「ゼノノアの命令で配下の虫達に犯される蟲姫。耐えようとするけど快楽堕ちする」
女王蜂。
蜂の巣にとって重要な存在ではあるが、人間の女王と同じ地位があるわけではない。自分が産んだ娘である働き蜂がいなければ長く生きられず、数少ない仕事である産卵の能力が低下してしまえば、用済みとして巣から追い出されるか殺される。
「蟲姫ちゃんってさ、セックスと出産のお仕事をしないといけないんでしょ?」
蟲姫の根城である巨大な巣に突如現れた異形の少女――ゼノノアは、周囲に虫のヒトデナシがいる状況で蟲姫にそう告げた。
蟲姫が肉便器の役目をすることは、配下の虫達にとってはありえない事だ。虫のヒトデナシの長である彼女は、他の個体より強力であり、背中の四脚や臀部の蠍の尾、両腕に折りたたまれている鎌などを使って敵を排除してきた。自分に歯向かう者がいれば、それが配下であっても殺してきた。
だが蟲姫は自分の立場を理解していた、無力の人間だった自分を変えてくれた上位存在に逆らうことは出来ないと。無機質な仮面の顔に不快感を浮かべないようにしながら、ゼノノアに尋ねる。
「……それが私に対する命令ですか?」
「うん! ここにいるオスの虫さん達に抱かれるのをお願いね!」
ゼノノアは無邪気な笑みを見せる。蟲姫はため息をつくような仕草を見せながら、彼女の命令を受け入れた。
周囲の配下達は蟲姫が性的な命令を受け入れた事に驚きながらも、内心喜んだ。機嫌を損ねたら躊躇なく殺す蟲姫を恐れずに犯せる。それは自分達にとって悪い事ではない。むしろ望んでいたことだ。
ゼノノアは笑顔のまま周囲を見渡し、部下達の欲望に満ちた視線を受けながらも表情を変えない蟲姫の姿を見た後、満足げな様子で空間に生々しい口を
開けて入り、巣から消え去った。
残されたのは苛立ちを隠せない蟲姫と、彼女に色欲の複眼を向ける無数の虫のヒトデナシだった。
数日後。
目が覚めた蟲姫は自分の身体にかかる重みを感じた。寝ぼけたまま目を開けると、そこには自分に覆いかぶさる雄虫の兜のような頭があった。そして膣道が何かに満たされている感触を感じ取った瞬間、ため息をついた。
また……
膣道で陰茎がずれる感触に耐えながら蟲姫はどうにか起き上がり、自分の上に乗っていた虫のヒトデナシを押し退かす。そして自分の陰裂から溢れ出た精液を見て舌打ちをした。周囲には数匹の雄虫が寝ており、自分を抱いていた個体も挿れたまま眠っていたようだ。
もう何度目か分からない行為。眠りについている雄虫共に対し、疲れ切った蟲姫は身体を洗いに行こうとした。その直前、ふと自分の部屋にある姿見に視線を向けた。
そこに映されているのは、白濁に汚れた虫の異形だ。紫色の長髪に精液が乾いてこびりつき、一対の触覚に付いている精液が滴り落ち、二対の目と裂けた口が特徴の仮面のような無機質な顔も白濁液が付着しており、女体を模した鎧のような外骨格の上半身の谷間にも精液が溜まっており、陰裂と菊門から垂れ落ちる白濁液も映っている。
これが今の蟲姫の姿。自分の手で変えてきた虫のヒトデナシの中で、反抗的な者達には雄虫どもの性処理に使わせる罰を与えてきたが、まさか自分もこのような扱いをされるとは……
いや、ゼノノアに関わってしまった以上、彼女の理不尽な命令には覚悟していたはず。それでも自分がこんな目に合う事に、納得は難しかった。
巣に近い川に訪れた蟲姫、穏やかに流れる浅い川に足を踏み入れる。そして両手を川水で濡らすと、自分の身体にこびり付く乾いた精液を拭き取っていく。
両手から両腕全体、足先から両脚全体、背中と臀部から生えている四脚と蠍の尾も身体の前に動かして拭き取り、顔に付いた精液も綺麗にする。そして、胸の谷間と内股付近に付着している大量の精液も、指先で掻き出すように落として行った。ある程度は落としたものの、まだこびり付いており、特に股間の部分は落としにくい。
そこで彼女は両手を使って、自らの秘所を開いて見せた。すると中からは膣内から溢れ出た愛液と共に、大量に吐き出されたばかりの精液が流れ出る。それを何度も繰り返しながら、ようやく甲殻の全身に付着していた精液を落とす事ができた。
これでよし……さっさと帰りましょう
そう思い、彼女は川の浅瀬から立ち去ろうとする。しかしその時、背後から気配を感じた。
振り返るとそこには、複数の雄虫がいた。数は三匹。甲虫のヒトデナシで、いずれも体格が良く、四肢も一回り太い。そして彼等の股間には、巨大な陰茎がそそり立っていた。それを見た蟲姫は嫌悪感を抱きながらも、冷静さを保ちながら尋ねる。
「……私に何か用ですか?」
「ああ、お前を犯しに来た」
「それはまた……随分と思い切りましたね。勝手にしなさい」
蟲姫は冷たく言い放つ。この雄虫達は、元々自分に反抗的な者だ。本来なら殺してもいいのだが、ゼノノアの命令がある以上、下手に手を出す事は出来ない。それに彼女も、性行為自体は嫌いではなかった。だが、今は気分ではない。
そんな蟲姫の心情を察する事無く、雄虫達は彼女の身体に手を伸ばした。蟲姫の背後に回った一匹は彼女の乳房に腕を回し、硬いので揉めない代わりに擦り回す。蟲姫は抵抗せず、されるがままにされていた。
蟲姫の正面にいた一匹は彼女の股間に手を伸ばし、胸と違って柔らかい陰裂を撫で回した。蟲姫は声を上げず、冷たい表情のままだ。
やがて、蟲姫を後ろから抱いていた雄虫は、勃起した肉棒を蟲姫の尻に押し付け、肛門に挿入しようとする。蟲姫は拒む様子を見せなかったが、その前にもう一匹の雄虫が蟲姫を跪かせ、彼女の目の前に陰茎を突き出した。
「舐めろ」
「…………」
無言で蟲姫は裂けた口から舌を伸ばし、差し出された亀頭に這わせた。そして陰茎の竿をキチンの手で握り、ゆっくりと上下に擦る。すると陰茎が脈打ち始め、先端から透明な液体が滲み出てきた。そして蟲姫は雄虫の陰茎を口に含み、舌で刺激する。同時に、陰核も雄虫の指によって弄られ始めた。蟲姫は息を荒くしながらも、奉仕を続ける。
しばらくフェラチオを続けた後、蟲姫は口を離した。その瞬間、雄虫は射精した。蟲姫の仮面の顔、外骨格の胸部や腹部、下半身に精液が降りかかる。精液を吐き終えた雄は、満足げな様子を見せたが、すぐに蟲姫の膣道へ肉棒を押し込んだ。同時に背後にいた雄虫も菊門に挿れ、二匹の雄は腰を振り始める。前後からの圧迫感に、蟲姫は牙を食い縛って耐える。
3Pに加われなかったもう一匹の雄虫は、彼女の顔を横に向かせ、その口に自分のモノを差し込む。蟲姫は複眼を閉じて舌を動かしながら、喉奥まで押し込まれた雄虫の肉棒を受け入れる。
膣壁と腸壁がそれぞれ擦られる感覚に、蟲姫は身体を震わせる。前後のピストン運動に併せて膣内と直腸内の粘膜が引っ張られるような感覚を覚え、口内に異物が入り込んでいる事で呼吸もままならない。苦しい。
それでも蟲姫は必死に耐え続けた。しばらくして、彼女の身体が大きく震え、絶頂を迎える。それと同時に、蟲姫の身体の中に大量の精液が流し込まれる。喉奥、子宮、腸内に精子を出し尽くした雄虫達が離れると、蟲姫はその場に倒れ込み、仰け反りながら膣口と肛門から白濁液を噴き出すのだった。
数カ月後……
蟲姫の自室でゴキブリの異形が一人の雌虫に覆いかぶさり、腰を振っていた。背中全体を覆う翅で雌虫の体は見えないが、突かれる度に痙攣する紫の四肢、四脚、長い触角、そして臀部から伸びる蠍の尾を見て、蟲姫が抱かれていると分かる。
ピストン運動していたゴキブリは腰を蟲姫の股間に押し付け、彼女の腟内に精液を放った。亀頭を子宮口に押し付け、子種を出し切ったことを確認したゴキブリは蟲姫の身体から離れる。
蟲姫の身体は変わり果てていた。
硬い外骨格の胸部は軟化し、元からあった乳房は柔らかく垂れていて、手で揉まれた痕が残っている。
くびれがあった腹部は甲殻の隙間から肉が見えるほど丸く盛り上がっており、誰かの赤子を孕んでいる証拠だ。
ゴキブリだけでなく様々な雄虫の陰茎を挿れられた陰裂はすぐに閉じる様子がなく、膣口から精液が垂れ出ており、恥丘には薄い毛――陰毛が生えていた。
それは人間だけでなく他のヒトデナシにも恐れられていた虫の頂点者ではなく、淫乱に堕ち切った雌虫の姿であった。
そんな蟲姫は自分の堕落した身体に嘆くことなく、部屋の外で陰茎を勃たせて待っていた雄虫達が入ってくるのを目にし、さらなる雄に犯されようと媚びる笑みを仮面の顔に浮かべるのだった。