ざっくり内容
・レイプされ過ぎて貞操概念が薄れてしまった狼剣士。
・仲間の蝶少年を襲ってしまい、交尾してしまう。
・それをこっそり見てしまうカマキリ娘。
僕らが初めて会った時の狼奈は、普通に貞操観念があった。人間の時から数多くの異形を異国の剣――太刀で容易く斬り捨て、狼の異形として蘇っても自我を保ち続け、狼の身体能力を得てさらに強くなった。極東の鎧――当世具足を模した装甲コートを常に装着しており、それを脱いでいる場合はシャツやズボンといった普通の格好をしている。
「自分と同じ異形を斬り殺す事しか頭にない」とマティスは愚痴っていたけど、戦闘経験が全く無い彼女に戦闘の知識を教えたり、異形と戦うのに慣れていない僕に助言していたりと、そこまで冷たい人ではなかった。ついでに破廉恥とは無縁のクールで惹かれる性格だった。
だけど、僕らと関わってから彼女は変わってしまった。異形になってからも狼奈は怪物を斬り続けているけど、非情というわけではなかった。
幼い異形の子供達に手を出せず、彼らに犯されて処女を奪われてしまったり、実力で劣る僕とマティスが彼女の足を引っ張ってしまい、異形のオスに強姦されたり……
多くの異形達に望まぬ性行為をさせられてきた。僕達から隠れて泣いたり、僕やマティスに当たったりする事はあったけど、今では違う。
明らかに勝てるはずの敵にわざと負けて犯されたり、雄を押し倒して逆レイプをする等、自分から抱かれることを望んでいるのが分かりやすいほど淫乱になってしまった。
ある夜、野宿をしている最中のことだった。
マティスは離れた場所で先に眠り、僕は焚き火のそばに座って狼奈について考えていた時だった。
狼奈が僕の隣に座ってきた。体が触れ合ってもおかしくない距離まで近づくのは珍しい。僕は彼女に顔を向けた。
以前はどういう感情なのか分からないくらい無表情だったが、今の狼奈は色欲による笑みを浮かべている。
目を細めて僕の顔を見ながらこう言った。
「ねえ、ヴァネッサ。先程の戦いは良かったわ。ご褒美に私を抱いてもいいわよ」
「そ、そんなの駄目ですよ。僕みたいな虫なんかと――」
「……異形の雄共に散々犯された雌犬なんか嫌い?」
「違います! ……あなたは被害者なんですから、これ以上辛い思いをさせたくない――」
突然、僕は狼奈に両肩を掴まれ地面に押し倒された。起き上がろうとするが、彼女に馬乗りされてしまった。僕の両肩を地面に押さえながら見下ろしている狼奈の目が、これまで戦ってきた飢えた異形と同じに。
冷静だった狼奈は口の端を上げ、聞いたことのない甘い声で僕に囁いた。
「被害者? 甘えた事を言わないで。人間がヒトデナシに成り下がるこの世界では、勝者と敗者の二種類だけが存在するの。雄共に犯され続けた私は当然後者。そして、そんな私にこれから貪られるあなたも敗者よ」
そう言い終えた直後、狼奈の顔が近づいてくる。彼女に首元を噛み千切られると思い、僕はなんとか抜け出そうとした。しかし、僕の肩を押さえる狼奈の方が強く、振り払えなかった。
首に歯が食い込むのを、目を瞑り覚悟した瞬間だった。
僕の口に生暖かい何かが入り込み、口内を擦りまわっていた。そんな感触に僕は思わず目を開けた。視界一面に映ったのは、狼奈の顔全体だ。正確には彼女の目元しか見えない。同時に水音が耳に入ってくる。
僕は狼奈にキスをされている、それも舌を絡ませる程の濃厚のを。
僕は驚き、跨っている彼女を突き放そうとした。しかし、狼の異形になる前から怪物を殺し続けた狼奈を上回る力を僕は持っておらず、しかも彼女の舌に口の中を舐め回されている感覚のせいで力が入らず、無意味な抵抗にしかならなかった。
僕と狼奈の荒い呼吸音と水音が周囲に響き続け、僕は息苦しさに気を失いそうになった時だった。
狼奈がようやく口を離してくれた。出来る限り口を開けて酸素を取り込み、朦朧としていた頭をはっきりとさせた僕は狼奈の顔が見えた。
僕の口内を舐め回していた舌が彼女のマズル先から出ている。人間と比べて長いその舌は僕か狼奈かは分からない唾液で濡れており、そこから僕の口に唾液が垂れ落ちていく。
最初に会った頃は常に無表情だった狼奈の顔は、今では目を細めて笑みを浮かべている。単に感情豊かになったわけではなく、色っぽい女性――発情に駆られた獣の顔になっているのだ。
狼奈の舌の感触が口に残る中、跨っているままの彼女は僕に話しかけた。
「まさかこれで終わるとは思ってないでしょうね? ここからが本番よ」
「……断りたくでも、敗者の僕には拒否権はないですよね?」
僕からの質問に答えない狼奈は僕の肩から手を離し、跨った状態で少しずつ後ろに下がっていく。僕の太腿の上で止まると、両手を僕の体に近づけようとする。
彼女の手が向かうのは、翅で出来た僕のスカートの中だ。
「えっ、待って下さ――」
それを目にして、慌てて上半身を起こして止めようとしたが遅かった。狼奈の手がスカートに侵入してしまい、男性器をスパッツ越しに握られてしまった僕は、上半身を起こした状態で動きを止めてしまう。
僕のペニスを握っている狼奈は意外そうに聞いた。
「こんなのを履いてたなんて」
「さ、流石に下着を履かないのは恥ずかしいです……それとこんな事はやめましょう」
僕の言葉に狼奈は聞こうとせず、指先の爪でスパッツを切り裂かれてしまい、スカートを捲り上げられた。
スカートとスパッツに隠されていた股間には、女の子っぽい僕の外見には似合わない男性器が勃起していて真上に向いていた。それを目にして、マズルの口周りを舌で濡らす狼奈は言った。
「野外で裸になるのも癖になるわ♡」
仰向けの僕を両足の間に入れる形で立った彼女は、服を脱ぎ出した。
着ていたシャツとズボンを脱ぎ捨て、ブラジャーとショーツ等の下着まで脱いだ狼奈は、再び仰向けの僕に跨った。狼奈の裸体を月と焚き火の明かりが照らしている。
下顎から股といった体の前は白く、脇腹や背中といった側面と背面は灰色の毛皮が生え揃っている。
胸の毛皮に隠れている乳首のピンク色がうっすら見え、丸みの帯びた乳房の輪郭がはっきりしている。発情しているせいか、股が愛液で濡れて毛皮が張り付き、普段は見れない大陰唇の形が浮かび上がっていた。
そして、その大陰唇の前には僕の勃っているペニスがあった。まるでヒクヒク動く女性器に咥え込まれる寸前に見える。
「スカートの中には立派な蝶チンポ、なかなかそそる身体をしてるじゃない」
「ぼ、僕はこんな身体になりたくてなったわけじゃないです」
「敗北者は何も選べないわ。それでは……いただきます♡」
狼奈は腰を動かし、自分の腟口をペニスの先端に当てる。まだ本番じゃないのに、その感触にさえ仰け反りたくなる。
彼女はゆっくりと腰を下ろし、僕のペニスは膣に飲み込まれていく。温かい膣内に締め付けられる感覚が亀頭から覆っていき、遂に根本までが狼奈の中に挿れてしまった。
快感に耐えているのか、深呼吸した狼奈は僕に声をかけた。
「虫チンポを味わったの初めて♡ 動くわ……」
ペニスが抜けないよう腰を上下に動かし始める狼奈。陰茎全体が膣壁に擦られ、先端に子宮口が当たる度、快感が股間から全身に伝わっていく。淫らな水音と、腰をぶつけ合う音が夜空の下に響く。
僕の視界には、薄い毛に覆われた乳房を揺らし、綺麗な黒い長髪を乱し、一心不乱に腰を振っている狼奈の姿しか映らない。彼女の表情は普段の冷静を感じられない程、快感に歪んでいる。
……あのクールな狼剣士が、淫らな雌犬みたいに虫の僕とセックスしている。
そうぼんやりと思い、悪い笑みが浮かびそうになった時だった。
狼奈の膣壁に擦られているペニスの変化に気づき、声を上げて狼奈に伝えた。
「ろ、狼奈! そろそろ、出そう!」
「そう! 私も、もう少しで、イキそう……!」
口元からよだれが漏れている狼奈が腰の動きを早め、刺激を強くしていく。
僕は耐えきれず、彼女の中に射精すると同時に、僕の腰の上で狼奈は体を仰け反って嬌声を上げた。
膣に搾り取られるように精液を放ち続け、射精し終えた頃には結合している性器の隙間から白濁液が滲み出ていた。
唾液が漏れ出ている口で深呼吸した狼奈は、甘い声で僕に言った。
「結構出したのに、まだ勃っているのね。続ける?」
「もう満足です……早く抜かせてください……」
「駄目。ディルド代わりに蝶チンポを使わせもらうわ♡」
一回の膣内射精で狼奈の興奮が収まるはずがなく、僕は彼女との交尾を再開するのだった。
蝶のヒトデナシ(♀)と雌狼のヒトデナシのレズセックスにしか見えない、そんなヴァネッサと狼奈の様子を岩陰で見ている者がいた。
二人と同行している雌カマキリのヒトデナシ――マティスだ。
「あ、あいつら……私が近くにいるのに、何やってんの?」
ヴァネッサと狼奈の性行為に引いているマティス。
狼奈の様子がおかしい事は知っていたが、自分を含む異形嫌いの彼女は放ったらかしにしていた。
しかし、先に寝ていたマティスは謎の水音で目覚め、音の正体を確認しに行くと、ヴァネッサと狼奈が抱き合っているところを目撃してしまった。冷静な狼奈がヴァネッサの肉棒に酔いしれる姿は初めて見た。というより見たくなかった。
「……まあ、私を襲わないんだったら勝手にヤッてればいいだけよ」
呆れた様子で呟き、寝床に戻ろうとした。その時だった。
自分の股から水音が聞こえると同時に快感を感じ、全身を軽く震わせた。恐る恐る視線を下に移すと、自分の手をスカートの中に入り込ませていた。
その手を顔の前まで上げると、何らかの透明な液体が付着していた。
「まさか、私は興奮してるの? あんなのを見て……?」
股を触れていた外骨格の指に絡みついている愛液を目にし、マティスは驚きを隠せられなかった。