あと、このシュミレーションの目玉だと思われる「エッチな目に合っているキャラの様子」はあんまりないです。
人間の天敵であるヒトデナシを生み出した元凶、異形の少女――ゼノノア。
皮を剥いて筋繊維と骨格を剥き出しにした悍ましい人体、それを首下の部位とする幼い少女の顔の通り、彼女は子供のような悪戯を思いつく。
ある時は異世界に行って現地の人間を異形に変えたり。
ある時は自分が作ったお気に入りの惨めな姿を眺めたりなど。
そして今回思いついたのは、地面を掘って作った穴を隠して誰かが落ちる瞬間を見るという、いわば落とし穴の悪戯だ。
しかし、文字通り地面を掘る準備はしなかった。空間に触手や口といった器官を発生させる能力を応用して、地面にちょうど人を呑み込むサイズの口を生やせば完成だ。しかも、穴の先は地中ではなく体内のような生々しい異空間に繋がっており、呑み込まれてそこに現れた身体の感覚を遮断し、好き勝手に持て遊べるというおまけ付きだ。
これを使って蟲姫を嵌めようと考えたが、最近人間をヒトデナシに変えるという趣味をしていないのに気づいたゼノノアは、人間が罠にかかるのを待っていた。
「今回のカモちゃんはお姉ちゃんだね♪」
脈打つ肉壁が囲う異空間の中、嬉しそうな声を上げながらゼノノアは上を見上げた。
そこには胸から下しかない人間の身体がぶら下がっていた。頭と両腕がないのは地面に引っかかり、全身が飲み込まれなかっただろう。今頃、落とし穴にかかってしまった人間は必死に脱出しようとしているはずだ。穴に入っている身体が何の刺激も感じられない事を知らずに。
「それじゃあ、イタズラタイムの始まりだね」
周りの空間から触手を生やしたゼノノアは、頭上でぶら下がっている女体にそれらを近づける。
先に着ているローブを掴み、一気に引き千切る。ブラジャーとショーツで胸と股間を隠している裸体が露わになった。今は感覚が遮断されているので、自分が半裸にされた事に女性は気づいていないが、仮に感覚が正常でも視認出来ないので気づかないだろう。
そんな事を考えながら、ゼノノアは触手の先端を彼女の恥部に近づけていく。邪魔な下着も掴んで引き千切ると、乳輪と乳首が丸見えの乳房、陰毛越しに見える陰裂が曝け出された。
「さてと、どんな反応を見せるのかな♪」
笑みを浮かべるゼノノアは、比較的太い触手を女性の股間に伸ばす。前座として触手の先端を陰毛が生えている恥丘に押し付けた。グリグリと強めに撫でると、女性の身体がビクビクと痙攣した。まだ性器を弄っていないし、挿れてもいないにも関わらず、そんな反応を見せる女体にゼノノアは笑いたくなった。
「あはは。これでもそんな反応だったら、挿れられたらどうなっちゃうかな?」
骨の指を動かし、触手の挿入を実行する。大陰唇の隙間に触手の先が入り込み、ピンク色の粘膜を撫で回しながら膣口を見つけると、躊躇するなく挿れ込ませた。すると、女性の身体が大きく動いた。
締め付けてくる膣壁を摩りながら膣道を進んでいき、ボルチオである子宮口に到達する。先端でノックすると、女体は垂れている両足を震わせた。その様子にゼノノアの口角がますます上がっていく。
「お体が大変な事になってんのに、頭はどうせ気楽なんでしょ♪」
―――
「うう……抜け出せない。早くしないとネスちゃんとクーちゃんがお腹を好かせているのに」
未だに落とし穴から脱出できない事を嘆き、愛しい家族を心配する女性。自由に動かせる両腕で地面を押すように力を入れても、非力な彼女には無理だった。
……感覚を遮断され、自分の身体がどういう状況になっているかは知らない彼女は、落とし穴から必死に脱出するしかなかった。仮に抜け出せたところで、変わり果てた己の身体を受け入れられるかは、別の問題だ。
―――
「あっはは! 踊ってるみたいだよ!」
笑い声を上げるゼノノアの視線の先には、数本の触手に蹂躙されている女体があった。
触手に強く巻き付けられ、潰れそうになっている乳房。腹が盛り上がるほど子宮口を触手に何度も突かれ、大量の愛液をドバドバと垂れ落とす膣口。肛門も触手を挿入されて腸液が漏れ出るほど結腸を突かれている。激しい凌辱に女体は仰け反りや痙攣を繰り返し続け、尿道口からも潮を噴き出し続けていた。
そんな女体の動きに、卑猥な水音に合わせて踊ったりなどゼノノアも楽しんでいたが、そろそろ飽きてきていた。そもそも彼女はこういう性行為ではなく、“人間が人間でなくなる瞬間”が好みだった。
「やーめた。ほらっと」
弄り続けていた触手を女体から引き離す。だが、もう弄られていないにも関わらず、股間から体液を垂れ流し続けていた。痕が残るほど乳房を巻きつけられ、膣口と肛門もぽっかりと開いてしまうほどの凌辱の後だから仕方がないが。
そんな痛ましい身体にゼノノアは近づく。伸ばす触手を足場にしたわけではない。水中にいるかのように異形の少女が浮かび上がり、泳ぐように移動しているのだ。
ぶら下がっている女体の前に来たゼノノアは、片腕を向けた。袖口から姿を出した骨の指、筋繊維が剥き出しの掌で出来た悍ましい手には、血管のような細長い管が覆っている。それらを女体の腹部に伸ばしていき、容易く刺し込んだ。
肌を貫いてくる異物に身体は痙攣した。そこから女性の過去と記憶を読み取ったゼノノアは、お気に入りである頂点者の候補者にピッタリだと理解した。
「人間の事が不快に思ってたんでしょ? だったら人間をやめさせてあげるし、人間を好き勝手に出来るよう、ゼノノアさんが助けて上げる♪」
とびっきりの笑顔を見せ、感覚が遮断されて何も返せない女性の身体を“ヒトデナシ”、それも格上の存在である“頂点者”に作り変え始めた。
管に貫かれた腹部を中心に、身体の正面側の肌が比較的大きい鱗――腹板に覆われていく。側面や背中は小さい鱗が突き破って生え揃い、乳房も淡色の細かい鱗が覆う。
何かが出ようとしているかのように臀部の肌が盛り上がっていき、異常発達した尾骨が飛び出した。女体の身長をあっさりと超える長さになったそれを中心に、筋繊維と鱗の肌が形成されていく。その最中にビクビクと痙攣していた両足も取り込み、長い尾しかない下半身に変わり果てた。
そこでゼノノアは管を引き抜いて女体の変化を止め、観察した。
相変わらず穴に嵌っていて両腕と頭は見えないが、蛇の胴体についている鱗の生えた2つの乳房。その下のくびれがある腹部だった部位には、爬虫類には存在しないはずの臍がある。さらにその下には上から順に女性器と肛門の二種類の穴がある。どちらも開き切ってヒクヒク動いており、凌辱と変化の感覚に襲われたのだろう。
「普通の蛇ってこんな穴じゃないのは知ってるけど、ゼノノアさんの趣味じゃないからね。それじゃあ、頭の方を見てみよっか」
雑学を思い出しながらも治すつもりはないゼノノアは、近くの空間に生々しい口を生み出し、体内のような異空間から抜け出す為にそれに入り込んだ。
変わり果てた自分の姿に女性がどう反応するかを見るために。
―――
「……さっきから穴に入っちゃった身体の感覚、変な感じがする。まるで何にも感じられない……」
落とし穴からの脱出を諦め、まるで地面から頭と両腕が生えたような格好の女性は、ようやく己の身体の異常に気づいた。
気色悪い虫に這われる感覚がないのは良いが、湿った土の感触もないのはおかしい。とはいえ、自力で落とし穴から抜け出せないし、誰かが助けに来る様子もなく、己の不運に軽く絶望しかけた。その時だった。
「お姉ちゃん、どうしたの?」
掛けてくる声に気づき、声の主に振り向こうとした。しかし、女性の背面に立っているらしく、そこまで首を動かせない。すると、声の主の方から女性の視界に入り込んだ。
幼い子供だ。二つ結びをしている少女で、フードを被っており、一見普通の幼女に見える。だが、二つ結びの左右がそれぞれ青と赤の色に分かれており、着ているコートも皮の裏側のような肉々しい感じで不気味だ。
それでも、落とし穴から抜け出せるならこの子に助けてもらう以外の選択肢はない。
「お、お、お嬢ちゃん……落とし穴にハマっちゃって。た、助けてくれると、嬉しいなぁ……」
家族であるネスとクーにしか話しかけていなかった女性は、慣れない様子で少女に助けを求めた。それに対して少女は女性の喋り方を不思議そうに聞いている。
自分を白い目で見てくる連中と同じ反応に女性は舌打ちを我慢しながらも、手を伸ばしてもう一度言った。
「お、お願いだから助けて。私、家族のご飯を作らないといけないから」
「ふーん……分かった。助けてあげるね!」
笑顔で頷きながら差し出してきた手を女性が掴もうとした。
そして、少女からの助けを求めた事を後悔した。袖口から出てきた小さい手。それは人間の手には見えなかった。
皮を剥いて、肉を掌だけ残して剃ったような、骨が剥き出しの手を少女は差し出したのだ。
「ひぃ!? ぎゃあああぁぁぁ!!」
少女の姿をしたバケモノから逃げようと、必死に落とし穴から抜け出そうとする。自分の力では脱出するのは不可能だと知ったばかりにもかかわらず。
しかし、少しづつだが穴から身体が抜けていくのが分かる。穴の縁が崩れたからかは分からないが、そんな事を考える暇はない。早くここから出て、あのバケモノから離れないと。
どうにか地面を押さえた両腕に力を込めて、一気に自分の身体を持ち上げた。だが、走って逃げるために立つ時間はなく、素早く後退りするしかなかった。
その瞬間、女性は自分の目を疑った。
落とし穴に入っていた身体を覆っていた服が無くなっており、裸体が露わになっていることに。そして、その裸体が異形になっていたことに。
ネスちゃんとクーちゃんのような鱗に覆われた細長い胴体になった身体。細かく淡い色の鱗に覆われた乳房。
両脚が消失していて、下半身が長い尾そのものになっていた。
「な、なに……これ……」
人間の上半身と蛇の下半身を持つ怪物――ラミアになっていた自分に呆然としていると、目の前のバケモノが笑顔を浮かべて言った。
「この落とし穴はゼノノアさん特製でね、穴に入った部位の感覚を遮断しちゃうの。お姉ちゃんは今見て理解したけど、それまで穴の中でマンコとアナル、おっぱいを弄られまくったり、お姉ちゃんの好きな蛇さんに変えたりとかしてたよ」
何を言っているのか全く分からず、ただ混乱するしかない。自分が人外の存在に変えられた事も、「ゼノノア」と名乗った目の前のバケモノが何かも、何故こんな状況に陥っているかも。
そんな女性の様子を見かねたゼノノアが彼女の前に立ち、こう囁く。
「まあ、すぐに分かるよ。感覚が遮断されたからって刺激がなくなるんじゃなくて、解除した瞬間に蓄積している刺激が一気に脳にクるんだよ♪」
「……えっ?」
感覚が遮断されている状態で胸や股間、お尻の穴を弄られ、蛇の化物に変えられた。
その時の刺激が一気に襲ってくる?
ゼノノアの言葉の意味を理解した瞬間、女性の意識は大量の刺激に塗り尽くされた。
乳肉を締め付けられ、ナニカに擦られたり抓られた乳輪と乳首。太いナニカを挿れられ、子宮口を激しく突かれた膣と肛門。それらが受け続けていた快感が脳に送られる。下半身の蛇の尾をくねらせ、文字通り地面から飛び上がるほど仰け反り、鱗が覆う大陰唇の隙間に隠れている尿道口から潮が噴き出ていく。
同時に、人間だった時とは比べものにならない快楽が脳内に駆け巡っていき、涙を浮かべながらも白目を剥き、涎を湧き出しながらも口角を上げていく。
「お姉ちゃん凄いよ、気持ち良さそうだね」
嬉しそうに述べる少女の声を聞きながら、女性は絶頂し続けた。
「ひぎぃいいぃ!! イグゥウウッ!!! イッてるのぉおお、ずっとイキっぱなしなのおぉぉぉ!!」
身体を痙攣させ、舌を出しながら叫ぶ女性の瞳からは光が消えていた。女性の身体は元に戻る事はない。それどころか、変化は再開した。
肌が残っていた両腕も、穴に入っていた部位と同じように肌を突き破って現れた鱗に覆い尽くされ、指先が鋭い爪と化す。
顔全体も鱗に覆われるだけでなく、鼻と口元が前に引き伸ばされマズルを形成した。大きく裂けた口からは一対の針のように鋭い毒牙、そして先端が二股に割れた細長い舌が見えた。
身体の異形化が治まる頃には、元の身体の面影はほとんどなくなっていた。女性は先程、変わり果てた自分の身体をラミアと例えていたが、今の姿は人間の上半身の骨格をそのまま蛇に入れたような体形だ。
異形化が止まっても快楽の波は止まらず、地面の上で下半身の尾をくねらせながら上半身を仰け反らせる女性を、見下ろしながらゼノノアは言った。
「じゃじゃーん、お姉ちゃんは蛇の頂点者――蛇姫になりました。これからは嫌いな人間を殺して大好きな蛇の餌にしたり、蛇のヒトデナシに変えたりとか、好きにしてていいよー。でも、犬と蛇を組み合わせたのは絶対にヤダからね」
そう釘を刺した異形の少女は、すくそばの空間に“口”を生やし、その口内に入って立ち去った。
一方、その場に残された人間の女性だった蛇姫は絶頂の余韻から抜け出せず、しばらく身体をくねらせ続けるのだった。
「狐獣人♀が落とし穴にハマって、感覚遮断された状態で触手に犯される」内容のイラストを見て、思いつきました。
余談ですが、ゼノノアが頂点者をどのように見てるかの違いを載せます。
ゼノノアのお気に入り:蟲姫、ガーデナー、天使モドキ、人魚の歌姫
お気に入りじゃない(どうでもいいやつ):黄金竜(ミダス)、鳥の異形(アンティルウェン)、水晶の異形
今回が初登場ですからまだわかりませんが、蛇姫はお気に入りじゃない方に入るかもしれません。お気に入りじゃない方だとどうなるかって?
……お気に入りの方と、そうじゃない方の登場回数を比べて察してください(空中前転して土下座)