社会人だった前世と違って、学生という立場で迎える平日の朝はそれほど苦ではない。単純に肉体年齢が若いということもあるが、それ以上にこの体は精力に満ち溢れているからだ。昨日はリサとたっぷり楽しんだはずなのに、朝になればもう性欲に悩まされるほどに。
「ぐぷっ、んぷっ、ぢゅぶっ、ぐぷぷぅっ、ぢゅぶ、ぢゅぶっ!」
しかし、その性欲も一時的にではあるが解消される。それもこれも、朝から俺の家にやって来てフェラチオをしてくれる燐子のおかげだ。今日もベッドの傍に膝を突く燐子に肉棒を舐められながら目を覚まし、制服姿のドスケベディープフェラをする燐子と顔を合わせる。
「ずぞぞぞっ、ぢゅるるるっ、ずぢゅーっ、ぢゅずずずずっ」
「おはよう、燐子」
俺が体を起こして声を掛けると、燐子は頬を窄めて肉棒を根元まで咥えたまま頷いた。誰が見ても清楚な黒髪美少女の燐子のエロい顔は股間に悪く、苛めてやりたいという思いがこみ上げてしまう。
俺は燐子の頭に手を置き、手前に押しつけるように動かした。
「んぐっ、おっ、ん、ふっ……!」
少し苦しげではあるが、嬉しそうに俺の陰毛に口元を埋める燐子。本当に燐子は俺の一物が大好きなようだ。
「ごめん、自分で動いていいよ」
燐子の反応に満足し、俺は燐子の頭から手を離した。すると、燐子は激しく肉棒をしゃぶり始めた。俺の目から視線を逸らさず、口だけを使って俺を気持ちよくしてくれる。燐子の口から何度も現れる唾液塗れの肉棒が震え、俺は軽く身を反らせた。
そろそろだ。高まっていく欲求に身を任せる。俺の興奮を正確に把握した燐子が肉棒への吸いつきを強めたことで、快感が一気に跳ね上がった。
「ぢゅぷっ、ぐぢゅぶっ、ぢゅぶぶっ、ぢゅーっ、ぢゅーっ!」
燐子の深く、長い吸引は俺に抗いきれない興奮を与えた。根元から食われてしまいそうなフェラを受け、俺は体を震わせ、股間の奥からこみ上げてきた熱い猛りを燐子の口内にぶち撒けた。
びゅるるるっ、どびゅびゅびゅっ、どびゅるるっ、びゅるーっ、どびゅーっ、びゅくっ、どぷっ、どくっ。
「んっ! んっ、くっ、んんっ、ごくっ、ごくっ、ごくっ……!」
射精中も燐子は俺から目を離さない。喉を鳴らし、見つめる相手の精液を飲む。表情を緩ませる燐子はやはり非常にいやらしく、俺の精液をしっかりと最後まで搾り取ってくれた。朝からこれほど気持ちよくなれる幸福を噛み締め、しばらく俺は燐子の口内に肉棒を預けた。
やがて満足感を抱き、俺は燐子の頭を軽く撫でた。これは合図だ。
「んっ、ちゅぷっ、ぬちゅちゅっ、ぷはっ……」
俺に頭を撫でられた燐子は、ゆっくりと肉棒を口内から解放していく。精液が零れないように少しずつ肉棒を絞り上げられていき、唾液や精液で濡れた肉棒が少しずつ姿を見せていった。
「ぷちゅっ……」
燐子は最後に亀頭に吸いつくような口づけをすると、亀頭を口から放した。
「あー……」
精液に濡れ、びくびくと震える肉棒の近くで、燐子は口を開いた。口の中には、肉棒から絞り出した朝一番の精液がたっぷりと溜まっている。時折動く舌によって精液は掬い上げられ、精液のねっとりとした粘着性を見せつけられた。
燐子の両手の指が俺の睾丸を揉む。ここに蓄えられていた精子は今、口の中にある。燐子からそう言われているように感じて興奮を覚え、燐子の眼前で肉棒が硬くなっていった。この子は本当に、どうしようもなくエロい子だ。
臨戦態勢を整えつつある肉棒。燐子はそれを優しく扱きながら、俺の見ている前で精液を飲み始めた。淫らに微笑み、喉を鳴らす度に燐子の喉の奥へと精液が消えていく。
燐子が精液を飲み干した時には、肉棒は期待に膨らんでしまった。いつもこうだ。性欲処理をしてもらっても、途中過程で興奮を覚え、次の性行為に備えてしまう。休みの日ならば構わないが、さすがに学校のある平日の朝には時間がない。
「もう終わり」
肉棒に頬擦りしていた燐子は、見るからに悲しそうな表情をした。まるでご馳走を見せるだけ見せられて没収された小犬のようだ。もっとも、その本質は小犬というよりは飢えた猛犬と呼ぶのが適切なのだろうが。
亀頭の裏筋や睾丸を舐めて求愛する燐子を見て、仕方ないと思って俺は手を動かした。
燐子には触らせず、自分の手で肉棒を扱く。自慰だ。自慰ネタは、即座に目を閉じて開いた口から舌を軽く伸ばした燐子の顔。
いつでも受け止められる、といった様子で燐子は顔の前に両手で器を作っていた。俺はそんな燐子を精液便所に使おうと、扱く速度を上げ、燐子の顔を見て欲望を募らせ、二回目の精液を放った。
どびゅっーっ、びゅーっ、びゅるるっ、どぷっ、どぷっ、どくっ、どくっ。
尿道口から飛び出した白濁液が燐子の顔に着弾する。位置が少しずれてしまったため、修正しながら射精を続ける。精液は燐子の顔に続いて口も汚し、時間を置かずに燐子の口内をまた白濁の海に変えた。
「あ、むっ、ん、くっ、ごくっ、こくっ……」
待望の精液をよく味わい、食べていく燐子。顔に付着した精液を人差し指の腹で拭い、口に含んで飲み干していく。自身の指を肉棒に見立てて指フェラをし始め、指についた精液を即座に胃へと流し込む様を見せられ、俺は改めて思った。
燐子って、精液が主食なんじゃないだろうか。
今度、燐子にサキュバスのコスプレをしてもらおうか、俺は本気で悩んでしまった。
結局二回射精をし、俺はようやく朝の準備に取り掛かった。顔を洗い、着替えを済ませて食卓へ。朝食は焼いたパンと目玉焼きという簡単なものだ。妙に活き活きとした様子の燐子を前にして食事を進める。
「燐子、朝ご飯は?」
「いつも通り、食べてきたよ……。それに、精液もたっぷりご馳走になったし……」
やはりこの子はサキュバスなんじゃないだろうか。
くだらないことを考えながら、パンに目玉焼きを乗せて咀嚼した。こんがり焼け目のついたサクサクとした触感と、ふんわりと柔らかい目玉焼きを同時に味わう。下手にアレンジをするよりもこうしたシンプルな組み合わせが舌に合っている。
夢中になって食べる俺を、燐子は楽しげに見ていた。燐子は朝食を済ませているから何も食べる必要はないのだが、ただ席に座って見つめられても困る。まぁ、可愛いから視界に入って悪い気は全くしないのだが。
「美少年って、何をしても絵になるよね……」
燐子が何かを呟いていたが、よく聞こえなかった。
朝食と朝の準備を済ませ、俺達は一緒に家に出た。
朝は燐子と登校している。通っている学校が違うため、途中からは別々だ。
「それじゃあ、行ってくる」
「うん、行ってらっしゃい……」
話しているとすぐに分かれ道に差し掛かり、俺は手を挙げて燐子に別れを告げた。告げても、燐子は俺の姿が見えなくなるまではその場に立ち尽くして手を振って来るため、別れるまでもう少し時間が掛かる。
住宅街の突き当りを曲がり、通学路へと入る。
ここからは一人で通学だ。学校の友人の姿を見かけたら一緒に学校に向かうが大体は一人。鞄から音楽プレーヤーを取り出し、イヤホンを耳に嵌めて曲を流す。家にいても燐子がいて、休みの日は燐子か別の誰かと遊んでいるから一人の時間は貴重だ。登下校時と歌の練習をするときくらいだろうか。
流れた曲は前世にはないものだ。歌っている男性歌手も前世にはいなかった。力強く感情を込めた歌い方が耳に心地いい。どこか切ない歌詞が、視界に映る曇った空と合っていた。どんよりとした天気だが、聞く歌によってはそれすらもいい光景と思えさせてくれるから不思議だ。
歩調をゆっくりとしたテンポに合わせ、上機嫌に歩き進む。
普段ならば、そうしているうちに何事もなく学校へ着いてしまうのだが、今日は少し違った。
音楽とは別に、背後から足音が聞こえる。通学路なのだから他に人がいるのは普通だが、足音の間隔が妙だ。普通に歩いているわけではなく、まるで誰かを追いかけるかのように乱れている。数歩走って止まり、また時間を置いて地を蹴る音が聞こえる。現世の体は非常に耳が良い。
自然さを装って足を止めてみると、背後で足音が止んだ。
歩き出すと、また足音が聞こえてきた。
まさかと思うが、尾行されているのは俺なのだろうか。ストーカーされた経験はなく、現実感を得られなかったせいか不思議と冷静だった。この体だからストーカーされてもおかしくはないと昔から思っていたが、意外とそう言ったことには見舞われず、比較的平穏に生きて来られた。そう言った加護というか悪い人に目を付けられないといった運の良さについても、この体は優れているのかもしれないと思っていた。
しかし、やはりストーカーは現れるようだ。
どうしようか。少し考えて、とりあえず相手の姿だけでも確認しようと思った。
確認方法は簡単。
俺は相手の足音が止まり、聞こえた始めた瞬間に振り向いた。
「うわわっ……!」
動き始めたばかりの相手は俺の急な行動に対応できず、一瞬だけ姿を見せ、慌てて近くにある民家の塀に体を隠した。完全に姿が見えなくなってしまったが、一瞬だけでも十分に相手の姿を目に焼きつけることができた。
俺は再び前を向いて足を進めながら、首を傾げた。
俺を尾行していると思しき相手は、中学生くらいの少女だった。毛先がくるりと巻かれた髪をツインテールにした髪型と、驚きに目を見開いた幼い顔。隠れるときの行動が小動物のようだった。
そして、着ている黒いブレザーの制服に見覚えがあった。あれは確か、俺が通う
女子中学生のストーカー。ストーカーと言えば大人だとばかり思っていたが、例外もいるようだ。前世で言えば、女子高生をストーカーする男子中学生という構図と同じになるわけだが、それほど犯罪臭はしなかった。むしろ、青春を感じた。
少し泳がせてみるか。相手の目的は当然わからないため、少しだけ様子を見ることにした。