可愛がって 作:蜘蛛
ちょっとだけ流血あります。ちょっとだけ。
そして痛そう。
シャルナークとの行為で疲弊した身体を抱きしめながら自室へと向かう。下着もせずに薄い生地のワンピースしか纏わない肌は、寒いからなのか鳥肌になっていた。すると、廊下の角から音もなく現れた影にビクリと肩がはねた。
「フェイ、いつココに帰って来たの?」
「ついさきね。フォルテ、シャルと楽しいことしてたね。」
フェイタンのいつもは冷たく切れ長の目が、ニヤリと三日月型に歪んだ。ああ、最悪のタイミングだ…。
「別に、あたしもう眠いから部屋行くよ?おやすっ!?」
フェイタンから逃げるように部屋へ移動しようとしたが腕を引かれて、いつもはマスクで隠されている小さな唇があたしの唇を噛むように犯す。舌が捻じ込まれ口内を舐め回される。急だったから、息も吸うことが出来なくて苦しい。
「ふ、んむ、ん、ぷはっ。」
「ハハ、シャルの味がするよ。ちょと苦いね。」
いい玩具を見つけたとでも言うように、楽しそうに黒い笑みを浮かべるフェイタン。
「ワタシの部屋行くよ。」
小さい手があたしの腕を掴む。見かけによらず強い力で掴まれている腕には、きっと痕がつくだろう。暗い廊下を進みフェイタンの自室を通り過ぎ、その奥にある拷問部屋の扉を開くと、あたしの腕を掴む手に力が込められて、部屋の床へと叩きつけられた。
「っ!痛っ!やめてよ!」
冷たく硬い床に叩きつけられて、あまりの痛みに大声が出てしまった。フェイタンの冷たく鋭い瞳があたしを貫く。無言でそばまでくると、目にも止まらない速さで頬を殴られて、軽く2mほど飛ばされる。
「キャアッ!」
「大きな声出さないよ。今からワタシ、フォルテの主人ね。大人しく言うこと聞くよ。」
そう言ってあたしはフェイタンに首輪を付けられた。首輪に繋がる鎖をジャラジャラと引っ張るフェイタンはソファに腰掛け、あたしはその前に跪く。
「正直に言うね。シャルとはどんなことしたか?」
「別に、なにもっ、がはっ!?」
反抗的な態度を取るあたしの腹を、フェイタンが遠慮なく蹴り上げた。あたしだってクモの団員だから、これくらいなんてことないけど、痛いものは痛い。むせ返り肩で息をしながらフェイタンを睨みつけた。
「なんね、その態度。自分の立場分からないようね。」
フェイタンは立ち上がりあたしの首を締め上げた。
「んっ、が、あっ、はっ…!」
苦しくて目の前がチカチカする。たまらず首を絞めるフェイタンの手を引っ掻いた。するとまた強く床に叩きつけられる。
「チッ、手も拘束されないと分からないか。いじめ甲斐があるよ。」
舌打ちして忌々しそうに言うものの、その目は嬉しそうに弧を描いている。あたしはまだ息が整っていなくて、気が付いたら両手を背中側に拘束されていた。
「あ、これはいらないね、邪魔よ。」
そう言うと、近くにあったナイフであたしの服を切って破り捨てた。一糸纏わぬ姿で、フェイタンの目の前にヘタリと座る。
「言え、シャルと何してた。」
「……シャルに呼ばれて部屋に行って、…シャルのを舐めるように言われて。口に出されたものをシャルに見せ付けて飲み込んで…。それからシャルの身体中舐めて、…それから、お尻を、犯されました。」
羞恥心や屈辱から涙が溢れてくる。フェイタンが嬉しそうに笑った。
「ハハ、お前、尻にも咥えるか。淫乱女。」
フェイタンは立ち上がり、あたしの手の拘束を解くと、コップに水と、薬品棚からピンク色のボトルを持って来て水に混ぜあたしに差し出した。
「全部飲め。」
言われた通りに全て飲み干す。
「薬効き始めるまで、まず主人にご奉仕するよ。」
あたしは涙で濡れた顔で頷きフェイのズボンのファスナーに手をかける。既に大きくなった彼の先端を舌でチロチロと舐める。すると鼻を摘まれ、息をしようと口を開けた瞬間に、喉奥まで彼のモノを突っ込まれた。
「お前ご奉仕も分からないか。こうやて、奥まで咥えるね。歯立てたら爪剥ぐよ。」
両手で髪の毛を鷲掴みにされ、喉奥まで突っ込まれると、苦しくて喉が収縮している。フェイタンはそれを楽しんでいるのだと分かる。鷲掴みされた髪の毛は頭皮が引きちぎれそうになって痛いし、出しては突っ込まれ留まるを繰り返す彼のモノに息が出来なくて苦しい。目からは涙が溢れ、口の端からはヨダレが垂れ、鼻水も止まらず、あたしの顔はそれはもう無様だった。それを見るフェイタンは満足そうに口角を上げている。こんな状況なのに、あたしの身体はなぜか歓びを感じて熱くなってきていた。
「んっ、ぐっ、ぉぇ、がっ。」
「そろそろ薬の効くころね。一度出すよ。」
そう言うと、彼はあたしの喉奥で果てた。解放され出された液体と共に胃の中のものが逆流しそうになったが、飲み込まないときっとまた痛いことをされるという恐怖心から、嘔吐感を必死に耐えてすべてを飲み込んだ。
「ほら、立て。」
ジャラジャラと鎖を引っ張られて今度は拘束椅子に座らされた。脚は大きく広げられた状態で、腕は頭の上でそれぞれ拘束される。
「フェイ、やだよ、こんな格好…。」
「フェイ?ワタシお前の主人言たね。」
「…はい、ご主人様…。」
「お前の好きな尻にこれ、ぶ込んでやるよ。」
楽しそうに言って取り出したのは、男の形を模した玩具だった。フィンクスやシャルナーク、フェイタンのモノより大きく太いソレは、所々にボツボツとイボまで付いている。
「そっ、そんな大きいの無理っ、ん!がは!」
勢い良く口の中にソレを突っ込まれた。
「無理?ワタシ命令してるよ。主人の命令は絶対。」
喉奥で粘り気のある唾液を充分に絡ませると、それをあたしのお尻の穴に当てがってきた。
「やだっ!やっ、あっ、ヒィィァァァアガアァッ!!!」
ミチミチとゆっくり侵入してきたかと思うと、一気に奥まで挿入され、血が滴ってきた。
「ハハ、さすがに、さきやて慣れてても、これだけ太いと血が出るね。」
「はぁ、はぁ、っ、はっ、あっ。」
肩で息をしながら、何とか痛みを逃がそうと、腰をゆるゆると動かす。それを見たフェイタンはニヤリと笑った。
「ハハハ、まだ足りないか淫乱。それじゃ、これクリに当ててやるよ。」
言うが早いか、電マを取り出した。突然機械的な振動音が鳴り響き、それをあたしの大きく腫れて膨れている陰核へと当てがう。瞬間、身体が大きく跳ね、驚くほどの強い刺激に一瞬意識が飛んでしまった。が、それでも続く刺激にあたしの意識は戻ってくる。
「ヒィィッ、アアッ、アアアアァア!!!」
薬のせいか簡単に絶頂を迎え、悲鳴のような嬌声をあげる。それでも振動は止まることなく、あたしの一番敏感なところをずっと攻め立てる。お尻の玩具もフェイタンの手でずっと押さえつけられていて、中まで響いているような感覚に、痛みも忘れてしまう。
「ヒィッ、んあっ、アアアッ!」
先程のシャルナークとの行為のせいで、身体も完全に緩み切っていた為、我慢することも出来ずに盛大に潮を吹く。
「お前、本当にいい声で鳴くね。お前の声、好きよ。」
突然の飴と鞭。好き、その言葉に頭の中が真っ白になって、涙がボタボタと溢れてきた。強い刺激に耐えながら言葉を紡ぐ。
「フェ…っ、ご主人、さまぁ、あっ、ひっ、お願、い、ですっ。ご主人様っのっ、アアッ、欲しいっ、ですぅぅっ!」
「ハハハ、言えたご褒美よ。」
フェイタンは冷たく微笑み、電マを止め腕の拘束を解いた。
「これ、自分で押さえてるよ。抜いたら、分かてるね。」
「…はい、ご主人様っあっアアッ!」
勢い良く貫かれ、今日何度目かも分からない絶頂があたしを襲った。
「ハハ、入れただけでイたか、淫乱。」
「アァアア!ヤッ、アッ!」
何度も何度も、腰を打ち付けられ、お尻に刺さった玩具と中で擦れ合う。熱くて熱くて、頭までふやけてしまいそう。
「もと中締めるよ。」
そう言うと右手で陰核を、左手で胸の先端を強く抓った。
「キャアアアッ!ヒィッ!アアッ!」
「いいよ、もと鳴け、鳴け。」
身体中熱くて、意識も朦朧としてて、これ以上我慢出来ない。
「フェイっ、フェ…イっ!アアッ、イ、くぅ!イっちゃうぅ!」
「ああ、フォルテ、ワタシも、出すよ、っ!」
自分の体温なのか、フェイタンの吐き出した熱なのか、それも分からないくらい全身が燃えるように熱くて、あたしは意識を手放した。
ふと目を覚ますと、そこは見慣れた自分の部屋のベッドの上だった。下着はつけていなかったけど、いつもの黒い長いワンピースを身につけていた。フェイが部屋まで運んで、服まで着せてくれたのかな?なんだかんだ言っても、フェイはお気に入りの団員には甘い。そのうちの一人になっているんだなと思うと、なんだか嬉しくて笑いが零れた。
水分が足りないせいか頭がボーッとする。備え付けの冷蔵庫からペットボトルを取り出して一気に飲み干す。汗で身体がベタついて気持ち悪い。服を脱いで風呂場へ向かった。
風呂場の鏡で自身を写すと、身体中に痣があった。気付かぬうちにあちこち痛めつけられてたんだな。
熱いシャワーを浴びながら背の小さい拷問好きの彼を思う。
ねえ?フェイタン。あたしが生意気に反抗したり大声出したところを痛めつけるのが好きでしょう?痛めつけられて怯えたあたしを犯すのが好きなんでしょう?
分かってるよ。分かっててやってるんだよ。
だって、そのほうが気持ち良くなれるもんね。
あたしもね、フェイに拘束されたり、痛めつけられたり、玩具で激しく弄ばれたりするのが好き。最後だけ少しだけ優しさを覗かせてくれるのも好き。鋭くて冷たいその切れ長の瞳で蔑むようにあたしを見つめてくるフェイが大好き。
フィンクス、シャルナーク、フェイタン。あたしの大好きな貴方達。
もっと、あたしを貴方達なりのヤリ方で可愛がって?
フィンクスみたいに大事そうに、でも激しくする人も、
シャルナークみたいに、ただただ淡白で性だけを求める人も、
フェイタンみたいに、加虐趣味な人も、
いるんだよねぇ。意味深
でも、フェイまだちょっと足りないなあって思う。もっと、こう、酷いことしそうだよね。それを描く文才も発想力もないのだけど。