第10話
すれ違った顔のいい女を追いかけ、肩を叩く。黒い長髪の綺麗な学生服の女だ。
やはり、手を出すなら第一印象で顔が良いは外せない。
「すみません、落としましたよ。」
「…私ですか?」
オレは片手に何かを持っている仕草をして、その手を向けた。
人間、何かを渡されると反射的に手でを出してしまうものだ。
すかさずその手をむんずと握り、「個性」を発動させる。
『声を出すな。』
まずは声を封じる。
女の子は怪訝そうな顔をして、その後驚く。
今、彼女は声が一切出せなくなっているはずだ。
『オレの命令は絶対だ。まずは、オレの後を追って大人しく付いて来い。』
「…」
何かに勘付いたのだろう。首を横に激しく振っているが、こうなってしまってはオレの命令に逆らう事はできない。
オレは女から手を離すと、何事もなかったかのようにずんずんと進んでいく。
オレと女との様子に不思議そうにしている人間はいたが、足を止めてまで訝しがる奴はいない。
オレが向かったのは、寂れた路地裏。人がいない、青姦の絶好なスポットだ。
人目のない場所に連れ込んだオレは、引っ掛けた女をよく観察して見る。
顔は可愛い系の美少女。まつ毛は長く、鼻は小さくツンと上を向いている。
潤う柔らかそうなリップ。大きくパッチリと開いた、涙の潤む瞳。
顔を点数でいうと、雪子が100としてこの子は85点くらい。
胸はそこそこ。ウエストも現代女子らしくキュッとしまっている。
腰回りはもう少し欲しかったかな。スレンダーなのはそれでアリだが、オレは安産型が好きなのだ。
「命令だ。オレの指示なしに体を動かすな。いいな?」
「…」
声も動きも封じているので、何も反応を見せいない女。
ただし、生理現象や無意識にやっている事は禁止していない。
そのため、頬を伝う涙や青ざめた顔色のオプションが付いてくる。
個性を発動した状態で「命令を聞け」と言えば、手を繋がなくとも言いなりにできる。
ただ、こちらは長時間持たない(詳しく検証したわけではないが二十四時間程度)のがネックだ。
「小さい声なら声を出してもいい。」
会話を成立させるため。そして、大声を出させないために加えて命令を追加する。
それでも、状況を整理できていないのか声を出す事はないその女に、オレは矢継ぎ早に命令を下す。
「名前と個性の説明。あと住所と電話番号、それから通っている学校と学年、クラスを教えてくれ。」
「…な、名前は花野香織です…な、なんで、口が勝手に…個性は手からフローラルな香りを出せます…住所は尾奈穂町の07−2で…電話番号は覚えていません…スマホ見ればわかります…学校は…やだ…聖所理女学院の…高等部、2年C組です…」
「そっか、香織ちゃんか。なんでこんな所に連れ込まれたかわかる?」
「ひっ…わかりません…」
「わかんないか。じゃ、教えてあげよう。香織ちゃんのおまんこの具合がどんなか確かめてあげようと思って呼んだんだよ。理解できた?」
「…い、いや…やめてください…」
小さく震え始めた香織ちゃんを、しかしオレは無視して会話を続ける。
「香織ちゃんは処女?」
「は、はい…経験ありません…な、なんでこんなこと…」
「へえ。最近は高校生でも非処女な子多いんだよ。彼氏は?」
「います。」
「どんな子?」
「サッカー部のスタメンで、髪は短くて、顔は普通くらい…」
「普通くらいなんだw」
「で、でも、優しいし気が回るタイプで、私の事を一途に思ってくれて…あの、もう許してください…言う事なんでも聞くので、お願いします…」
ぼろぼろと目から大粒の涙を流す香織ちゃん。
残念。ここまで来てヤらなかった女はいないんだよ。
「なんでも言う事聞いてくれるんだ?じゃあ、オレに処女ちょうだい?」
「わかりました…いっ、いやです…お願いします。エッチな事は、高校卒業してからって約束で…ゆうくんに取ってあるんです…」
「そ。その彼氏さんとはお幸せに。でも、オレとはそんな約束してないよね?」
「そんな…」
「じゃあ、スカート自分でめくって見せて。」
「いや、いやだ…どうして、手が勝手に…」
自分の思いとは裏腹に、堂々とした様子でスカートの端を持ち上げる香織ちゃん。
そんな彼女のショーツは、桃色のフレッシュな女の子らしいものだった。
見方によって、子供っぽいと言う意見と年相応と言う意見が分かれそうなデザインだ。
「安心して。人っ気がないとは言え全く来ないって事もないから、早く済ませるつもりだから。」
「あっ、やめて、ください…っ」
オレはスルスルとショーツを脱がして恥ずかしい部分をさらけ出させた。
中からは手入れされているのか、適度な長さの可愛らしい隠毛が現れた。
その奥に隠れている小さな豆やお口までバッチリと確認できた。
香織ちゃんのおまんこは、ぴったりと閉じた綺麗な筋だった。
「ちゅ…じゅるる…じゅるるる…」
「あっ…やだ、そんな所…やめてください…っ」
オレは思わずと言った調子でしゃぶりついた。
汗か尿か、少ししょっぱい。色気も何も無いくせに、妙にエロい。
「あっ…いやだ…うぅんっ…やめてくだ…ちょっとっ…」
何分か夢中で舐めていると、奥から愛液が分泌し始めたのを舌先で感じ取る。
足もヒクヒク震えている。快感は感じているようだ。少し早いが、そろそろ挿入してしまおう。
まだ香織ちゃんは痛いとは思うが、時間をかけすぎて本当に人に見つかった事があるのだ。
その時はレイプした子を味合わせた後、記憶を消して事なきを得たが、次もうまくいくとは限らない。
己の分身を、チャックを開けて最小限の露出で登場させ、スリスリと股間に擦り付ける。
香織ちゃんはスカートをたくし上げたまま動けない。
「ひっ…いやだ…しまってください…」
「じゃあ、そろそろ味見させてもらおうか。香織ちゃんのまんこはどんな具合かな?」
「やっ、やだっ…お願いします…お金払います、警察に行ったりもしません、だから、それだけは…」
───ずぶっ!
やけに手応えのある感触とともに、オレの怒張は香織ちゃんの穴の中に侵入した。
「い…っ!いた、いたい、いたいです…」
「大丈夫、すぐ慣れるから。動くね。」
「あっ、痛いです、やめてください…いたい、いた…お願いします、抜いてください…すごく痛いんです…」
小声とはいえ、痛い痛い言われるとこっちだって萎えてしまう。
オレは香織ちゃんの手を握り、個性を発動させる。
『今から痛いのが気持ちいいに変わる。ほら、気持ちいい。すごく気持ちいい。もっと気持ちいい。ずっと気持ちいい。』
「い…っ!?いや、な、なにこれ、いや…っ!あ、あ、あっ…やめ、動かないで…!」
「気持ちいいでしょ?ほら、もっと動いてあげるよ。」
「あぅんっ!?やだぁ…あっ…あ゛っ…!」
彼女のすすり泣く声と嬌声が、路地に響いていた。