※この作品はR-18です。

ヒトデナシ R-18   作:影絵師

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淫乱になったカマキリを、蟲姫が見つけたようです。

 

 怪物たちが蔓延る街だった場所を、一人の女性が優雅に歩いている。

 同じ種族だった人間を食す怪物、特定の素材をかき集める怪物、まだ生きている女を犯す怪物、自分の欲望に動いている怪物が大通りの至る所にいるが、怯える様子を全く見せずに歩く女性を襲う怪物はいない。むしろ、自分の手を止めて目を向ける怪物がいる。まるで、自分に関わるのを恐れているかのように。

 左右に二対の宝石を飾ってある紫色の長い髪を持つ女性は目を閉じていた。しかし、転がっている死体に足をぶつけることなく避けている。どうやら見えているようだ。

 結構な大きさの胸の上部と肩を露出しているドレスを着る女性はしばらく歩き続けていた。ある光景を目にするまでは。

 女性の視界の端に、真っ昼間に乱交している怪物たちがいた。普段なら見る価値もないが、その乱交に虫の怪物が参加していることに気づき、ゆっくりと近づく。

 白濁に汚れた華奢な仮面と鎧の身体と、うなじまでの金色の髪を持つカマキリの人外――マティスが、仰向けになっている犬の獣人の腰部分に馬乗りし、外骨格と薄い羽でスカートのように覆う腰を上下に動かしている。人形のような両手はそれぞれ人外のペニスを握って刺激を与えている。噛み千切られるのを恐れているのか、何も突っ込まれていない裂けた鋭い口は舌を垂らしていた。

 

「もっと突いてっ! 気持ちよくさせてっ! 子宮をどんどん突いちゃってえっ!」

 

 快楽を求める声を上げる彼女の周囲には、様々な獣人が立っており、彼女に向けている自分のペニスを握ってオナニーしている。

 腰を動かしていたマティスが体をのけぞる。絶頂に達した彼女の顔は快感に歪み、握っていたのと周囲の獣人からのペニスから射精される精液に金髪と身体が汚される。彼女の膣内にも仰向けの獣人からのが出されているだろう。

 輪姦されているマティスを閉じた目で見つめる女性。無表情だった口の端が上がっている。

 オナニーしていた獣人の一体が彼女に気づき、陰茎を立たせたまま笑みを浮かべて近寄る。怪物に支配されたような場所に人間が来るのはただのバカか、自殺要望、もしくは売春女かだ。 

 狙われたことに気づいた女性は怖がる表情を見せず、片目を開いて軽く笑った。

 

 その目に白い部分が全くなく、髪飾りの宝石と同じように一面が黒かった。

 

 人間だと思った女性が人外だと、しかも自分より格上の化け物だと気づいた獣人は慌てて逃げる。その様子に他の獣人たちの視線が女性に集まる。 

 紫色の長髪の女性は着ている服を脱いで足元に落とす。下着を身につけておらず、豊かな胸と魅力的な

股を隠さないで、ゆっくり歩き出す。

 女性の裸体を目にし、彼女に迫る獣人たち。自分を抱いていた獣人に突き飛ばされたマティスは、自分を犯す男を奪われたことに女性に嫉妬する。

 

 そして、その女性はどこかで会った記憶が、快感に染まった頭の中に浮かぶ。

 

 獣人の一体が女性の胸に手を伸ばし、揉み掴もうとした。マティスを抱いた時は鎧を抱くような感じだったので不満だった。毛に覆われ、爪が生えた手が女性の胸に触れた瞬間だった。

 その手が宙を舞い、石で出来た道路に転がる。手首から先はなく、血が流れ出る。

 斬られた獣人が痛みに腕を押さえ、他の獣人たちも立ち止まった。

 閉じていた目、その上に隠されていた目を開いている女性。その4つの目は虫の複眼のように一色だ。口の両端が無機質に裂けていき、牙を見せる。二対の髪飾り、いや、複眼が存在する髪に混じって生えてくる一対の触角。

 球体関節人形のように変化した片腕から血に濡れた鎌が飛び出していた。身体も紫色の外骨格に覆われていき、関節部分が白い毛に覆われた、胸元が盛り上がった鎧の体と化する。背中から二対の鋭い脚、腰からは外骨格に覆われた先端が尖った尾が生えていく。

 

「む、蟲姫だあっ!!」

 

 あらゆる虫の要素を持つ人外に変化する女性に、獣人たちは恐怖を感じ、悲鳴を上げながら逃げ出そうとした。だが、両腕の鎌に斬り裂かれ、背中の脚に突かれ、尾に毒を注入され、次々と獣人全員が死んだ。

 性行為したばかりで立ち上がれないマティスは、自分とは異なる虫の人外を見上げていた。

 忘れられない。村に来たあの怪物だ。私を、こんな姿にした存在。 

 

「お久しぶりですね、元気にしていましたか? 目覚めた時のその姿を見て、どう思いました?」

 

 敬語で話す蟲姫と呼ばれた人外に、マティスは憎悪と怒りを感じる。否定したかった。自分が怪物に変えられたことを否定したかった。

 なんとか立ち上がり、鎌を展開する。それを見た蟲姫は口元を隠し、笑いを堪える様子を見せつける。

 

「私を殺すおつもりですか? 村でのうのうと生き、私の手でその姿に変えられ、おまけに他の人外に股を開くような精液まみれのあなたが、私を殺せるというのですか?」

「……っ、喋るなっ! 私は人として死にたがった! こんな姿に変えられて……!」

「あなたが不意打ちするからですわ。背後から私に近寄り、手鎌で斬り裂こうとした罰ですわ」

「そもそもあんたが、村に来なければ!」

 

 それを聞いた蟲姫は邪悪な笑みを浮かべ、マティスを逆撫でした。

 

「殺しがいがある人間が集まっていましたからね。彼等を殺していく中、あなただけ生かしたことを感謝しなさい」

 

 望んていない生き残りをしてやったと語る蟲姫に、一気に駆け寄ったマティスは鎌を振った。しかし、性行為で体力を消耗しているマティスの攻撃を、蟲姫は単純に躱す。その後の連撃も避け続けた蟲姫はつまんなそうに向かってくる鎌を、鎌を収納した手で受け止める。

 自分の体の一つである鎌を掴まれたマティスはもう片方で攻撃するが、それも受け止められた。なんとか抜け出そうとするが、突然蟲姫に背中を向けられる。

 蟲姫の行動に理解する前に両足を持ち上げられ、開脚された状態で抱えられた。恥ずかしい格好にマティスが抜け出そうとするが、四本の脚に固定された。

 

「は、離してっ! 下ろして!」

「そう簡単に下ろすわけないですか。これからどうなるか、見せましょうか」

 

 自分の尾を股下から通し、先端をマティスの秘所に近づける。それを見下ろしたマティスは首を左右に振り、抵抗しながら懇願する。

 

「い、嫌! こんなのヤダ! 誰か! 助けて!」

「殺しはしません。ただ、私の体は媚薬も作れますので。先程の乱交以上の刺激になると思います」

「い、いやあああ!」

 

 マティスの悲鳴が響くが、尾の先端が彼女の膣に挿入される。強烈な快楽に抵抗を止めるマティスの体を上下に動かし、尾もピストン運動する蟲姫。

 憎悪、怒り、嫌悪を快感に消され、甘い声を突かれるたびに漏らしていく。そんなマティスの反応に蟲姫も興奮し、股から愛液が滴り落ちる。二体の性行為に気づいた他の怪物たちが集まり、格上の蟲姫がいるため手を出せない代わりに視姦を始めていた。

 尾の動きを早めに、最後は強めに突き上げる。マティスがのけぞって、愛液が吹き出す。自分の仇に犯され、解放されても床に転がる無力な彼女を見下ろす蟲姫。いつの間にか周囲にいる格下の怪物たちに気づく。

 怪物たちは殺される前に逃げようとするが、人間の姿になった蟲姫が全裸で横たわる。戸惑う怪物たちに蟲姫は陰部を手で開いて見せつける。すっかりその気になっている彼女は許可した。

 

「今回は特別ですわ」

 

 その言葉が発した直後、怪物たちは蟲姫とマティスに駆け出す。

 仰向けの怪物に膣を突き上げられ、立っている二体の怪物のペニスを手で握って動かし、口に押し付けられた陰茎を舌で丁寧に舐め、胸の間にペニスを擦り付けられる蟲姫。

 怪物たちの乱交はすぐに終わらなかった……

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