ふと目を覚ました。暗い室内の天井が目に映る。ベッドに背中を預けたまま隣に視線だけを向けると、シーツを体に掛けて俺のほうに顔を向けた紗夜の姿があった。よく眠っているようだ。服の胸元を上下させ、聞こえないほど小さな寝息を立てている。
紗夜の目元にかかる前髪を指で掻き分けた後、俺は紗夜に身を寄せた。
強すぎない程度に正面から体を抱き締める。温かい。春の夜は少し冷えるから、これくらいがちょうどいい。紗夜の体温を感じながら目を瞑ると、傍に人がいることに安心したためか眠気が襲ってきた。
意識が流れるように薄れた後、俺を待っていたのは懐かしい記憶を再現した夢だった。
自宅の防音室で、父さんと父さんの友人の女性たちが演奏をしていた。ギター、ベース、ドラム、キーボード。父さんのボーカルを彩る華やかなサウンド。意識していなくても体がリズムを刻み、胸の鼓動が速まる。キラキラと輝くような音の洪水に身を浸す。音を楽しむという表現がこれほど似合う時はなかった。
それは過ぎ去りし日の想い出。もう二度と訪れることはない。
思えば、あの日から皆で音楽を楽しむということを避けていたのかもしれない。一人で音を紡いで満足する日々。でも、完全に一人にはなれなくて、顔も見えない誰かに聞いてもらいたいという思いからサイトに歌を投稿した。
俺は女が好きだけど、それと同じくらい音楽も好きだった。
そして、大好きな女を抱くときはいつも本気だ。それならば、大好きな音楽に対しても中途半端な向き合い方ではいけないのではないか。
『あなたの歌声を、ステージで聞いてみたいです』
そう紗夜に言われてから、俺の中でイメージが膨らんだ。
ライブハウスのステージに立って、誰かと一緒に音を作る。少し前までは自分にはあまり関係のない楽しみ方だと思っていたけど、紗夜の言葉をきっかけにして気持ちに変化が現れた。
だから、俺は――。
「勇希さん」
肩を揺すられ、意識は現実へと急速浮上した。
目蓋を開くと、明るい光が瞳に押し寄せてきた。目を瞑るほどではない光量。
その景色の中に、紗夜がいた。俺の顔を覗き込み、俺の肩に触れていた。
「おはようございます」
穏やかな笑みを向けられ、心に温かな感情が広がる。俺も挨拶を返し、体を起こした。
「よく眠っていましたね」
苦笑する紗夜。どこか意味深な口調と態度に、俺は自分の体を確認した。
股間が熱い。綺麗にされているようだが、室内には情事の匂いが広がっていた。
「紗夜。もしかして、しゃぶった?」
俺が聞くと、紗夜はうっと息を詰まらせ、顔を赤らめた。図星のようだ。
「いえ、別に、私は……」
泳いでいる目線が口ほどに物を言っている。何もしていないというのなら、俺の目をしっかりと見てほしい。俺がそう言うと、紗夜は観念したように息を吐き、右手の指を三本立てた。
「すみません。三回ほど、飲ませていただきました」
朝フェラ三回。昨日はそれ以上のことをしたというのに、未だに恥ずかしそうにフェラの回数を報告する紗夜が可愛かった。だから、自然と寝間着のズボンの内側を肉棒が押し上げてしまった。
「……でも、まだ元気みたいですね?」
「紗夜のせいだよ」
「そう、ですか」
「どうしてくれるの? 謝罪は?」
俺が聞くと、紗夜の顔に明確な興奮が広がった。紗夜はスロースターターのようだ。少しもじもじとしていた紗夜だったが、その場でゆっくりと両膝を突くと、俺に向かって土下座をした。
綺麗な土下座だ。興奮が募って、肉棒が震える。さらに膨らんでいく。
「申し訳ございません」
「土下座だけ?」
「いえ、精いっぱい処理をさせていただきます」
「処理って? 顔を上げて、言ってみて?」
すると、紗夜はゆっくりと頭を上げた。
そのときの紗夜の表情はもう、立派な雌だった。
「勇希さんの太くて硬いおチンポから、残った精液を搾り取らせていただきます……」
やっぱり、紗夜にはMの素養があるようだった。これまでの調教を思い出し、再認識する。今まで味わってきた女の中でも紗夜はなかなかのマゾだ。本格的に調教を施したら、いったどれだけ俺を喜ばせる女になってくれるのだろう。
「おチンポ様。先ほどは失礼いたしました」
ベッドの傍に座った俺の両脚の間で、紗夜は肉棒に話しかけていた。
「どうかお許しください。この体を使って、謝罪いたします」
紗夜のキスが尿道口に放たれる。俺がその姿を当たり前のように携帯で撮影し始めると、紗夜はカメラ目線で肉棒を舐めあげた。興奮しているのか、紗夜の目が潤いを帯びて頬は朱に染まっている。
「ぢゅぶぅっ、ぐちゅっ、ぶちゅっ、ぢゅぶっ、ぐぶっ、ぐぼっ、ぐぽっ!」
紗夜の本格フェラが始まった。喉の奥まで肉棒を頬張って、一生懸命動いている。垂れた前髪を耳に掻きわけ、俺の陰毛に口元を埋めるほど深いフェラをする紗夜の姿に撮影が捗る。誰に見せるわけでもない俺だけのお宝映像。今度これを紗夜に見せながら自分のいやらしさを自覚させ、紗夜の体を味わうのもいいと思った。
上達の速い紗夜の高速フェラ。セックスの中で成長を続けているようだ。舐めて欲しいところ、敏感なところ、俺が求める理想のフェラとそう差異のない展開が続き、肉棒は紗夜の唾液と温かい口マンコに包まれながら高みに達した。
ぶびゅるるるっ、どびゅるるっ、ぶびゅるっ、びゅるるーっ、どびゅーっ!
「んっ! んふっ! んんっ!」
紗夜の表情に歓喜の感情が満ちた。自ら根元まで咥えて、精液をごくごくと飲み下している。その身から放たれるドスケベな雰囲気に中てられ、射精が止まらない。俺はもしかすると、とんでもない逸材を掘り起こしてしまったかもしれない。
射精が始まった数十秒後。射精の勢いは弱まっていき、止まった。
ぴゅっ、ぴゅっと紗夜の手コキに合わせて射精する肉棒。その亀頭が向かう先には、白濁液を溜めた紗夜の口内があった。口を開いた紗夜は手コキで射精を最後まで補助し、搾り出した一滴一滴を口内に収めている。
射精完了後の肉棒に、紗夜の舌が這い回る。尿道口に残っていた精液もしっかりと舐め取られ、清掃が終了した。
肉棒が手を離した紗夜は、そのまま待機状態に入った。両手で俺の睾丸をくにゅくにゅと揉みながら、口を開いてただ俺を見つめている。俺から何らかの合図があるまではこのままの体勢でいるつもりなのだろう。
「飲め」
何もしていなくても待ち続ける忠犬に、俺は命令を下す。
「ごくっ、ごくっ、んっ、ぐっ、んっ、ごくっごくっ……!」
すると、紗夜の口内に溜まった精液がゆっくりと喉の奥に流れ始めた。どろりとした精液の行く末がはっきりと見て取れる素晴らしい光景。思わず伸ばした手で紗夜の髪を撫でる。触り心地がよく、シャンプーの良い香りが漂ってくる。
可愛い紗夜。こんなに献身的な彼女が望むことを、叶えてあげたい気持ちになった。
俺は精液がなくなった口内を見せつける紗夜にお礼を言い、携帯電話を操作し始めた。
そして、電話帳を開くと、そこに登録されていたとある人物へと電話を掛けた。
「おはようございます、まりなさん。今日、デートしませんか?」
紗夜に金玉舐め手コキをさせながら、俺は知り合いの女性――
やっぱりその姿が可愛くて、電話が終わった後、俺は紗夜にご褒美セックスをしてあげた。ベッドに押し倒して逃げられないように覆い被さって、種付けプレスで子宮に子種汁注入。朝から紗夜のアヘ顔を拝み、俺は素晴らしい一日を迎えた。