにしてやるっ!」
「あー、ジャンヌさん、ジャンヌさん、延長お願いします」
「は?」
「このままロングで、一晩買うから。大一枚の追加でいいんだよね? あ、ホテル代はこっち持ちだから安心してね」
かっこいいポーズを取ったままのジャンヌの顔が、泣き笑いの形に歪む。
立ちんぼ横町からラブホテルまでは、駅を越えた向こう側にある。
そこまでの距離をジャンヌは腰を抱かれてエスコートされていた。
腰蓑だけでなく股ぐらから、マスターの使用済みコンドームをぶら下げたままで。
歩くたびにそれが内股をピタピタと叩く。
その音に気付いてぶら下がっているものを見た男は口笛を吹き、女達はヒソヒソと話し合う。ジャンヌの金色の瞳はそのたびに怒りで燃え上がっていた。
「は、離しなさいよ、もう、アンタだって笑われてるじゃないの」
「え? イヤだよ、絶対に離さないよ」
「なんでよっ!」
「そりゃあだって……今のジャンヌはオレの恋人だからさ」
その言葉を聞いてからは、ジャンヌは俯いて大人しくなり、マスターの腕の中から逃れようとしなかった。
そのまま人通りの多いルートをわざと歩いて行く。
繁華街、駅ビルの中を通り、そしてラブホテルへ。
ジャンヌは誰かに笑われるたびに、黙ってマスターの腕に縋り付いていた。
ラブホテルに到着すると、マスターは慣れた手つきで部屋を選び、受付でキーを貰う。
ジャンヌはその間ずっと無言で、ぴったりとくっついていた。
無人のホールからエレベーターで五階まで上がる。
少しグレード高めの部屋は広くて清潔で、ゆっくりするのに丁度良いソファにテーブル付き、ダブルベッドからはガラス張りのバスルームが見えた。
「いやあ、ジャンヌがシャワー浴びるところ丸見えになっちゃうねえ」
軽口を叩くマスターを無視したジャンヌは、ファーの埃をはたいてコートをハンガーラックに掛ける。
それから太ももをむずむずと捩って、そこにある湿った感覚を意識しながらようやく口を開いた。
「ね、ねえ……このイヤらしい腰蓑……もう全部捨てちゃっていいでしょ?」
「あ、そうだったね、それがまだ残ってたよ。それじゃあ、これが最後の令呪だ」
「えっ!? 一体何をさせるつもり……ああっ!」
右手に残った最後の一画が光り輝く。
「令呪をもって命ずる、ザーメンジョッキを作ってその中身を飲み干せ、ジャンヌ」
「あ、うそ、やだっ! やだやだぁっ! なんでそんなことをさせるのよ、マスターっ!」
身体が勝手に動き出す、セクシーランジェリーをズリ降ろして、コンドーム腰蓑をびちゃりとテーブルの上に置いてしまう。
その淫猥な臭いを感じて、ジャンヌの表情が引き攣る。
「あ、コップとか用意するの忘れてたよ、こまったなあ……あ、丁度いいのがあるじゃないか」
マスターがそう笑いながら寄こしたのはテーブルの上にあったガラス製の大きな灰皿だった。円形で直径二十センチ近くはある大皿だ。
「あっ、やっ、やだあっ! そんなの絶対にやだぁっ! おねがいっ、そんなのを入れ物にしないで、あ、あ、いや、手が、勝手に、そんなっ!」
「大丈夫だよ、灰なんか全然付いてないし……掃除がよっぽど行き届いているんだろうねえ」
マスターはそう笑いながら、服を脱ぎ始める。
その間、ジャンヌは腰蓑から使用済みコンドームを千切っては灰皿に中身をぶちまけていった。
「あっ、ひっ、いやっ、いやっ!」
びちゃっびちゃっと粘着質な音を立てながら、酵素で分解された透明な精子が灰皿の中に溜まっていく。
そうして、ボクサーブリーフ一枚だけになったマスターはソファにどっかと座って、テーブル前で女の子座りしながらザーメン灰皿を作っているジャンヌに話し始める。
「お、すごいすごい、本当に沢山のオトコに抱かれたんだなぁ……で、面白いヤツはいたか? お前のアパートに連れ込むことになったヤツは?」
「くっ……ううっ……! この街に面白いオトコなんていないわよっ! 特に立ちんぼなんかを買う奴はねっ! ぐううぅ……アパートに連れ込んだのは五人ぐらいで……ああっ! いつも使ってる敷き布団の上で……いっぱい、抱かれましたぁっ!」
泣きそうな顔になりながら灰皿に精液を注ぐ手は止まらずに、ジャンヌは聞かれたことを正直に答えることしかできなかった。
「へえ……正常位でパコったのか?」
「くふぅーっ……ふぅーっ……まさか……っ! ビルの隙間や駐車場の影では立ちバックで……アパートでは騎乗位で済ませたわよっ……っ!」
「ホントにジャンヌは正常位嫌いでいいね、とっても可愛いよ」
「こんなので可愛いと褒められたって嬉しくともなんともないっ!」
ジャンヌに淫らな告白をさせていくうちに、マスターの股ぐらはむずりと盛り上がっていった。
そしてついに、最後の使用済みコンドームの封が切られ……マスターの一層濃厚な精液がどろりと付け足された。
「うわ、すっげー量になったなあ、オイ」
「こ、こんなのを……飲まないと……いけないだなんて……っ!」
大きな灰皿の半分以上を埋めるほどまでに、大量のザーメン汁は浮かんでいた。
ジャンヌの震える手が、令呪の命によってそれを掴む。
「じゃ、ちゃんと飲めよ、一息で飲まないと苦しいことになるからな」
「うっ……うぐっ……ん、くぅううっ! う、くさっ……こんなザーメン臭いのに……タバコの匂いが残って……うっんぐっんっんぐっんっん……んぐぅうっ!」
ガラス灰皿の煙草置き場に口を付けての、拷問染みた灰皿ザーメン一気飲み。
まるで発酵したかのような精液の匂いとエグい潮の味で口の中がいっぱいになり、時折タバコのヤニ臭さが鈍い痛みのように鼻の奧を襲う。
「んぐっ、んぶっんぶぶっ、んぐっ……ぐぶぅっ!」
何度も嘔吐きながらも灰皿を取りこぼすどころか傾きを元に戻さなかったのは令呪の効果かジャンヌの意地か、彼女はその汚濁液を飲み下していく。
「うぐっ……うげっ……んぐっうぐぐっ……んぐぶっ……んふ……ふぅー……ふぅー……んんぅーっ!」
さらさらになった精液が喉を通り、ジャンヌの胃の中に溜まっていく。
あまりにも酷い味と匂いに思わず吐いてしまいそうなのに、身体はそれを易々と受け入れてしまう事実に衝撃を受ける。
そう、精液に宿った魔力を吸収する感覚をじっくりと味わってしまうのことこそがジャンヌにとって最も悔しかったことだ。
これがないと生きていけないという事実を再認識し思わず涙が溢れる。
「おお、凄い凄い、ちゃんと全部飲めたじゃないか」
部屋の中を乾いた拍手が一つ。
ジャンヌは灰皿をテーブルに叩き付けると、口元をぬぐいマスターを憎々しげに睨み付ける。
「はぁはぁ……こ、これで満足かしら……」
「ああ、サイコーだよジャンヌ、これで魔力も大分溜まっただろう?」
「私は最低よっ! なにが魔力供給よっ! ふざけんじゃないわよっ! 他のオトコに媚びを売って精を啜ってまで生き延びるだなんて……っ!」
ジャンヌはマスターに躍りかかり、ソファから引きずり降ろして安っぽい絨毯に押し倒す。
そしてそのままザーメン臭い口で、マスターの口を塞いだ。
もしも、もしもここでマスターが自分を押しのけたり、離れたり、ましてや暴れたりするようであれば、この場で殺す、イヤな顔をしても殺す、とにかく殺す!
時間の経ったザーメン臭とヤニの匂いがお互いの口の中に広がる。
ジャンヌはカッと目を見開いたまま口付けを続ける。
マスターの表情は驚愕に彩られていたが、ねじ込まれた舌と舌を絡め続けていくと、その心地よさに目を細められていった。
「んむ……んく……んっ」
「ふぅーっ……ふぅーっ! んく……ふぶっじゅ……ちゅぅ……っ!」
お互いの唾液と精液がどろりとした混合液になり、重力に引かれてマスターの口腔内に落ちていく。
それをマスターは一瞬の躊躇もなく飲み下していった。
「ぷはぁ、あ、アンタ……っ!」
「ふう、随分情熱的じゃないかジャンヌ、いきなり押し倒されるとは思わなかったぞ」
「ほ、ホントになにやってんのよっ! 私が一体何をしたと……」
「そりゃ愛情たっぷりのディープキスだろ?」
ジャンヌの顔が再度歪む、その心中にいかなる嵐が吹き荒れているのかマスターにはうかがい知ることも出来ない。
ジャンヌは、馬乗りになったまま暫く俯く……
「おい、どうしたんだ? 黙ったまま俯いちゃってさ。そろそろシャワーでも浴びようじゃないか……うわっ! ぎゃあっ!」
口元をぬぐって立ち上がったジャンヌは、マスターの顔を思い切り踏みにじった。
ロングブーツで。
「フン、只人の精液なんて魔力がやっぱりスッカスカね、あれだけ飲んでもほとんど全部がアンタの魔力だったわよ、バカねっ! それに乙女になんてものを飲ませてくれるのよっ! この場で焼き殺されないだけ、感謝しなさいっ!」
その時のジャンヌの嬉しそうな表情を、マスターは一切知ることはできなかった。
「その薄汚れたひっどい顔を洗ってきたらどう?」
こっぴどく汚してきた本人に言われつつも、マスターは大人しくバスルームにある洗面所を使うことにする。
お湯を出してバシャバシャと顔を念入りに洗っていると、バスルームのドアが開く。
振り向こうとした瞬間に冷然とした言葉がマスターの背中を刺した。
「何か喋ったら殺す、後ろを振り向いても殺す、鏡で私の姿を見ても殺す、分かったら頷いて、そのまま大人しくしてなさい」
なにがなんだか分からない、マスターが固く目を瞑って頷くと、背中に柔らかい感触が押し当てられる。
「ふぅ、アンタってホントに肝心なところで無防備よねぇ。こんな剥き出しの背中を向けちゃってさぁ……女にこんなところを握られたら何も出来ないでしょ?」
くすくすと笑うジャンヌは、マスターのボクサーブリーフの上から、股ぐらを……硬くなった屹立の下にある陰嚢をぎゅっと掴む。
くぐもった悲鳴を聞いて、少しは溜飲が下がったのかしっかりと揉み始めた。
「はぁ~あ、もしもこの陰嚢を引きちぎって食べてずーっと現界出来るのなら、今すぐにでもそうしちゃうのに……あ゛? なに縮こまらせてるのよ、この後は本番が待ってるんですからねっ!」
むふーっと荒い鼻息が背中に当たり、くすぐったさにマスターは身体を捩らせる。
「バスタブの方にお湯を入れるわよ……こら、動くな」
ジャンヌが少し離れた隙に、ちらりとガラスの向こうにあるベッドを見れば、ジャンヌの衣服が脱ぎ捨てられていた。
分かりきっていたが、ジャンヌが自分から全裸で抱きついてきたというのに何もできないのは非常に歯がゆい。
「んちゅっ……ちゅっ……んふ、何も出来ないのってつらいわよね♡ こういうのも感じるんでしょ?」
再びジャンヌが後ろから抱きついて首筋や背中にキスをしてくる。
細くて冷たい指がマスターの胸を、腹を、十本の触手のように這い回って刺激してくる。
「あはっ、なんか私の指にかった~いモノを感じるんだけど……これって何かなー?」
ジャンヌが両乳首をつまみ上げて軽くすり潰すように擦ってやると、くぐもった声が漏れる。
鏡越しで分かる、マスターの苦悶と悦楽の表情。
ジャンヌの情欲が滾っていくのが分かる。
子宮に熱が集まっていくのが分かる。
「ひょっとしてさ、乳首弄られて感じちゃうわけ? 男のくせに? ホントに変態っ♡ ド変態マスターって言ってあげるわ♡」
勃起乳首を弄りながら、ジャンヌの太ももがマスターの股の間に入る。
ひんやりとした太ももを擦りつけて弄ぶ。
「あははっ! 気持ちよさそうに身体を震わせちゃって、まるで猫ちゃんみたいねぇ。いいわよ、声ぐらい出しても……うふふっ、アンタのよがり声、私にもっと聞かせなさいよっ!」
「くっ……ああっ、あうっ、ジャ、ジャンヌぅっ!」
鏡にマスターの両手をつかせると、ジャンヌはその尻に向かって腰を打ち付けた。
「んふ、ふぅっふぅっ……まるでアンタを後ろから犯してるみたい……どう? こんな風に身体を好き勝手にされちゃうのは、怖いでしょ、恐ろしいでしょ、もうイヤだって逃げ出したいでしょ? でも、だめ、ダメ、だぁめ……アンタはこうやって私にオモチャにされちゃうんだから……あはっあははっ!」
ジャンヌは腰をくねらせ下腹部を尻に擦りつけながら、両手でマスターを昂ぶらせていく。
乳首を優しく撫でたかと思えばきつく抓りあげて悲鳴をあげさせ、硬くなった屹立を優しくなで上げて溜め息を漏らさせる。
「この変態っ、クズっ、ドSのろくでなしっ! それからえーっと……女の子に責められてアヘアヘしちゃうよわよわマスターっ! あ、うわぁ……ほんとにお漏らししちゃうぐらい感じてるんだぁ……♡」
ジャンヌは舌なめずりをしながら、下地の生地を濡らしているものを確かめるように何度か擦りあげる。
「うぐっ……ううっ、ジャ、ジャンヌっ!」
「そんなに慌てないでよねぇ……おちんちんよわよわマスターちゃん♡」
ボクサーブリーフを押し上げるようにしているそれを指先で弾くと、マスターは喘ぎ声を抑え付けたような悲鳴をあげる。
それに満足したジャンヌは、下着に手をかけて一気にズリ降ろすのだった。
「はーい、お遊びはここまでよ、一緒にお風呂に入りましょうか、マスター」
湯船からは、お湯が溢れ続けている……
二人分の体積の水が、床に溢れる。
ケラケラと笑うジャンヌの声。
憮然とした表情のマスターは、口まで湯船につかっていた。
「あー、これで少しはすっきりしたわ。マスターを虐めるのってやっぱり楽しいわね」
「ぶくぶくぶくぶく……」
「あら、拗ねちゃって、かーわいい」
湯船の中で薄いクリーム色の肌が艶めかしく光る。
水滴を弾く瑞々しい肌は一日中男達に抱かれていたとは思えぬほどに美しかった。
そんなジャンヌが、マスターに覆い被さるように顔を近づける。
滑らかな稜線を描くお椀型の乳房が重力に負けて垂れ下がり、桃色の乳首の先から水滴が落ちるまでをマスターは目で追っていた。
「ほら、男達の精液をぜーんぶ飲んじゃったくっさいくっさい私のお口、ちゃんとアンタが綺麗に歯磨きするのよ」
と、マスターが握らされたのは使い捨ての歯ブラシ。
いつの間にか歯磨き粉のクリームまでつけられていた。
あ~ん、と大きく口を開けるジャンヌ。
「ほぉらぁ、早くしなさいよ……ん、んふっ」
「で、お前もオレに歯磨きしてくれるんだろう?」
「いいわよ、アンタの口もく~っさいから、イヤだけど磨いてあげるわ♪」
そうしてジャンヌが歯ブラシをもう一本持って始まった相互歯磨きは、最初のうちはまるでチャンバラのようであった。
マスターが頬の内側を擦れば、ジャンヌも同じように頬をえぐりマスターの顔の形を歪ませた。
「んぐっ!」
「んぶぶっ、
お互いにそうやって頬の裏を何回も突き合って、ようやく歯を磨き始める。
「んあ……ああ……」
「もご……んぶぶっ……んふーっ!」
くちゅくちゅ、こしゅこしゅ、がしゅがしゅ、浴室に響く擦過音。
泡立ってクリーム状になった白い涎が湯船にこぼれ落ちていく。
「ふむ……むふん……ん」
猫のように目を細めるジャンヌ。
他人の手によって歯磨きされるだなんて、それこそ一度もされたことはないのであろう。
はじめての心地よさに自身の顎を掴まれてもそのままされるがままだ。
ブラシが口内粘膜を、上顎を優しく擦る。
「んふ、ん……あふ……はぷふっ」
そのこそばゆさに、変な声が漏れる。
ジャンヌの両目が潤む。
ただ歯磨きをされるだけで感極まるだなんて、口の中をこんな風にブラッシングされて気持ち良くなるだなんて。
これならフェラチオしたときに上顎に擦らせてあげたら、きっともっと気持ち良くなるんじゃないのかしら?
その考えに至った途端に羞恥で耳まで真っ赤になり、ジャンヌは慌てて身体ごと後ろに引いて口内にくわえ込んでいたものを吐き出した。
「ぺっぺっぺっ……はあっはあっ、も、もういいわよ、ザーメンの匂いも煙草の臭いもしなくなったから!」
「えー? 本当でござるかぁ? オレとしてはもう少し磨いてあげたかったんだけどなあ」
おどけたように笑うマスターも口からボタボタと白い涎をたらしたままだ。
「ほんとに、もういいからぁっ!」
コップでうがいをしたジャンヌは、マスターにも同じコップを押しつけてうがいをさせると、湯船を波立たせて首にかじりつくように抱きついた。
「こうすれば、お互いに匂いが残ってるかどうかなんて、すぐに分かるでしょ? んっ!」
「ジャ、ジャンヌッ! う、む……んんん……」
ジャンヌの両足がマスターの両足に絡みつく。
お湯の浮力で逃げないようにしっかりと。
お互いの肌をぴったりと貼り付かせて、マスターの熱いモノの感触をジャンヌは下腹部にしっかりと抱く。
再度交わしたキスは、爽やかなミントの香りがした。
「ふう……」
風呂から出て、バスタオルを巻いたジャンヌがダブルベッドに横たわる。
「私をそんな変な目で見下ろさないでよ……ほら、私を一晩買ったんでしょ旦那様ぁん♪ 好きなように抱いて、ぴゅぴゅーって射精して、さっさと満足して終わらせましょ♪ あ、やだ、ちょっとっ! そんな無理矢理タオルを開いちゃ……いや~ん、あははっ♪」
マスターはすでに全裸になっていて、じゃれついてくるジャンヌの両手を払いながらバスタオルを開いていった。
「なんだよその、”いや~ん♪”ってのは」
「マスターは変態糞野郎ですから、こうやって少し抵抗した方が大変お喜びになりそうでしたので」
バスタオルの下には、ジャンヌの美しい肉体があった。
仰向けになっても崩れないお椀型の美乳房がぷるりと弾むように揺れる。
くびれた腰、健康的に膨らんだ桃尻、薄クリーム色の肌は興奮で赤く火照りつつあった。
「あっ……んっ!」
マスターは上から覆い被さるようにして肌に手を這わせていく。
頬から
つるりと卵のように滑らかなお腹を、ヘソをくすぐって、そのまま下腹部へと指を到達させた。
くちゅり♡
「ジャンヌも人のこと言えないよね、そういうことされて淫乱ビラビラオマンコを濡らしてるんだから」
「ちっ、違うわよっ! 淫乱でもないしビラビラもはみ出してないからっ! あと濡れてないっ! ちょっと水で濡れてるだけよ……あっ……んくうっ!」
マスターの指が、ぬるりと入り込む。
柔らかくほぐれたそこは、指をほどよく締め付けつけてくる。
膣ヒダはマスター相手にすっかり媚びるようになり、指が相手であろうとも、つぶつぶのそれを擦りつけてくるように蠢いていた。
「あー……すっかり濡れてるよね、ひょっとしたら灰皿ザーメン飲まされた時から濡れてた?」
「そんなわけないでしょバカっ!」
「じゃあどこから? ね、ね、教えてよ……なあ? オイ、ちゃんと答えろ」
指が二本に増えて、ゆっくりと腹側を擦るような抽送運動をされると、ジャンヌの両足は少しずつ開き、頬が紅潮していくのが分かる。
「ふっ……くぅっ、この、性悪マスターっ! あうっ……えと、その……全裸でアンタに……しがみついた時からよ……ふ、ふんっ! アンタだってあんなに気持ちよさそうにしてたからおあいこっ! おあいこですからねっ!」
「そっかぁ、ジャンヌも少しは素直になってきたみたいで嬉しいよ、あーそれにしてもホントにチョロマンだね、指二本でこんなに感じてくれるなんてさ、ほら、ほら」
「あっ! やだっだめっ、そこ、そこ穿ったらダメだってばっ、やだやだやだぁ、また漏らしちゃう……いやぁ……こんなクズマスターの指なんかでぇっ……潮吹きなんて……♡ 私恥ずかしくて死んじゃう……♡ あっあっ♡ イくっイくっ♡ くぅっ♡ あっ……はぁああああっ♡」
ジャンヌはマスターに抱きつきながら身体を震わせて、指の動きに全てを任せた。
その途端に身体の感度が上がる、お腹の奥がきゅうっと切なくなって熱くなり、股ぐらから意識に反して熱い体液が勢いよく噴き出した。
「はっ♡ あっ♡ あっ♡ あっ♡ あはぁああああっ♡」
頭の中で何かのスイッチがカチリと入るのを、ジャンヌは自覚してしまった。
燃え上がるような意志の強さを持った金色の瞳が、とろりと蕩けた。
そうなってしまった目で、マスターを見上げる。
「……♡」
「ふん、こんなえっろいの見せられたら、もう我慢できねーからな、オイ」
「あ、はい……マスター……♡ 指だけで潮吹きしちゃったチョロマンジャンヌを……いっぱい、可愛がってください……ね♡」
全身を赤く火照らせたジャンヌの身体に、マスターはのし掛かりむしゃぶりついた。
「ふあああっ♡」
野太いモノがジャンヌの中を押し広げる。
「あっあっあうっ♡ んくっ♡ あっ……あぐぅーっ♡」
ずしんっと膣奧を突かれ、お腹の中で熱が弾ける。
ジャンヌは仰け反り、喉を晒しながらあえぎ声を漏らす。
「ふんっ! ふんっ! ふんっ!」
「あっああっ……どこか、いっちゃう……いっちゃうからぁ、手、もっと、しっかり、握ってっ♡ 離しちゃだめっ♡ だめだからっ♡ わたしをもっと……もっとっ♡ ああっマスターっ♡」
ジャンヌとマスター、その両手はしっかりと握られていた。
お互いを繋げたそれは手綱にするようにして、正常位での抽送運動を繰り返す。
ずちゅっ♡ ずっ♡ ずぶっ♡ ずちゅっ♡ じゅぶっ♡ じゅぼっ♡
ジャンヌの淫猥な厚めの土手が何度も叩かれるたびに、結合部から愛液が吹き出た。
ジャンヌのチョロマンは誰の物なのか、一目で分かるほどに手懐けられていた。
「ふぅーっ♡ ふぅーっ♡ ふぅーっ♡ ふ、くふっ♡ すっごい顔してるわねぇ♡ あくぅっ♡ それがメスを貪る怪物の顔なのぉ♡ そして私は怪物に食べられちゃう哀れなお姫様……あっあぁーっ♡ んっおなかっ♡ ああっ♡ 串刺しにされてっ♡ ぐちゃぐちゃにされてっ♡ 食べられてるっ♡ あひぃいっ♡ 子宮だめっ♡ それ以上いじめちゃダメだってばぁ……あっあくっ……んふーっ♡ あふぅーっ♡」
屹立の先端を押しつけると、すっかり降りてきた子宮の入り口が愛おしそうにキスを繰り返す。
マスターは腰の動きを止めて、何かを確かめるかのように、じっと瞳をのぞき込んだ。
「はぁー……はぁー……なによ、あんなに気持ちよさそうに腰を動かしてたのに、なんでイかないの? さっさとイきなさいよ、アンタが上に乗ってると重くて大変なのよ、ほらっ♡ 早くイけぇっ♡」
完全に顔を蕩かしているくせに、子宮はこんなにも素直になっているのに、憎まれ口は収まらない。
そんなジャンヌを心の底から愛おしく感じたマスターは耳元で囁く。
「ちょっと口開けろ……キスをさせろよジャンヌ」
「ダメよ、キスはダメ……そんなキスは……んちゅっちゅっ♡ そんな優しいキスしたらダメっ♡ はむっんっ♡」
繋いだ手はベッドに押さえつけられて、キスされるとジャンヌはきゅっと握り返す。
最初は唇を何度も重ねるだけのバードキスが、唇をはみ合わせるようになっていく。
やがて興奮したマスターの熱い舌がジャンヌの口腔内に侵入していった。
「はぶっ!? んふ……んー♡ んちゅっじゅるっちゅっくちゅ……じゅるるぅっ♡」
その舌を受け入れ、フェラチオするように唇でくわえ込んで舌先を軽く擦り合わせる。
「んじゅっんちゅっ♡ じゅるっんちゅっじゅるぅううっ♡」
生暖かい唾液の味。上からとろとろと「飲め」と、言わんばかりに唾液を注ぎ込まれ、ジャンヌは飲み下していく。
「んぐっ……んぐっ……んぐっ……んんん~っ♡」
喉を鳴らすたびに子宮がきゅんきゅんと感じた、唾液も欲しいけれど、マスターの精液が欲しいとお強請りを始める。
腰が切なそうに動いて恥骨を擦りつけていく。
すっかり従順になった膣道が屹立に甘々奉仕をしてくる。
「ぷはぁ……ジャンヌ、キスよかったぞ」
素直になったことに満足したのか、ようやく口を離す。
「そ、そう、ありがと……あ、あのね、こんなイチャイチャ手繋ぎ正常位で致すのはアンタとだけだからっ! アンタとしか絶対しないからっ……ああ、だ、だから……や、優しくしてください……もっと、私のことを愛してよぉ……♡」
最後の方は小声になりながら、ジャンヌは心底恥ずかしそうに顔を背けていた。
その仕草にマスターの屹立は限りなく硬く雄々しくなっていく。
「あー、やっべ、ごめんジャンヌ、そんなこと言われたらもう止まらないわ。優しくするなんてぜってーに無理だから。ああくそっ! 孕ませてやるからなっ!」
「きゃぅううっ♡ あ、やだっやだぁーっ♡ もっとこう、お姫様を扱うみたいにしなさいよばかっ♡ あっああっ、そんな、本気な顔して……ああっ♡」
「何がお姫様みたいにだっ! オレを本気にさせやがって、覚悟しろっ! 責任取れっ! ドスケベ女っ!」
「はぎゅぅっ♡」
ぐちょっぉ♡ ぶちゅっ♡ どちゅどちゅっ♡ どちゅどちゅどちゅっ♡
腰の動きは、子宮がひしゃげるほどの勢いだった。
ジャンヌはその突き殺すような動きに、両足をマスターの腰に絡めて止めようとするが、それはただマスターを悦ばせるようなものでしかなかった。
「あ? オイコラ、なんだかんだ言いながら必死になってしがみついてきやがってっ! この立ちんぼ女っ! もっとマンコ締めろっ! 声出せっ! 気持ちいいって叫べっ!」
「あっあっあっ……いいっ♡ いいんですぅっ♡ マスターのおちんぽっ♡ あっ♡ すごいいいぃぃっ♡」
繋いだ手はいつの間にか離れて、ジャンヌの両腕がマスターの頭をしっかりと抱く。
ずんずんずんと子宮を貫かれ、奧から本気汁が溢れ出す。
泡立った白濁液が結合部からこぼれ落ちる。
「うあ、あぁーっ♡ 気持ちいいっ♡ 気持ちいいのっ♡ んふーっ♡ ふぅーっ♡ マスターのオチンポでっ♡ いっぱい犯されて可愛がられるの……気持ちいいんですぅうっ♡ あっでもっ♡ そんな激しいのはダメなのっ! あっ♡ やだっイくっ♡ またイってるっ♡ イきすぎておかしくなるからイヤなのぉっ! あっあっもうイヤっ……あぁーっ♡ イヤなのにぃーっ♡」
振り下ろされる腰に対して、ジャンヌの腰はくいくいと勝手に動いて迎え腰になってしまう。
やわらか膣道が屹立に甘々奉仕を繰り返し、自身のキモチイイ部分を抉って下さい♡ とお願いするように熱くて硬い屹立を迎え入れ、切っ先と子宮口のラブラブキスを支援する。
ぐちゅっぶちゅっ♡ ぐぼぐぼっ♡ ぶちゅちゅっ♡
蜜壺から溢れる白濁蜜がシーツにたっぷりと染みを作る。ジャンヌは身体中をガクガクと震えさせながら、絞り出すように恨み言を呟いた。
「もうきらい……あんたなんかだいっきらいよぉっ……♡ こんな勝手に腰を動かしてっ♡ 私はもうイヤって言ってるのにっ♡ お腹の中まで気持ち良すぎておかしくなりそうなのにっ♡ 無視して勝手に私を気持ち良くして♡ 勝手に自分で気持ち良くなっちゃってっ……♡」
「ンふーっ! ふーっ! そうだな……それじゃあ勝手に中出し決めるからな、離すんじゃねえぞっ!」
「あああーっ♡ ばかっ♡ ダメぇっ♡ ああーっ♡ 中出しだめっだめっだめぇーっ♡」
中出しと聞いて、ジャンヌの身体は勝手にマスター受け入れモードになった。
子宮口が限界まで口を広げて、何度も突き刺さる亀頭を受け止めるベッドになる。
「ふひゅーっ♡ ひゅーっ♡ ひゅーっ♡ あ、やだ、子宮、壊れちゃうっ♡ 中出しなんかされたら……ああっ♡」
絶対に逃げないように両手足をマスターに絡ませる。
「おねがいよぉっ! 離してっ離しなさいよっ! どいてよぉっ♡ あっああっ♡」
最後に、あえぐように呟いた。
「このままアンタに本気種付けされちゃったらぁっ……あっ、やだ、私のお腹がアンタ専用のものになっちゃうからぁ……♡ あ、いや……出しちゃだめ、とろっとろの精液、生中出しはダメなのぉ……♡」
ぷつんと、堰が切れる。
びゅるっ……びゅぐっびゅっびゅっ♡ どびゅるっ♡ びゅぐうぅぅぅっ♡
「うぐっ、ぐっ、ぐうううーっ、ジャンヌっ! ジャンヌっ! おおおーっ!」
「うあぁぁーっ♡ あつっあついのっ……んっはっ♡ あぐっうっ、うお……お、あぁぁ♡ こんな熱くて濃いの……いっぱい注がれたらぁ……ふつーの人間だったら絶対妊娠しちゃうヤツじゃない……本当にバカね、私なんかに……ああ……中出ししちゃってさ……ああ、マスター……♡ 変態、ド変態、無駄撃ちの天才さん……私は貴方のことが……本当にだいっきらいよ……♡」
誰がどう見ても、ジャンヌが絶対に離さない形での中出し固め。
身体を密着させながらの本気射精はお互いの頭の中を真っ白にするものだった。
「……ん、まだ抜かないで……もっと私に抱きつきなさい……そう、そうよマスター……はあ」
そういえば、この風俗都市に来てから生で中出しされるのは初めてだったかも知れない……まるで麻薬のような甘美な味を、ジャンヌの子宮は感じていた。
「ふ~……よ~しよし、よく頑張ったな、えらいぞジャンヌ」
「んふ、やめなさいよ、恥ずかしいってば」
頭を撫でられてくすぐったそうな顔をしたジャンヌは、潤んだ瞳で見つめながらマスターとバードキスを繰り返し、お互いの身体をクールダウンさせていく。
「んちゅ……ちゅ……ちゅぷ……はぁ……んはぁ……」
「かなりイきまくってたみたいだけど、ジャンヌはまたこんな風に抱かれたいか?」
ずいぶんと傲慢極まりない台詞だが、マスターならそう言われてもいいと思うぐらいにはジャンヌの身体には悦楽の刻印が刻まれていた。
だけれどもジャンヌは、あまりの恥ずかしさに、ぶつぶつとした小声を返すことしかできない。
「また……して欲しいです……」
「えー? よく聞こえないなあ?」
「ばかっ! またこんな風にいっぱいイかされて、中出しして欲しいですって! 言ったのっ!」
「そうかそうか、よし、それじゃあジャンヌが立ちんぼで頑張ったら、抱いてやるからな」
「うえ……やっぱりしないとダメなの?」
「ダメだよ、オレは立ちんぼで頑張るジャンヌが見たいんだ」
「やっぱり変態のクズね、マスターって、あ、んぅ……ん♡」
二人は唇をしっかりと重ね合わせた。
何かを、誓約するかのように。
「ぷは、その変態のクズマスターに抱かれるのが大好きなサーヴァントって一体誰なんだろうなぁ?」
二人の間に唾液の橋がかかり、ジャンヌは頬を赤く染めたまま頷いた。
「そう、ね、認めてあげるわよ、私はアンタみたいな最低最悪マスターに抱かれるのが好きな立ちんぼ女ですって……だから、その、さぁ……」
ジャンヌの両腕がマスターをしっかりと抱き留め、胸の膨らみをしっかりと押しつけた。
「ねえ、アンタはまだ元気でしょ、もうちょっと……ううん、もっといっぱいアンタの精液が欲しいな……♡ そしたら明日から私も頑張れるからさ……♡」
マスターはそう甘えてくるジャンヌを優しく抱き返すと、お互いに充実極まりない艶美な一夜を過ごすのだった――