みんな大好き鉄血のポンコツロリっ娘デストロイヤーだ!
今回は短めで非エロ回です。
デストロイヤーちゃんがグヘヘなことになるのは次回だよ!
女性しかおらず、しかも揃いも揃ってアレな方向にぶっ飛んでいる連中ばかりの司令部に来て早数日。今日も今日とて45は仲間であるはずの人形たちや指揮官から狙われて・・・・・いるわけでもなく、意外なことに初日と二日目以外は至って平和に過ごしていた。
もちろんあのDSRを筆頭に目をギラギラさせている人形もいるし、カフェに行った時などはスプリングに一服盛られそうにもなった。だがその全てをギリギリで回避できているのは、ひとえに45の隣を歩くカリーナの存在が大きい。
広報幕僚のカリーナ、彼女はあの日45と肌を重ねて以降大変仲が良くなり、45が仕事を手伝う代わりに他の人形から45を守ってもらっているのだ。報告書から各種備品のチェック、その他さまざまな経費に関わっているカリーナを敵に回すと、長くとも3日後には泣いて土下座をすることになるという話もあり、特にカフェの資金を握られているスプリングは頭が上がらないようだ。
そんなわけで、カリーナという守護神を手に入れた45の日常は平和そのものだった。
カリーナ「あ、45さん。 指揮官様がお呼びですよ!」
45「・・・・・・・了解よ。」
あぁ、さらば私の平穏・・・・・。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
9「あ、45姉久しぶり!」
416「元気だったかしら・・・・って、どうしたのその顔?」
G11「・・・・・何があったかは聞かないでおくよ。」
司令室に入るとそこにいたのは相変わらず殴りたくなるような顔で座っているリーリヤ指揮官、それとメンテから帰ってきた404の仲間たち。あぁ、やっと帰ってきてくれた(泣
リーリヤ「んふふ〜、じゃあ全員集まったところで本題に入ろうか〜。」
45「・・・・またペルシカ絡み?」
416「ほんと何があったのよ45。」
今回は違うよ〜と言ってリーリヤは部屋の電気を消し、スクリーンに映像を映す。それはどうやらこの地区のグリフィンと鉄血の勢力図のようで、グリフィンが圧倒的に押しているようだった。ここからそう遠くないところに一箇所、ポツンと取り残されているのが敵の本拠地だろう。
45「なるほど、要するにこれを潰してこい、と。」
リーリヤ「う〜ん、それはそうなんだけどね〜・・・・これはあくまで先週までのもので〜、今はこんな感じ〜。」
9「っ!? うそ・・・・」
G11「・・・・何があったの?」
新しく映し出されたそれは、先ほどとは打って変わって鉄血とグリフィンが半々といったところだった。分布から敵の本拠地から放射状になっているようだが、わずか1週間でこれとは・・・・・
リーリヤ「・・・・・・先週までは下位モデルしか確認されなかったんだけどね〜・・・で、これが今回の、貴方達
45は一度、そして他の仲間達は初めて見る、リーリアの開眼。さっきまでのゆるい雰囲気は消え去り、そこには正規軍時代から前線に居続ける猛者の姿があった。
リーリヤ「この地区に居座る、あるハイエンドモデルの駆除に協力してほしい。 報酬は弾むわ、手段は問わないけど確実に。」
45「・・・・・なるほど・・・いいわ、やってあげる。」
416「『協力』、というからにはそちらも戦力を出すのよね?」
リーリヤ「もちろん。 ただ45は知ってるだろうけど、うちにはライフルタイプしかいない。 機動力でそっちに追いつくのは不可能だから、前もって敵主力以外の殲滅に動かす。」
つまり、露払いということだ。確かの相手がハイエンドであればどんなタイプであれ、ライフルだけで挑むのはリスクが高い。イントゥルーダーの時もAR小隊の協力が得られたからこそ突入できたわけだし。
そしてリーリヤはスライドを切り替え、かなり荒いが敵のハイエンドと思しき姿を捉えた写真を映し出す。
リーリヤ「これがそのハイエンドモデル、グリフィンでの呼称は、『
忌々しそうに睨みつけるリーリヤ。もともとライフル型は定点から狙撃によって敵をなぎ倒すのが基本だ。連射が効きにくい分、ライフルだけで固めることでノブナガ・オダのテッポウ戦術のように隙のない連射を手に入れたのだろう。だがそれも、手当たり次第放り込まれる榴弾相手では悪手でしかない。
この基地の練度の割に妙に人形が少ないと思ったが、修復中の人形が多いのだろう、思いのほか被害が大きいようだ。
45「任せなさい。 私達がデストロイヤーを倒して、この地区を解放してあげるわ。」
リーリヤ「・・・・・そう、じゃあよろしくね〜。 ・・・・・あ、あとこれは個人的なお願いなんだけど〜・・・」
一斉に首をかしげる404。だが次の瞬間リーリヤが見せた笑顔に凍りつく。半目を開け、一切笑っていない目で口角を目一杯釣り上げたその顔は、まさしくこの基地の長と言えるほど凄まじいものだった。
リーリヤ「できれば、生きたまま連れてきて欲しいのよ。 私たちに喧嘩を売った代償、きっっっっっっっちり払ってもらいたいしね♪」
45「や、やってみるわ・・・・確約はできないけど。」
リーリヤ「ふふふ、よろしくね〜。」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
翌日、司令部正面にて。
45の見上げる先では、グリフィンのマークの入ったヘリが次々と飛び立っていく。その数なんと4。ギリギリ修復の間に合った人形おも動員し、指揮官リーリヤが出撃を命じたキチガイライフルどもの部隊だ。与えられた命令は敵の殲滅だが、生き残りに関しては好きにしていいなどというどっちが悪役か分からない言葉まで置いてった。お陰で第一部隊のスプリングや第二部隊のDSR、復帰早々に怪しい笑顔でヘリに乗ってった第四部隊のカルカノ姉妹らがやたらとテンションが高かった。
45「・・・・さて、私たちも行きましょうか。」
416「・・・・・・あんたがここで何があったかは聞かないでおくわ・・・ご愁傷様。」
遠い目でヘリを見送る45に、416がいろいろと察した様子で呟く。が、いつまでもそうしているわけにはいかないので、45達も『404 Not Found』と書かれたヘリに乗り込んでいった。
カリーナ「・・・・・戻って、きますよね?」
リーリヤ「大丈夫だよ、あの子はきっと帰ってくる。 ・・・・ところでカリーナちゃん、随分と積極的になったね〜?」
カリーナ「なっ!? なんのことですか!?」
リーリヤ「とぼけちゃって〜、今朝も45の部屋で〜・・・・・」
カリーナ「わー! わーーーーーっ!!!!」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
銃声と爆発音が聞こえてくる。それも一方からではなく、四方あちこちからだ。司令部のライフル部隊が交戦したらしい。
45「さ、私たちも行きましょう。」
G11「そうだね。」
9「・・・・ねぇ45姉、なんか調子いい?」
416「今朝から顔色がよかったわね・・・・何かあったのかしら?」
基本的に人形に調子の良し悪しは存在しない、ことになっている。だが人間に似せた結果一応日によってわずかでも差があったりする。もちろん任務とあってはそんな調子云々を言い訳にすることはないが、それでもここ最近では一番調子が良さそうに見える45だった。
・・・・・まぁ、朝からカリーナとイイコトをしてきたのでスッキリしているだけだが。
45「・・・・・しっ! なにか聞こえる・・・。」
先頭を歩く45が足を止め、耳をすませる。座標ではもうすぐ敵の本拠地と思しき場所だが・・・・・。
とその時、前方で爆発音が鳴り響く。それも連続して、まさに手当たり次第といった感じだ。
45(まさかデストロイヤー? でもバレたわけじゃなさそう・・・・・誰かいる?)
近くの岩場に身を隠し、そっと覗きこむ。砂塵が舞う中でうっすらと見えたのは、事前の特徴通りのハイエンド、デストロイヤーだった。
だが、それと対峙していたのは・・・・・
M16「だから、さっさとここのボスを出せってチンチクリン。」
破壊者「ち、チンチクリン!? ていうか、私がデストロイヤーよ! ここのボスよ!!」
SOP「え? でもボスってもっとかっこいいような・・・・」
AR-15「やめてあげなさいSOP、背伸びしたい年頃なのよ。」
M4「あ、あの・・・そろそろかわいそうなのでやめませんか?」
破壊者「ムキーーーーっ!!!」
45(・・・・・え?なにこれ?)
そこにいたのは、本来ここにいるはずのない部隊であるAR小隊。今頃16labでメンテナンス中のはずだが、なぜここに?
しかもすでにほとんど制圧状態にあるらしく、周りを見ても下位モデルの残骸ばかりである。だがそれでもデストロイヤーの火力は侮れないらしく、4対1であっても膠着状態のようだ。二門のあるランチャーは単純に二つの目標を狙えるだけでなく、榴弾の爆風によって見かけ以上の攻撃範囲を持っている。その上デストロイヤー自体が小さくすばしっこいので、思うように狙えないのだ。
416「・・・・ねぇ、いまなら捕まえられるんじゃない?」
G11「AR小隊にコンタクトとって、囮になってもらえればそれで・・・」
9「そ、そんなにうまくいくかなぁ。」
9が不安に思うのもわかる。見るからにアホっぽいがあれでもハイエンドだし、もし演技とかだったらむしろ危険だ。幸いこっちにはまだ気づいていないので様子を見たいところだが、一方で見た目通りお子様な可能性も捨てきれない。
SOP「子供は帰って寝る時間だよ!」
破壊者「はぁ!? 私のどこが子供だっていうのよ!」
SOP「全部。 あえて言うなら胸。」
破壊者「じゃあそこのピンクも子供じゃない!」
AR-15「・・・・・・グスッ」
M4「私の姉を泣かせましたね!?」
・・・・・うん、見た目通り子供だろう。というわけで作戦決行、パワーはおそらくハイエンドにふさわしいものだと思うので、ちょっと雑だが四人で取り抑えよう。そんなわけでさっそくAR小隊に通信を。
45「あーあー、聞こえてるかしら?」
M4『その声・・・・45さん!?』
M16『・・・・・・は? なんでお前らがここに?』
45「説明は後、とりあえずそいつの気を引いてなさい。 あと誤射されても困るから撃たないでね。」
それだけ言うと通信を切り、二手に分かれて左右から背後に回る。半信半疑だったAR小隊も一応射撃は止めてくれたみたいで、しかしデストロイヤーはそれにも気付かずバカスカ撃ちまくっている・・・・・どっからあんなに弾が出てくるんだろう。
そうこうしているうちにデストロイヤーの背後に回ることに成功する。よっぽど頭に血が上っているのか、それとも爆発音で聞こえないのか、45たちに気づく様子がない。なんか微妙に哀れな気持ちになりつつ、デストロイヤーの攻撃が途切れた瞬間を見計らって四人同時に飛び出す。
404『確保ーーーーっ!!!!』
破壊者「ぐえっ!? な、なんなのよ一体!?」
45「9、416! ランチャーをぶっ壊しちゃって!」
G11「動かない方がいいよ、でないと・・・・・・ね?」
破壊者「ひぃ!? やめて、殺さないで・・・・・・」
G11が首元にナイフを突きつけ、デストロイヤーは泣きながら抵抗をやめる。なんか犯罪臭やら罪悪感が芽生えてくるがそこは仕事のプロ、手は一切抜かない。AR小隊はポカンとしつつもデストロイヤーの拘束に手を貸し、武装を解除して両手を縛り上げる。
破壊者「こ、こんなつもりじゃ・・・・・助けてドリーマー!?」
45「ドリーマー? そいつがあんたの上司ってわけね、さぁ後でキリキリ吐いてもらうわよ。」
M4「殺さないでって言いましたからね、どんなに辛くても殺してあげませんよ♪」
416「あんた、まだキれてるの?」
M4「な・に・か?」
404『いえ、なにも。』
こうして呆気なく捕まったデストロイヤーをヘリに乗せ、AR小隊は拠点の調査に、404は司令部へと帰っていくのだった。
だがデストロイヤーはもちろん45も、この後の展開など知る由もなかったのだった。
つづく
信じられるか? これでも第5戦役のボスなんだぜ?
もしドルフロに鹵獲システムが実装されたら、最初に誰を鹵獲しますか?私は迷わずハンターです!
次回予告!
「さ〜、選んでね〜。」
「「うふふふふふふ・・・・・・」」
「あーその・・・・まぁ諦めなさい。」
「お、お願いだから優しくして・・・・」
これが終わればいよいよキューブ作戦も目前、テンション上がってきたーーー!!!
リクエスト、感想、評価、批判などなどお待ちしてます!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=217207&uid=92543