人生初の生ライブが無事に終わった。
当たり前だけど、自宅の防音室で一人歌を収録するときとは何かもが違う、動画サイトに投稿した際に流れるコメントよりも強く、胸を打つような熱量を持った歓声は今も耳から離れない。思い出すだけで、体が震えるようだった。
俺はどうやら、ライブという新たな舞台に嵌ってしまったようだ。
「勇希君、大丈夫?」
誰もいなかったはずの控室の椅子に座って呆けていた俺の眼前で、まりなが手をかざす。そこで俺はようやく、まりなが部屋に入ってきたことに気がついた。我に返り、軽く頷き返す。
「疲れたけど、大丈夫」
「ふふっ、お疲れ様。はい、これ」
「ありがとう」
まりなから差し出されたペットボトルのお茶を受け取る。蓋を開けて飲み始めると、中身の半分を一気に飲み干してしまった。思った以上に喉が渇いていたらしい。水分を摂取し、体に内包していた熱がほんの少し冷めてきた。
「初ライブはどうだった?」
テーブルを挟んだ向かいの席に腰かけ、まりなが尋ねてきた。
初ライブの感想か。一言でいえば最高だった。具体的に言おうとすると言葉が上手く纏まらないが、話すのが苦手な俺でもライブについて長く語れそうだ。そのくらい、今までにない刺激を味わえた貴重な時間だった。
「またやりたいと思えるくらい、楽しかった」
「そっか。良かった、勇希君が喜んでくれて」
そう言って、まりなはにっこりと微笑んだ。
また、まりなと一緒にライブがしたい。できれば他のメンバーも集めたい。二人だけでこれだけ楽しかったのだから、ちゃんとバンドメンバーを揃えればよりよいライブができるはずだ。
誰か入ってくれる人はいないだろうか。Roseliaのメンバーは難しいだろうな。というか、既にバンドを組んでいる人を入れるべきではないだろう。紗夜のギターで歌いたいという思いもあったが、諦めるしかない。
誰かいい人はいないか。まりなに聞こうと口を開きかけたが、ポケットから伝わってくる振動に意識が向いた。携帯電話だ。俺は携帯電話を手に取り、液晶画面に表示された相手の名前を目にする。
『燐子』
名前を見てすぐに通話ボタンを押し、受話口を耳に当てた。
「もしもし」
『勇希君、お疲れ様……』
燐子の柔らかい声。すごく懐かしい感じがした。
『今、大丈夫……?』
「えっと、今は……」
俺が視線を向けるより先に、まりなは席を立っていた。扉を開けて廊下へ出ると、ひらひらと手を軽く振ってどこかへ行ってしまった。気を遣ってくれたみたいだ。
「大丈夫」
『良かった……。えっと、言いたいことはいっぱいあるんだけど……』
前置きし、燐子は続けた。
『今日のライブ、すごく良かったよ……。感動して思わず泣いちゃって……。私だけじゃなくて、今井さんも、あこちゃんも、氷川さんも。それに、友希那さんも……。ライブ用の衣装のまま聞いて、他の人たちと一緒に声を上げて……』
燐子にしては珍しく饒舌だった。それくらい良いライブだったということなのだろう。身近にいる一番大切な人に褒められることほど嬉しいことはなく、それを聞きながら俺もいつの間にか笑みを零していた。
『あ、ごめんね……。私ばっかり話しちゃって……』
「別にいいよ」
もっと聞いていたい。
『……それでね、勇希君。急な話になるんだけど、今日予定空いてる……?』
そう思った直後、燐子の声音がわずかに変わった。
「空いてるけど」
『良かった……。えっとね、勇希君にお願いがあるの……』
普段の会話の時とは違う。この声は、男女として交わっているときに聞く艶を帯びていた。久しぶりの甘い声が耳に浸透し、脳を刺激する。この声を聞くことができて、体が喜んでいる。
『今から、勇希君の家に来てくれる……?』
断る理由などなく、俺は了承し、なるべく早く向かうと伝えた。
通話を終えた後、俺はすぐに帰宅の準備をした。仕事がないかどうか、まりなに確認を取ったが、ライブ後の片付けなどは何も手伝わなくていいとのことだった。あくまで今日の俺をライブの出演者として扱ってくれるようだ。
CiRCLEを出た俺は家に向かって駆け出した。こんなに走ったのはいつ以来だろう。鞄を背負い、足をひたすら動かす。数分全力疾走した程度では呼吸も乱れない。この体に備わる体力はこの程度では動じない。
暗くなり始めた道を辿ること、数分。
俺は家の前に到着した。塀の上から家の中を覗いてみたところ、カーテンは閉め切られているが部屋の灯りは点いていた。燐子が俺の家にいる。夢ではないのだとわかると興奮が昂った。
扉の前に立ち、取っ手を掴んだ俺は、扉をゆっくりと開いた。
「お帰りなさいませ、ご主人様」
綺麗に揃った複数人の声に出迎えられ、俺は立ち尽くした。
俺の前には、横並びになって丁寧に礼をする五人のメイドがいた。
その身を包むのは、白いエプロン付きの黒いメイド服。胸の谷間がはっきりと確認できる。スカートの丈はギリギリまで短く詰めていて、少し屈んだり動いたりするだけで下着が見えてしまう。その一方で、スカートの下に伸びる健康的な太股は黒いソックスに覆い隠されている。
やがて、ゆっくりと頭を上げた五人と視線が合う。
右から順番に、リサ、燐子、湊さん、あこ、紗夜。
今日、Roseliaとしてライブ出演した五人の少女が、ライブ時の着飾った衣装とは異なり、男に媚びたメイド服を着こなして立っている。緊張した面持ちで立つ湊さんとは対照的に、四人は興奮交じりの微笑みを絶やさなかった。
「今日一日、五人でご奉仕いたします……」
「ご奉仕いたします」
燐子の声を皮切りに、リサとあこと紗夜が続く。
「ご、ご奉仕いたします……」
最後に遅れて湊さんが口にする中、俺は別のことに気になっていた。
湊さんを除く四人のスカートの中から微かに、機械の低音が響いてくることに。
「あ、あーん……」
湊さんが手に持ったスプーンの先を恐る恐る差し出してくる。俺はスプーンで掬われたオムライスと湊さんの恥ずかしそうな顔を交互に見た後、スプーンを咥えた。ケチャップの深い味わいとふわふわとした食感の卵の甘み。
料理担当はリサかな、と予想をしながら口を動かし、視線を左右に振る。
食卓の席に座った俺の周りには、湊さんを含めた五人がいた。
俺に餌付け、もとい、俺の口にオムライスを運ぶ湊さん。俺の肩を二人で揉む紗夜とあこ。俺の両手をマッサージする燐子とリサ。俺を出迎えた五人のメイドによって、俺は食卓で手厚い歓迎を受けていた。
なんだこれ、と思っても声には出さない。変わった奉仕方法だが、快適なことに変わりはない。美少女メイドを侍らせ、美味しい料理に舌鼓を打つ。まるで王様になった気分だった。
「いいかしら?」
「うん」
「あーん……」
湊さんは口数少なく俺に食事を勧めてくる。嫌がっているのかと思ったが、そうではなさそうだ。湊さんは終始俺から視線を逸らさず、熱の籠った視線を俺に投げかけてくる。見間違いでなければ、たまに湊さんの口角が緩んでいた。
肩と手を揉み解されながら、食事は進む。
「どうですか、ご主人様」
「ご主人様、気持ちいい?」
「すごく気持ちいい」
紗夜とあこに問われ、素直な感想を伝える。
常に元気なあこはともかく、紗夜まで機嫌がいいのは意外だった。てっきり、まだ怒っているのかもしれないと思ったからだ。結局、紗夜が何に怒っていたのかわからないまま機嫌が直ってしまった。もし次怒らせることがあったら、すぐに頭を下げて謝罪しようという教訓だけは胸に刻んでおく。
俺が湊さんと紗夜、あこに囲まれる中、リサと燐子は微笑んでいた。何も語らず、にこにこと。時折強い欲望を抱えた視線が注がれているのはバレバレで、この後に何かが待ち受けているのは容易に想像できた。
ややあって食事が終わり、食器が片づけられる。さすがに洗い物くらいしようと思ったが、手は出さないように言われたため大人しく席に就いている。湯呑みに注がれたお茶を飲み、一息吐く。
「終わりました」
紗夜の報告の声。五人掛かりでの洗い物はすぐに終わり、全員が俺の下に集う。
「それでは、ご主人様……」
そして、燐子が話を切り出してきた。
「これから全員で、食後の運動でもいかがでしょうか……?」
予想通りの提案に、俺は首を縦に振った。
「運動……?」
湊さんの不思議そうな声が耳に残った。
「ぐぷぅっ、ぢゅぼぉっ、んぷっ、ぢゅぷっ、ぐぽぉっ、ぬちゅぅっ、ぢゅるっ!」
全裸に剥かれてベッドで仰向けになる俺の股間で、紗夜は頭を動かす。口元に俺の黒い陰毛をつけたまま、窄めた口で肉棒をねっとりとしゃぶる。紗夜の顔は興奮しきっていて、ここ最近で一番卑猥だった。
俺は携帯を構え、紗夜の許可を取らずに一枚撮影。
被写体である紗夜は、金玉を揉む手とは逆の手で咄嗟にピースをしていた。もはや俺が指示出しする必要はない。教育を施した結果、自分で学び、練習し、主である俺に成果を披露する雌奴隷となった。
「はぁ、んっ、久しぶりのご主人様のおチンポぉ。硬くて、ぶっとくてぇ、とっても熱い。ご主人様、この間は申し訳ございません。ご主人様に逆らったこの卑しいおチンポ奴隷に、どうか心行くまでお仕置きしてください」
「うわ、紗夜、切り替えすごいね」
「勇希君――ご主人様の調教を受けたみたいですからね……」
ドスケベメイドと化した紗夜を見て、リサと燐子が楽しそうに話し合いながら手を動かす。ぐいっ、と俺の両手首が左右からリサと燐子に引っ張られ、メイド服から露出した二人の生乳に押しつけられている。
むっちり、むにゅむにゅの女子高生おっぱい。大きく広げた手の平が二人の乳房を掌握し、柔らかい肉に埋まっている。温もりも心臓の鼓動も心地よく、頻繁に指が動いて胸の感触を楽しんでしまう。
「ご主人様、こっち向いて口開けてー?」
声に反応して顔を横に向けると、あこが俺の顔を覗き込んだ。俺は目の前に迫ってきたあこの前で口を開ける。
あこの小さな口が開くと、とろり、と唾液が垂れてきた。俺はそれを舌の上で受け止めた。
口内に溜まるあこの唾液。舌を動かして唾液を味わっていると、あこが俺と唇を重ね、押し込んだ舌で中をぐちゅぐちゅと掻き回してきた。鼓膜を震わす水音。幼くも、艶やかな笑顔で俺とのベロチューを楽しむ。
肉棒は紗夜に、両手は燐子とリサの胸に、口はあこに任せている。
献身的に俺に奉仕する四人のスカートからは、今も機械の駆動音が響いてくる。四人の膣内を満たし、震える紫色のバイブが音の発信源だ。燐子が用意したという俺の肉棒に近い大きさのそれが、四人の膣内の準備を整え続けていた。
最初から俺と交わる予定だった四人に対し、一人だけ状況に取り残されている。
湊さんだ。部屋の隅で棒立ちになっている。顔は真っ赤に茹っており、愛し合う俺たちを食い入るように見つめている。息遣いは荒く、ミニスカートを掴む手にきゅっと力が入っている。
「ご主人様ぁ。あぁ、雄臭くていい臭い。もっと、チンポの臭い嗅がせてください」
「ねぇ、紗夜。今日の目的は忘れてないよね?」
「あ、え、えぇ、も、勿論です!」
「忘れていたみたいですね……」
暴走する紗夜と、それを嗜めるリサと燐子。
そんな中、俺と口づけを交わしていたあこがベッドから降り、湊さんの下へ向かう。
「友希那さんもこっちに来て、ご主人様にご奉仕しましょうよ!」
「え、ちょ、ちょっと……!」
湊さんがあこに手を引かれた。湊さんはたたらを踏んでしまい、体勢を崩しつつベッドへ近づいてくる。その足はベッドのすぐ傍で止まり、ベッドで奉仕を受ける裸の俺に目線を注いでいる。
湊さんの反応を見ていると、今すぐがっつかれてもおかしくない。前世でたとえれば、5P中の黒髪清楚系ビッチな巨乳美少女で童貞を卒業し、気に入られれば今後も可愛がってもらえる絶好の機会を目前にした、思春期真っ盛りの男子高校生だ。
しかし、湊さんはさすがに意思が固かった。
「こんな風に初めてを迎えるのは、その……。き、聞いていなかったし、シャワーを浴びていないから汗の臭いだって……」
「えー、大丈夫ですよ」
というか、単純に踏ん切りがつかないだけなのかもしれない。今この瞬間も俺の体、特に股間にチラチラと視線を送っている。白い太股の内側をもじもじと擦り合せている。あのスカートの中身が濡れていてもおかしくはなさそうだ。
あと一押しと思った矢先に、リサが俺の手を優しく胸から離し、腰を上げた。
「友希那」
「り、リサ、なにを……?」
リサは湊さんの背後に素早く回り、後ろから抱き締めた。左手は湊さんの胸を、右手は下腹部を擦る。それに驚いた湊さんが身じろぎするが、リサの抱擁を振り解くことはできない。
湊さんを拘束しながら、リサが耳元で囁く。
「素直になりなよ。勇希みたいに超絶イケメンで可愛くて、性格もいいし、セックス大好きな男なんて他にいないよ? おまけに、アタシたちと同じで音楽が好きだし。友希那は、勇希に歌のこととかいろいろ話を聞きたくて、勇希の家に来たんだよね? だったら、ちゃんと勇希が喜ぶ女になってあげないと」
勇希に逃げられちゃうよ?
リサがそう続けると、湊さんは目を見開いた。
俺と湊さんの視線が合う。瞳を左右に揺らし、俺の体を視姦した。
湊さんはおもむろに深呼吸をし出し、呼吸を整える。
そして、決断したようだ。自分の意思で歩みを進める。
「岩戸さん……」
湊さんから名前を呼ばれるのは初めてだ。それに、苗字で呼ばれるのも久しぶり。
「友希那さん、ご主人様、ですよ?」
「わかっているわ……」
あこの助言に頷き、湊さんは緊張を抱えた面持ちで喉を震わせた。
「ご、ご主人様。私は湊友希那と申します。どうぞ、友希那とお呼びください。今日は、えっと、ライブ終わりで疲れたご主人様にご奉仕いたします。どうぞ、私の体で気持ちよくなってください……」
事前に考えていた台詞を読むようなたどたどしさだった。湊さん、いや、友希那はベッドの傍で膝を突き、前屈みになって俺へと顔を接近させる。乱れる長い髪を整えるために耳に引っ掛けると、初めて嗅ぐいい香りが髪から漂ってきた。
新しい女。狙っていた友希那が、今こうして俺の前にいる。
燐子たちのおかげだ。燐子たちが友希那とともにRoseliaを結成したのは偶然だとしても、俺と少し距離を置くことで、俺が友希那に嫉妬に近い対抗心を抱くよう仕向けたのは燐子たち自身だ。
今思えば、まりなの「勇希君って本当に扱いやすいよね」という言葉の意味がわかった。まりなはわかっていたのだろう。全ては、燐子たちの掌の上、だということを。もしくは、まりなも一枚噛んでいた可能性すらある。俺がライブに情熱を燃やし、友希那と真っ向から音楽と音楽でぶつかり合う状況を作った。
正面から友希那の顔が迫る中、視界の端に捉えていた燐子が笑った、ように見えた。
「んっ……」
俺と友希那の唇がついに触れ合った。ぷるぷるとした唇。体温も心地いい。何より瞳を潤ませる友希那の美麗な顔が素晴らしい。ファーストキスを捧げ、表情を綻ばせる友希那を目にして肉棒が震える。
「んっ、ご主人様のおチンポ、震えてる。私のおマンコに入れてあげたい……」
「我慢ですよ、紗夜さん。今は友希那さんが優先ですから」
紗夜が肉棒を扱き、あこが金玉を手の平で包み込んで揉んでいる。
「うーん、初々しいなぁ」
「昔を思い出しますね……」
リサと燐子は友希那の邪魔をしないよう、ベッドから降りて俺たちを眺めていた。母性ある二人は露わにした胸を弄ったり、スカートの中に手を突っ込んで下着に抑え付けられたバイブの先端を動かしたりして、思い思いに自慰に耽っているようだ。
熱と欲望渦巻く美少女たちに中てられて、俺も気分が舞い上がる。
唇を重ねるだけだった友希那の口内に、俺は舌を入れた。
「んっ!?」
友希那が狼狽し、顔を離そうとした。俺は咄嗟に伸ばした両手で友希那の頭を抱え、逃げられない状態にしてから口内を舌で舐め回す。
「あ、ぅっ、んっ、ちゅっ、くちゅっ、ぬちゅっ……!」
奥に引っ込む舌を捕らえ、強制的に舌先で握手。ぬるぬると擦って俺の唾液を提供する代わりに、友希那の唾液を頂く。啜って俺の口内に誘導すると、そのまま喉を鳴らして嚥下。美味い。お礼に俺の唾液をもっと塗ってあげることにした。
「んっ、んんっ、ちゅるっ、ぬちぃっ、ぐちゅっ、ぢゅ、ぐぢゅぐちゅっ!」
友希那の長い髪に指を通し、梳いていく。もう片方の手で頭を撫で、友希那を落ち着かせるように促すと、友希那の目はとろんとしていた。キス一つで可愛い。俺は大勢の女を魅了する笑顔を友希那に向け、本格的に貪り始めた。
湊友希那という女にマーキング。わざと水音を鳴らした激しいディープキスを繰り広げる。俺の両手で頭を抱えられた友希那は大人しくなり、徐々にではあるが積極的な姿勢を見せるようになった。
「ぐちゅっ、くちゅっ、れろぉ、ぢゅるるっ、んっ、ごくっ、ぬちゅっ、ぬちゅっ!」
情熱的なキスに、周囲からの視線が強まった。
「いいなぁ」
「なんだか、寝取られている気分になりますね……」
「燃えるよねー」
「勇希君が楽しそうで、嬉しい……」
それぞれの想いを抱く四人の声を聞きながら、舌を絡ませる。
「んっ、はぁっ……」
自然と互いに口を離し、俺と友希那は視線を合わせる。開いた口から伸びる唾液。それは俺と友希那をしっかりと繋いでいた。やがて唾液の糸が切れそうになってしまうが、同じタイミングで伸ばした舌先が唾液を全て拭い取る。
ぬちゅっ、と最後に舌先を擦らせた後、友希那がベッドの傍で立ち上がった。
「もう、我慢できないの……」
友希那の手が撫でるのは、自身の下腹部だった。メイド服の生地に包まれた腹部はほっそりとしていて、挿入すればさぞ締まることだろう。俺は紗夜とあこのマッサージで準備万端になった肉棒をびくつかせ、友希那を求めた。
「一つになろう」
そう告げると、友希那は「はい、ご主人様……」と快く返事をした。
ベッドを背に、友希那が横になる。長い髪を枕元に広げ、黒ソックスに包まれた両足をM字に開脚している。短いスカートのため、純白のショーツが丸見えだ。隠された陰部は既に湿っているようで、下着はぐちゅぐちゅだった。
俺は友希那のショーツに手を掛け、それを引きずり下ろす。
わかり切っていた通り、閉じた陰裂の間からは愛液が垂れてきていた。割れ目に指を這わせ、両手の指でくにぃと左右に開く。色白い肌とは違うピンク色に染まる中身が披露され、横合いから伸びてきた携帯電話がパシャリとシャッターを鳴らして友希那の初物マンコを撮影した。
「あとで送ってあげるからね……?」
燐子に囁かれる。俺は燐子へと顔を向け、軽く口づけした。
「ん、ありがとう……」
そう言って離れる燐子を目で追うと、あことリサ、紗夜も各々の携帯を構えて俺たちを撮影していた。自慰をするときのオカズにするのかもしれない。携帯を持っていない方の手で既に股間やら胸を弄っていた。
「また、新しい快感に目覚めてしまいそうです……」
「二人とも絵になるね」
「しばらくオナネタには困らないかな?」
小さく喘ぎ声を漏らす紗夜、あこ、リサの三人から視線を外し、正面の友希那を見遣る。
今か今かと待ち侘びている友希那。桜色の乳首が確認できる綺麗な胸を眺めた後、俺は腰を動かし始めた。友希那の視線が向けられながら、肉棒が膣の割れ目に近づく。男の侵略を許したことのない清らかな性器。女とヤリまくった百戦錬磨のチンポが亀頭で割れ目をこじ開けた。
ぷちゅっ、と膣口に亀頭が吸いつく。
待ちに待った瞬間。これから、友希那の処女を貰う。そう思うと欲望が加速し、思いっ切り突き入れたくなってしまうが、それは我慢する。腰を動かす力を緩やかに強めていき、穴の中へと亀頭を入れていく。
丸い亀頭が埋まるに連れて、小さな穴を広げていく。やっぱりきつい。亀頭を追い出そうとするかのような抵抗を受ける。俺はそれに抗い、友希那の太股を両手で掴んで腰の進行を継続する。
亀頭はそのまま入口にあった膜を破き、友希那の処女を奪った。
「っ、ぅ……!」
友希那が痛みを訴える。裂けた処女膜から破瓜の血が生じ、肌を伝ってシーツに染み込む。白い生地に赤い痕が残った。今も血を吸収し、血の痕を緩やかに広げていく。
「動くよ?」
俺の声に、友希那はこくりと首肯した。
亀頭が完全に穴に呑み込まれ、肉竿も後に続く。ギチギチと圧迫してくる膣肉の抱擁を浴びながらも止まることはしない。じわり、じわりと前に進み、亀頭は時間を掛けて膣の最奥へと至った。
子宮に進路を塞がれ、挿入が終わる。
膣奥までズッポリと満たされた肉棒。愛液で熱く蕩けた穴は肉棒を強く締め付けつつも、肉棒の大きさに馴染みつつあった。処女を制圧した達成感を抱き、俺は深く息を吐いた。
「熱い……。あんなに大きいものが、私の中に……」
友希那は自分の下腹部に視線を這わせていた。強烈な異物感を抱いているだろう。呼吸を乱し、どこかそわそわしている。
俺はゆっくりと肉棒を引き戻した。高く張ったカリ首が膣を引っ掻く。
「あぁっ……!」
膣からギリギリ抜けるかどうかの位置まで亀頭を撤退させた後、敏感に反応する友希那の太股から腰へと両手を移動させる。ガッシリと掴んだことを確認し、再度膣内の攻略に戻る。
ずぷっ、ずぷっと膣内で肉棒を前後に動かす。俺の我慢汁と友希那の愛液が混ざり合い、それを薄く広げていく。そのおかげで動きが滑らかになっていき、順調に速度を上げることができた。
「あっ、んっ、あぁっ、ぅ、ん……」
俺が友希那の中を肉棒で掻き回すと、友希那の声が大きくなった。気分も高まってきたようだ。その声は俺の腰遣いを捗らせ、本格的な膣の調教を始める。この穴を俺専用のチンポ穴に変えるために。
ガツガツと攻める。十分に引いた後、奥まで肉棒で押し込む。
「はぁっ、あっ、んんっ、あんっ……!?」
膣を味わう一方で、伸ばした片手で友希那の乳房を揉む。お椀型のそれを五本の指で包み、ひたすら揉む。手の平で乳首を圧迫し、もっとその感触を楽しもうと思い、指で摘まんでこりこりと動かす。
「む、胸を、そんなに、あぁっ!」
ちょうど子宮近くのいい場所に亀頭が当たったようだ。友希那の華奢な体が跳ねる。その振動は肉棒にも伝わってきた。うねるような膣肉の脈動が心地いい。もっと味わおうと、何度も膣奥を小突いた。
二人だけの世界。残された四人はもう殆ど自慰に夢中になっていた。バイブの音が大きくなっている。より強い刺激を求めて疑似チンポを膣内で暴れさせているのだろう。切なそうな嬌声が俺の鼓膜を揺らした。
可愛い友希那に興奮しっぱなしの俺は、友希那に覆い被さって口づけを始めた。
「むぅっ!? んんっ、んっ!」
舌で友希那の口を、肉棒で膣をぐちゃぐちゃにする。身動きを制限するように両手で抱き締め、上から圧し潰すように腰を振る。ベッドの上で折り重なった俺たちは、生殖器が嵌め合わされる音を結合部から何度も響かせた。
腰を振って、友希那の舌を味わって、また腰を振る。
股間の奥から精液が昇ってくる。快楽の度合いも増していく。
「んちゅっ、んっ、ぁ、ふっ、んんっ、ぢゅるっ、ぐちゅっ、くちゅっ!」
止まらない。さらに腰を加速させる。
ぐちゅんっ、ずぷっ、ぢゅぶっ、パンッ、パンッ、ぐっちゅっ、ぬぷんっ!
ぐぐっ、と肉棒が大きくなる。穴の中で一時的な膨張を果たしたそれを、ぢゅぷんっと奥深くまで入れる。ぐりぐりと腰を左右に振って亀頭が子宮口に嵌ったのを確認し、俺は快楽に呑まれた。
どびゅびゅーっ、びゅびゅーっ、びゅるるっ、どびゅっ、ぶびゅっ、ごぷんっ!
何もかも忘れて、友希那の子宮に子種を撒き散らす。ぼうっとしながらも幸せそうな友希那の顔を見ていると射精が捗る。次々に尿道から白濁色の粘ついた汁を吐き出し、友希那に男の味を教え込む。
「んっ……! っ、んんっ……!?」
小刻みに痙攣を始める友希那。達したのだろうか。俺は抱擁する手に力を籠め、射精を続けた。十分に味わった友希那の口から顔を離し、舌を解放する。二人分の唾液をためた友希那が声もなく絶頂する姿を見て、白い頬を舐め上げた。
「好きなだけイッて?」
俺が言った直後、友希那がビクンッと痙攣し、盛大に声を上げた。
まだ足りない。いくらでも出せる。子宮を白濁の粘液でいっぱいにしても俺の興奮は収まらない。恍惚とした様子で快楽に酔いしれる友希那の顔を撫でた後、俺は後ろを一度振り向いた。
そこには、十分すぎるほど準備を整えた極上の雌たちがいた。足元には膣から取り出した紫色のバイブ。イボイボの付いた偽物チンポは愛液に濡れている。それを咥え込んでいた雌たちの膣は、雌たちの手で左右に引かれている。
「ご主人様ぁ、もう我慢できません」
「友希那だけじゃなくて、アタシたちの穴も使って?」
「ご主人様のために、あったかくしておいたよ!」
「好きな肉穴を、好きなだけ使ってください……。たっぷり搾り取ってあげます……」
くぱぁと見せびらかされた蜜たっぷりの膣を餌に、俺は容易く誘惑された。
一台のベッドを舞台に俺は五人の少女と絡み合う。バックで紗夜と繋がる中、両手を使って燐子とあこのマンコを指で弄る。そうしながらリサと友希那の三人で舌を突き出し合い、舐め合う。
どこもかしこも美少女ばかり。五人の喘ぐ声が混ざり合い、耳を犯す。一度射精してタガが外れたのか、自分を律することができずに荒い腰振りを繰り返す。念入りに解された紗夜の膣内で考えなしの行動をしていたせいか、俺はあっという間に限界を迎えてしまった。
「あぁんっ……! きましたぁ、ご主人様の優秀遺伝子、濃くて、すごく熱い……!」
どぷっ、どぷっと紗夜の中に広がる大量の精液。気持ち良すぎる。紗夜は少しでも多くの精液を搾り出そうと膣を引き締め、顔を緩めていた。
射精が終わっても、俺の肉棒が渇く暇は与えられない。
「ご主人様、食べ比べしてみて?」
「アタシとあこのおマンコ、どっちが気持ちいいかな?」
横に並んで壁に両手を突いたあことリサ。二人に求められ、俺は変則的なセックスを行う。あこの穴に肉棒を突き入れて好きなだけ腰を振った後、一度取り出した肉棒を今度はリサへと挿入。中を犯し抜き、再びあこに挿入する。
どっちも気持ちいい。あこのマンコはきつく締め付けてきて、リサのマンコはふわふわとした包容力が心地いい。どちらが上か、決めることなどできなくて、俺は二人に一発ずつ精液を注いだ。
「ご主人様、じっとしていてくださいね……?」
リサとあこの尻で肉棒の精液を拭っていると、燐子にベッドへ押し倒された。一瞬のうちに騎乗され、舌なめずりをする燐子の膣が肉棒をずっぷりと根元まで呑み込む。そうして始まったのは、圧倒的実績を誇る燐子の騎乗位セックス。たわわに実った乳袋をたぷんっ、たぷんっと揺らしながら燐子が踊る。
膣のひだひだでゴシゴシと洗われる。この穴に捕らわれた以上、射精をせずに引き抜くことなど不可能。後頭部に手を置き、両脇を見せながらスクワットのように燐子の腰が縦方向に揺れる。凶悪な尻の叩きつけをお見舞いされ、俺は燐子の歓喜に染まる眼差しに晒されながら達した。
代わる代わる相手を入れ替え、思い思いの体勢で交わる。
収まらない。肉棒は勃起状態から解放されない。まだ出したい。もっと出したい。俺の優秀な肉棒と陰嚢はここぞとばかりに性能の高さを発揮し、五人を相手にしていると思えないほど優位に立った。
ここに来て覚醒か。まるで物語の主人公みたいだ。
なんてことを思いながら、ベッドに腰かけていた俺は視線を股間に落とした。
俺の肉棒に群がる、友希那とあこと紗夜。ライブ時に観客に見せていたであろうクールな雰囲気は微塵も感じられない。舌を伸ばし、隙あらば肉棒を舐めしゃぶっていくドスケベな少女たち。
「んっ、あーっ、舌で裏筋を擦ると、気持ちいいかしら?」
「ご主人様が精子たくさん作れるよう、あこの口でマッサージしてあげるね? はむっ」
「まだまだ硬いですね……。さすがはご主人様……」
チンポに堕ちた友希那を中心に、あこと紗夜が左右を陣取る。互いに譲り合いながら肉棒に舌を這わせ、金玉を咥え、唾液を垂らす。三人分の唾液に包まれたそれはビクビクッと喜んでいる。
「んちゅっ、ぐちゅっ、ぐぷっ、んっ、次は、何をしようか?」
「ぢゅるるっ、ご主人様がしたいこと、ぐちゅぐちゅっ、なんでも言ってください……」
リサと燐子は俺の左右に座り、乳首を指でなぞりながら耳穴をぐぽぐぽと掻き混ぜてくる。鼓膜は水音に終始犯され、楽園へ誘われる。俺の手が掴む二人の尻肉の感触もまた心地いい。
何をするか。したいことはたくさんある。
だが、慌てる必要はない。俺たちはまだ出会ったばかりだ。この五人に加え、まだ見ぬ美少女たちとも愛し合っていく。そうしてハーレムを少しずつ拡大し、ドスケベなパーティーを続けていこう。
両耳を舌で犯されながら、俺は肉棒を脈動させた。友希那たちの顔や髪に精液がかかる。友希那たちは嫌がるどころか頬を緩め、噴き出る精液を開いた口で待ち構えた。美味しそうに、舌の上でどろっどろの精液を転がす。
俺と友希那たちを見て、燐子とリサが視界の端で口角を吊り上げる。
「素敵だよ……」
「さすがは私の、私たちのご主人様……」
そっと囁かれた声は俺の心を満たし、肉棒は即座にフル勃起した。
パーティーは、まだまだ終わらない。
当初予定していた本編はここで終了です。