転生して、カーディナルさえ検知できないチートを手に入れたから、ゲームクリアしてくる。 作:恭華
お久しぶりですです!!
1年ぶりです皆様!
仕事辞めて新しい仕事場に体ならしてまた壊しました!!
でも治ったので、また久しぶりに執筆再開します多分!
またよろしくね☆
さて、前回は、オーシャンタートルに襲撃を受けましたね。
つまりアレです。
アレが来ました。
ちょっと早すぎじゃない? まだアリス子供だよ??
以上前回までのあらすじでした。
では、本編行ってみましょう!
「時間が無いから手短に話すよ」
「時間が無いなら話さなくていい。 どうせオーシャン・タートルに侵入者が入ってきたんだろ? グローバル・ディフェンス……だったか。 そんな名前のPMCだ。 侵入者の頭は……多分ガブリエル・ミラー」
「なぜ分かるんだい?」
「聞くな」
足早……というよりもう走っている。
オーシャン・タートル内を、サブコントロールルームへと走る。
チートを使って負傷者を運び出し、通路に色々仕掛ける。
だが多分、隔壁を閉じればこの仕掛けは使わなくて済むだろう。
「ほれ、早く早く。
俺も早くあっちに戻らないとなんだからさ」
菊岡をせっつく様に煽りつつ、サブコンへと入れば、すぐにシャフト間の隔壁を閉じる。
「これでC4だとか使わない限りは大丈夫なんだね?」
「たぶん、だよ。 連中がこの船の破壊を目論んでいるなら、隔壁は宛にしない方がいい」
「んー……アリス奪取を目的としてそうだから、多分ないんじゃないかな」
「連中の素性だけでなく、目的まで……何故言い切れる?」
菊岡がコンソールに腰掛け、眼鏡のブリッジをクイッと押し上げ問い掛けてくる。
「聞くな」
企業秘密、というわけだね。 と肩を竦めているが、納得してくれたようだ。
「……多分、アンダーワールドにもアイツらは入ってくる。 もしかしたら既に侵入されている可能性が高い。 比嘉さん、どうにかはじき出せない?」
コンソールを叩き、メインのシステムやら何やらを移している最中の比嘉に問いかけるが、帰ってきたのはNOだった。
「よくあるMMOじゃないんで、キック機能なんかは付けてないんスよ。
ぶっちゃけそんな機能使うようなもんじゃないっスから」
「それもそーだな。 よし、じゃあ俺も戻るか」
サブコンから繋がっている、もう1つのSTL室に入る。
その途中で菊岡、比嘉の方に顔を向けて。
「……明日奈達に連絡取っておいて。 後、STLとスマホ繋ぐから」
「それは……いや、分かった。
明日奈さん達には僕から連絡しておくよ。
スマホ接続用のアダプタはヘッドレスト横にあるからね」
たすかるラスカル、と言ってサブコンを出る。
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「ラスカル……?」
「確か、アライグマ……じゃなかったっスか?」
~~~~~~~~
一瞬の浮遊感の後、俺は耐久値が馬鹿ほどある大扉の上空を飛んで、いや、落ちていた。
ちら、と野営地を見れば、しっかりと出立の準備を整えている兵達が見える。
「ふぅ……【大断刀】イガリマ!」
何も無い空間に手をのばし、空を掴む。
そこから山をも断ち切る大いなる剣を引き出し、大扉に叩きつけるべく体を捻る。
「どっ……ぜぇぇぇい!!」
空の鞘から引き抜こうと重心なんて考えずにグルグルと回るように落下しイガリマを引き抜ききる。
それとほぼ同時に大門にぶち当たる。
かなり甲高い音を響かせて、門扉同士の隙間に嵌る。
「!? 【鎖双】シュルシャガナ!」
なんでハマった!? と言うより先にもう一刀取りだし、イガリマの峰に叩きつける。
閂だとか鍵なんかがある訳では無いはずだが、着地する頃には門はポリゴンの欠片となっていた。
「あ゛ー……両手痛い」
痺れる両手を振りながら、ざわざわしてる背後に振り向き号令をかける。
「全軍、進軍を開始せよ! 目標は央都セントリア中央、セントラル・カセドラル!」
うぉぉぉ!! と鬨の声を上げる兵士たち。
我先にと進軍を始める。
「あ、進路にある村や町は可能な限り壊すなよ! 敵対してきたやつは捕まえろ! 逃げたやつは追いかけるなよ!」
念を押さないと、たまに忘れる奴が出てくるからな。
近くまで来ていた、皇帝専用の山車モドキに乗り込むと、ディーがかなり心配していたようだ。
「ご、ご無事でしたか陛下……!?」
「あぁ、大丈夫、心配かけたね」
ホッとした表情のディーを撫でてやりながら、チラとシャスター、ベルクーリ、ガヘリスを見る。
「何時間くらい空けていた?」
「ざっと5時間程です」
「……俺を出す前に倍率を少し下げていたのか、比嘉さん……」
ありがとう、と心の中で礼を言い、少し速度を上げた山車モドキの上で進行方向を見据える。
「……あ、ベルクーリ」
「どうした?」
「外界からの来訪者……って城に来た時に話していたよな。 そいつらの容姿は分かるか?」
「……1人は金髪青目で何を考えているのかわからず、捉えどころのない、特徴のない男だ。 もう1人は……わりぃ、フードを被っていたから顔は見えなかった。 ただ、大振りの……ありゃぁ鉈か? そんな武器を持っていたな」
「なるほど、よく分かった、助かる。
……やっぱりあいつらか〜……来るの早すぎだぞ……」
ベルクーリから教えられた容姿は、ガブリエル・ミラー、ヴァサゴ・カルザスではなく、どちらもコンバートされたアバターデータだ。
サトライザー、PoH……
ある種面倒臭い状態の2人が来てしまった。
そりゃ乗っ取られるわ。
「……この速度で行ったら1週間はかかりそうだな……」
「如何なさいますか」
「……シャスター、部隊の指揮は任せていいか?」
「御意のままに。 しかし、どうなさるおつもりです?」
「ベルクーリ、ガヘリス、我で先行する」
「……承服しかねます」
苦虫を噛み潰したような表情をするシャスター。
だが、さすがに1週間は長すぎる。
どうにかシャスターを説得しなくては……
「小僧、お前じゃ足でまといなんだよ。 ガヘリスの嬢ちゃんならまぁ、皇帝が守るだろうからな。
なにより、だ。 俺を殺す数歩手前まで追い込んだ相手だぞ?」
「……不承不承ながら、了承しましょう」
率先して悪者になってくれたベルクーリには頭が上がらない……
いやまぁ、信頼してるからこそ任せたかった、ってのもあるんだが。
力不足なのか……とかなり落ち込んでるシャスター。
「力不足でも役不足でもない。 信頼しているからこそ頼んでるんだよ。 それに、軍をまともに任せられるのはシャスターだけだぜ? ディーとか何するか分からないし」
流れ弾なディーは何故か恍惚とした表情をしているが、気にせずに。
「なにより、カリスマも指揮もお前の方が上手いし高いだろう。 俺は戦を知らない。 対1の決闘しかしらない。 だがら、お前に任せたいんだ」
「……御意に」
俺の言葉に頷き、跪くシャスター。
ベルクーリの行為を無駄にしてしまった感は否めないが、どうにか説得は出来たと信じよう。
「……さて、俺たちも出る準備をしよう」
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黒の飛竜2体と白の飛竜1体の編隊で門の向こう側……長い谷底を飛び立つ。
「3時間程度で到着しそうだな」
「なにもなけりゃぁ……だがな」
フラグ立てるな。
「なにもありませんよ」
追いフラグ!
小さくため息を吐きながら、黒竜……『
「頼むよ、果無」
くるるぅ! と高く鳴き、強く羽ばたく。
力強さを足と股に感じながら、空を往く。
「……スタミナが問題か……いや、速さか……? どっちもだな」
仕方ないか。
久しぶりとも思える、左手を振る仕草をして、チートウインドウを表示する。
三体のスタミナをかなり引きあげ、速度を2倍にする。
だが、いきなり倍にすると振り落とされかねない為、ゆっくりと速度をあげる。
スタミナは央都まで行き、オブシディア城に帰るを3度繰り返しても疲れないくらいにした。
「……それでも1時間くらいか」
「……?」
ガヘリスが少し首を傾げているが、それは気にせずにただ真っ直ぐに央都へと進む。
~~~~~~~~~
「……」
オブシディア城内、孤児たちの部屋にて、金髪の少女と白髪の少女が小さく話し合っていた。
「それでドロシー、ご主人様は見つかった?」
「え、と、小官は見つけられません、でした……」
「そっかぁ……うーん、ご主人様はどこに行ったのかしら……」
ドロシーと呼ばれた少女は、リピアが運営する孤児院に保護されていた少女だ。
彼女は、人界人と暗黒界人が結ばれて産まれた子のため、肌の色が人界人寄りなのだ。
そのため、人界から連れてこられたアリスたちに恐れられずに気に入られ、順調に仲良くなっていっている。
「うーん……お城の外には出ちゃだめってご主人様に言われてるし……」
「うむむ……」
「ん……そこのおまえたち、ちとわしを手伝ってくれぬか」
どうしようかと唸っている2人に、いつの間にか近くにいた、本をかなりの高さまで積み上げ、それを抱えている栗色の髪を持った小さな賢者が声をかける。
「……えっ、私たち?」
「うむ、他に誰がおる」
キョロキョロと周りを見るが、他に誰もいない。
なら確かに私たちか、と頷くアリス。
「すまぬが、これを少し持って欲しい」
よいしょ、と賢者のような少女が本を下ろし、数冊ずつアリスとドロシーに渡していく。
まだ片目で荷物を持ったりすることに慣れていないアリスは、渡された本を上手く受け取れずに四苦八苦しつつもどうにか受けとる。
ドロシーはアリスの様子をソワソワ見つつアリスより多い量の本を抱える。
リピアの下で修行をしているのが活きているのだろう。 バランスは少し悪いが、力は他の子供たちよりはあるようだ。
アリスの安定しない姿を心配そうに見つつ、自分の分を持った賢者の後に続く。
「うむうむ、助かるぞ、2人とも」
「う、うん! それで、どこ持っていけばいいの?」
「うむ、わしの書斎まで頼む」
「は、はい」
賢者の書斎はオブシディア城の一角を占める図書棟の近くだ。
なぜ近くに図書棟があるのに、そちらに行かずに謁見の間付近にいたのだろうか。
アリスは内心首を傾げていた。
「……ところで、だ。 お前たちは誰を探しておったのだ?」
「ごしゅじん……皇帝陛下を探してて……」
「あやつか。 今皇帝はでかけておるが……何かあったのか?」
ご主人様といいかけ、この人にご主人様と言っても分かるかわからないと思ったのか、皇帝陛下と言い直す。
何かあった訳では無いが……
侍従というのは、主の元にいるもの、とガヘリスから言われたため、そばにいなきゃ、と考えていたようだ。
「ふむ……2人は皇帝の下に行きたいか?」
「えっ、行けるの!?」
「うむ、行けるぞ。
……ただし、行くためにはお前たちがもっと強くならねばならぬ。
その覚悟はあるか?」
「……うん、ある……!」
「小官も、陛下やリピア様のために強くなりたい……!」
であれば、と幼き賢者は頷き、2人を連れて部屋に急いだ。
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「……ヴァサゴ、そろそろだ。 用意しておけ」
「OK、ブロ。 好きにやっていいんだな?」
「あぁ、好きにやれ。 私はこの者の掌握を続ける」
「おうよ。 ……にしても、こんなエロい体してんのにぶち犯すの禁止だなんてよォ、生殺しもいいとこだぜ」
「我慢しろ。 コレは処女で出荷しろと言われているんだ」
「へいへい、わーってるよ」
「……まぁ、コレは無理だが、他は好きにしていい。 特に指定されていないからな」
「ヒュゥ、それならいいな。 あのイーディスっていうやつは犯しがいありそうだからな。
もしくはシェータ、だったか? あの無表情女をぶち犯して……」
「ヴァサゴ」
「へいへい、節度は守りますよっと」
「あぁ。 あまりクライアントの不評は買うなよ」
「わーってるての」
白亜の塔の最上階で、2人の悪魔と天使は、世界を壊す、力を振るう。
はい。
ラストリコレクションから彼女が参戦です。
アリブレから彼女も参戦です。
真面目にキャラが増えすぎて頭がおっつかなくなりそうですが、頑張って走り抜けたいと思います。
次回はお待たせさせすぎずに投稿できるよう頑張ります!
それでは、また次回!