※この作品はR-18です。

ヒトデナシ R-18   作:影絵師

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https://syosetu.org/novel/187469/79.html
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この話の続きだと思ってください。

※今回のシスターをいろんなヒトデナシに負けて異形化してもらいたいので、今後出すかもしれません。


シスターが負けて、天使の化け物に変えられる話

 人間の死体が異形な形で甦った怪物――ヒトデナシが蹂躙するようになった、この世界。

 そんな天敵に人類が追い詰められる中、絶滅を受け入れることなく抗い続ける人間は少なくない。

 

 “聖掌の修道女”という二つ名を持つシスターはその一人だ。

 金色の前髪を覗かせるベール、膝までのニーハイソックス、そして紺色の修道服を着る彼女は武器を持つことなく、“聖なる光”を纏った拳で戦う。その打撃を食らったヒトデナシは身体に“聖なる光”が入り込むことで全身が麻痺し、硬直して動けなくなる。そして体内で炸裂した衝撃によって消滅するのだ。彼女が着る修道服もヒトデナシの鋭い爪や牙といった攻撃を通さず、逆に“聖なる光”を放つカウンターが可能だ。

 

 しかしシスターには弱点がある。ヒトデナシに対しての攻撃は“聖なる光”を使うものであり、女性である彼女自身は非力だ。故に敵に拘束された場合は自力で脱出できない。

 他には、カウンターの効果があるシスターの修道服は一度でも攻撃を食らうと、一瞬で消滅してしまう。つまり、戦闘の最中に豊満な胸と丸みを帯びた尻を持つ全裸を露出する事がある。そうなってしまった場合のシスターは、羞恥心で顔を赤くしながら胸と股間を腕で覆いながら戦うことになり、本来の力が発揮できなってしまう。

 

 無論、その状態が原因で敗れる可能性は高く、力尽きてしまった彼女はどうなってしまうか……。

 

 

 

「なんて愚かで惨めなニンゲン~、ワタシの手で素晴らしい存在に作り変えてあげますぅぅぅ」

 

 笑みを浮かべながら見下ろす天使モドキは、自身を包める程の三対の大きな腐りかけの両羽を広げ、全裸で地面に倒れ込んでいるシスターを拾い上げた。戦闘の疲労で気を失っていたシスターは裸体に覆う生々しい感触によって目を覚ますも、既に彼女の体は腐肉の羽に掴まれ、高く持ち上げられていた。

 

「こ、これは……!? は、放しなさいッ!! 穢らわしい……!」

「誰が放すものですかぁ。これからアナタは生まれ変わるのですぅ」

 

 掴んでくる腐った羽の悪臭、羽毛と肉と骨の感触に嫌悪感を示しながら脱出しようと両腕や両足を動かすも、腐肉の羽による拘束が解かされる事なく、露わになった乳房を無駄に揺らすだけのシスターに、口角を上げた天使モドキが囁く。それは嘲笑うというより、自分だけの“教え”に沿った形での救いを本気で信じている様子だ。

 天使モドキの背中から生えている六本の羽でシスターを握ったまま、彼女を撫で始めた。頭や四肢は勿論、胸の谷間や脇腹、内股や股間までも擦られ、敏感な乳首と陰列を羽毛で擦られる度に全身を震わせてしまう。さらに腐肉から滲み出る脂のような液体を身体中の皮膚に塗りつけられ、あまりの不快感に吐きそうになる。

 

「こ、これのどこが……生まれ変わるというのですか……」

「もうすぐ分かりますよぉ。そろそろですねぇ」

 

 そう吐き捨てるシスターに天使モドキは小さな瞳が隠れる寸前の細めた目で返した直後だった。

 突然、右手に鋭い痛みが走り、顔を歪ませるシスター。どうにか目を向けると、右手の甲に白い羽根が一本突き刺さっていた。天使モドキの腐った羽に撫でられた時に刺さったのだろう。

 しかし、そんな単純な話じゃないと、すぐに思い知る事となった。その羽根を中心に右手の皮が次々と破られ、その下から同じ羽根が生えてきた。まるで羽毛に覆われた部位が脱皮してきたかのように。

 

「ひいッ!?」

 

 自分の片手に走る連続の激痛と、異常な光景にシスターは悲鳴を漏らした。勇気を振り絞って必死に身体を動かし、天使モドキの腐った羽から抜け出そうとするが、その最中に羽毛の侵蝕が進んでいく。

 指の形を保ったまま片手全体が羽根に覆われ、肩に向かって腕を伝ってくる。その部位だけじゃない。爪先、脇腹、頬のどれかからも、一本の羽根が突き出ては羽毛を広げてくる。

 皮膚を突き破られる激痛、得体の知れない羽根に覆われる感触に、シスターの心は追い詰められていく。人間をやめさせられ、悍ましいヒトデナシに成り下がってしまう恐怖に、とうとう懇願の言葉を上げてしまう。

 

「誰か……助け――」

 

 そこから先は続かなかった。目や口を含めた顔全体が羽毛に覆い尽くされ、言葉を発する事が出来なくなった。

 丸い輪郭の乳肉と尻肉、陰裂が見える股間も全て羽毛に覆われてしまい、まるで羽毛だけで出来た人形のような姿に変えられてしまった。かつてはシスターだと分かる唯一の要素は、彼女の金色の短髪だ。

 体に力が入らないのか、脱出のために動かしていた四肢を下に垂れる羽毛人形を、未だ腐肉の羽で掴んでいる天使モドキが嬉しそうに笑う。

 

「うひひぃ、やはり美しいぃぃぃ。でもぉ、これで終わりじゃあありませんんん」

 

 シスターだった動かない羽毛人形の両方の手首を羽の先端で掴むと、自身の優れた感覚器官である頭上の光輪から一本の稲妻状の触手を伸ばしていく。神経節で再現した悍ましい光輪から伸びるそれは、羽毛人形のうなじまで近づくと、勢い良く先端を刺し込んだ。

 感覚がまだ残っていたのか、思わず身体を仰け反らせる羽毛人形。大きく揺れる乳房から羽根が飛び散り、股間の羽毛から少尿が滲み出してきた。

 それだけじゃない。一面羽毛に覆われた顔が横に裂け、歪な牙が見える口が現れた。大きく裂けた口しか存在しないモノに、羽毛の下でシスターの顔が作り変えられており、出ている長い舌から唾液が無情に滴り落ちる。それは人間をやめさせられたシスターの涙かもしれない。

 

「ア、アア、アァァァ……」

 

 獣としか聞こえない声を上げる彼女に天使モドキがますます口角を上げ、最後の仕上げに取り掛かった。うなじから体内に侵入した触手が根のようにシスターの背面を張り巡らし、その先端が脊椎に到着すると、絡みついて一体化した。

 身体の中を触手に這い回され、脊椎を絡みつかれた羽毛人形は、唯一の顔のパーツである裂けた口を思わず開き、舌を伸ばし切って唾液を垂らす。

 そして、身体だけでなく精神も人間ではなくなるのだった。

 

 背中から一対の骨が突き破って伸び、筋繊維と羽根に覆われて鳥の翼と化した。

 耳があった部位の羽毛から神経節が湧き出て、羽毛人形の頭上で歪な光輪を形成した。

 

「こんな所でいいでしょうぅ」

 

 天使モドキは満足げに呟くと、羽と光輪を持つ天使を模した羽毛人形を手放す。重力に従って落下していくシスターだったヒトデナシは、地面に衝突しても痛みを感じなかった。代わりに感じるのは、身体中に纏わりつく柔らかい羽毛の感触だけだ。

 羽毛人形はそのまま身体を起こす。しかし、シスターの意識はもうない。あるのは天使モドキによって与えられた新たな肉体――ヒトデナシの本能。不快の塊である人間への殺意や食欲、そして天使モドキの教義を広めるという使命だけだ。

 

 自分の上に立つ存在である天使モドキに服従を示そうとする。

 生えたばかりの背中の羽を広げて先端を地面に着き、両膝を曲げて太腿とふくらはぎを密着させ、蹲踞の姿勢を取る。そして、羽毛に埋もれた己の乳房を片手で鷲掴み、もう片方の手を股間の羽毛に沈めて指先で陰裂を掻き始めた。乳肉を揉むだけでなく、羽根に隠れている乳輪と乳首を強く擦り、腟内を指で弄くり回す。人間の時には求めなかった快楽を初めて得た事で、羽毛人形の股間から愛液が溢れ出し、股下まで濡らし始めた。

 その快感に連動して全身に生えている羽毛が逆立ち、裂けた口の端を上げて舌を伸ばす。そんな羽毛人形に堕ちきった元シスターの前に、満面の笑みの天使モドキが立った。

 

「おめでとうございますぅ。これでワタシ達と同じ存在になりましたぁ。これからはこの身体の素晴らしさを人間共に宣教してくださいねぇぇ」

「アッ、アアア……」

 

 彼女の言葉を聞いて、湿った羽毛で隠れている陰裂から潮を噴きながら、天使の羽毛人形は何度も首肯する。その姿は最早、弱き人間を守る修道女ではなかった。

 

 

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