※この作品はR-18です。

パワポケアブノーマルss集   作:艶 紫苑

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主人公が彼女から過去の性体験を聞かされる話です。
こういうのはなんて言うんでしょう? 寝取られではないと思うんですけど、いちおうご注意ください。


友子の過去(坂田×友子)

「――なにか俺に隠してること、ない?」

「え?どうしたの、いきなり」

 

じっと見つめる。

沈黙が流れて、彼女はうつむく。

やがて観念したかのように口を開いた。

 

「実は――」

 

 

 

……

 

彼女は過去を話しはじめた。

薬のせいだ。

 

今日まで薬の使用を拒絶し続けていたのだが、一緒にでかけている最中、彼女の飲み物に薬を入れられた。

薬は盛っといたから、あとはよろしく♪――ついさっきそんな連絡が入った。

ずっと後をつけ、捜査のためだと店にまで協力を要請して強行したらしい。

 

とんでもない組織だ。

はらわたが煮えくり返る。

しかし逆に考えればこれは彼女の潔白を証明するチャンスだ。

 

彼女から話を聞き出すことにした。

 

そして、彼女の潔白は証明された。

そのかわりにとんでもない過去があきらかになった。

 

 

 

学生時代に坂田と彼女がつきあっていたらしい。

聞けば聞くほど憂鬱になった。

 

今日のパンツは何色?なんて聞かれるのは毎日のこと。

お尻や胸を揉まれることも日常茶飯事だったらしい。

校内でそれ以上のことも、という。

 

「あんな人のことが好きだったなんて。あの頃の私はどうかしてたのよ」

 

制服のスカートをめくりあげられ、坂田にずっぷりと貫かれる彼女の姿を想像するとくらくらとめまいがする。

 

胸が大きくなったのは坂田のせいかもしれない、

 

「毎日のように揉まれて、毎日のように吸われて。歯形をつけられたこともあったんだよ。ひどいよね」

 

彼女は苦笑いした。

笑い事ではない。

 

「バックっていうの?後ろからされてるときも、こうやって……とにかくことあるごとに触ってきたんだよ、たのスケベ」

 

後ろから責め立てられながら、制服をめくりあげられ胸を揉まれる光景が脳裏に浮かんでしまう。

 

――制服姿の友子となんて俺はしたことないのに……制服プレイ、今度やってみるか……あれ、中学の制服ってどんなのだったっけ……セーラー服?ブレザー?……それすら思い出せないぞ……

 

制服プレイのいいきっかけになった。そんな風に無理矢理前向きに考えないと狂ってしまいそうだ。

 

妄想の中で彼女を裸にして、またしてもめまいに襲われた。

ぷりんと形のいい乳房。そこに坂田の手垢やツバが染み込んでいるのかと思うと吐き気がする。

 

――くそっ、なんで……よりによって坂田なんだよ……

 

彼女が初めてではないというのはわかっていた。

当然だ。

これまで彼氏がいなかったわけがない。

しかしその相手、しかも初めての相手がよりにもよってあの坂田というのが胸に突き刺さる。

 

初めてを奪ったのはもちろん、初めてのことに羞じらう彼女の姿も知っているということだ。

 

彼女は妙に慣れていた。

こちらが翻弄されることが多かった。

 

花のような唇で。

美しい手指で。

豊かな乳房で。

 

その手管も坂田に教えられたのだろうか。

そんな考えがよぎり胸が痛くなる。

 

羞じらう様子を見せることもあったが、初めてのときとは違うものだろう。

ときおりのぞかせた羞じらう表情も、いまにして思えばすべて作り物のよう、演技のように思えてくる。

 

彼女には主導権を握られることの方が多い。

羞じらいよりも妖艶な笑みを見せることのほうが多かった。

 

坂田の前で、彼女はどんな表情を見せていたのだろう。

 

坂田とのときはどちらが主導権を握っていたのか。

友子が握っていたのか、それとも坂田が握っていたのか。

スケベな坂田にまだ初心な友子がなかされる光景が脳裏に結ばれた。

 

うじうじとした考えばかりが浮かぶ。

羞じらい、切なさに身をくねらせる彼女の姿を想像してめまいと動悸がいっそうひどくなる。

 

こちらが知らない彼女の姿を坂田は知っている。

 

――このままじゃダメだ……なにか、……

 

別の話題を。

なのに話は坂田と彼女の話に戻ってしまう。

 

授業の合間に。

勉強会だったのに、保健体育の実技に。

運動をさぼって体操着で。

授業をさぼって制服で。

保健室で。

放課後の教室。

放課後。

修学旅行の最中。

体育祭、文化祭、……

 

エピソードが次々と出てくる。

例のものを使ったせいか彼女も過去のことをどんどん話してくれる。

 

――もう、やめてくれ……

 

あれを使って彼女がサイボーグだと自白しなかったということは白。

だが、そんなことはもうどうでもよくなってきていた。

 

あまりのショックに、ばたりと倒れてしまいそうになる。

気を紛らわすために酒を浴びるように飲んで余計倒れそうになった。

 

「ちょっと、飲みすぎよ。大丈夫?」

 

彼女が心配そうにしている。

それでも飲まなければやってられなかった。

 

 

前に中学生時代の坂田とのことを話したことがあった。

すると彼女は知らないと怒り出した。

激しい取り乱しようを不思議に思った。

あれは坂田の名前で、思い出したくない過去がよみがえったからなのかもしれない。

 

 

 

翌日。

彼女に昨日のことは本当だったのかと問いただす。

 

「昨日のこと?ええと……」

「坂田とつきあってたって」

 

沈黙が流れる。天使が通った、なんてオシャレな表現をするのはどこの国だったか。緊張のあまり、そんなことを考える。

――ああ、あれ?ウソよ、ウソ。なんであんな作り話をしちゃったんだろ。飲み過ぎちゃったのかな?あ、もしかして、お酒に変な薬とか入れた?……なんて、冗談に決まってるじゃない。

否定して欲しくて、そんな妄想を結んで彼女の返事を待つ。

 

「本当よ。」

 

長々とした妄想がその一言にあっさりと打ち砕かれた。

彼女の瞳が下からのぞきこんでくる。

紫水晶のような妖しい輝きに息をのんだ。

 

普通ごまかそうとしそうなものだが、なぜか余裕たっぷりに笑っている。

薬を使用してからまだ24時間もたっていない。

ひょっとすると効果がまだ残っているのかもしれない。

 

「幻滅した?」

「い、いや……」

「ふぅん。」

 

微笑を浮かべる。

嘲る色が見えたような気がした。

小悪魔、そんな言葉がぴったりとくる表情に心乱された。

 

………………

 

それからというもの、坂田の姿が脳裏にちらついた。

 

食事のとき。口の動きを見て

街を一緒に歩いているとき。腕をからめられて

おしゃべりをしているとき。あいつとはどんな話をしていたのだろう

 

何気ない瞬間に、ふと彼の姿がちらついてしまう。

夜はそれがさらにひどくなる。

 

キスをしていても、坂田とはどんなキスをしていたのだろう。

 

彼女の口のなかをかきまわす坂田の舌を妄想する。

腕の中で彼女が喘ぐ。

以前なら胸がくすぐったくなって甘い興奮を覚えていたのに、今はただただ苦しいだけだ。

 

服を脱がせて、胸元をさぐる。

手が止まった。

 

前は大好きだったその場所もいまや触れることすら恐ろしい。

坂田の唾液やキスマークがついていやしないかとビクビクする。

 

――学生時代だぞ…さすがにそれは…でも、あの坂田なら、相手のことも考えずに思い切り吸い付いて、一生消えない傷痕を、なんてことも…

 

いやな妄想がぐるぐると回る。

 

「どうしたの?」

 

彼女が不思議そうに見下ろしてくる。

 

「…なんでもないよ」

「そう?最近、何か変よ」

「そ、そうかな?あはは…」

 

表情を見られないように後ろから挑む。

弾力があり、それでいて柔らかなおしり。

 

 

「おっぱいやおしりにもかけられたわ。ああ、あとお腹とか顔とか。変わったところだと腋とか足の裏にかけられたこともあったわね。なに考えてたんだか」

 

 

あの日、薬の影響で何でも話してくれるようになっていた彼女から根掘り葉掘り聞き出した。

ここにも過去に手垢や唾液、精液がしみこまされたらしい。

 

――いや、あの様子だと、かけられてない場所なんてないんじゃないか…?

 

乳房が大きくなったのは坂田に揉まれていたから。

肌がこんなにも綺麗なのは学生時代に坂田の精をたくさん浴びせられていたから。

彼女の内側が甘美なのは――嫌な妄想がどんどんひろがっていく。

 

入り口に先端を押しつける。

 

膣内の感触を坂田も知っている。

このままつながれば――いまさら手遅れなのだが、知る前と知った後とでは大違い、知らなかったとは逃げられなくなる――坂田と兄弟になる。俗にいう穴兄弟。

そうとはわかっていても甘美な快感を生み出す蠢きに耐えられなくなる。

 

 

「するときはいつも生だったわ。中学生だったしお金がなかったっていうのもあったし、彼がそっちの方がいいって聞かなくって。いま思うとぞっとするわね。妊娠しなかったのは奇跡だわ」

「友子はどうなんだよ」

「どうって?」

「ゴム有りと生と……」

「それは――」

 

 

「おしりの穴に指をいれてきたこともあったんだよ。カンチョーとか言って」

「指だけ?」

「うん」

「そっか」

「そのときは、ね――」

「え…」

「ああ、ほんと、なんであんな人が好きだったんだか…いまはなんとも思ってないわ。本当よ。…その顔、信じてないわね?」

 

 

 

 

彼女はふうっと安堵のため息をついた。

一服盛られたと気づいて咄嗟に自らに暗示をかけた。

 

――危なかった。あやうく本当のことを話すところだった…。

 

彼に怪しい動きは見られなかった。

あとでこっそりと反則をして確認してみたが、やはり犯人は彼ではなかった。

彼の所属する組織が勝手に行ったようだった。

 

――強引な捜査をするのは知っていたけど、まさかこんなことまでしてくるとはね。……でも、うまくやりすごして疑いの目をそらせたおかげで動きやすくなったわね。

 

彼女は微笑する。

 

――彼には本当のことを話すべきかな…?

 

坂田のことを話しているときの彼の表情を思い出す。

きっと嫉妬と絶望。

それを見て背筋がゾクゾクとしたことも思い出した。

あれは一体なんだったのだろう。

考えてみてもわからない。

 

彼の可愛い顔を見ているとちょっと意地悪をしたくなって、つい話を盛ってしまった。

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