第14話
放課後、私はどうしてかとある場所へ向けてずんずんと足を進めていく。
私の意思ではない。何故か、勝手に足が向かってしまうのだ。
「お嬢様…このような場所に本当にどのようなご要件が?」
「…行けばわかりますわ。」
本当に、行けばわかるのだろうか。私にすらわからない。
今日は授業が終わると家に帰る予定が、迎えの方に無理を言ってこんな場所へ来てしまった。
指定の場所についた後は私1人で会いにいくつもりが、どうしてもと言うので執事も連れてきてしまった。
「あの人」は、許してくださるかしら。…?「あの人」って、誰のことでしたっけ…?
「どうもこんにちは、八百万さん。…うわ!改めて見るとやっぱすごいな!」
指定された場所へ行くと、そこにいたのは今朝知り合った男性だった。
初戦で負けてしまった体育祭で、私のファンになったと言う奇特な男性。
それで、えっと…何をお話したんでしたっけ…?
「ポロシャツの下なのに、主張が激しいねえ。」
「へ?」
その男性は、私の体をしげしげと眺めて呟いた。
男性の方からじっくりと見られ、私はたじたじとしてしまう。
「貴様!お嬢様にその態度は何だ!?」
「ん?あなたは?」
「私は八百万お嬢様に仕える執事でございます。失礼ですが、お嬢様にどのようなご用件で?」
「あ。すみません、その前に名刺貰えますか?」
「…どうぞ。」
不躾な態度にムッとした様子だが、そこは態度に出さず胸ポケットから名刺を取り出した。
彼は、それを受け取ると見せかけて…
「なっ!?何を…」
『催眠。』
名刺ごと手を握り、何やら呟いた。
すると、あれだけ嫌悪感を出していた執事は一向に喋らなくなってしまった。
「…何をしましたの?」
「ん?ああ、催眠状態にして黙らせただけだよ。」
「そうですの。それなら良かったですわ。」
一瞬、この男が執事に何かをしたのかと思ったのだが、そういうわけではないらしい。
「じゃ、アンタは車に戻ってお嬢様が帰ってくるのを待ってろ。お嬢様は学校の友達と遊んでから帰るから。」
「…はい、わかりました…」
彼が命令すると、執事は言われた通り私を送ってくれた車へと戻っていった。
私は、それをぼーっとただただ眺めていた。
「さて、邪魔者もいなくなったしさっさと始めようか。…あ、今日ここに来たのはお前とアイツの2人だけ?」
「はい。2人ですが…」
「そうか、そりゃ良かった。」
会話がひと段落したところで、私はずっと疑問に思っていたことを彼に聞いた。
「それで、私はどうしてこのような場所へと来たのでしょうか…」
「オレが命令したからだよ。そういえば、オレがお前にした事を忘れるように命令してたね。その命令は解除だ。」
彼がそういった瞬間、私は思い出した。
そうだ。私は今朝彼に出会い、テレビで体育祭を見たと言われ、有名人と会えるなんてと握手を求められて。
そして、放課後この場所へ来いと言われていたんだった。
『それに、オレたちは恋人同士だったろ?お前がオレに告白してきたんじゃないか。』
「そうでしたわ!」
どうして忘れてしまっていたのだろう。
この人は私の想い人。そして、今は恋人同士の間柄。
そうと思い出した瞬間、どんどん彼のことを好きになっていく。
嗚呼、嬉しい…素敵な人と出会えて良かったですわ…
「さて、まずは自己紹介でもしとくか。オレの名前は…えっと、そうだな。偽名考えるの面倒くせぇからご主人様って呼べ。」
「わかりましたわ。ご主人様。私は八百万百ですわ。」
恋人同士なのに自己紹介、という不思議な事をする私達。
なんだかモヤモヤしますわ…
何か、おかしなことをしているような…
そんな事、あるはずないのに。
『そう言えば、女性はおっぱいの感触も知ってもらうために胸を触ってもらうのが八百万家の正式な自己紹介だったよな。』
「そうでしたわ!遅ればせながら申し訳ありません。ついうっかりしていましたわ。」
私は自らの痴態を恥じ、急いでポロシャツを脱いだ。
ご主人様は、脱いだはずみでポヨンと跳ねた私の胸に釘付けになっている。
私はそんな舐め回すような視線を感じながら、ブラジャーのホックを外した。
「どうぞ、私の胸を触ってください。」
「おお〜。悪いな。」
ブラジャーの支えをなくし、丸裸になった胸をご主人様に差し出す。
ご主人様は、私の胸を包み込むように持ち上げたり、揺らしたり、揉み込んだり。
こんな脂肪を触って何が楽しいのか、ニヤニヤしながら胸の感触を確認をしていた。
「お〜、さすがはお嬢様のおっぱいだ。何やら上品な形だ。乳首も上を向いていて形も綺麗。言うことなしだな。」
「あ、あの…口に出さないでください。恥ずかしいので…」
「何も恥ずかしがることないだろ、これだけ立派なものを持っているんだから。ちなみに、何カップなの?」
「Fです。」
「Fか、なるほどなるほど。」
楽しそうに触り続けるご主人様。そんなに触っていて、飽きないものなのだろうか。
不意にご主人様の手が動き、乳頭の方へと指が伸びる。
そして、ツンととがったその先端を遠慮のかけらもなく摘んだ。
「あんっ…!…す、すみませんっ!続けてください…」
突然の事で変な声を出してしまった。
恥ずかしくなった私は、耳まで真っ赤にして俯く。
「可愛い声だね。もっと聞かせてくれる?」
「あっ…ちょっと、ご主人様…あっ、あっ…そこ、何だかおかしいですわ…」
「おかしくないよ。正常な反応だ。」
ご主人様は、乳頭を摘んだり、弾いたり、引っ張ったりと色々な触り方をしている。
その度に私はおかしな反応をしてしまう。
「ねえ、味も確かめてみていい?」
「はぁ…はぁ…も、勿論ですわ…」
ご主人様のお願いだからと何も考えずにOKしてしまったけれど、私はそれをすぐに後悔した。
何故なら、ご主人様が私の乳頭を口の中に入れ、舌で舐め回し始めた時、先程よりも強いおかしな感覚が胸から生じたからだ。
「はぁん!ひゃあ…ひぅんっ!ご、ごしゅじんさま…まだ、終わりませんか…?」
私は感じたことのない不思議な感覚に耐えながら、ご主人様に問いかける。
するとご主人様は口にしていない方の胸を手で掴み、反対側の乳頭も触り始めた。
「ちゅう…じゅる…まだだよ。それに、この後はこっち側の乳首もまた味見しないとね。」
「はぁう…ひぅんっ!そ、そんな…」
ご主人様は再び私の乳頭を触り、舐め始めた。時に摘まれ、時に舐められ、時に甘噛みされ。
ご主人様が満足される頃、私はもう息も絶え絶えになってしまった。
真っ赤になって荒い息を繰り返す私に、ご主人様は容赦なく次のお願いを要求した。
「じゃ、次はパンツを脱いでおまんこ見せて?」