パワポケアブノーマルss集 作:艶 紫苑
「ひさしぶり、――」
行方不明だったリコが変わり果てた姿になっていた。
黒のボンデージビスチェ。軍帽。ロングコート。ロングブーツ
まるで悪の女幹部みたいな服装だ。
体をぴっちりと締め付ける黒革が彼女の肌の白さと胸元や太ももの肉感を強調していた。
かなり大胆なハイレグ。天然のパイパン、あるいは処理をしていなければ陰毛が見えてしまっているだろう。それほどまで急角度に切れ込んでいた。
「どこをジロジロ見てるのかな?」
「あ……」
股間に食い込むハイレグの黒革にぐにゅりと押し潰され、あふれる陰肉を凝視してしいた。くい込みが強すぎて割れ目の形すら浮いていて視線を吸い寄せられてしまったのだ。
怖い声に慌てて視線を外し、顔をあげるとガツンと衝撃に襲われる。
視界が真っ白になった。
「レッド様のものになったあたしの体をジロジロ見るスケベなお猿さんにはお仕置きが必要だね」
真っ白になった意識の中にそんな声が流し込まれた。
レッド様。
リコがそんなことを言うはずはない。
きっと夢だろう。
………
淫らな夢を見ていた。
リコが裸にされて、ヒーローに犯されている。
ヒーローの素顔は見たことはないが、夢の中で彼は整った顔をしていた。
巨大な一物がリコのつるつるの陰唇をこじ開けて奥まで差し込まれ、ぬぷぬぷと出入りしている。
「んっ♥ そこっ♥ あっ♥ あぁっ♥」
リコの口から強気な彼女らしくない艶かしい喘ぎ声が漏れる。
こんな夢を見るのは彼女が行方不明になったとき、ヒーローと一緒にいるところを目撃したという情報と、彼女はヒーローに連れ去られたのだという噂を耳にしたせいだろう。
仰向けになったリコにヒーローがのしかかり腰を振っている。
彼女の美脚が下品に大股開きになっている。
「レッド様♥ 中に出して♥」
彼女が両手を伸ばし、ぎゅっとヒーローに抱きついた。
両足を彼の腰に巻きつける。
ヒーローが彼女に腰を打ち付けた。
「あぁっ♥」
彼女が嬉しそうな声をあげる。
ヒーローが一物を引き抜いた。
彼女の口元へ突きつける。
「レッド様♥」
彼女は嫌そうな素振りを見せることなく、むしろ嬉しそうにヒーローの一物にしゃぶりついた。
唇を吸い付け、頬をへこませ、ひょっとこみたいになった顔が前後する。
二人の体液まみれのものを口できれいにしていく。
ヒーローのペニスをおしゃぶりする彼女の陰唇からどろっと白濁液があふれだした。
「んちゅ♥ んむぅ♥」
じゅぷじゅぷ、じゅるじゅる、ずじゅるるっと下品な音が響く。
それに必死な彼女の可愛らしい鼻息が混じる。
「今度はあたしがレッド様を気持ちよくしてあげる♥」
お掃除フェラを終えた彼女がヒーローを仰向けにさせ、その腰をまたいだ。
自由奔放な彼女らしい大胆な動作。彼女は裸なのでヒーローからは乳房も陰唇もすべて見えている。
ギンギンになっているものが彼女の肉穴を指していた。
彼女はその一物に手を添え、自ら肉穴に導いた。
「あっ♥ レッド様♥ すごいね♥ あんなに出したのに、こんな♥ ああっ♥」
彼女が腰を落としていく。
ヒーローの亀頭が彼女の膣内に沈んでいく。
雁首が通過し、やがて根元まで彼女の中に沈み込んだ。
「レッド様のチンポ♥ のみ込んじゃった♥ これであたしのものだね♥」
ヒーローを見下ろしながら彼女が妖艶に微笑む。早くしたいとばかりに腰がもじもじと動き始めていた。
――どうだろうな。
ヒーローが不敵に笑った。
彼女はむうっと眉間に皺を寄せる。
「ヤリチンレッド様らしい台詞だね。……リコちゃんの魅惑の腰使いであたしだけのものに……♥ 他の女の子じゃ満足できない体にしてあげる♥」
彼女がギラギラと目を輝かせた。
ヒーローの上で魅惑の腰遣いを披露しはじめる。
形のいい乳房が揺れ、勃起した乳首が虚空にピンク色の軌跡を描いた。
汗のしずくが飛ぶ。
「レッド様♥ レッド様♥」勝ち気な彼女らしくない甘えるような声がヒーローに真下から串刺しにされて喘ぐ口からこぼれる。
………
目が覚めると椅子に縛りつけられていた。
薄暗い部屋。
頭に何かつけられているのか違和感があった。妙に重たい。
リコが女幹部じみたボンデージがよく似合う薄笑いでこちらを見下ろしている。
見るとなぜか裸にされていた。
「ふふ、いい夢が見られたみたいだね♪」
「へ……ああっ!?」
リコの視線を追いかけて愕然とする。
陰茎がぴんと勃起していた。
咄嗟に隠そうとしたが両腕は後ろ手に縛られ両足も椅子に固定され、隠すことができなかった。
「ちがうんだ、これは……生理現象で……」
「あー、確かにそれもあるらしいね。……でも、エッチな夢を見て興奮しちゃったんでしょ?」
「なんで夢を見てたことを知ってるんだ……」
夢を見ながら彼女の名前を口にしてしまったのだろうか。
「さあ、どうしてだろうねー? ……そもそも本当に夢なのかな?」
「へ……?」
意地の悪い笑みで放たれた彼女の一言に凍りつく。
彼女とヒーローがセックスしていた。
それもゴムをつけずに中出しまでしていたのだ。
それが夢ではなく現実だったなんて考えたくはない。
無意識に彼女の下腹に視線をやっていた。
あの淫らな夢が現実だったら、黒いボンデージに包まれた下腹部、その内側に彼女とヒーローの愛の結晶が息づいている可能性もある。
考えたくないのに、嫌な想像が次から次へと脳裏を埋め尽くして、叫び出したいような気持ちになる。
「リコ、お前、どうしてたんだよ。心配してたんだぞ」
嫌な想像を振り払うように疑問を口にした。
「ごめんね。いろいろあったんだよ♥」
「いろいろって……」
普段だったら聞き流すような単語でも嫌な想像をかきたてられる。
「心配をかけちゃったおわびにプレゼント♪」
リコが何か透明で巨大な芋虫のようなものを取り出した。
それを近づけてくる。
女幹部みたいな格好の彼女ににじりよられ、人体実験でもされるのかと恐怖がこみあげる。
「なんだよ、それ……」
「なにって、知ってるでしょ? オナホ♪」
「うわっ、やめろ!」
勃起していた陰茎がローションでぬるぬるのオナホにのみこまれた。
つぶつぶやひだひだのある内側で亀頭が刺激され、情けない声がもれた。
「どう? 気持ちいい?」
リコがこちらの表情をのぞきこみながらオナホを上下させる。
つぶつぶひだひだに幹や雁首も刺激され、快感がじわりと湯のように広がった。
意地の悪い笑顔にかっと心拍数があがった。
「このオナホ、特別製なんだよ。あたしのマンコの感触をよく知ってるレッド様と、グリーンの共同開発。あたしのマンコを参考にして作ったんだって」
「え……?」
「あたしのマンコはレッド様専用だから使わせないけど、このオナホだったらいいよ。あたしのマンコを参考に作ったオナホであたしとセックスしてる気になってね、元彼くん♪」
「元彼って……」
レッド様。
レッドが彼女の膣内の感触を知っている。
元彼。
衝撃的な言葉をいくつも投げられ呆然としてしまう。
「あたしはレッド様と同じ夢を追いかけることにしたんだ♥ レッド様の夢があたしの夢♥ レッド様と一緒にしあわせを感じるんだ♥ だから別れてください」
「そんな……」
彼女に似合わない敬語で突き放され愕然とする。
「代わりに気持ちよくしてあげるからね」
「うぅっ……」
彼女が舌なめずりし、腰を落とした。
オナホでペニスをしごきあげられる。
「どう? あたしのマンコの形を再現したオナホは? 気持ちいい?」
「くっ……あぁっ」
「聞くまでもないね。オナホが透明なおかげで可愛いおチンチンが喜んでるのがよく見えるよ♪」
リコが楽しそうにオナホを上下させる。
こみあげてくる快楽に箍を溶かされそうになる。
「お別れのお詫びにシコシコしてあげるね。……まだおっきくなるよね?」
「へ……?」
淫らな夢を見て、オナホに包まれて、異常な状況でなぜか興奮してしまい陰茎はかつてないほどに勃起している。
これ以上大きくなんて無理だ。
「え……?」
彼女が目を丸くする。
お互い呆然とした状態で何秒か沈黙が流れた。
「あっ」リコが何かを察したような顔をして、にやりと笑う。
「そっか、これで限界なんだ。ごめんね、レッド様のを見てたせいで感覚が麻痺しちゃってたよ」
「なっ……」
あんにレッドのものより小さいと言われショックを受ける。
「これならあたしとするよりオナホの方が気持ちいいかもね。あたしのマンコはレッド様のデカチンに慣らされちゃったから。まあそもそもあたしがレッド様以外とするなんてあり得ないんだけど……♥」
目尻をさげ、頬を赤らめ、うっとりと語るリコを呆然と眺める。
語っている間もオナホはいちおう動かされ、絶え間なく快楽が送られて、腹の底から熱いものがせりあがってくる。
「あ、マンコガバガバなんだ、とか思ってるでしょ?」
彼女が唇を尖らせている。
「い、いや、思ってない……」
「あたしのマンコがガバガバなんじゃなくて、君のが小さすぎるだけだから、勘違いしないでよね!」
「だから思ってないって言ってるだろ――うおっ!?」
オナホを激しく動かされ快感が突き抜けた。
のろけられ、男性器が小さすぎるとバカにされ、くやしさに鼓動が激しくなり下半身にも血がめぐっていただけに快楽がふくれあがる。
「俺は別れないからな……」
「えぇー……そんなにあたしがしあわせになるのが嫌なの?」
「そういうわけじゃない! でも、こんなのおかしいだろ……レッドに何かされてるんじゃないのか……?」
「そうだね♪ あたしはレッド様に魔法をかけられちゃったんだ♥」
「魔法……?」
「レッド様のことを全然知らなかったから最初は失礼なことをしちゃったけどね。レッド様には手も足も出なかったよ」
失礼なこと。いきなり襲いかかりでもしたのだろうか。
ヒーローに敗北するリコの姿が脳裏に浮かぶ。
そのあと無理やり犯される光景まで想像してしまい胸が苦しくなった。
「で、そのあと、二人きりでみっちり叱られちゃったんだ。……叱られてるのに不思議と嬉しかったな。お腹がキュンってしてね。厳しいこと言われて涙が出てるのに、レッド様大好きって気持ちが次から次へとわいてきたんだ。きっと本気で叱ってもらえて嬉しかったんだろうね。レッド様があたしのことを想って言ってくれてるっていうのがちゃんと伝わってきたし」
「そんなの俺だって……」
「君のは叱るんじゃなくて怒ってただけじゃないかな? なんかちがうんだよね……いや、君は悪くないよ。レッド様がすごすぎるだけだから♥」
陶然とした様子でレッドのことを語る彼女を見ていると体だけでなく心までヒーローのものになってしまったのだとわかり胸が痛くなる。
「そんなに落ち込まないで。レッド様が作ってくれたオナホで、あたしとセックスしてるつもりになって気持ちよくなってね♪」
「やめてくれ、リコ……出るっ」
「あ、そうだ。じゃあ、ゲームしよっか」
「ゲーム……?」
こんな状況で何を言っているのだろう。
彼女の微笑に嫌な予感がして射精しそうになっているのを必死にこらえる。
「このまま君がイッちゃったらあたしと別れる。何分か……そうだね、3分耐えることができたら別れないでいてあげるよ」
彼女が笑った。
「そんなこと、いまさら……」
「別れたくないって気持ちがあれば耐えられるでしょ? 射精しちゃったら本当にお別れだよ? 嫌なら耐えること♪」
オナホが上下される。
「あたし的には耐えられると困るから……どうしようかなー……」
彼女は傷つくことをつぶやきながら手を動かす。
小悪魔的な笑顔を浮かべた。
耳元に口を寄せてくる。
「レッド様とセックスしてるとき、あたしがどんな声を出してるか聞かせながらシコシコしてあげるね。……レッド様のチンポ気持ちいい♥ レッド様、レッド様ぁ♥」
「うっ……」
はぁはぁ♥ と喘ぎ声を耳に吹き込まれる。
夢で見た彼女の声にくらべると、わざとらしさに満ちていた。
しかし、それでもぞくっと興奮させられてしまう。
「こんな感じだね。実際はここまで余裕はないんだけどね。レッド様にはもっと可愛い声を聞かせてあげたいのに、レッド様のテクニックがすごすぎて可愛くない声を出しちゃうんだよね」
「可愛くない声……?」
「そ。たとえば……」
おほっ♥ おおぉ゛っ♥
リコがメスのゴリラみたいな声を耳元に囁いてきた。
迫真の演技に、ヒーローに一物をねじ込まれ、アへ顔をさらす彼女の様子すら想像させられてしまう。
「ね、可愛くないでしょ? 実際はもっとすごいよ。……レッド様のテクニックは脅威だよ。女の子を発情したメスに変えちゃうんだ。レッド様なしじゃいられなくなっちゃう♥」
のろけつつペニスを責めてくる。
「レッド様はすごいし、レッド様が開発に協力したこのオナホもすごいらしいよ。使うと普通のセックスじゃいけなくなっちゃうんだって」
「え?」
「グリーンが何か説明してたんだけど……レッド様に見とれてて聞いてなかった♪」
「そんな大事なことを聞いてないって……」
「まあまあ、いいじゃん。このオナホはプレゼントするから。一生オナホでオナニーすればそれで解決♪」
「よくない!」
「ネタは提供してあげるよ。レッド様とあたしのセックスの様子をオカズにオナホコキ♪」
「イヤだ……俺はいかないぞ……」
オナホに陰茎を擦られる。
つぶつぶひだひだが亀頭を刺激し、雁をめくりかえすように絡みつく。
その繰り返し。
ぬぷぬぷと破滅的な快楽を陰茎に刻み込んでいく。
「わがままなあたしを受け止められるのはレッド様だけ♥ 君じゃ無理だよ」
「そんなことはない……俺だって……」
「あはは、無理むり。いまの状況がその証拠♪ あと一分、耐えられないでしょ? あきらめてさっさとイッちゃおう」
いったらお別れ。
リコの台詞が脳裏によみがえる。
(くっ……それはダメだ……耐えないと……)
別れたくない。しかしオナホでしごかれ、限界が近づいていた。
「目を閉じて。これがあたしのマンコだよ。これをプレゼントするからあたしと別れても寂しくないよね?」
「ちがう……イヤだ、別れたくない……リコ、目を覚ましてくれ……」
「覚ましてるよ? レッド様のおかげでね♥ 君も目を覚まして新たな世界に飛び出そうか。あたしと別れてオナホと付き合いはじめるっていうのはどう?」
すっかりとレッドの信奉者となってしまった彼女の言葉で絶望の淵に叩き落とされる。
巧みなオナホコキで体も限界に追いつめられる。
(くっ……ダメだ……耐えないと……)
射精したらお別れ。そんなふざけたゲームに乗ったつもりはないが、リコは本気だ。無効だなんだと騒いでも、このわがまま娘は聞き入れてくれないだろう。
だから耐えなければと思うのについに限界を迎えてしまう。
「うああっ、イクッ……あああっ!」
オナホの中で射精した。
透明なせいで彼女にも、どぴゅどぴゅっと精液を吐き出す様子を見られてしまう。
射精してしまったショックで呆然とうなだれる。
彼女がクスクスと笑っている。
「出しちゃったね。思ったより粘られたからひやひやしたけど、これで正式にお別れ♪ 名実ともに元彼になっちゃったね」
「待ってくれ、リコ……」
悲惨な気持ちですがりつく。
「あたしはこれからレッド様に身も心も捧げて尽くすよ。君には構ってあげられない。あたしと別れて新しい大切な彼女と付き合った方が絶対にいいよ」
リコは視線をオナホに向けた。
「勝手に彼女にするな!」
「えー、でも、特別製だよ? レッド様のデカチンに慣らされる前のあたしのマンコを再現してるから粗チンの君にとってはオナホの方が相性いいんじゃないかな? それをあたしだと思ってシコシコしてね」
「リコ、頼むから目を覚ましてくれ……」
涙ながらに彼女を引き留めようとする。
しかし、あっさりと突き放される。
「だから目を覚ましたからこうなってるんだって。実はこのあとレッド様と約束があるんだ。どうなるかと思ったけど君が早漏だったおかげで間に合いそう。じゃあね、バイバイ」
「ちょっ!? 待て、リコ!」
彼女は行ってしまった。
暗い部屋、拘束された状態で取り残されてしまう。
レッドとの約束。
あんな格好でレッドと会って何をするつもりなのだろう。
ヒーローにお仕置きされる悪の女幹部。強気なリコがヒーローに叱られ、とろとろになる姿。
そんなことばかり想像してしまう。
なぜかギンギンに勃起してしまった。
しかし手足が動かせないのでどうしようもない。
この場から動くことすらできない。
「どうするんだよ、これ……」
少年は途方にくれた。
ヒーローピンクに発見されおもちゃにされるのはまた別の話。
………
「リコ……りこぉ……」
情けない声をあげながらオナニーに耽る。
彼の目の前にあるモニターにはリコとヒーローの姿が映し出されていた。
二人とも裸で、性器をぐちりと奥まで組み合わせている。
『懲りずに悪事を働いた君にはお仕置きが必要だな』
『ええ~? だってそれはレッド様のため――』
リコがちらりと視線を向ける。
その先には彼女が身にまとっていた――ヒーローに無理やり剥ぎ取られてしまった悪の女幹部じみた衣装が放置されている。
彼女はどうやらヒーローショーの一員になってしまったらしい。
『ひゃあっ♥ レッド様ぁ、まだあたしがしゃべってるのにぃ、反則っ♥』
自由奔放な彼女の面影はどこにもない。
彼女はヒーローにされるがままになっていた。