無数の女の声がする。
「貴方は世界を救い、世界を滅ぼし、ずっと戦っている」
「ああ、貴方の旅路を、私は愛しましょう」
心に刻んだ多くの命が溶けて消える。
異端のヤガが、孤独な怪物が、花園の少女が、雪氷の女神が、支配欲の権化の姿が
「前に進む必要はありません」
「傷つけることも、傷つけられることも、もうないのです」
「決意でその身を奮い立たせる必要はありません」
守りたい/守られている少女も、自由な万能の天才も――
「さあ、私の中で」
すべてが宇宙に溶けていく。
「どうか無限に、微睡んで――」
そして藤丸立香は愛に飲まれた。
□
―――ここはどこだ。
くらくらと世界が歪んでいる。いや、自分が揺れているのか?
自分は寝ているのに?どうして寝ているのだろう。私には、やるべき、こと、が――。体が火照って思考がまとまらない。頬に感じる畳の冷たさが心地よい……。
「これ、ここにちゃんと座らんか」
ふと、自分の上から優しい叱責が落ちてくる。それと同時に両脇の下に手を挿し込まれ、身体を持ち上げられた。ゆったりと柔らかな座面に降ろされる。……背面も柔らかい。ふわふわとした心地になりながら声のした方に首を巡らせると、金色の男がいた。
その恵体は金の衣に包まれ、照明で淡く光るその頭髪とたっぷりと蓄えられた口髭も金色であった。顔は優しげにこちらを伺っている。彼は、そう『
「もう酔ったのか?まだまだ宴は続くというのに」
酔って――いる?ああ、たしかに今の自分の状況にぴったりと当てはまる言葉のように感じる。
なんだか夢見心地だし、全身がムズムズするし、ふわふわだしぽかぽかだし……。今になって気が付いたが自分は今、ゴルドルフの膝の上にいるらしい。見るに見かねた彼が引っ張り上げたようだ。両足を投げ出して身体を預けているという、宴会中にしてはだらしない恰好だが、
「さあ、将軍さまお酌をさせていただきます」
横合いから声をかけられる。つられて見ると、大層美しい女がいた。銀色の髪は妖しく輝き、深紅の双眸は優しくとろけている。抱き留めやすそうなくびれと揉みごたえが有りそうな乳房が、惜しげもなく私に押し付けられる。身に纏う紫の薄布には繊細な金の装飾が施されていて、神々しさすら感じた。これは、
「ささ、ぐいっと」
――そうになった思考は、酒気に散らされる。
いつの間にやら手の中にあった杯に酒を注がれる。とぷとぷと波打つ水面から、むせかえるような酒気が立ち昇る。美しい女に口元まで運ばれ、半開きの口に流し込まれる。瞬間、熱が身体を包んだ。
「は、ぁ……っ……?」
火照りが酷くなる。芳香が鼻腔を打ち、口内に甘美が広がり、喉を熱が滑り落ちる。酒を飲み込むのに合わせて、内から外へと向かうような熱が広がっていく。
その中に、先ほどとは性質が違うような、不可思議な熱が下腹部に溜まっている。むずがゆくて今すぐかきむしりたいような、もっと奥に貯めたいような、熱。
……不安だ。これは甘受してはいけないモノな気がする。逃げようと脚に力を入れようとして、
「どちらにいかれるんですか?」
豊満な肢体で押しとどめられる。投げ出した両脚にしなだれかかるのは妖艶な女。それも二人。
「大丈夫です」
「私たちは貴方を愛しています」
女たちのたおやかな指と小さな口で按摩が始まる。足裏をくすぐり、ふくらはぎを柔らかく揉み、膝小僧に接吻を落とし、太ももを何度も吸い上げる。途端に心地よさが両足に伝播し、力を入れるという発想ごととろけてしまう。
「あ、あぁ♡」
自分ではないような喘ぎが漏れる。上ずって、高まりを隠せていない声。なんだかはしたないことのように思えて、後ろにいる男を伺ってしまう。
「……ッ」
「あ……は♡」
男は生唾を飲み込み、私の痴態を凝視していた。奉仕によって両脚はあられもなく開かれて、女たちは我先にとその奥へと舌を進めようとしている。だが、互いの頭が邪魔しあい一定の距離を保ったまま留まっていた。
そんな風にもどかしい快楽が募るばかりで、自然と私の腰が揺れだしてしまう。太ももと女たちの頬がこすれ合う。女の唾液が潤滑油代わりになり、滑りがよくなっていく。それでも望む最奥への刺激は訪れず、腰振りが止まらない。
「あっ、あ、ひあ♡」
奉仕され、快楽にとろけ、痴態を見られることがとても気持ちいい。――でも、託されたことがあったような。もう会えない大切な人たちとの約束があったような。苦しくてもやらなければならないことが、あった、ような。
快楽にとろけながらも忘れることのできない不安を見透かすように、ゴルドルフが優しく言い聞かせてくる。
「何を心配している。私たちは徳川なのだから。……大丈夫だ、我らの大奥ではすべてが癒されるぞ――」
いつの間にか男の手が私の腰に回っていた。ぎゅっと抱き締められると、安心する……。もっとぬくもりが欲しくて顔を見上げながら身体をすり寄せる。
下半身の奉仕は続いているのに、無理な体勢をとったためか着物の乱れが酷くなる。それでいい、熱を解放したいし、肌をもっと見てほしい。
「お前も徳川なのだろう?なら、私達は家族だ」
家族。家族ならずっと一緒にいられる。悲しい別れなんかないし、もう傷つかなくっていい。ここでは好きなだけ、やりたいことだけやっていればいい。
そうだ、
「ふ……む、ちゅ、んく……はふ♡」
「む!……ふ、んむぅ」
ふとましい首にぶら下がるように、両腕を回す。先ほどよりも全身が密着して、安堵と幸福が体に満ちる。そして顔を近づけて――キスをした。
肉厚の唇を舌で割り開く。熱々の口内が舌を迎える。同じ酒の味がしたが、先ほど飲んだものよりも甘い気がする。もっと味わいたくて口内を舐め回し、唾液を啜る。やがて興が乗ったのかゴルドルフも応じ始める。腰に回る手に一層力が入り、空いた手で私の頭を固定する。ぺちゃぺちゃ♡と淫靡な水音が大きくなって、情熱的な接吻に耽る。舌を擦り合わせるごとに、しびれるような快楽が下腹に積もっていく。
「ぷ、はぁっ♡」
「は、ふぅ」
呼吸が限界を迎え、顔を離してしまう。荒ぶる唇から繋がる銀の糸が、名残惜しさを表現しているかのようだった。限界が近いのは口だけではない。もどかしさが募るばかりの己の下腹部も、私の尻の下で張り詰めている男の剛直のどちらもが、接吻の先の快楽を期待している。
目を合わせる。きっと今の自分は熱に浮かされて、酒におぼれて、愛を求める浅ましい顔をしているに違いない。だって
“徳川”が口を開く。
「悲しいことを忘れさせて……」
そう言った“徳川”の声は縋るようで――そう感じた私の思考は、形を成す前にこの空間に溶けてしまった。
□
絢爛豪華な内装に、贅の限りを尽くした酒と食べ物。そして、同じ顔をした無数の美女たち。どれも見事なものであったが、今宵の主役は
「痛くは、ふぅ!……ない、か?」
「だいっ、じょぶ、だよ♡」
いつの間にか用意された布団に二人で倒れこんで、互いの性器を愛撫する。時折舌を絡めながら、手を止めることはない。私は初めてだったけど、たぶんゴルドルフも同じなのだろう。どこを触れば善いのかさっぱりわからなかったので、互いに好き勝手に手を動かしている。
それでも快楽が高まっているのは、下腹部に顔を埋める女のおかげだ。
「んぅ、むちゅ……ん、ちゅる……ちゅう」
「んっ、ぅぷ、ん、んぐ」
片や、私の秘所に口づけ下品な音を立てて啜る美女。片や、ゴルドルフの肉棒をしゃぶってより昂らせようとする美女。滅茶苦茶に動く私たちの手を邪魔しないように、時には善いところに導きながら奉仕が加えられる。
身を震わせる快楽が共寝する相手の手によるものなのか、性器にむしゃぶりつく女たちによるものなのか分からなくなる。それでも、いいのだ。だって気持ちいいことは本当なのだから。
剛直を頬張る女をちらりと盗み見て、ああやるのが善いのだと学ぶ。後で試してみるのも良いかもしれないとたわいもない思考を巡らせる。それと同時に、良い働きには褒美をとらせねばと、徳川として当然のことを記憶に刻む。
「は、ぁ♡……ここ、触って……?」
でも、もっと私を見てほしくて、愛してほしくて、着物の前を肌蹴させる。同年代の中では大きめと自負する乳房が零れ落ちる。酔いのせいか全体が淡く色づいていて、興奮しきったいやらしい汗の香りが、ふわりと立ち昇る。身体の昂りを受けて、乳首はツン♡と存在を主張していた。
ゴルドルフは躊躇せずに手を伸ばしてきた。無遠慮に乳房をつかみ、揉みしだく。持ち上げるように引っ張り、こねるように押しつぶす。肉厚な手の中で、スライムのように形を変えられている。乳首ごと潰されて、もどかしい快感が乳房に溜まる。もっと激しくしてほしい……♡
「ひああっ♡……あぁ、もっと、つよくぅ♡……んあッ♡」
だから浅ましくおねだりする。身体をすり寄せて、胸を突き出して、ちゅこちゅこ♡ともっと男性器に奉仕する。私は発情しているんだと伝わるように。
きちんと煽ることができたみたいで、乳房への責めが激しくなる。手だけではなく、彼は身体を縮めて顔を胸に近づけてきた。
乳首を指先で乱暴につねられ、熱い口の中で激しく噛まれる。頭の中と腹の奥がじんじんと痺れた。酷くされるのは善い、不必要なことを考えなくて済む……。
「はぁ……はぁっ、うまい、うまいぞ……」
熱に浮かされたように繰り返す姿が愛おしい。もっと私を味わってほしい。情熱的に求めてほしい。――だから、その先へと進む。
胸を貪るゴルドルフを誘導して、私の上へと乗せる。恵体に押しつぶされる形になり、全身を圧迫感が包んだ。いつの間にやら着衣は傍に侍る女たちに脱がされていたようで、彼も私も一糸まとわぬ姿になっていた。
「……ん、あひ♡」
傍からは肉に阻まれ手足の先しか見えないだろう。そんな死ぬ間際の蛙みたいな、無様な姿をさらしていると思うと、恥辱で高まってしまう。
「くすくす……」
「うふふ……」
ほら、女たちの嘲笑う声が聞こえる。声が、与えられる屈辱が、なんと気持ちいいのだろう。
恥辱の快楽に耽溺し、しばし我を失う私。その無防備にさらけ出された秘所に、突如として指が挿し込まれる。
「もーっと、気持ちよくなりましょうね」
この態勢では見えないが、傍仕えの女によってとろりとした液体が、私の蜜壺に塗りこめられているようだ。膣粘膜とよくわからない液体が触れ合った途端に、はち切れそうな快楽が思考を塗りつぶす。――入り口をこじ開けて、ふっといのをぶっ刺して、奥までほじって熱いのが欲しい。
へこへこ♡と腰を振って誘惑する。ちゅうちゅう♡と目の前の唇を吸っておねだりする。ぎゅう♡と肉厚の身体に縋りつく。瞳をうるませて寂しいのだと、哀れみを誘おうとする。
ゴルドルフが腰を動かし、形を変える。そして張り詰めた海綿体が濡れそぼった膣口に添えられる。私は嬉しくなって、彼の顔を見た。……初めて見る、ぎらぎらとした瞳から目をそらせない。獣欲に支配されたそれは、目の前の女を逃がさないよう見据えていて、私は哀れな子兎のように身を震わせた。もちろん、震えには快楽への期待が多分に含まれていたが。
「立香……」
「……ッ、はい♡ゴルドルフ……♡」
平素よりかすれた声で名を呼ばれる。その色気で下腹にまた熱が溜まる。ありったけの愛情をこめて名を呼び返す。次に何をしたいかなんて、お互いわかりきっていた。
ピタリと、一瞬だけ動きを止める。視線を絡め、呼吸を合わせる。そして一息に、剛直が最奥までねじ込まれた。
「~~~ッ♡♡♡あっ♡あんっ♡ひぃ♡そこっ、お゛っ~~~♡♡♡」
膣口をこじ開けられて、膣道を勢いよくほじられる。バチバチと火花のような快楽が下半身から脳まで焼いた。痛いほど張り詰めた剛直が膣天井をゴリゴリと、遠慮なくこすり上げる。たまらない快楽に頭を振り回して、獣のような喘ぎ声をあげてしまう。
そして肉棒は最奥までたどり着き、速度を緩めることなく子宮口を押しつぶした。
「あ゛っ……~~~~♡♡♡ぁ、イクっ、ひぃ、イっちゃ♡イっくうぅぅぅぅ♡♡♡」
「お゛お゛お゛ッ!出る、出すぞ!立香!膣内にッ!」
ごりっ♡と子宮口に亀頭が叩きつけられた。そんな風に扱われれば痛いはずなのに、電流のような快感が胎を焦がす。強すぎる快楽で呼吸もままならず、涙がこぼれてしまう。それでも胎内は貪欲に収縮し、射精を促している。
きゅうきゅう♡と収縮する蜜壺で、一分の隙もなく添えられた鈴口から白濁液が放出されるのを感じた。どぴゅどぴゅ♡と気持ち良さそうに出されるそれを、子宮は喜んで飲み込んでいく。すごく熱くて、腰が溶けてしまったのだと錯覚した。
ぎゅう♡と締める。両腕で射精感に震える男の身体を、蜜壺でドクドクと脈打つ肉棒を、愛情たっぷりに締め上げる。ゴルドルフと私。二人が溶けあっていくように感じて、涙で滲む視界が白く明滅していく。
――あっ、わたし、イッてる
「あ……は♡しゅごい、ぁん♡すきぃ♡これ、すきなのぉ♡」
じんわりとした甘さが胎の奥から腰へ伝わり、全身を舐めていく。身体が浮いているような、地面に溶かされたような、なんとも言えない感覚が襲ってくる。――でも、すごく気持ちいい♡
ロクに回らない舌がとろけきった思考を漏らす。せっくすすごい。おちんちんすごい。
しあわせだ、きもちいい。なんで今までやらなかったんだろう。人生損してた――。
圧倒的な多幸感で、価値観が塗りつぶされていく。
□
「あっ♡あん♡」
薄暗い部屋の中、でっぷりと肥えた男の上で腰をくねらせる。たぷたぷとした腹の上に手をついて、支柱にする。くいくい♡とできるだけいやらしく見えるように下腹を突き出して、視覚からも性感を煽ろうとする。効果は抜群のようで、男が不意に腰を打ち上げた。
「んッ♡ひぎッ♡……あ、あぁ……♡」
善いところがえぐられて、絶頂する。衝撃で秘所からは透明の液体が溢れて、男の下腹を汚す。でも大きな影響はない。だって、幾度とない性交によって下腹部は見るも無残なことになっているのだから。精液、愛液、先走り汁などなど。様々な体液で接合部は濡れ、卑猥に泡立っていた。
「んふ、ちゅる、んん……」
「ぷあ、んっ……んぐ」
その汚れををなめとる女が幾人も。その艶やかな髪を後ろに流しながら、私達の身体に舌を這わせている。ぬるぬるとなめくじのように蠢く舌は温かく、しっとりとした快楽を与えてくる。
「……むぅッ、お゛っ!!」
「あっ♡……ふ、ぁ♡ん……あったかい……♡」
絶頂によって収縮を繰り返す胎内と女達の舌使いに、ゴルドルフは耐え切れなくなったようだった。どぴゅどぴゅと気持ち良さそうに射精する。膣内で脈打つ肉棒が心地よくて、こちらもまたイッてしまう。
「ふあっ♡んぁ♡あ、は♡……すき、だいすき♡もっとしゃせーして……♡」
「ふ、ぐぅ……はぁ」
頑張った剛直を癒すように、胎内をうねらせる。ぴっちりと膣内を貫くそれを根元から先端まで舐めるように、締め上げる。余すところなく射精してほしい……。そんな思いで腰をゆったりと前後させる。
気持ちが良いようで、肉厚な唇から抑えきれない吐息が漏れている。それが何とも嬉しくて、汗みずくになった身体を擦り合わせて、キスをした。
唾液を交換して、舌を絡め合わせ、口蓋をつつき、歯列をなぞる。ねちょねちょと淫猥な水音が漏れるが、気にする者など誰もいない。同時に性器同士が小刻みにこすれ合う。柔らかな快楽に上も下も満たされる。
「ぷは♡……すき、きもちいい♡……いっぱい、ちょうだい?」
「う、おお……立香……またっ、出すぞ……」
身体でも言葉でも媚び、射精をねだる。胎内に納められたままの肉棒が、硬さを取り戻す。粘膜でそれを感じ取った私は、期待を隠しもせずに笑う。
喉が渇けば酒を飲み、戯れのように腰を動かし合う。動くのに疲れたら傍に控える女が身体を持ち上げて揺らしてくれる。誰も止めないし、止める気はない。これ以上の快楽がこの世にあるだろうか?
「溺れちゃってください」
「そーです、それでいいんです……」
「お上手ですね……」
耳元で囁かれる。とろけるような声が耳に気持ちいい。褒められていい気になってさらに腰を動かしていく。この大奥で卑猥な水音が止むことはなく、快楽は永遠に続く。
二人の“徳川”と夥多の女達が、また、堕落を重ねる。
□
くすくすと嗤う声が響く。生命に対するありったけの嫌悪と侮蔑をこめた女の音色。それはこの大奥の中枢から聞こえ――いや大奥すべてが笑っているのだろう。なぜなら、彼女は
異形の角、焼け焦げた四肢、情欲を掻き立てる豊満な肢体を惜しげもなくさらすモノ。
ビーストⅢ/L。神の如き獣。その名はカーマ/マーラ。この冷たき宇宙を支配する、
カーマは昂揚していた。最大の敵であった藤丸立香を
見る者が見れば油断しきっていると言ったであろう有様であったが、そんなことを言う者はもういない。大嫌いな能天気女神も女スパイも語り部も剣聖もアンカーにした死にかけの老女も、一切の区別なく大奥に捕らえたのだから。
哄笑が抑えきれない。いいえ、こんなに我慢したんだもの、抑えなくていいはずだ。だってもう
カーマの角に罅が走る。傷ついているのではない。自然に剥がれ落ちようとしているのだ。生まれ変わるように。サナギが蝶になるように。宇宙に溢れんばかりの光が漏れだす――。
藤丸立香は愛に破れ、あらゆる可能性はここに潰えた。
後に残るのは羽化を果たそうとする、一匹の獣のみ……。