あーっ! あーっ困りますっあーっ! メスガキこのっ! この舐めやがってっ! じゅるるるるーっ! 作:道明寺ファンブル
――おかしい、天宮栗生がそう思った時には遅きに失していた。
ある鬱蒼とした山の中、知る人ぞ知る広場にはいるべき人間の姿が誰一人として見受けられなかったからだ。
「ちょ、ちょっと……夢寐…………?」
自分が持つようなかわいらしい柄の入った傘とは正対的な無骨なビニール傘が二つ転がっている。
それは――確かに夢寐が持っていたもののはずだった。
「どこにいったのよ……」
そもそもこの場所に来た時点で誰もいなかった、ということがすでにハプニングも同然だったのだ。
結局人は見つけられず、夢寐は姿を消してしまった。冷え切った空気とは反対に身体の中は熱を持ち始める――焦りや、後悔、そういう類のものが胸中をかき乱していた。
――そんなはずはない。
主語の見当たらない否定。
否定は、否が応にも
――計画は、緻密とは言えないにしろ細心の注意を払ったはずだ。
「――まさか」
焦燥に駆られる頭が冷え、冴え渡っていく。
次ぐ二の句も否定したかった。
「斑鳩、右京……アンタ、もしかして…………ッ!」
もちろん、視界の範囲内にあの男の姿はない。
だが計画を立案、実行するに至って――あの男の存在は、いつまでも自らを目の前から見下ろしているのだと考えさせるほど、大きい。
無視できるものではない。
ましてや、このように予想外の事態が発生した場合は。
――どこまでも、忌々しい。
やはりあの男は置いてはおけない。
「そう……蛙の子は蛙、ってわけね……」
――ちょっとくらいは、心を許せそうとも思っていたのに……。
弱気に浸る暇はない。
計画の修正が必要だ。
それを捨て置いても、あの男が確実に敵に回ったと捉えて良いだろう。
時間がない。
急がなければいけない。
「…………だけど」
心残りなのは、
本来ここにいるべきだった、仲間の一人の事か――
次の日の朝の事だった。
まだ日の登らないような時間、いつの間にか眠ってしまっていたのだと、栗生は公園のベンチから起き上がった。
寒気がする。
昨日はそのまま家に帰らなかった。
夢寐がどこかにいるかもしれないからと辺りを探し回って、結局雨が止んだ深夜頃、休憩にベンチに横になって、そのまま意識を飛ばしてしまったというわけだ。
携帯もつながらなかった。最悪の想定は、出来る限りしないよう努めた。
だから、栗生は安堵した。
栗生を起こしたのはスマホのバイブレーション――夢寐からのメッセージだったから。
『あそぼう』
短い言葉がメッセンジャーアプリの画面に現れている。
言葉が短いのは珍しくもない。だが脈絡のない言葉とあっては、少し身構えてしまうのも無理はなかった。
『昨日は……どうしたの? いつの間にかいなくなっちゃったみたいだし、心配してたのよ? 傘も置いて……』
書きたいことが多すぎて、送ったメッセージは何回も改行されて読みにくい。
なんとなく、ではあった。寝起きの、早朝のぼやけた頭が、悪い予感をひしひしと感じ取っている。
既読はついた。
返信は無い。
相手はずっと画面を見続けている――確信にも似た勘が働く。
夢寐は朝が弱いというわけでもない。
だが。
『夢寐、家にもいないそうじゃない?』
“夢寐は友達の家に泊まっているよ”――そんなベタな言葉が、夢寐の家族の口から出てきた。
家にも帰らず友達の家に直帰?
あの山まで付き合ってもらったのに、そんなことあるはずがない。
気付けば栗生は通話ボタンを押していた。
黎明が、何かの到来を示唆しているように思えた。
通話はすぐにつながる。
「も、もしもしっ!? 夢寐、夢寐よねっ!?」
近隣の迷惑なんて考えず栗生は叫んだ。
相手に何もなかったのなら、この行為は不可解なだけだったろう。
それであのマイペースで優しい喋り方で、どうしたの、なんて言ってきてくれれば――
「――人を欺くのは、大罪であると思わないか、小娘」
「…………ぁっ」
息が詰まった。
背後から拳銃を突き付けられているような悪寒が走った。
夢寐の声ではない。
低く、腹に響く声は――いつも以上に、感情を込めているように思えた。
怒り、たぶんそういうものが。
落ち着きを装ったように声を出す。
「……やっぱり、あ、アンタがでるのね……斑鳩」
しかし震えてうまく声が出なかった。
「声が震えているじゃないか。寒いのか? ――今日はよく冷える。外に、いるのだな?」
「――――」
斑鳩右京。その声は決して聞きたくなかった。
彼に突っかかったことは幾度かある。その都度彼からは怒られもした。
――違う。
これは、違う。
絶対に、子供の悪戯を咎めるような声ではない。
初めて、これが恐怖なのだと思い知った。
寒さじゃない。この震えは、寒さのせいなんかではない――!
「あそぼう、天宮栗生」
「……は」
だから、恐ろしく思えた彼の言葉に一瞬理解が及ばなかった。
……あそぶ?
さっきのメッセージは夢寐を演じていたわけではなく、彼からの誘いであったとでも言うのか?
「ちょ、ちょっと待ちなさいよ! ……き、訊きたいことが、あるわ」
「なんだ」
「ぅっ――む、夢寐は……夢寐は、無事なんでしょうね……?」
「…………」
斑鳩は黙り込んだ。
逡巡しているという様子でもない。
その証拠に、この沈黙は彼の怒りによるものだと、栗生は本能で理解していた。
彼がその思いの丈をぶつけるように叫ばなかったのが幸いだった。
人目もはばからず泣き喚き小便を漏らすに違いなかったからだ。
しかし沈黙が彼女にとって心の安寧をもたらしてくれたかといえば、違うに決まっている。
「無事だよ」
凍え死にそうだった。死んだ方がマシかもしれなかった。
「……生憎と、な」
――呑み込まれるな。
山から日が昇り始めていた。光が栗生を照らし、凍えた心を温める。
自分を奮い立たせるために太ももを抓りつつ、斑鳩の言葉を待った。
「……あそぼう。ゲームをしよう。楽しいことをしよう、栗生?」
「気色悪いこというのね、アンタ……私にそんな趣味は無いし、アンタのことは嫌いなの。夢寐を返して」
「なるほど、お前からすれば俺はさしずめ凶悪犯罪者、夢寐はそれに捕まってしまった哀れな人質、か……心外だな、まったく」
相手は栗生の罵詈雑言を容易く受け流している。
この男は今夢寐を手元に置いているのだ。斑鳩が優位に立っている。
だから栗生がたとえ何を言ったところで斑鳩が素直に対応するわけもなかった。
渋々、彼の言うゲームとやらに乗せられてみることにする。
「……じゃあ、遊んであげる」
「ほう。急に気が変わったのか?」
「そう、そうね。アンタのこと、ぶん殴ってあげる。アンタを負かして、嘲笑ってあげる。ゲームって言うからには勝敗があるんでしょう? 自分だけが有利なルールを作る、なんて、しょーもない卑怯な真似はアンタならしないでしょうし」
「ククク……まるでネゴシエーターだな。そうだ、勿論公平に執り行われるゲームさ」
「もちろん、勝てば夢寐を返してくれるんでしょうね?」
「約束するよ」
内心で舌打ちをした。
相手の言う約束が守られる保証はない。
相手の優位性をさらに絶望的にする行為だとわかっていても、止めるわけにはいかなかった。
「では、この場所へ指定した時刻に来い。話はそこでしよう」
――淡々した口調で語られた、聞いたこともない廃病院の名前と住所をすぐさま調べた栗生は、嫌な予感に頭痛さえ感じながらも向かうしかなかった。
夢寐のスマホを借りて栗生に伝えるだけ伝えたあと、俺は夢寐をレイプしたあの廃病院へやってきていた。
壊れかけのベッドに腰掛け、俺は確信めいた疑惑を口に出していた。
「奴は存在Xではない……だろう、な」
早計だと思うが、先ほどの通話での栗生の様子からは、どうしても俺の考える存在Xの犯人像とはかすりもしない。
通話に応じることすら正直予想外だったのだ。
しかもその後の様子と言ったら、年相応に慌て、口車に乗せられてここまでのこのことやってくる。
先ほど、俺宛てに電話がかかってきた。
天宮栗生が廃病院から最寄りの駅に降りたという。
相手が俺を殺しに来る可能性も考えてここに呼んだのは白昼堂々。近くに住む組の構成員からも目撃情報を確認したが、誰一人と伴わずこちらに向かっているらしい。
あいつとは幾度となく関わってきた。俺の脅威になるとは、その長い期間を以って無いだろうと断定できる。
能ある鷹は爪を隠す――それすら奴の思惑通りだったとしたらお手上げものだったが。
犯罪心理学については多少心得がある。プロファイリングしてみても、やっぱり警戒は必要ないとの結論に至った。
「……天宮栗生……お前は、一人の友人すら切って捨てられるような女だったか」
自分でも驚くほど、声に失望がにじみ出ていた。
記憶にあるのだ。俺が存在Xに嵌められた時、夢寐の隣にいた栗生の姿が。
あの女も、無関係ではなかった。
それを考える度、血が騒ぐ。斑鳩の、暴力的な部分が沸き立ってくる。――だがやはり、不可解なのだ。
もしも栗生が存在Xではなかったら?
なら、栗生もまた被害者の一人と捉えることができる。
だが、さて……もしも俺が存在Xだったら、実行犯を敵に送ったりはしないが……?
栗生が存在Xについての情報をバラしても大丈夫という確信があるのか……今回もまた、洗脳アプリによるものなのか。
「…………」
俺はそれとは別に、ある可能性を頭に浮かべていた。
つまり――栗生が正気のまま、故意に夢寐を陥れようとした、ってことだ。
「は……」
くだらない思考はよそう。
もうすぐ悲劇を飾るプリンセスがやってくる。
散る花をこそ愛でよう。
「やることは、一つだけだ」
――俺があの女を、レイプする。
『それはどういうメスガキじゃ?』
『夢寐と同じ、ジュニアアイドルでステージの上で輝く人間だ。事務所から言いつけられているのかテレビとかじゃ分からないが、素じゃ棘のある言い方を良くする暴力的な女だ』
『なにされたん?』
『夢寐を陥れようとした。それに、俺の復讐の対象である可能性もある』
『動画、忘れたら、赦しませんよぉ!!!!!!!!!!れれれれれ』
『しね』
「――つ、着いた、わよ……アンタが言ってた、病院に……ど、どこにいるのよ、ねぇ!」
「上出来だな」
天宮栗生が到着した。
栗生は普段近づかないような雰囲気の場所に戸惑っているようだ。
窓から栗生の姿を見てみる。武器を持っている様子も無いし、別の人間の姿が無いというのも本当だった。
外から聞こえる焦りの積もった声に、俺は笑みを我慢できなかった。
「入ってこい」
「こ、ここに……? わ、わかったわよ……夢寐も、いるんでしょうね?」
「夢寐? いいや、いない」
「なっ……話が違うじゃない! 勝負に勝ったら夢寐を返すって!」
「返す。返すが……お前の近くに夢寐は置いておきたくないだけだ。なんにせよ、勝たねば目標は達成し得ないぞ?」
相手は何か言いたげだったが、もうどうでもいい。
夢寐を渡す気なんてさらさら無かった。そもそも、
そのまま進めと伝え、窓際から戻る。
さて。
俺も行こう。
廊下に出れば、すぐにその姿を認めることができた。
虚ろだった瞳がこちらに向くと一転、強い意志を持って睨んでくる。
「斑鳩……右京ッ!」
「おいおい……アイドルがそんな怖い顔をするなよ? まるで俺が親の仇みたいじゃないか」
和ませるための軽口も相手は皮肉と受け取ったようだ。
怒髪冠を衝く勢いで顔を赤くしている。今にも掴み掛からん勢いだった。
「言ったろ、ゲームをしようって。――せめてお前にも勝ち筋が見えるようにした粋な計らいだっていうのに無碍にはするなよ、なあ?」
「は……その張り付いた下卑た笑い、鏡で見せてあげたいわ」
吐き捨てるように言う。
「やっぱり――親がヤクザだと子も腐るのかしらね」
「…………」
……なに?
「何の話だ?」
「とぼけないでよ。斑鳩興業――その裏にいる咲洲組の組長斑鳩源十斎、アンタの父親でしょう?」
「……ふむ」
驚いた。もちろん、分かる奴には分かるだろうが、それでも噂の域を出ないものばかり。
目の前の少女は事実を喋っている――その言葉が出まかせなどではないことはすぐに理解した。
栗生は勝ち誇ったような表情をしていた。
その程度の罵倒で俺に一泡吹かせたつもりなのだろうか。
脅すように声を低くした。
「なら話が早い。腐りきったヤクザの息子と遊んでもらおうか」
「……っ」
「来い」
有無を言わさぬ声色に、栗生は文句ひとつ言わずついてきた。
「――それで? ゲームって何をするの? まさか、本当にただのゲームなわけが無いものね?」
「まあそれは置いといて、だ。まず栗生、お前に訊きたいことがある」
「……なに?」
「夢寐をあの山に連れて行った理由だ」
栗生が分かりやすく押し黙った。
割れた窓ガラスから涼しい風が入ってくる。破れたカーテンがはためいていた。
「誰が……教えるか」
「そうか」
まあそうだろう、とは思った。
馬鹿正直に理由を話してくれやしないのは承知の上だ。
ベッドから立ち上がって、栗生に一歩近づいた。栗生はそれに合わせて一歩退いた。
「教えてくれないのならこの話は終わりだ。ゲームをするとしよう」
「だから、ゲームってなにを――」
「脱げ」
「…………は?」
呆気にとられた栗生の瞳が丸くなった。
「だから、脱げ」
「……腐ってる」
「お前も知っての通り、な?」
ダメ押しとばかり夢寐の寝顔の写真を見せつける。
栗生が息を呑んだ。……まあ、本当にただの寝顔なんだが、向こうには分からんだろうさ。
「卑怯者」
「安心しろ、ちゃんとしたゲームだ。だが参加したくないというのなら、お目当てのものを取り返したくないというのなら、仕方ないな……」
「…………ぃ」
「ん?」
「………………………………誰も、従わないとは、言ってない」
顔を赤くし、可哀そうなぐらい震えながらも栗生はキッと俺を見据えていた。
その瞳は涙に煌めいている。
ああ。
やはり。
獲物はこうでなくては。
「ただ……これだけは、誓って」
「ゲームに勝利すれば、夢寐は返してやる。それで満足か?」
「…………ふん」
一瞬、栗生が表情を歪めた。
俺はいったいどんな顔をしているのだろう?
手で顔に触れてみると、口角が上がり切って目じりは下がっていた。
心底、おかしいのだ。
嗜虐心が、本能を支配している。
「脱いで、どうすればいいの……」
子供用の服をゆっくりとした手付きで――いや、震えてうまく脱げないだけか――脱いでいきながら、栗生が尋ねてくる。
ふむ――と考えるような素振りをするが、ぶっちゃけ内容は決まっている。
だがそれを伝えるまでには間が欲しい。ムードと言うのか、演出と言うのか。
そんな思惑を知ってか知らずか、首まで赤くする栗生はついに下着だけになった。
目でそれも脱げと促す。栗生は従順だった。ぎこちないながらも、下着を脱ぎだす。
胸が少し成長してきているのか、彼女の世代じゃ珍しくブラを着用していた。
色気のないブラだったが、状況が俺の興奮を水増ししていく。栗生はそれすら脱ぎ捨て、ピンク色のピンと立った乳首を外気に晒した。
「立派に興奮しやがって」
「……っ、うるさいっ、ばか…………っ!」
その罵倒に先ほどまでの覇気は無かった。ぽろぽろ、と屈辱の涙があふれだしていた。
俺に見せたくないのだろう、胸を片腕で隠していたが、パンツを脱ぐのに片手じゃ難しいと考えたのか、諦めたように両手を使ってパンツを脱ぎだした。
毛も生えていない恥丘が望めた。ぴったり閉じたそれは、栗生の緊張に応じてか、微かに開きかけたりぎゅっと閉じたりを繰り返している。
「ぬいだ……ぬいだわよっ、これ以上なにをすればいいのよ!」
「ああ、無様だな」
「うっ、ひぐっぅ……だまれぇ……っ! これも、ぜんぶ、夢寐のため、なんだから……っ!」
「…………」
よく言う。面の皮の厚さは人一倍だな、栗生?
俺はその化けの皮を剥がすのが好きなんだぜ?
「…………三分だ」
見計らって俺は三本指を立てた。
「なに、が」
「ああなに、よくあるだろう? そう、三分以内に絶頂したら負け、とかさ」
「――――」
今度こそ、栗生の瞳には屈辱しか宿らなかった。
言葉の意味は知っているようだな。関心関心。ならあとは応用だけだ。
「どこが……どこが公平よ、斑鳩ぁ!!」
「公平さ。もちろん、俺もこのゲームに参加するんだから――お前が俺を先に絶頂させたらいい」
「…………」
「これでもこっちはハンデを持ってるんだぜ? そっちは三分我慢するか俺を絶頂させれば勝ち、こっちは絶頂させるしか勝つ方法がないんだから。しかも――処女のガキ相手にしちゃあかなり難易度の高いゲームだろう?」
「悪趣味……っ! 外道、地獄に堕ちろ!」
今はそんな謗りすら心地いい。
「早速始めよう。ベッドに横になれ、栗生」
――誰が分の悪い勝負なんかするかよ。
注文しておいた媚薬ローション『プェプェ』を背中に隠しながら、俺は栗生を横にした。
「――お、父さん……っ、お母さんっ、夢寐……っ!」
ベッドに横にされた栗生は死刑囚のように震え泣いていた。
俺はその上から覆いかぶさるように四つん這いになる。
秘部が俺の前に、俺のイチモツが栗生の眼前に来る。つまりシックスナインというやつだった。身長の差で、俺は手で弄るくらいしかできんが。
「は、っ、ひっ……い、や……ぁぁあ……」
「始めるぞ」
恐怖におののく栗生を気にかけることもなく、俺はスマホのストップウォッチで三分の計測を開始する。
泣きじゃくる栗生はおずおずと俺のイチモツに触れた。
「ひぐっ、ぐすっ……んっ、ん……っ!」
刺激のない緩慢なしごきだった。快楽は夢寐とのまぐわいで慣れているから、まったく気持ち良くない。
これならベッドに擦り付けたりする方が気持ちよさそうだ。
しかし、まあ。
公平、と言ってしまったからな。
愛撫の方法なんて知らないだろう彼女に、教えてやらねば不公平というものだろう。
俺は腰をぐぐぐ、と下げていく。
「ほら、時間はすぐに経ってしまうぞ? 苦労を徒労にしたくは無いだろう? 良いことを教えてやる。舐めろ」
「ぁ、ぇ……う、ぁむ、ん、んっ……ぐっ」
イチモツが温かいものに包み込まれた。
破れかぶれなところがあるのか、不平不満を述べず俺の言葉に従う栗生は不気味でさえあった。
そのまま食いちぎったりはしないか?
というのは杞憂だったようで、栗生は慣れないながらも奉仕を開始していた。
確かに手での愛撫よりは幾分かマシだが、到底絶頂など程遠い。
まあいいか。
今回、俺がいちいちこんな迂遠な方法で栗生をレイプするのは、そのプライドをへし折ってやるためだ。
二度と夢寐に手を出さないようにする目的もある。
「ん、ちゅ、あむんっ、んんっ、ぐっ、うぐっ、ん……」
俺は持っていた媚薬ローションを手に取った。
そしてそのまま栗生の秘部に塗り付ける。
「んんっ!?」
栗生がびくん! と大きく身体を反応させ、イチモツを咥えながら叫んでいた。
気にせずさらに塗っていく。陰核から、膣の入り口までを念入りに、むらなく。栗生の内ももは情けなくどろどろになっていた。
「んむ、ん――んぅっ! んっ、んゃっ! あぁんむっ!」
手がひりひりしてきた。やはりこの媚薬ローション、かなり即効性だな。
反応の薄かった栗生が次第に反応を示すようになる。くぐもった嬌声が聞こえてきた。
栗生の膣はかなり狭い。入口に指すら入りにくいほど。だから陰核を指で転がす。往復するたびに栗生の腰が浮き、俺への奉仕が止まる。
気付けば栗生は俺の腰に抱き着いていた。――もう、絶頂が近いのだろうか? 時間を見てみるが、三分にはまだ遠い。急かすように俺は言った。
「意気込んできたと思えばこれか……呆れさせるな、無様な雌が」
「んんぅっ! ~~~~っ、ぅ、んん! ん、じゅる、んちゅっ……!」
「くっ!?」
煽りに乗ったのか、無我夢中に栗生はイチモツをしゃぶり、舌で舐めまわし始めた。
苦しそうな栗生の喘ぎしか聞こえてこなかったのが、いやらしい水音がそこに混ざり始めている。
「ぢゅるるっ! んぶっ、んんんっ!! んむっ、あぅっ! んっ、んん!」
「う……あ…………」
俺の愛撫の手が止まる。
俺への愛撫は止まらない。
それどころか勢いを増している。
「んむっ、んごっ……んじゅ、ぢゅ、んむっ! んぐっぅ~~~~っ!!」
「っ」
栗生は段々と愛撫に熱が入ってきているようだ。
喉奥にまで俺のイチモツを咥えこんだりと、本気らしい。
そんな攻防を繰り返して、ついにゴールの三分が近づいてきた。
「んぢゅるるるるるるっ! んぶぅ!! んむっんんっ!!」
「くぁ……これは…………っ!」
俺の腰が浮くのを逃がさないように腕を回し、止めとばかりに吸い上げるようにイチモツを愛撫する。
俺の表情から余裕が消えていくのが分かる。
栗生は勝利を確信しているのかもしれない。
プライドの高いアイドルでありながら。
人の口車に乗せられ。
したこともないような愛撫をさせられ。
勝ちを目前に、なにもかもかなぐり捨てて男のイチモツを咥えこむ。
……無様で、滑稽だった。
三分が経つ直前、俺は栗生の陰核を指で押しつぶした。
「んぎゅっ!? んっ、~~~~~~~~~~~~~っ!?」
がくがくがくっ! と雷に打たれたように震えた栗生は、みっともなく小便を漏らしながらぐったりと力が抜けたように愛撫を中止した。
――三分経過の合図が鳴った。
……
大して気持ちも良く無かった栗生の口からイチモツを引き抜き、栗生を見据える。
絶望に打ちひしがれていた。
「俺の、勝ちだな」
「ぁ…………」
哀れな女だ。
もしも警察を使っていたら俺も危なかったかもしれないが……
選択肢を提示されて視野狭窄に陥り、こうして食い物にされる結末だ。救いようがない。
「むび……」
「なあ、栗生?」
抜け殻のような栗生が首だけを俺に向けた。
「――俺が勝った時の要求を言ってなかったよな?」
ああ。
俺はその絶望に染まる顔が見たかった。
「ごめんなさい、ごめんなさいっ、ごめんなさいっ! ゆるして、やだ、いやぁっ!!」
「くきひひはははははははは!! いいぞ、いいぞぉ!! ああ、ステージの上にいるときよりもかわいらしいなぁ?」
栗生の両手を抑えるには片手だけで十分だった。
逃げようと藻掻く栗生だが、背丈が全く違う俺の拘束から逃れることなど不可能だ。
あそびは終わった。
これからはもてあそび、だ。
「やだやだやだぁっ!! やめて、いやなのっ、そんなのっいや……っ!」
「あはは!」
「ひっ――」
あてがったイチモツを、ローション塗れの栗生の膣に突っ込んだ。
「あがぁぁあああああああああああああああああああ――ッ!?」
思ったよりすんなりと入ったのはローションのおかげだろう。
だがどうやら栗生には媚薬ですら誤魔化せない激痛が走ったらしい。目を剥いて絶叫した。
しかしやはりきつい。そして狭い。おかげで栗生の腹はぼこりと盛り上がっている。
俺は最奥で一旦止めてやった。紳士だ。栗生は泣いて喜んでいた。うぁぁ、とか、あぁぁ、とか声にならない声が耳障りだった。
キスしてやると、全く抵抗無しに受け入れられた。
「あ、んちゅ……んっ、んぁっ……ぷはっ……はぁ、はぁ」
そこに生気は無かった。
少女はただ世界を見ているだけだった。
視界に移っているものを理解しないで見つめるだけだった。
「あっ――」
抽送を開始すると、栗生が小さくあえいだ。
「あっ、あひっぁ、んひぃ、うっ……っ」
光のない目を結合部に向けて、笑っているのか喘いでいるのか泣いているのか判別のつかない声をただ漏らすばかり。
壊れたか? まあいいだろう。
媚薬ローションがある程度効いているのか。
栗生が痛みに対する声を上げたのは破瓜の瞬間だけで、今はもう大丈夫なようだった。
「あはっ! あんぅっ! んんっ、~~~~っ♡」
ぐぽぐぽ、と音が聞こえる。ぎしぎし、とベッドが軋む。
膣は夢寐とはまた違った感触だった。イチモツを刺激する部分も締まりも全然違う。
「あひゃぁっ、あ、あっ、あーっ……んー、んむっ、んちゅっ♡」
まるでオナホを使っているような気分さえしてくる。
暖かな身体をしているのに中身が冷たくなっている。
彼女は快感をただ貪っているだけだ。たぶん、無意識に。
「すごっ、い……すごいよぉ、むびぃ、あは、あっ、あんっ♡」
また俺は、笑っていた。
「もっと、もっとぉ……んんぅっ!? あ、あは、~~~~~っ♡」
角度を変えて膣を抉ってやる。
びくん! と弓なりに背中を反らした栗生が、次第に目を蕩けさせていく。
「おお゛っ♡ おな、か、ぼこっってぇ♡ んぐぅ、んあ゛っ!」
ガシガシと俺が欲望の赴くまま栗生を蹂躙していく。
媚薬ローションの効果か、俺はイチモツになにかが昇ってくる感覚を覚えた。
押さえつけていた手から手を放し、俺は栗生の細い足首を掴んだ。
さすがアイドルなだけあって柔らかく、スムーズに彼女はまんぐりがえしになった。
さらに奥へ奥へとイチモツが届くようになる。腰を打ち付ける度、狂ったような嬌声が響いた。
「ああああああっ!! んひぃああああっ! あ゛っ♡ あああああ゛っ♡」
そして逃げられないよう覆いかぶさるようにイチモツを押し付けると――
「ああああぁぁぁぁぁぁああああああああああああ゛――――ッ♡♡♡」
その未熟な女性器に精を解き放った。
「あ゛っ、あっ、あひっ、あ、あ、あ、あっ♡♡」
栗生は何度か絶頂を繰り返した。
俺は精を吐き出し終わったイチモツを引き抜き、撮影していたスマホを手に取り動画を神に送る。
「あ…………」
栗生は気絶していた。
「……クク」
笑いはこらえきれなかった。
凶悪犯罪の現場となった廃病院の一室に、乾いた笑いがこだましていた――
神「幼女相手に四つん這いになりながら偉そうにしてる……」