※この作品はR-18です。

三玖と恋するフータロー(R-18)   作:アランmk-2

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固い蕾が開いたら【下】

 水色のキャミソールがめくれ上がっていく。

 白い肌を暴き、お腹を露わにさせ、カップに収まっていた男を魅了してやまない二つの山の守りを崩す。裾を胸の上までまくると、三玖の大きな胸がたゆんと零れる。

 その美しくて、けれど非常に性的な魅力が満ちた胸を見ると、下着を突き破りそうなほど勃起してしまう。痛い程膨れ上がった陰茎からは、先走る汁が流れ出て下着にしみを作る。

 バンザイするように三玖は両手をあげて、俺はキャミソールを脱がせた。それをベッドの近くの床に落とす。

 三玖は裸の胸を腕で隠して、恥ずかしさに顔が赤くなり、涙が溜まった瞳は水面のように揺れながら光る。

「三玖、見せてくれ」

「恥ずかしい……」

 かたくなな心を解きほぐすように、ゆっくりと言葉を掛けながらキスをした。

「綺麗だから、見せてほしい」

 唇を重ねながら、舌で入れて欲しい合図をつついて送る。三玖は口を開いて、中から舌を出して俺の舌を舐める。歯の列をつ、つ、つ、となぞって三玖が歯の列を自分で舐める度に思い出すように記憶にマーキングする。

「あ……ふぁ……んぅ……」

 深いキスをしながら、俺は三玖の体に手を当てた。揉みほぐすように優しく触れていく。胸を覆うように隠していた腕から力が抜け、ベッドの上にぽすんと落ちた。

「ぁ……れぉ……ん」

 首筋を五本の指を使いながら触る。下って、下って、柔らかい乳房の上を形が変わらないほどの強さで撫でる。

「んっ……ぁ」

 触られるくすぐったさから、三玖の息が荒くなる。

「ふーはほー」

 口付けたまま三玖は呼び掛けてくる。喉の震えが触れ合う唇から、絡みあう舌からびりびりと俺の体を直接揺さぶってくる。重低音を近くで聞いたように、体の奥の奥から揺らされて不思議な気持ちよさが体を包む。

「っはあ……」

 唇を離して息を整える。奥底を揺さぶられて起きた、動揺のような気持ちも合わせて整えた。

 俺の手は三玖の乳房の上に辿り着くと、五本の指で桜色の乳首を小指、薬指、中指、人差し指、親指の順に流れる様に触った。

「っ~!」

 その感触に三玖の体が跳ねた。追い打ちをかけるように優しく掌全体でつかんで揉む。たぷんとした柔らかさに指が飲み込まれる。ずっと触っていたい女性の神秘がこの手の中にあることに、感動のような気持ちが湧いてくる。

 しかしずっと胸だけ触っていると三玖が睨んでくるので、名残惜しい気持ちを抑えながら白い腹を爪を軽く立てながら滑って行く。

 柔らかくて動きやすい素材で出来たハーフパンツと、その下にあるショーツにまとめて指をかけると、三玖の足に下ろされまいと力が入り、何かを訴えかけるように唇をつんと尖らせた。

「どうした三玖」

「分かってるでしょ?」

 もちろん。といってもこういう時にして欲しい事なんて「キスして」か「愛を囁いて」の二つに絞られる。

「これ以上やったら舌がつる。いざって時に喋れないと困るからな」

「いざって時、ってどんな時?」

 三玖はむっと膨れて咎めるように効いてきた。俺はハーフパンツとショーツにかけていた指を外すと、その手で触れながら三玖の顔へと上っていく。

 白い柔肌を滑る。腹をするりと抜けて、胸の高い山を登攀し、頂点の乳首をくすぐる。

「や……んっ、ん……」

 艶めく声が鼓膜を震わせる。自分でも分かるほどの熱い息が口から溢れて、この一時を永遠にしていたいと焦がれる気持ちが顔をのぞかせて来た。

 胸を触っていた手が下ってくると、そのまま鎖骨のくぼみを流れるように首筋へとたどり着く。人差し指と中指で、とん、とん、と細い首筋を歩いて耳へ到着した。

 耳にかかっている髪をその二本ではらう。

「いざって時は、そうだな、一番気持ちいい時に……」

 俺は口をそっと三玖の照れがまじって赤い耳に近づけた。あの思い出すだけで射精してしまいそうな甘い一時の締めくくりを思い出しながら言う。

「あぁ……三玖、好きだ、愛してる……」

 言い終わると耳を舐めて、そのまま甘噛みした。

 三玖の口から、走った後のような荒い息使いが聞こえてきた。三玖は空いている手で俺の頭を掴むと、自分の目線に合うように俺を目の前にもってきた。

「キスしたい……フータロー。そんな事言われたら、胸がきゅんってして切ないよ。だから、キスして……」

 ぼうっとのぼせたような熱に浮かされた目で、しかし真っすぐに俺を見つめながら、さながら今の心の水面の如く揺れる瞳で俺におねだりをしてくる。つるだとか疲れるだとか考える頭はどこかに飛んでいき、恋人のいじらしいお願いを叶えることにした。

「三玖……」

 呼びかけると、三玖は俺の頭を掴んでいた手を離してゆっくりと瞼を下す。

 触れるだけのキスは、しかし焼け付くような余韻を残して、三玖の最後の砦のかんぬきを溶かす。

 三玖は自分でハーフパンツとショーツに手をかけると、するすると下ろしてベッドの外に放り投げた。

 芸術品のような、女性らしい丸みを帯びた体が露わになる。大きな胸に、きゅっとくびれた腰つき、丸いお尻からすらりとした、けれど肉感のある足がのびている。そしてそれらに三玖の可愛い顔が乗っているのだから、もはや完璧と言って差し支えないのではないだろうか。

 俺は生唾を飲み込むと、右手を薄く陰毛の生えた女性の恥部へと伸ばし、左手で胸を優しく揉んで、さっき自分で言った言葉も忘れて絡みつくキスをした。

「フータ……あっ、や……ん」

 三点攻撃に戸惑うように瞳を揺らして、三玖は助けを求めるように俺の名前を呼ぶ。その求めに、俺はもう一度のキスで答える。

「ふぁ……ん、ちゅっ」

 なでられた猫のように目を細めて嬉しそうにする三玖を見て、次のステップに行こうと俺は顔を下ろしていく。

 首筋を甘噛みして、舌が唾液のラインを描きながら胸へと到着した。言葉に出来ないほどの幸せな柔らかさに口付けて、口付けて、桜色の乳首に口付ける。

「ぁ……ひゃっ!」

 ぴくんと三玖が体を揺らすと、二つのたわわに実った果実がゆさっと肉感のある揺れ方をした。

 その光景に異常なほど興奮の高まった俺は、もっとしたいと心から思って、飴玉を口の中で転がすように舌で柔らかさの頂を弄ぶ。

「や……あ……フータロー」

 魅力の山から名残惜しくも口を離して、もっと下に行く。唾液で濡れた乳首を指でこすると、戸惑いと快楽の吐息が食いしばった口の間からより色っぽく漏れる。

 恥部をいじっていた右手からべとりと冷たいような感触がして、手を目の前に持ってくる。触れていた指先に透明な液が付いていて、開くとねとりと糸をひいた。

「濡れてる」

「い……言わないで……恥ずかしい……」

 三玖の赤かった顔が更に赤くなり、羞恥に耐えられないように顔を覆う。

 俺は足の間に体を滑りこませ、三玖の女性器の前に顔を近づける。息を吸うと不思議と興奮が高まり、張りつめた陰茎が更に血を集めて、パンツのゴムを押しのけて亀頭が顔をのぞかせた。

 まだ数回しか性行為をしていない女性器は鮮やかで綺麗な色をしている。これから俺を受け入れてくれるそこと、その少し上にある快楽を生み出す小さな核を舐め上げた。

「あっ! やっ! ふ、ふーたろ……」

 三玖の体がびくりと跳ねて、快楽に翻弄されたかのように舌足らずに俺を呼ぶ。そんな姿をもっと見たくなって、もう一舐めした。

「ひゃん! ふう、フータロー、汚いよ……」

「汚いことあるか。綺麗だぞ」

「そうじゃ……あっ、やん……」

 俺がちろりと陰核を舐めると、三玖の体は震えてぎゅっと両手でシーツを掴んでいた。俺は人差し指を舐めて濡らすと、ゆっくりと割れ目に濡らした指を入れる。

「ふー……あん! やっ、はぁ、ん……」

 一際三玖の体が大きく震えて、甘い声を上げる。俺は三玖を喜ばせている事に嬉しくなり、もっと感じてもらおうと頭をひねった。

そしてこの前の誕生日パーティーの夜に貰った一時の行為を思い出す。俺のものを挿入してすぐの所で、震えるような甘い声を出した、そのポイントがあるはずだ。

ゆっくりと丁寧に快楽を生み出す核を舐めながら、三玖の中に入れた指を慎重に動かす。爪を立てないように、指の腹で優しく。ゆっくり、ゆっくり奥に入っていくと少し感触の違いを指の腹に感じた。

「っ! あん!」

 いままでと少し気色の異なった喘ぎ声に、俺はここぞとばかりに攻める。

 耐えるような、しかし喜ぶような、けれども苦しいような、何とも言い難い喘ぎが聞こえて来た。

「どうだ、三玖」

「いっ……あっ! いい、よ……ひゃっ!」

 ぴくんと体を震わせて、喜びの甘い喘ぎを漏らす。三玖の中が俺の指をきゅうと締め付けるように収縮した。絶頂に達しそうなのかと思い、口を着けていた陰核を吸い上げて刺激を強くする。

「ぁ……っ! いっ、あ、あ……ふーたろ、ふーたろー。イッちゃ……」

 三玖は声も絶え絶えになり、その快楽の頂点を今か今かと待つ体は震えて弓なりになって……

「いっ……っ~~~~!」

 そして果てた。

 俺の指をくわえこむ膣がきゅうっと締め付けてきて、弓なりになった体の上の柔らかい胸を惜しげもなく震わせる。快楽に恍惚の喘ぎ声を上げて、俺の鼓膜を震わせてきた。

 打つ波は、引く波へと転じた。俺の指を締め付けていた力がなくなり、弓なりの体はベッドに体を預けた。目線はどこも見ていないように虚ろで、だらしなく開いた口から呼吸が漏れる。

 ベッドの下に置いたペットボトルに入れた水で、口に残った三玖の味を洗い流してティッシュに吐き出した。

 俺は三玖の顔を真正面から見据えて、頬を触りながら呼び掛けた。

「三玖、三玖」

「はぁ……あ、ふーたろー」

 回らない呂律で必死に呼びかけに答える三玖の頬にキスをした。三玖は何かを訴えるように口をぱくぱくさせる。唇の動きは、『キスして』の動きだ。そっとキスすると、嬉しそうに三玖は笑った。

「いいよ、フータロー」

「ああ」

 俺はパンツを脱ぎ捨てて、張り裂けそうなほどに勃起した陰茎を晒す。

「え、わ……前よりおっきい……」

 三玖はおずおずといった様子でゆっくりと手で触れると、陰茎のいわゆる竿の部分をきゅっと握った。恋人に握られた喜びに、俺の意思とは無関係に陰茎がビクンと跳ねる。

「すごい……熱くて、びくびくしてる」

 男の象徴をすごいすごいと褒められると、それだけで息が荒くなって、破裂しそうなほどの陰茎にさらにも増して血を集める。

「え、え? うわ、まだおっきくなるの?」

 三玖には言葉攻めの才能でもあるのか、男が喜ぶセリフがどんどん口から溢れてくる。

「三玖に入れたい。もう我慢できない」

 これ以上焦らされると、自分で陰茎をしごき上げて三玖に精子をぶちまけてしまいたくなってしまうだろう。それくらいギリギリの所で理性を保っていた。

「きて」

 コンドームを着けて、そそり立つ俺の陰茎を三玖のあそこに当てる。熱い性器が触れるだけで、ゴム越しとはいえ溶けて一つになってしまいそうなほど気持ちが良い。

 三玖の顔を目の前にして、キスしてしまいそうになるのをこらえながら息を合わせた。息が合うと、腰にゆっくりと力を込めて三玖の中に陰茎を挿入する。

「はっ……ぁっ!」

 三玖の口から、押し出されるような声が漏れた。艶めいて、色っぽくて、その声は男を否応なしに興奮させる。

 熱い三玖の中は、絡みつくように陰茎を締め付け、その気持ちよさに腰が砕けそうになる。

「はあっ……三玖……好きだ、愛してる」

 気持ちよさに出てくる愛の言葉は、嘘っぽいだろうか。けれどそれは間違いなく本心でもある。受け入れてくれる事、全てをさらけ出してくれる事、特別な恋人という関係がもたらしてくれる、この甘くて熱い一時に出てくる言葉は、勢いもあるけれど決して嘘なんかじゃない。

「フータロー……あ、あっ! 大好き……大好き……!」

 三玖は抑えきれないように、必死にも思える愛の言葉を零す。そのまま俺の首に手を回してきて、頭を引き寄せてキスをした。下半身の結合に負けないほどに舌を絡ませてきて、もっと欲しいよとでも言いたげに唇に吸い付いてくる。

 堰き止めていた物がいっぱいになり、その堰が切れそうな強烈な気持ちよさが陰茎から始まり、体全体に広がる。男の面目というか、プライドというかで我慢していたが、もう限界だ。

 射精したい。

 俺はあさましくも早い男だとは思われたくなくて、三玖の陰核をくりくりといじって、一緒に絶頂を迎えようとする。

「フータ、あっ! ダメッ! やっ、あん!」

 三玖は中と陰核の二か所を攻められて、その快楽に身をよじって善がる。俺の陰茎をくわえこむ膣の締め付けが強くなり、三玖は二回目の絶頂を迎えようとしていることが体で分かった。

 陰核をいじりながら、俺はピストンの動きを速く小刻みにしていく。

「三玖、三玖……はっ……三玖、愛してる……」

「フータロー……は……あぁ……ふ、フータロー、ふーたろ……」

 さきほど絶頂したみたいに、三玖の体が弓なりに反れて嬌声を上げる。

 射精を押しとどめていた堰を壊すように、三玖の一番奥に突き入れた。

「あ、あ、んっ! イッ……あん、っ~~~~~~~!」

 ドクンと陰茎が震えた。亀頭から勢いよく精子が飛び出し、しかし女性の奥へ辿り着くことなくコンドームを膨れ上がらせる。溜まっていたものが全て飛び出すような、強烈な快楽をもたらす射精だ。さらに三玖の絶頂で陰茎を包む、彼女の中の肉が収縮してより精子を絞り出そうとうねる。多く、長く、射精の喜びに陰茎が打ち震える。

 永遠に射精し続けるのでは、と思うほどの長い放精が終わると、どっと疲れが押し寄せてきてしまう。

「はぁ……はっ……フータロー」

 重い体に鞭を打ち、三玖の中から陰茎を引き抜き、コンドームを処理してゴミ箱に捨てた。絶え絶えの息の合間に俺を呼ぶ三玖の声が聞こえて、その甘えた声が欲しがるものは一つに決まっている。

「んっ……」

 ゆっくりと、労わるようにキスをして、裸の胸が触れ合うほどに強く抱きしめた。

「はぁ……はあ……フータロー、私ね」

 端に蹴り飛ばして丸くなっていたブランケットを胸元に抱えながら三玖は言う。

「勇気を出してよかった。この……えっと……せ、せっく……うぅ……い、イチャイチャするの、今回は気持ちよかったし……」

 改めて性行為を論評する恥ずかしさに赤くなった顔を、ブランケットで隠しながら、そして言葉を続ける。

「フータロー、私のために我慢してくれてありがとう。今度は……その……ふ、フータローがしたい時に、こういう事したい。だめ?」

 そう小首をかしげて可愛らしく言う三玖を見るとどうにも……

「え、わ、わ……またおっきく……」

 さきほど射精した事など知らないとでも言わんばかりに、陰茎が再び固さを取り戻した。

「三玖……したい」

 いつもはされてばかりだが、今日は俺からおねだりするように、くすぐるようなキスをする。

 今度しよう、と言われて今したい、と答えるのはがっつきすぎだろうか。けれど、この燃え上がる気持ちが一回では収まりそうにないのはどうしようもない。

「……い、いいよ……」

 三玖は顔を赤くして、口元を隠しながら伏し目がちに答えた。

 その恥ずかしがっているいじらしい姿にたまらなくなって、気持ちをぶつけるように荒々しく、噛みつくようにキスをした。

「フータ、んんっ……ちゅっ」

 唇を舐めるように触れ合わせ、擦り合わせて、「はぁ」と可愛らしい吐息を漏らした口に舌を入れる。

「んくっ」

「いへっ!」

 いきなり過ぎたか、哀れ俺の舌は三玖の歯に噛まれてしまった。

「ごめん、フータロー」

「いや、俺の方こそいきなりすぎた」

「フータロー大丈夫?」

「たいしたこと……」

 別に切れていたり血が出てたりといった様子はないので、安心させようと大丈夫な事を言おうと思ったが、少し悪巧みを思いついた。

「唾でもつけたら治る」

 そう言って、舌をあっかんべのように三玖に見せる。少し三玖は考えると、その言葉の意味を察したのか、恥ずかしそうに、けれど真っすぐこちらを見て俺に近づいて来た。

 三玖の唇から赤い舌がちろりと覗くと、そのまま俺の舌を舐めてくる。

「ふっ……ん、れろっ……」

 飴を舐めるように、三玖の舌は俺の舌をぺろりと這いまわる。その気持ちいいが少し物足りない感覚に、今度は肩を軽く叩いて舌を入れるぞと合図を送って唇を重ね合わせ、口腔に舌を差し入れた。

「はっ……んむっ……ん……」

 この恋人の熱さと甘さを交わしあうキスは、何回してもぞくぞくと背筋の震えるように、体の奥から嬉しさと心地よさが溢れてくる。肩に置いた手を下に移動させて、胸のふくらみを掌にゆっくりとおさめて柔く揉んだ。

「っ! あっ……」

 三玖のその大きな女性の象徴をふよふよと掌全体で楽しむと、鼻から喘ぎ声が零れて興奮が高まる。

 唇を離す。ただでさえ体力のない俺達は、互いに肩で息をして、それでもこの行為を止めるだなんて考えられない。

 俺は胸を揉んでいた手を離して、両手で三玖の細い肩を掴み、ぐっと引っ張って起き上がらせた。

「え?」

 突然起き上がらせられた三玖は、目を白黒させて俺にこの意味を無言で尋ねてきた。俺はそっとキスして言う。

「三玖からして欲しい」

 言われた三玖は、視線を俺の顔から下半身に移動させた。ある一点を見つめると、ボッと音をたてそうな程に真っ赤になった。

 羞恥心と好奇心の狭間にあって、どちらの道に行くか秒針が一周するほど考えると、どうやら好奇心が勝ったらしい。俺は足を開いて三玖を迎え入れて、三玖は恐々と勃起した陰茎に顔を近づける。

「あうぅ……」

 まじまじと見る男の象徴に、三玖は可愛らしく困惑して、戸惑いの声があがる。

「わ……やっぱりすごい……おっきい」

 三玖の喋る時に出てくる息が、膨れ上がった亀頭をくすぐる。言葉の嬉しさと息のくすぐったさに、ビクンと陰茎が大きく跳ねた。

「え、わ……びくってした」

 ゆっくりと片手を伸ばしてきて、痛い程の勃起に固くなった陰茎をなでる。その少し低い体温と、柔らかくてすべすべした手は男には無いものだ。

「あつい……すごい、こんなに固いんだ……」

そのまま射精してしまうのではと思うくらい、三玖に触れられた陰茎がビクビクと脈動した。三玖は慌てて手を離した。

「ひゃ……ごめんフータロー、痛かった?」

「逆だ」

 その言葉に安心したのか、もう一度膨れ上がった陰茎に手を当てた。そのまま握ってきて、

「えっと……どうすればいいの?」

 と恥ずかしさに潤んだ瞳で見つめてきながらそう言った。

「そのまま、上下に手を動かしたり……」

 言われるがまま、三玖は陰茎を上下にしごく。あの三玖が俺の陰茎をしごいている、という事実に興奮して、今すぐにでも射精してしまいそうだった。

「はっ……あ……」

 男の喘ぎ声なんて糞ほど面白くないものを、歯で噛み潰すように食いしばる。

 亀頭の先に息が吹く感覚がして見下ろすと、三玖が顔を近づけて何かを逡巡していた。が、意を決したように顔を上げて、そして唇から赤い舌を出して陰茎の裏筋から亀頭の先まで舐め上げた。

「うあっ……くっ、はっ……み、三玖? どこで、そんな……」

 その大胆な行動に驚いて、思わず尋ねた。

「……女の子だって、えっちな事に興味あるんだよ……」

 スマホを持っているなら、性に関する事を調べる事なんて容易いことだろう。陰茎に触れて、そして何かするという第一段階を越えた三玖は、第二段階へと進む心理的ハードルが低くなり、だからこういう事をしてくれるのだろうか。

 そして第二段階を越えた三玖の行動は、第三段階へと移行する。その可愛らしい小さな口を開けて、俺のものをくわえこもうと、ゆっくりと顔を陰茎に近づけてきた。

 先の方をくわえると、しかしそれ以上進まず、三玖は口を離して空咳をした。

「けほっ……フータローの、おっきくて口に入らないよ……」

 その言葉で、俺の中の最早あるかどうか定かではないような理性の糸がプツンと切れたように思った。

 今すぐに繋がりたくなってしまい、三玖の体を俺の出せる精一杯の力で抱き寄せた。

「きゃっ」

 足の上に三玖を乗せ、裸の胸同士が合わさる。丁度俺の顔の前に、三玖の困惑顔がある体勢になった。このまま繋がれば、いわゆる座位という体勢だ。

「ふ、フータロー、当たって……」

 三玖がもじもじと身をよじると、下半身の方からにちゃりと粘着質な音が聞こえてくる。三玖の割れ目から、行為を受け入れるための分泌液が溢れて、俺の陰茎まで濡らしてそれがこすれる音だ。

 何の隔てもなく触れる三玖のあそこは、熱くて蕩けてしまいそうなほどで、陰茎はこれからそこに入る喜びでびくりと一際大きく跳ねた。

「はっ、はぁ……三玖……入れたい」

 もう我慢なんて出来ないほど繋がりたい気持ちが大きくなり、息を荒くさせる。もう少し腰を動かしたら、亀頭がその熱い肉をかき分けて三玖の一番深い所まで触れ合うだろう。

「だ、だめフータロー、赤ちゃんできちゃう……」

 その言葉は男には甘美に過ぎる。男としての本能が、つまり子供を作れという原始の頃からの生の究極目的が目の前にぶら下がっている事に、陰茎が熱くなりむらむらと射精への欲求を高める。

しかし学生という身分にとっては氷の刃のように冷たく恐ろしい。

「それはそうだ」

 結局俺はその言葉で少しばかり理性を取り戻し、大人しくゴムを着けて行為に勤しむことにした。

「三玖、腰を浮かせて俺のを入る所へあてがってくれ」

 三玖はこれまでのセックスとように相手がしてくれるのではなく、自分でしなければならないという事に真っ赤になって、俺の視線から逃げるように抱き着いてきた。しかしそうすると裸の胸がふよんと潰れて、その心地よさに俺の体は熱くなって血を巡らし、陰茎が興奮にびくりと一跳ねしてしまう。

「え、えっと……ぁうぅ……」

 三玖はしばらく俺の耳元でまごまごもたついていたが、決意を固めたのか少し腰を浮かせた。しっかりと陰茎をつかんで、三玖の一番深い所への入り口へあてがう。

「すぅー……はー」

 深呼吸して体の余計な力を抜くと、ゆっくりと腰を下ろしてきた。

「んっ……フータロー、して……」

 自分でする不安を覆い隠して欲しいと三玖はキスをねだってくる。優しく触れ合うキスをすると、力が抜けたのか気が抜けたのか一気に俺の物を根本まで受け入れた。

「あっ……いっ、うぅ……」

「三玖……」

 苦痛か、戸惑いかに顔を歪めた三玖の気持ちを少しでも和らげようと思い、傷口を舐めるようにキスをした。唇を少し舐めて、二人の唾液が絡まるようなキスに、三玖は少し気がまぎれたのかこわ張っていた体から力が抜ける。

 それを感じた俺は、ゆっくりと突き上げるようなピストンを始めた。

「あっ、あ、フータロー……やん、だめ……」

 三玖はいつもと違う体勢をとることで、力のかかり方が変わってもたらされる快楽の質も変わり、そのことに戸惑いながら嬌声を上げる。

「あん……やっ! ふ、フータロー……い、あっ、良いよ……」

 普段からは考えられないほど、とろとろに蕩けた顔で俺を求める三玖に、心臓はもっと体よ動けとその鼓動を早くする。

 俺は夢中になってキスをして、舌を絡ませ合う。繋がった下半身は三玖の膣の襞をかき分けて、その気持ちよさを全身に送る。

「ひゃん! ……い、あっ……フータロー、奥つんつんしちゃ、んんっ、だめ……」

 この状況でだめと言われて、はいそうですかと従う男なんていないだろう。奥がだめといわれたら、さらに奥を突いてみたいと陰茎はますます膨れて大きくなった。

「うそ……あん、うそ、まだおっきくなるの?」

 男にとって男性器が大きいといわれる事は、自分の男としての誇りを持たせてくれるように思い、なにより心地よい気分にしてくれる。

「三玖……三玖、愛してる」

 突き上げながら、口を三玖の耳元まで近づけて囁いた。

 陰茎を締め付ける力がさらに強くなり、喜びに震えるように三玖の体がびくんと跳ねた。

「はあ、……あっ、ふっ……やん! あ、あ、私……も、フータロー……愛して……あん!」

 まともに喋れないほどに喘ぎ声を漏らしながら、髪を振り乱し、それでも囁かれる愛の言葉にますますもって射精欲が高まる。

 キスをして、片手で三玖の胸の柔らかさを堪能して、さらには性器がにちゃりといやらしい音を立てて絡み合う。最後に残ったもう片方の手で三玖の、大きな快楽を生み出す陰核をゆっくりと優しくいじった。

「っ~!」

 三玖は声にならない叫びのような声を上げると、体は快楽に耐えられないように弓なりになってびくりと震えた。

「あん! だ、だめ、フータ……やっ! おかしく……ぁっ、おかしくなっちゃう」

 その痴態に興奮は高まる。俺はベッドのスプリングも利用してストロークの大きい出し入れを行う。

「あぁ! いっ! あっ! くっ!」

 三玖から零れる喘ぎ声がその色を明らかに変えた。その苦しいような声に、思わずピストンを止めて聞いた。

「三玖、大丈夫か? 痛いのか?」

 髪が乱れて顔が隠れた三玖は肩で息をしながら、しかし驚きの行動をとった。

「三玖、うぁっ……み……」

 三玖は自分で腰を動かし、もっともっととでもいうように中が動いて俺のものをしごき上げる。

 片手で乱れた髪を整えた三玖は熱い瞳をしてこちらを見る。

 ぞくりとするような、とてつもなく色っぽい瞳。もし一回目の時にこの目で見られたら、それだけで射精してしまいそうな、例える言葉が見つからない程の女の目だった。

「はっ……止めないで、フータロー。もっと……ぁっ……奥つんつんして……」

 その言葉に、もう頭は考える事を放棄した。

 俺は腰を砕けそうなほど振る。陰茎を三玖の中から抜けそうなほど引いて、そして最奥まで押す。そこからさらにもう一押しすると、三玖は体の底から出るような喘ぎ声をして、この行為の充足感を高めてくれる。

 陰核を優しくいじめながら突き上げると、三玖の中はきゅうっと陰茎を締め付けてきて、射精を受け止めようとしている事が本能で分かった。

「フータロー、あっ! フータロー、きちゃう…………やん! もっとして……あ、あん!」

「三玖、俺も…………」

「きて、きてフータロー」

 最後の力を全て振り絞るように、俺はピストンの動きを速める。奥を細かく突く度に、三玖からたまらない喘ぎ声があがる。

「い、イッちゃう……イッちゃ……あ! あん! んっ~~~~~~~!」

 三玖の体が絶頂のとてつもない快楽にぶるぶると震える。

「三玖、愛してる……三玖……うっ!」

 そこからもう一突き二突きすると、俺の体も射精のトリガーを引いた。

 どくんと二回目とは思えない量の精子が尿道を駆けあがって、そして亀頭の先から放たれる。

「あっ! 三玖、あぁ!」

 三玖の中の収縮と、俺の射精する陰茎の震えがシンクロして、限界を超えて精液を放つ。

 睾丸の中が空になって、それでも陰茎は三玖の収縮の度に何かを尿道から亀頭の先へと送り出す。陰茎が壊れそうなほどに震えて、ドクドクと何かを放つ快楽は終わりが見えない。

 気持ちよすぎて気絶してしまいそうな、体の全ての水分を使ったような射精は、三玖の中が収縮を終えたと同時に終わった。

「はぁ……はぁ……」

 俺は射精後の強烈な倦怠感そのままに、三玖と繋がったまま背中から倒れる。

 意識が切れてしまったかのようにぼうっとしている三玖の中から何とか陰茎を引き抜き、先に付いているコンドームを外した。

 俺の出した物と、三玖から出た物でべとべとになった陰茎をティッシュでぬぐい、三玖を横に寝かせた。

「重い」

「はっ……ふーたろー」

 いつもなら重いなんて言われたら膨れっ面をして怒る三玖だが、そんな気力もないように力なくベッドに身を預ける。

「ふーたろー、はぁ……はっ……」

 力を使い果たしてしまった三玖の口から、どこか舌ったらずな声があがる。

「はぁ……せ、セックスて……はっ、こんなに……ふぅ、気持ちよかったんだ……はぁ」

 疲れに重い体をのそのそと動かして、俺の顔の前まで来て笑った。その瞳にさっきのような妖艶な光が奥の奥で煌めいた。

 そっと三玖はキスしてくると、

「えへへ……またしよ?」

 そう魅力的な提案をしてきて、そのまま目を閉じて眠ってしまった。

 俺も目を閉じたらすぐに泥の様に眠ってしまいそうだったので、なんとか体を起こし、ブランケットを取って三玖と俺の体にかけた。

「おやすみ、三玖」

 聞こえたのか聞こえてないのか定かではないが、三玖は一瞬口角を上げて、そしてすやすやと穏やかな寝息を立てる。

 三大欲求の二つを大いに満たした俺は、最後の一つ、睡眠欲を満たそうとゆっくり夢の世界へ落ちて行った。

「おやすみ、フータロー」

 

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