可愛がって 作:蜘蛛
優しくていつもニコニコしてる可愛い感じのシャルはいないんです。
すみません。
朝日が眩しくて目を覚ました。目の前にはフィンクスの寝顔。裸で抱き合ったまま寝ちゃったんだっけ。フィンクスを起こさないようにゆっくり起き上がると下半身にドロリと生温かい感触がした。フィンクスがあたしの中に出した液体が流れ出てきたんだ。太腿あたりは少しカピカピになっていて、とても気持ち悪い。フィンクスの部屋に付いている風呂場でシャワーを浴びることにした。
シャワーを浴び終えるとフィンクスが起きていて、上半身だけ裸でベッドに座ってタバコを吸っていた。フィンクスがタバコを吸っている姿、かっこよくて好きだなあ。
「おう、フォー。俺はもう自宅に戻るが、フォーはまだココにいんのか?」
「うん、暇だからしばらくホームにいようかな。」
タバコの火を消したフィンクスがあたしに近付いて来た。顎を掴まれ上を向かされる。
「俺と来ねえのか?」
「どうして?」
「そのほうが毎日ヤれんだろ。」
フィンクスが貪るようにあたしにキスをしてきた。
「んむ、…ふ、ぅ、はあ。」
でも、あたしは別に毎日フィンクスとシたいとは思っていないから、少しだけ力を入れて彼の両腕を掴んだ。
「んだよ、つれねえな。」
「その気になったら行くから、今日はもう行くね。」
そう言ってフィンクスの部屋をあとにした。
「フォーおはよ、昨晩はお楽しみだったみたいだね。」
あたしが自分の部屋に入る寸前、後ろからニコニコとしているシャルナークに呼び止められた。
「シャル、おはよう。別に、そんなんじゃないよ?」
「そっか。ねえ、フォー。今晩オレの部屋に来てよ。いつもの忘れないでね。」
ウィンクをして去って行ったシャルナークを見送って、部屋に入ってもう一睡することにした。昨晩、フィンクス以外にもう一人いると思ってたけど、シャルナークだったのか。
夜、あたしはシャルナークの部屋を訪れていた。扉を二度ノックすると中からどうぞと聞こえたので中に入る。机の上に置かれたパソコンの画面にかじりついて、あたしのことは見向きもしない。いつものことなんだけど。
「フォー、今手が離せないんだ。こっち来てよ。」
言われてシャルナークが座る椅子の横に移動する。既にあたしの顔は紅潮しており、下半身もむず痒くなっている。
「あれ、してきた?」
あたしは無言で後ろを向いてワンピースの裾をたくし上げる。あ、やっとこっち向いてくれた。
「あははは。下着もつけないでこんなの付けて、フォーってば変態みたいだよ。」
そう言ってあたしのお尻の中心に刺さるアナルビーズの輪っか部分を押したり引いたりして来た。
「んんんっ、はあ、ああ!」
「なんか垂れて来てるよ。淫乱だなあ。オレまだ資料作りしなきゃだから、これ舐めて自分で触っててよ。」
シャルナークは既にそそり立つ自身を出して画面に向き直った。あたしは言われた通りにそれを口に含む。指では疼いて仕方ない下半身を自分で慰める。シャルが言っていた通り本当にもう既にそこは濡れてぐしょぐしょになっていた。
「ふ、んむ、ふ、ぅ、んむぅ。」
先端を優しく舐めたり、時にはいきなり喉奥まで貪ったり、裏筋を舐め上げたり。上からも下からも音を立てて男性が喜ぶであろう行為を続けるが、シャルナークがキーボードをカタカタと打ち付ける音が聞こえるばかりで、その主の声は一切聞こえてこない。しかし、口の中でどんどんと大きく硬くなる彼のモノから、限界が近いことが予想された。すると、キーボードから手を離しあたしの頭を撫でた。
「そろそろ出すよ。まだ飲み込んじゃダメだからね。っ!」
急に口の中に熱いものが溢れ出て来て、驚いて口を離しそうになったけど、頭を押さえられてすべてを受け入れるしかなかった。同時に指で慰めていた下半身も達して、あたしの指を締め上げた。
「はい、口開けて見せて?」
シャルナークの綺麗な緑色の瞳に見つめられて、あたしは口の中のまだ熱のある液体を見せ付ける。口の端から垂れた分は両手で零さないように掬い上げる。
「あははは。その顔すげーエロいよ。すげー可愛い。もう飲み込んでいいよ。その手に零れたのもね。」
ゴクンと喉を鳴らして飲み込み、両手に零れたものを舐め上げる。濃い味にむせ返りそうになった。それを見たシャルナークは立ち上がり、着ているものを脱ぎながらベッドへ向かい横になり携帯電話をいじりはじめた。
「フォー、オレの身体舐めてね。」
ピピピと携帯の電子音を響かせる彼に命令される。あたしは彼の程よく筋肉のついた身体に覆い被さって、ゆっくりと、首筋、耳たぶ、耳の中、胸、脇腹など、丹念に舐め上げた。その最中も無言で携帯ばかり眺めている。部屋には携帯を操作する電子音と、舐める時になる水音だけが響いている。あたしは我慢出来なくなってシャルの唇にも舌を這わせようとしたけど、彼の腕によって阻止された。
「前にも言ったじゃん、オレのを飲んだ口とはキスしたくないってさ。」
「っ!ああん!」
携帯を持っていた方の手で器用にアナルビーズの輪っかに指をかけて、また押したり引いたりされる。
「我慢出来ないなら、こっちの相手してあげるよ。」
「やっ、ダメぇ!お尻ぃ、ダメぇ…!」
ニコニコといつもの表情のシャルナークにされるがまま、あたしは急な刺激に身体中に電撃が走る。
「ほら、こっちにお尻向けて、フォーはオレの舐めてね。」
69の態勢にさせられ、アナルビーズで弄ばれる。あたしは声を漏らしながらも、再びシャルナークを口に含む。少しずつ彼は猛ってきた。
「っ!?ん、ああぁぁあ!!!はあっ、ああ!!」
急に彼はアナルビーズを強く押し付けたかと思うと、次の瞬間には勢いよく引き抜いた。突然の強すぎる刺激に、彼のモノから口を離し背中をのけぞらせて叫び声をあげてしまった。ビクビクと身体を震わせ急に力が抜け彼の上になだれかかる。でも、まだ彼は止まらない。あたしの開ききっている後ろの穴に指を二本、三本と入れてかき回してくる。
「うっああ!ふわあ、あああ!」
力が入らなくて、腰だけが無様に痙攣する。
「もうじゅうぶんほぐれたねー。」
すると、散々弄ばれ熱を持った後ろの穴に、ドロリと冷たい液体をかけられた。入念に周りから中まで塗りたくられる。シャルナークはするりとあたしの下から抜け出し、腰を抱えて、既に立ち上がっている彼の熱いモノをあたしの本来ソレを受け入れる場所ではない穴に当てがってくる。
「力抜いて、息吐いててねー。」
きっと、今も彼はいつもと変わらない表情であたしの背中を見ているんだろうな。なんて考えていると、ミシミシと肉壁をこじ開けながらあたしの中に入り込んできた。
「んんっ、ん、ぉ、あああ…!」
「きっつー。でもこっちのほうがすっごい気持ちいい。」
昨日、フィンクスに貫かれた感覚とはまた全然違っていて、この痛みに似た快感が全身を襲う。
少しずつ腰を振ってきて、まだ馴染まないあたしの中が抉られそうな感覚がする。
「んんっ、ふっ、はっ、あっ!」
少し腰を打ち付けられるだけでも、全ての空気が身体から吐き出される感じがして、すごく苦しい。気付くとあたしの顔は涙とヨダレでぐしゃぐしゃだった。
「なんか馴染んだら緩くなってきたよ。もっと締めてよ。」
そう言って後ろからあたしの胸の先端をぎゅっと抓られた。それに堪らず身体がビクリと反応してしまう。
「ああ!もうっ、も、ぅ、ダメぇ!」
涙ながらに訴えても、腰を振るスピードは速さを増すばかり。あたしの下半身はすっかり緩んでしまって、腰を打ち付けられるのに合わせてピュッピュッと潮を吹いていた。
「あーあ、ベッド汚れちゃうじゃんか。」
そう言うわりに彼の腰は止まらない。あたしの中にある彼のモノが、熱く硬く、そして大きくなっているのが分かった。
「ひっ、ひぃぃっ!ああ!シャル!シャルゥゥ!」
「フォー、っ、イく、よ!」
中にシャルナークが吐き出され、その熱で火傷しそうな気持ちになり頭が真っ白になった。
「ねえ、フォー、早く片付けてよ。」
気がつくと、彼はもうあたしの中にはいなくて、吐き出された液体が逆流してきている。差し出されたティッシュの箱を受け取って後始末をし、先に横になって携帯をいじる彼の隣に、背中合わせに横になった。
ピピピと、携帯の電子音だけが聞こえてくる。
ねえ?シャルナーク。黙って順従にあなたに従っているあたしのことが好きなんでしょう?淡白な態度を取られても文句ひとつ言わずにいる面倒くさくない女が好きなんでしょう?
分かってるよ、分かっててやってるんだよ。
だって、そのほうが気持ち良くなれるもんね。
あたしもね、シャルにお尻を執拗に調教されるのが好き。いつものニコニコとした笑顔で命令されるのが好き。普段は携帯やパソコンの画面ばかり見ているその綺麗な緑色の瞳の中に、涙とヨダレでぐしゃぐしゃになったあたしを映すシャルが大好き。
「ねえ、フォー、まだ部屋に戻らないの?オレ明日自宅に戻るつもりだから、早く寝たいんだけど。」
少しもこちらを振り向かないで彼は言う。その間もずっと携帯を操作する電子音だけは鳴り続けている。
「もう行くよ。シャルおやすみ。」
「うん、おやすみー。」
あたしも彼の方は見ないでベッドから降りた。
「フォー。」
「?な…っ!?」
呼ばれて振り向くと、起き上がったシャルナークに腕を引かれて、唇に軽くキスをされた。
「オレの言うこと聞いたご褒美ね。」
すぐ彼は携帯に目を落としたから、あたしは何も言わずに部屋を出た。
そういうとこも、好きだよ。
淡白シャル。
シャルナークとの行為が濃厚だからフィンクスの文がすごく薄い気がするので、修正しよう、そうしよう。