パワポケアブノーマルss集 作:艶 紫苑
それは衝撃的な動画だった。
三白眼の少女がむっと頬をふくらませ、おでこをつきだした上目遣いでこちらをにらみつけていた。
場所は公園。
ひざまずいた少女を撮影者が見下ろすアングル。
少女は襟が臙脂色のセーラー服、臙脂色のヒダスカートだった。
学校からの帰りだろうか。
「本当にやるの?こんな場所で…しかもなんか撮ってるし…」
画面が揺れる、撮影者がこくりとうなずいたような動き。
彼女は突きつけられた肉棒に手を添えた。少しためらってから、唇を開き男のものを飲み込んでいく。
大好物をよくばって頬張り大口になった子供みたいな美貌が下降して縮れ毛のむらに埋まった。
野外だから躊躇していただけなのか一度口をつけてからはスムーズだった。
潔癖そうなのに、小水や精液を出す場所を平気でくわえるギャップに衝撃を受ける。
――これ、まちがいなく木村だよな。なにやってるんだよ…
しょっぱなからわかっていることだったが、あまりに衝撃的な光景に彼女だとは信じられない。
頬をへこませ口をつきだし、鼻の下がびろんとのびた、ちょっと苦しそうな顔が上下に動く。
肉棒がちらりと見えたり、彼女の口のなかにのみこまれたりする隙間から、ずずずっじゅるじゅると卑猥な音が響いた。
――うわぁ、すっげえ顔。小言とか言われてもこの顔を思い出して変な気分になりそうだな…
そんなことを考えていると、彼女が口を離して幹の部分にキスをする。
れろーっと舐めあげたり、ボールにまでキスをしたり。
「短期間でうまくなったね。さすが覚えが早い」
彼女がボールをしゃぶり、バットをしごく。
撮影者――声からしてキャプテンだろう。彼が頭を撫でた。
「全然嬉しくないんだけど」
そう言いながらも頬が赤くなり、目尻がどこかとろんと下がって、普段のキツさが和らいでいた。
恥ずかしさを隠すかのように肉棒を口に含んだ。
「うおっ、今日は積極的だね」
「ぷはっ…あなたのせいよ。あむっ♥」
真ん丸にふくらまされ、めくりかえされる唇からじゅぶじゅぶと普段のすました彼女からは想像もできないハレンチな音が漏れ出る。
片手で幹の根元の方をしごき、もう片方の手でボールを優しくマッサージ。
ときおり彼をもっと深く味わおうとするかのように、うっとりと目を閉じて奉仕する彼女の様子から心酔の度合いがかなりのものだと見てとれる。
――くそっ、なんなんだよ、これ…。なんで木村がキャプテンのチンポをしゃぶってるんだよ…。
心の中で毒づきながらも本当はわかっていた。
彼女が野球部のマネージャーになったのだって彼に一目惚れし、少しでも近づきたかったから。
彼女が彼に振られたら、スーパーサブとして彼女を優しく慰めてやろう。あわよくば――なんて考えは塵と消えた。
二人の関係がすでにここまで進んでいるとは予想外だった。
「早くイッてよ」
「くっ、ダメだ。もっと冴花の口と手の感触を味わっていたい」
「早くしないと誰か来るかもしれないわよ…?」
「大丈夫。それに俺、誰かに見られてる方が――」
「変態発言は禁止」
「うおっ!」
ちゅっ。ずるる。
ぬちゅぬちゅぬちゅ。
「ううっ…ヤバい、出そうだ」
しばらくして、キャプテンが音をあげる。
彼女はというと肉棒をくわえたまま、ちらりとカメラの方を見た。
もう限界?とちょっと嘲笑うかのよう。早く出せと言ったかと思えばこの表情。年上の女性が年下の男を翻弄するような感じだ。
口奉仕による快感の蓄積か、妖艶な流し目にとどめをさされたのか、その両方か、キャプテンは限界を迎えた。
――うそだろ…口の中に出したのか…。
たっぷりと時間がたったあと肉棒が引き抜かれた。
彼女の口からどろっと白い液体が吐き出された。
「もうっ、出しすぎ…」
「たまってたからさ。ここのところ練習漬けでそういうことできなかったんだ」
「がんばってるものね。でも、だからってこれはどうかと思うわ。しかも口の中に」
てのひらの大量の白濁液を見せつける。
「ゴメンナサイ…」
「今日は特に濃いわね。ゼリーみたい」
「たまってたから…汚いから遊んじゃだめだ」
「汚い?それを人の口の中に出したのは誰かしら?」
「俺ですね、あはは…」
「笑ってごまかそうとしない」
「はい…」
キャプテンがしょぼんとする。
彼女がいたずらっぽく笑う。
彼が尻に敷かれる未来が見えた気がする。
――ああ、うらやましいなぁ…。木村のケツならいくらでも敷かれたい…。どこを敷いてもらおうかな…。背中?いや、ここはやっぱり、俺が仰向けになって、ぎんぎんになったものの上に座ってもらって、尻を前後させながら罵られて、…ぐふふ…。
別の動画。
ぐにゅっと腰かけられる感触を夢想した、安産型の大きなお尻が映し出された。
上はちゃんと着ているのに、下は丸出し。
セーラー服とめくりあげられたひだスカートが肌の白さを際立てている。
二枚の花弁とひとつのすぼまりがはっきりと見えている。
その気になれば皺の本数まで知ることができそうだ。
大きな木に手をついたマネージャーがちらちらとキャプテンの方を振り返る。
「ちょっと、さすがにこれはまずいわ。こんなの誰かに見られたら…」
「大丈夫。誰かきてもごまかせるよ。遮るものもいっぱいあるし」
「だからってこんなところで…」
「俺、誰かに見られるかもって状況の方が燃えるんだ」
「もうっ、ばかぁ♥」
裸の腰をくっつけて押し合いへしあいしている。
怒張したものが尻の谷間にはまりこんでいた。
まだ一線こそ越えていないが時間の問題だろう。
――なにやってるんだよ、こいつら、こんな大事な時期に……こんなの誰かに見られたら……
「うあっ♥だめっ…擦りつけないで♥」
マネージャーがキャプテンに翻弄されて甘い声をあげている。
クールな彼女がこんな声を出せるのかとびっくりした。
マネージャーとは幼なじみだが、こんな声は初めて聞いた。
「いくよ、冴花。いいか?」
「ううっ♥いまさら確認なんて…ダメって言ったってするんでしょう?」
「さすが。よくわかってるね」
ぬちゅりと貫かれて、彼女の口から「あぁっ♥」と艶かしい声が漏れた。
初めてではないらしい。
これまで何回もこういうことをしているのだろうか。
「本当にこういうのが好きなのね…いつもより、激しい…」
「だからさっきそう言ったじゃないか。…どうしたんだ、そんな顔で俺を見て。」
「こんな顔で悪かったわねっ♥この顔は、生まれつき」
「そうじゃなくて。何か言いたそうな顔してたから。言いたいことがあるなら言えばいいよ」
「ある、わよ…ううぅっ…このヘンタイ♥ああぁっ♥」
「冴花だっていつもより感じてる。人のこと言えないだろ。」
「そんな…あぁっ♥」
いつもより――それはわからないが、しっかり者の彼女がこんなにも淫らに乱れる姿は想像だにしなかった。
キャプテンはずっぷりと貫きつつマネージャーの大きなお尻に手を這わす。
「自分のことを棚にあげて、人を変態呼ばわりする悪い子にはおしおきをしないといけないな」
「こんな場所で、こんなことさせてる変態男がなに言ってるのよっ…うあ♥ちょっと!叩いちゃだめぇ♥ひぃあああっ♥」
――マジかよ…
一発目こそ驚いた様子の彼女だったが、二発目、三発目と数を重ねるごとに声が甘くとろけていく。
「上の口も下の口もお尻を叩くたびにすごい反応してるよ。冴花も変態だね。おしおきされるのが大好きな変態♪」
「そんな、こと…ふああっ♥らめぇ♥叩いちゃ、ひぃん♥」
仕草も艶かしく、映像を見ているだけでも彼女がとろとろになっているのが想像できてしまう。
叩かれた瞬間の安産型のお尻がきゅっとへこみ、緊張するのが見える。
強い緊張のあとにふわりと弛緩する様子とめくりかえされ体液に濡れた結合部が映し出され、内側の生々しいうねりを想像してしまう。
キャプテンはどれだけの快感に襲われているのか。
自然と股間に手が伸び、負け犬の自慰行為をはじめてしまう。
「俺たち、変態同士でお似合いなのかもしれないな」
「そんなのいやぁ♥」
「あれ?いやなの?」
「いやっ♥いやなのにぃ♥♥」
「あんまり大声出すと人がきちゃうよ?」
「うっ、あっ♥」
声を必死に押さえようとする彼女の内側をキャプテンがかきまわす。
バレてしまうかもしれない。そうなればどんなことになるか。あの冷静沈着な彼女がそんなことすら考えられなくなっている。
汗をまとった尻を揺らしながら甘い悲鳴をふりまいている。
――まさか、あいつがこんなに乱れるなんて…
クールな幼なじみが精神的にも肉体的にも大きな穴を開けられて淫らに壊されていく。
知らなかっただけで、こっちが彼女の本性なのかもしれない。
「そろそろイクよ。どこに出してほしい」
「…中」
――え?
画面の向こうのキャプテンと同じ反応。
ハモってしまった。
「もう一回聞いてもいいかな?」
「恥ずかしいからもう言わない」
「そう言わずに…」
キャプテンが尻を撫でまわし、細腰をしっかりと抱え直して突きこむ角度を変えた。
彼女の内側、おへその側を斜め上から突き刺すように責め立てる。
「ひっ、わっ、わかった!言うわよ!だっ、出して♥あたしの中に出して♥」
「いいの?」
「今日は大丈夫な日だから…」
お願い精液をちょうだいとばかりに彼の下腹に大きなお尻を擦り付ける。
彼女が計算したのならおそらく大丈夫なのだろう。
しかし絶対はない。リスクは0ではない。生で性器をぐちりと奥まで触れ合わせている時点で危険はあるのに、さらにリスクをはねあげる膣内射精を懇願するなんて。
――さすがにダメだろ、それは…どうしちゃったんだよ
キャプテンのことが好きすぎるあまり正常な判断ができなくなっているのだろう。
いつもの彼女なら動画の冒頭、口で男性器を愛撫する行為――そもそもこんな動画を撮影すること自体断っていたはずだ。
野外でフェラチオと生ハメ、中出し懇願、その様子を撮影するのを許可してしまったのは惚れた弱みというやつだろうか。
――木村のことは忘れよう。いまは野球に集中だ。いいところを見せれば、木村も俺の方を……いや、それはないか! とにかく野球、野球!
両手で頬をばちんと張り、無理やり笑顔をつくった。
――まあ、お盛んなのはいいけど、動画の流出とかには気をつけてくれよ。今回の動画は俺のところに間違って送ってきただけなのかな? 連帯責任で出場辞退なんてことになったらたまらないからな! 俺のところにだったら少しぐらい……いや、それは、惨めすぎるか……あはは……
股間がズボンを突き破らんばかりに大きくなっていた。