ざっくり内容
・沼地の主に殺された女冒険者の遺体を、善人なカエルが拾う。
・蘇生と共に異形化して疲労したメスカエル(元女冒険者)を、善人カエルが看病する。
・元気になったメスカエルが善人カエルに発情してしまい、善人カエルも窘めながらも交尾につきあう。
晴れる日が少ないほど雨が振り続ける沼地。そこで一人の人間が命を尽きそうになっていた。
体を動かすのに邪魔にならないよう束ねられた茶髪、動きやすい軽装の鎧、携わっていたアイテムポーチ等、それらを血と泥で汚し、泥濘んだ地面に倒れ伏せる女冒険者。まだ息をしているが、立ち上がることが出来ないほど重傷を負っている。
そんな彼女の頭元に一匹の異形が近寄る。
体は人間の女の形をしているが、手足の指先に生えている吸盤と水かき、常に湿っている緑と白の肌、そして……目が存在せず大きく裂けた口がある顔を、地面に倒れている女冒険者に向けていた。
しばらく顔を向ける異形だが、片足を高く上げ……
女冒険者の首元を踏み潰した。
骨を踏み折られた彼女は絶命した。女冒険者の命を奪った異形は口の端を上げ、その場を歩いて去っていった。
首を折られた女冒険者の遺体が柔らかい地面の上で雨に打たれ続けていた。彼女もこの世界の仕組みによって、異形に成り果てるだろう。
そんな彼女の遺体を、離れた木陰の中から見ている者がいた。人間と同じほど大きい二足歩行のカエルだ。
周囲を見渡して女冒険者を殺した目無しの異形の姿がないことを確認したカエルは、慎重に女冒険者の遺体に駆け寄った。
オイラは元々人間で、沼地の主に殺されてカエルの化け物に変えられたけど、奇跡的に自我を保てられた。だけど、沼地に迷い込む人間を殺し続ける主を止められるほどの力と勇気を持ってなかったので、洞窟の中でひっそりと暮らしていた。
ある日、オイラが食べ物を探しに沼地を彷徨いていた所、沼地の主が人間の女性を殺しているのを見てしまった。
主が去ったあと、オイラは殺された女性の遺体に駆け寄った。着ている装備からして女性はギルドに所属する冒険者らしく、沼地の主を討伐しようとしたけど返り討ちにされたようだ。
そのまま放っておけば異形として蘇る彼女の遺体をオイラが住む洞窟に運んだ。危険な存在になるのはわかるけど、死体が雨に打たれて泥濘んだ地面に放置されているのはほっとけなかった。
大量の落ち葉で出来た寝床に寝かせている死んだ女冒険者は目覚めていた、怪物として。
沼地の主に踏み折られた首の骨が元通りに再生されたが、同時に異形化したのだ。
両生類みたいに濡れている肌が首から全身に広がり、背中側が緑で腹側が白の体色に変化した。
両腿が肥大化して高く飛べそうな脚になった。それだけだったら良かったけど、お腹と胸も肥大化してくびれとおっぱいまで消失しやがったケロ。
顔はカエルに近い感じに変形しており、人間時のキレイな瞳が残っていて良かった。
異形化したばかりで体力が消耗している女冒険者は、看病しようとするオイラを見て逃げ出そうとしても出来なかった。
オイラが与えようとする食べ物を毒だと決めつけて抵抗してきたのは大変だったけど、彼女がちゃんと体力をつくまでオイラは諦められなかった。
沼地の主(ヌシ)に殺された女冒険者――エマを、オイラが住む洞窟に運び入れてから一週間が経った。
彼女はすっかり元気になった。最初はカエルに変えられたことを嘆き続けていたが、時間が経って落ち着いてくれた。
彼女が持っていた武器や道具を渡したオイラは、エマに感謝された。
「ありがとうケロ……私を看病してくれて」
「看病なんかしてないケロ。オイラは誰かが苦しんで死ぬ姿を見たくなかったケロ」
女冒険者だったメスカエルのエマに背を向けたまま、オイラは洞窟の出入り口を指差した。彼女が洞窟を去り、無事に沼地から抜け出せることを祈った。
その時、オイラの背中全体に何かが押し付けるような感覚を感じた。そしてオイラの耳元にエマの甘い声が囁いてくる。
「ねえ……お礼に私とヤラない……?」
「だ、駄目だケロ。せっかく生き残ったのに、なんですぐに体を売るような真似を……」
「私はもう人間じゃないんだケロ。こんな姿でギルドの拠点に帰れないし、どうせならここでお前と一緒に……」
「き、君が良くても、オイラは困るケロ。せめておっぱいとくびれが残っていたら良かったケロ――」
背中から抱きついているエマを思い留まらせようとするオイラだが、彼女の体から香るフェロモンでエマの状態を理解した。
カエルの異形に変えられた彼女は発情している。たとえ人間の頃はどんなに貞操を守っていたとしても、人と死んて化け物に成り果ててしまえば肉欲を抑えられなくなってしまう。
そして、そんなエマだけでなく、彼女のフェロモンを嗅いてしまったオイラも発情してしまい、股間の陰茎がムクムクと勃ってしまう。
エマを押し倒したい気持ちを抑えながらオイラは言った。
「カ、カエルは交尾はしないっケロ。雌が産んだ無精卵に雄が精液をかけてやれば受精するケロ。だからオナニーすれば――ケロォっ!?」
陰茎が何かに巻き付かれた感覚に変な声を上げてしまった。視界の端に長過ぎる舌――カエル化したエマの舌が見え、オイラの陰茎に巻き付いていた。
ヌルヌルしたそれに締め付けられて背筋が震えてしまうオイラに、エマが話しかけてくる。
「こんなに勃たせちゃって♪ こんな姿の私に興奮して嬉しいケロ♡」
「こ、これは……体が勝手に……ケロォ……」
「ケロケロ、ちょっとキレイにして上げるケロ♡」
エマはそう言うと、長い舌全体を使ってオイラのイチモツを舐め始めた。竿に巻き付いている舌が螺旋状に動いて擦っていく。舌の先端で亀頭を突っついたり、尿道口を集中して舐めていく。
オイラはその刺激に耐えきれずエマから離れようとするが、両腕と両足で強く抱きつかれているため、彼女と快感から逃げられなかった。
ようやく、エマがオイラのイチモツから舌を離してくれたが、あと少し舐め続けられたら射精してしまうところだった。射精しないで済んだが、中途半端にやめたので肉欲が収まるはずがなかった。
どうにか深呼吸するオイラの視界に、背中側にいたエマが入ってきた。吸盤の足をペタペタと鳴らしながらオイラの前に移動し、その場に腰を下ろして誘ってきた。
「せーえき出しちゃうなら……この中に出しちゃってケロ♪」
彼女は一回り太い両腿を開き、指先の吸盤で小陰唇を抑えながら左右に広げる。ピング色の粘膜が露わになり、それからオイラは目を離せられなかった。
カエルになったエマの体は、胸も無ければくびれも無い。人間時の面影があるのは髪の毛とキレイな瞳だけだ。出ている腹なんてオイラの好みじゃない。
だけど、股間にある白い大陰唇の間から見える膣前庭は魅力的で、オイラは思わずエマに近寄ってしまう。彼女の太腿を掴み、お互いの腰を寄せあわせていく。
エマに舐めてもらった陰茎の先端を彼女の腟口に近づけ、それらが触れる直前に止めて彼女に言った。
「挿れる……ケロ」
「わかったケロ♡」
彼女の返事が耳に入った直後、オイラは腰を突き出してペニスを膣に挿入していく。エマの体が震えているのを感じ取り、オイラは慌てて聞いた。
「だ、大丈夫ケロ?」
「大丈夫……ちょっと刺激が強かったケロォ♡」
「よ、よかったケロ。それじゃあ……動かすケロ」
理性を快感に飲み込まれないようにしながら、ゆっくりと腰を動かして陰茎で膣壁を擦っていく。その度に、オイラの顔の近くでエマが甘い声で鳴くから冷静にいられない。
聞こえないようにするために、長い舌を口から出して彼女の口内に入れ込ませる。オイラの舌にエマの体温と唾液が伝わってくるが、耳元で鳴かれるよりはマシだ。
……と思ったが、お互いの舌が絡み合っている口と、結合している性器からの水音が洞窟に響くため、興奮が収まらなくなってしまった。
そんな淫らな音楽を聞きながら腰を動かし続け、そろそろ絶頂に達しそうになった。
エマの口内から自分の舌を抜き出したオイラは、目を潤ませている彼女に告げた。
「もうすぐ出るケロ……! 抜いた方がいいケロ?」
「駄目っ! 私の中で射精してほしいケロ!」
「わかったケロ! ……オイラの精液を受け取れケロ!」
腰を大きく突き出し、膣の奥まで陰茎を押し込んだ。イチモツが震えた直後、精液を噴き出す快感が全身に広がっていく。下腹部に流れ込んだオイラの精液にエマも耐えきれず、体を震わせながら声を上げ続けていた。
射精が終わり、お互いの体をしばらく抱き合っていたオイラとエマは、顔を見合わせた。
「これで……カエルとしてオイラといることになっちゃったけど……いいのかケロ?」
「いいのよ。人間として死ぬより、カエルになってあなたといる方が幸せケロ」
「……これからもよろしくケロ」
おしらせ
・次回はリクエストより先に設定集とキャラ紹介を投稿する予定です。