パワポケアブノーマルss集 作:艶 紫苑
金的だったり、ハサミをとりだして去勢を迫ってみたり、主人公に貞操帯を装着したりと、バイオレンスな表現がありますのでご注意ください。
「キャプテン、お疲れ様。……マッサージしてあげる」
「いつもありがとう」
「どういたしまして。……すごい、パンパンになってる!」
ハードな練習だったからね、なんて笑いながら答える。
いつのことだっただろう。これは過去の話。
そんなに前の話でもないのだが、いまとなっては遠い昔のように思える。
「あら? どうしてこんなに固くなってるのかしら?」
「そ、それは……」
マネージャーの足が股座をぐりぐりと踏みにじっていた。
足拭きマットにされてしまったような屈辱感を味わいながら、どうしてこんなことになったのか、少年は考える。
宇宙人がやってきたから。
もっと正確に言えば、その宇宙人とともにやってきた旗の形をした宇宙生物が、少女の頭に寄生しているから。
冷静に考えれば答えは単純だが、はいそうですかと受け入れられるものではない。
――数分前
男たちが地面に横たわっていた。皆、股間を押さえ、ぴくぴくと痙攣している。
「残るは一人ね」
ポニーテールの少女が笑った。
彼女の頭には旗が刺さっている。
それと同じデザインの旗……正確には旗の形をした寄生生物を取り出した。
視線の先には、一人の少年が腰を抜かしている。
「ハタを立てられるって、とってもキモチのいいことなのよ」
と、ねっとりとした猫なで声で迫ってくる。
「待ってくれ、ユイ、実は……」
教授に改造され、ハタを立てられると爆発してしまう体にされたことを、さりげなく距離をとりながら説明した。
「本当に?」
「本当だ。信じてくれ」
少女は片眉をあげ、思案の表情、
「そう……。ハタも立てられない醜い男は、こうするしかないわね」
きゅっと口の端をつりあげた。
ポニーテールがゆらりと虚空を掃く。
ソックスはいたみずみずしい足がはねあがる。
スカートがふわりと舞い上げられた。
黒、意外。そんなことを思う間もなく、
「うわっ……」
反射的に身を引いた少年の目前、一瞬前まで少年の頭があった位置を、学校の指定靴をはいた足が正確に打ち抜いた。
回し蹴りを空振りさせた少女は、背を向けている。
ここぞとばかりに接近した。
「ユイ、……話を……」
「近寄らないで!」
野球で鍛えた脚の間を、みずみずしいものに擦りあげられた。
背中を向けたまま振り上げられた少女の足。
「うおぉっ……」
後ろ蹴りを股間に食らい、少年はうずくまる。
肩越しにその様子を見、ゆるりと反転した少女は首をかしげた。
「あら、その程度で済むなんて、ちょっと外しちゃったかしら。次こそ、よーくねらってぇ……」
「待ってくれ……」
「問答無用!」
「ぐおおっ!」
綺麗に金的を決められ、世界が静止したかのような錯覚に襲われる。
一瞬遅れて濁流のように押し寄せる痛みに少年は地面を転がり回った。
もう何が何だかわからないほど痛みで、吐き気すら感じた。
「ハタを立てられないクズの上、醜い男だなんて終わってるわ。キンタマ踏み潰して、尊みあふれる女の子に変えてあげる。どう? 嬉しいでしょ?」
悶えながらも、なんとか起き上がりかけている少年の背後に少女が回り込んでいた。
靴をはいた足で股間を蹴りあげる。
「うおおおっ!」
「うーん、ちょっと強く入りすぎちゃったわね。靴を履いてると加減が難しいわ。あっさり気絶されてもつまらないし脱いじゃおうかな……。」
のたうちまわる少年を楽しそうに見下ろして、少女はぽいっと靴を脱ぎ捨てた。
「頼むから、いつものユイに戻ってくれ」
「いつもの? 奴隷みたいにコキ使われてた私に戻れって言うの? そんなのまっぴらごめんだわ」
「へ……?」
「あたしは宇宙人様のおかげで目が覚めたの。野球部のマネージャーも辞めるわ。あんたたち男のサポートなんて、もううんざり」
怨嗟のこもった声に呆然とした。
「さて、それじゃ始めましょうか。キンタマを踏み潰して、女の子に……」
「それだけは勘弁してくれ!」
「……嫌なの? 困ったわね。いくら考えてもその方法しか浮かばないんだけど」
「そんな……」
「踏み潰されるのが嫌なら、こんなのはどう?」
どこからともなくハサミを取り出した。
「待て……それって、踏み潰すよりひどくないか……」
「そお? ぱつんぱつんって切っちゃえば、おしまいなんだから楽じゃない?」
「そんなわけないだろ!」
「ワガママ言わないの」
ハサミを手にした少女がゆらりと近づいてくる。
頭の旗に目がいく。
あれに寄生されているせいで、彼女はおかしくなっている。
おかしくなっているのではなく抑圧されていた本性が表に出ただけ、という意見もあった。
しかし、世話やきの優しいマネージャーがこんな本性を隠していたとは信じたくない。
「ちんちんってわかる? 壁にもたれて、その格好になって」
「はあ……?」
「ほら、早く。ちんちん」
飼い犬に向けるような笑顔。
たが、ハサミを持った状態で、そんな笑顔を浮かべる彼女に恐怖を感じ、少年は後ずさった。
壁にぶつかる。腰が抜けたようにずるずるとへたりこんでしまった。
「あたしの言うことが聞けないの?」
「わ、わかったよ……」
仕方なしに両手両足を開き、無防備な格好に。
「よくできたわね、偉い偉い」
少女が足をあげる。下着が見えた、などと喜ぶ間もなく股間を踏まれてしまう。
「うぐっ……」
「あら、そんな怖がらなくても大丈夫よ。まだ、踏み潰したりしないから」
少女の足裏が少年の股間を撫でた。
円を描くような動きで、全体を撫でる。一旦足を離すのかと思いきや、爪先が陰嚢に押し当てられた。
「どうするつもりだ……」
爪先が袋をひしゃげさせ、睾丸をぐにっと追いつめた。
これ以上、力をこめられたら痛みが走る。そんなぎりぎりのところで爪先がとまった。
「一応、聞いてあげようかな」
嗜虐的な笑み。嫌な予感がする。
「去勢手術、受けるか受けないか、どっちがいい?」
「へ?」いきなりすぎて、思考が固まる。
「わかんない? じゃあ、もっとわかりやすく言ってあげるね。この醜いちんぽ、切り落とすのと、切り落とさないの、どっちがいいかって聞いてんのよ!」
「うおっ!」
爪先で睾丸をぐりっと押し込まれ、情けない声が口から押し出された。
「早く答えなさいよ。潰しちゃうわよ」
「うはっ……ぐおっ……やめろっ、ユイ! 去勢なんて嫌に決まってるだろ!」
ぐにゅっぐにゅっと踏みにじられる。
あまりの痛みに暴れまわる。
が、急所に爪先を突き付けられている恐怖で、動きは抑制されてしまう。
「ふうん、そう。嫌なんだ。じゃあ、やろっか?」
「はあ? なんで……」
「あんたたち男って嫌よ嫌よも好きのうち~、なんて、ふざけたことを言うでしょ? だから、それは間違いだって、体に直接教えてあげようかなと思って」
「俺はそんなの言ったことないし……」
「知らないわよ、そんなの。男なんだから将来言うでしょ。口答えしないで」
「言わない!」
「どうだか。信用できないわ。」
「うぐっ……」
こんな状況なのに、睾丸を微妙な強さで刺激されると情けなく反応してしまう。
暴走する少女に急所を踏み抜かれてしまいそうな恐怖で背筋がぞくぞくとする。
ソックスに包まれた柔らかな足に体重をかけられ、情けなくのけぞった。
「ぐ……。」
少年の苦悶の表情を見て、少女は口惜しそうな顔になる。
「ああ、そっか。どうしようかな。切り落としちゃったら、そのあと、ここに攻撃してもあんまり痛くなくなっちゃうわよね」
「どういう意味だ……?」
「あたしのキックでキンタマ潰されて、のたうち回る男を見るのって、とっても楽しいのよ。いまみたいに踏みにじってやるのもいいわね。苦しそうな顔を見てると胸がすうっとするわ。こんな醜いもの、一刻も早く切り落としちゃいたいけど……」
爪先で袋の部分をちょいちょいとつついた。「切り落としちゃうと、痛みにのたうちまわるなっさけない姿が見れなくなっちゃうってことよねぇ……悩みどころだわ」
少女の足裏が、裏筋をさすり、睾丸を転がし、少年をもてあそぶ。
「く……うぅっ……」
思案に暮れる少女に股間を微妙な加減でぐにぐにと押し揉まれ、少年の口からうめき声がもれる。
(これ……ちょっとやばいな……)
痛みではない、別の感覚がじわじわと広がり始めていた。
「あら? どうしてこんなに固くなってるのかしら?」
「そ、それは……」
純真だった少女の顔に、ネズミをいたぶるネコのような嗜虐的な笑みが浮かんでいる。
首をかしげて、少年をのぞきこむ。
「どうしたの? まさか気持ちいい、なんて言わないわよね」
「そ、そんなわけないだろ……」
「ふうん、そう?」
足を器用に動かして、陰嚢を押し揉む。潰されるのではないかという恐怖と、痛みの一歩手前の奇妙な感覚がぞくぞくと背筋を駆けあがる。
「うわっ……」
「気持ちいいんでしょ?」
「違うって……潰されそうで怖いんだ……だから……」
「潰されそうで、ドキドキして、そのスリルが気持ちいいってこと?」
「違っ……うぅっ……」
にやにやと笑う少女の足裏が少年の股間を撫で上げた。
彼女の足の下で、陰茎がむくむくと首をもたげかけている。
その感覚が伝わったのか、少女の笑みがさらに深まった。
「やっぱり気持ちいいんだ」
「違う……それは……」
「素直に認めなさいよ。嘘ついたって全部分かるんだからね。あたしの足の下でびくびくってしてる」
半勃ちの陰茎を蹂躙する滑らかな足裏にぐっと体重がかけられる。少年は思わずのけぞった。
「うわ……」
「ほら、チンポは正直。これ以上、嘘をつくつもりなら……」
足が少年の股間をたどる。固くなり始めた竿を足指が撫でたかと思うと、持ち上がり、踵が陰嚢に押し当てられた。
もし体重をかけて潰されたら泡を吹くほどの激痛に襲われるはめになる。
少年は恐怖に息をつめた。
生殺与奪権は完全に少女が握っている。
「気持ちいい、です……」
少年は惨めな気持ちで声を絞り出した。
今は嘘でもこう答えるしかない。
少女の笑みに嘲る色が加わった。
「ふぅん。そうなんだ。やっぱり?」
「だから、その足をどかしてくれ……」
そこまで言った瞬間、股間に体重をかけられる。
微妙な加減で痛みはないが、痛みすれすれの電流に似たものがこみあげ背筋が冷える。
「なんで? 気持ちいいんでしょ? 大事なところ踏まれてるのに気持ちよくなっちゃったんでしょ? どかす必要なんてある?」
「そ、それは……」思わず否定しかけたが、少女の小悪魔的な笑みに恐怖を覚え、頷かざるを得なくなる。
「ほら、足が汗で蒸れてるの、分かる?」
そう言われると、ズボン越しなのに、じわりと湿り気のようなものを感じるような気がして少年は生唾をのんだ。
「自分で言うのもなんだけど、汗まみれのきったない足でこんなことされてるのに、大きくしちゃうなんてねぇ……ああ、そっかあ、チンコの方が汚いし、あたしの汗なんてあまり気にならないのかなあ? むしろ、ご褒美みたいな感じ?」
一人合点して、少女はふふっと笑った。
「男ってバカねぇ。こんなのが気持ちいいなんて。男があんたみたいなのばっかりだったら、蹴落とすのは簡単そうね」
ぐっと体重をかけられた。踏む足の向きを変え、力加減を変え、顔をのぞきこむ。
爪先で、足指で、足の前面で、土踏まずで、踵で、股間を刺激される。
反応を見ながら、どの部分をどれだけの体重をかけて踏むのが良いか擦るのがいいか探っているのだろう。
「ここがいいの? それとも、ここ? ふふっ、チンコがどんどん固くなってるんだけど、どういうこと? あんたの口から説明してよ」
実験動物になったような気分だった。
「擦られて、気持ちいい、です……」
「へえ、足の裏でチンポごしごしされるのがいいんだ。どうしようもない変態ね」
少年は唇を噛んだ。反抗したいが、その瞬間少女から制裁を加えられそうで、それもできない。
「強さはどう? 動きを激しくすると、あんたの反応もすごくなるけど。もっと強くしてもいいのかしら?」
「あ……」
「返事」拒絶の意思を見せかけたところで、ぐりっと押し込まれる。肯定以外はゆるされないらしい。
「は、はい。もっと強く、してください…」
少女の問いかけに惨めに答えるばかり。
口答えしようにも、自己主張の激しい愚息が少女の足の下で人質となっているため、どうしても弱気になってしまう。
「あはは。はいはい、もっと強くね」
純情可憐だと思っていた少女が舌舐めずりするように小悪魔的な笑みを広げた。
宇宙生物に寄生されているせいだとわかっていても、呆然とせずにはいられない。
「あぐぅううっ!」
「こんななっさけない姿、るりかやリコに見られたらどうなるかなぁ」
「そ、それは……」
少年は青ざめる。
るりかは隣に住んでいる幼なじみだ。
仲もいい。こんな姿を見られたら、少し潔癖なところがある彼女には確実に嫌われてしまうだろう。
少女がなぜことさらにリコの名前を挙げたのか少年には分からなかったが、知らない仲ではない。同じクラスの少女だ。彼女に限らず、こんな屈辱的な姿を見られたくはない。
「オトコなんていう情けない生き物が主役面してる今の社会は間違ってるわ」
少女がぐっと体重をこめた。汗に蒸れる足裏に股間が踏みにじられる。ズボンにくしゃくしゃと皺ができた。
先走りの汁が滲みはしないかと、少年は心配になる。
「うっ……は……」
「あたしは宇宙人様にハタを立てていただいて目が覚めたのよ。あんたらみたいな役立たずのクズ男どもを蹴落として、踏み台にして、女中心の社会に変えてみせるわ。その第一歩として、あんたを晒し者にしてあげる」
「なんでそうなるんだよ!?」
「あんたを晒し者にすれば、るりかやリコも、さすがに目を覚ますでしょ?」
「さっきからなんでその二人なんだ……?」
「なんでって、その二人があんたのことを好きだからよ」
「へ?」
「あら、そんな間抜けな顔して。本当に知らなかったの? あたしはてっきり、知っててもてあそんでるんだと思ってたのに」
「いやいやいや! そんなひどいことするわけないだろ!」
必死に否定すると少女はきょとんとした顔になる。
「そう? まあ、察するのが苦手なオトコには、るりかの気持ちを汲み取るのは難しいかもしれないけど、リコはあんなに分かりやすいのに、それに気づけないなんて鈍感すぎじゃない?」
少女が皮肉抜きで心配するような顔でのぞきんできた。
身を乗り出されたせいで、急所に力がかかる。
「ぐはっ……」
「あんたに好意を持っている女の子、他にもいるのよ」
「えっ……?」
少女の言葉に淡い夢を見るが、股間に体重をかけられ、すぐに現実に引き戻される。
「比較的わかりやすいのが、その二人かな。私も実は…でも、もう幻滅しちゃった。あんたをまだ意識してるバカな子たちにも、あたしみたいに早く目を覚ましてもらわないと。いつまでも男なんていう、つまらない生き物に媚びてもらってちゃ困るのよ」
脅され無防備にくつろげていた両足首を掴まれ、足を引っ張られてしまった。
少女の足裏が股間にさらに強く押し当てられる。
「うおおっ、おおおおおっ……」
ぶるぶると股間に振動を送られ、思わずのけぞった。壁に思い切り頭をぶつけそうになる。
「どう? 気持ちいい? 気持ちいいのよねぇ? だって、チンポがもうバキバキになってるもの」
「違う……。それは……」
「何が違うのかしら。ついさっきは認めたのに、どういう心境の変化? 素直じゃなくなっちゃったわね」
晒し者にしてやると言われ、下手なことを口にすると破滅に直結しそうで恐ろしくなったのだ。
反撃に出ようと身を起こしかけた。まるでそのタイミングを読んでいたかのように、
「悪い子には、おしおきしなくちゃね」
「うっ……」
睾丸に足をのせられる。
喉元に刃を突き付けられている気分になった。
「次、妙な動きを見せたら、容赦はしないわ」
嗜虐的な笑みに何も言えなくなる。
以前の彼女ならばそんなことはしないだろうが、宇宙生物に寄生されている彼女ならきっと実行する。
実行した上で、泡を吹いて痙攣する様子を指差して、笑い転げそうで恐ろしい。
「あたしの言葉がちゃんと理解できたみたいね。いい子いい子。そのままおとなしくしててね」
少女は少年の左右の足を両脇に抱え直し引っ張った。
少年の体がずるずると移動する。壁にもたれる体勢から、床に仰向けに。
「何をする気だ……」
「何って、いいことよ」
両足首を脇に抱えられ、脚を開かされる。
野球部の練習で鍛えられた腿の間に、ソックスをはいた少女のみずみずしい足が入り込んだ。
足裏をぐっと少年の股間に当て、固くなっているものを踏みにじる。
「ふふっ、やっぱりガチガチ。女の子に踏まれて、気持ちよくなっちゃったんだ」
「ううっ……」
「ううっ、じゃなくて、気持ちいいの? 気持ちよくないの? どっち?」
「うわっ……!」
足裏が持ち上げられた。それを振り下ろされたら大変なことになる。少年は大慌てで口を開いた。
「き、気持ちいいよ……。あ……気持ちいいです……」
ぎろりと睨まれ、慌てて丁寧に言い直す。
惨めな気持ちで胸が締め付けられる。
「そう。踏まれて気持ちよくなるなんて恥ずかしくないの?」
「うわっ……ああっ……恥ずかしい、です……」
脅しのために持ち上げられていた足裏が戻ってくる。
股間をぐっと強めに押された。ぐりぐりと押し揉まれる。
「そうよねぇ。でも、これまで偉そうにしてたオトコにはお似合いの姿よ。これからは足拭きマットとして使ってあげる。普通はイヤでしょうけど、変態のあんたは嬉しくてたまらないでしょ?」
お礼、と、足蹴に感謝までするよう強要される。追い詰められた少年は繰り人形のように言葉を紡ぐ。
「うあっ……あっ、ありがとうございますっ、嬉しいですっ……」
「そ。じゃあ、もう飽きてきちゃったし、さっさとイっちゃいなさい」
「あっ……ああっ……」
あてがわれた足裏から振動を送り込まれ、少年はあえぐ。汗にしっとりと湿った足による的確なあんまに、もっといじめてくださいと言わんばかりに一物がぴんと張りつめ、踏みにじられる屈辱を快感に変換してしまう。
びりびりと広がる甘い痺れに、腰まわりの感覚がうつろになり、ひとりでにぐっとせり上がった。
「自分から腰を押しつけて。もしかして、もっと強く踏んで欲しいのかしら。気持ちの悪い足拭きマットねえ」
「ぐあっ……ああっ……」
股間に送られる振動が強くなり、少年は体を強ばらせた。
「さっさといけ、変態」
あんまを始められる前から散々弄ばれ、先走り汁すら垂らしていた少年は、あっさりと絶頂に追い込まれる。
頭の中が真っ白になった。
「うはぁ……あぁっ……」
こらえる暇もなく、少女の足の下で、びゅるびゅると白濁液を吐き出してしまった。
少年のズボンと少女の靴下越し。
しかし少女は目を丸くした。
勢いか、熱か、表情か、はたまた女の勘か、どれで察知されたのか分からないが、とにかく射精したとばれてしまったらしい。
「え……もう?」
「ううっ……」
「あはっ……うそ。いけとは言ったけどまさか本当にイッちゃうなんて……」
少年は消え入りたくなるような羞恥に襲われた。
あまりの恥ずかしさに下腹の奥がきゅっと切なくなる。
自らの精液で股間が濡れ、パンツがべったり貼り付く気持ち悪さが惨めさを増幅させた。
「野球以外はてんでダメなのね。おもらししちゃうなんて。みんなに言いふらしちゃおうかな」
「まっ、待ってくれ……」
「冗談よ」
あっさりと言われ、少年はほっと安堵した。
しかし、少女の言葉には続きがあった。
「言いふらすなんてケチくさいことはしないわ。疑う子もいるかもしれないからね。クラスの女の子を集めて、みんなの前で今のをやってあげる」
「え……」
「足で踏まれて、くっさい精液びゅーびゅー撒き散らすのを見たら、女の子はどう思うかしらね」
「そ、それは……」
「あんたのチンポを踏む役はリコにやらせようかしら。あの子なら面白そうって喜んでやりそうだし。チンポ踏まれて、気持ち悪い声で喘いで、バカみたいに射精する姿を見たら、るりかや、あんたを意識してる他の女の子たちも確実に目を覚ますでしょ」
クラスの女子全員の見守る中、股間に足を押し付けられ、醜態をさらす己の姿を想像して、少年はぞっとした。
意識している他の女の子たちというのは、鈍感な少年には誰のことだかわからないが、さっきの様な粗相を見られたら、千年の恋も冷めてしまうだろう。
「た、頼む……それだけは……他のことなら、なんでもするから……」
「え?なんでも? どうしよっかなー?」
小悪魔的な笑顔が満面にひろがった。
………
「しかし、困ったわね。足拭きマット兼ストレス解消用のおもちゃにしてあげようかと思ったのに、こんなに早くおもらしされたんじゃ使えそうにないわね。足がかえってイカ臭くなりそうだし。ストレス解消どころか、逆にイライラしそうで、どっちにもダメね。どうしようかな…やっぱり、切り落として――」
「それだけは……」
………
豪奢な内装の部屋。
ハタを立てていない男たちを何人も撃破した褒賞らしい。
「早くしなさい」
さしだされた足にそっと触れる。
「今日は宇宙人様に会いに行くの」
ムダ毛の処理をする。
自分のではない。
彼女のだ。
「きれいにしてね。」
大好きな人に見苦しい姿を見せたくないということらしい。
最初の時、俺はいいんですか、と聞き返すと、あんたなんかもう何とも思っていないからと返された。
あたしはなんとも思っていないけど、あんたが変な気を起こすといけないからと貞操帯をつけられてしまった。
服を着ることは許されず、身に着けているものはそれだけ。
みじめな気分で彼女の毛を処理する。
脚はもちろん、きわどいところまで。
首筋や胸元に赤いあざがあった。
きれいになった少女の体を見ても、貞操帯に邪魔されて勃起することすら許されない。
欲望が募っておかしくなってしまいそうだ。
性欲のおもむくまま行動した場合どうなってしまうのか。
殴る蹴るはもはや当然として、切り落とされてしまう可能性すら十分になる。
「上手になったわね。やればできるじゃない」
よしよしと頭を撫でられた。
粗相をするたびにひどい目にあわされているせいで、ほんの一瞬の優しさすらとても嬉しく感じる。
その感情がすぐに切なさに変わる。
彼女はこれから他のオスに抱かれに行くのだ。
「じゃあね、いってきます。あ、あれ洗っといてね。こっちにある靴下も。んー?いま自分で洗えよーとか思ったでしょ?」
「思ってない――思ってないですよ」
「じゃあその微妙な表情はなに?…ひょっとして靴下でこっそりオナニーするつもりだった?」
「しないですよ。したくてもできないでしょ」
「あ、そっか。じゃあ、ちゃんとお留守番できたら、それ外してオナニーさせてあげるね」
させてあげる、というより命令だ。
前回はいらなくなった靴下を片方は鼻に押しつけられ、もう片方は陰茎に巻き付けられて。
「臭いが染み込んじゃうよ?」などと彼女にげらげらと笑われ、写メや動画をたくさん撮られながら自慰を強要された。
「嬉しい?」
「はい……うれしいです」
「へぇ、嬉しいんだ。この変態」
嘲笑われてしまう。
――でも、こっちの方がマシなんだ
嬉しいかと笑顔で問いかけられて、嬉しいですと返さなければ折檻が待っている。
いまは出かける直前、時間もないのでたいしたものではないだろう。
だが、痛いのは嫌だ。
それにちゃんと従ってさえいれば、彼女は前みたいに優しい顔をのぞかせてくれる。
すっかり調教されてしまっているような気もするが、気にしてはいけない。