※この作品はR-18です。

パワポケアブノーマルss集   作:艶 紫苑

49 / 56
ハメ撮りまで送られてきます。

なぜ紫杏が花丸高校にいるのか。遠出した街中で偶然ヒーローの秘密を目にしてしまったか、紫杏の高い能力に目をつけたヒーローたちに連れ去られたか、細かいところまで考えてませんが、そんな感じです。


彼女(紫杏)がヒーローに寝取られてチアガールにされていたなんて

甲子園大会まであと――

そんなときに彼女が姿を消した。

(どこに行ったんだ、紫杏……)

彼は必死に探しまわるが見つけられない。

彼女が行方不明だというのに他のみんなは平気そうだった。

不思議な力が働いている。

 

ある日、彼のもとに動画が届く。

(うわっ、なんだこれ……)

再生してみると、どこかの部室のような場所だった。

チアリーダーのような格好をした女が仰向けになり股を開いている。

すっきりとしたお腹も、縦長の臍も、肉の合わせ目も丸見えだ。

「――様のチンコ、ください♥」

腿に手をあて、くぱぁっと陰花を開きながら女が言った。

彼女の声に似ている気がして少年はドキッとした。

女の顔にはモザイクがかかっていた。

茶髪のポニーテール。めずらしい髪型ではない。

「やぁん♥ ――様ぁ♥ いいっ♥」

男のもので女の穴をこじあけられ、歓喜の声をあげる。

彼女ではない――彼女の睦事の際の声は聞いたことはないが少年はそう思った。

彼女はこんなあさましい声をあげる人物ではない。それに自分から女性器を開くなんてハレンチな真似もしない。少なくとも少年が知っている彼女はそうだった。

(こんなの見てるのが紫杏に知られたら怒られるかな……?)

悲しい男の性、彼女がいる身でありながらビッチなチアのエッチな動画に見とれてしまう。

ユニフォームを見るに花丸高校のチア部の少女らしい。

男は野球部の男らしかった。

チアの女の子の肉穴に一物を出入りさせながらチアコスをめくりあげる。

形のいい乳房がぷるんと姿を表した。

白い山の頂点に慎ましい赤色を咲かしている。

ぬちゅぬちゅと粘膜をふれあわせる律動に合わせ、ふるふると揺れる。

(紫杏のおっぱいも綺麗なんだろうな……)

エロ動画を見ながら彼女のことを思う。

 

後日、別の動画が届く。

同じ女の子の動画だった。

仰向けになり、股を開いている。

顔の横に膝がくるような羞恥姿勢をとっているため、チアのスカートがめくれかえり、下着はすでに脱がされ――女の子の足にひっかかって、陰部があらわになっている。

陰毛がいやらしい。

「――様♥ おめでとうございます♥」

「キミの声援が力をくれたよ。ありがとう」

「そんな♥ ああっ♥ ――様のお力になれたのなら、うれしいです♥」

前回と同じようにドキッとしてしまう。

犯されている女の子は彼女ではないかと思ってしまう。

しかし、女の子がしゃべればしゃべるほど、彼女はこんな声じゃなかった、こんなあさましい声をあげるわけがないと苦笑してしまう。

(試合直後にやってるのかな? うらやましいな……俺も紫杏にこんな風に勝利を祝福してもらいたいな……『キミのおかげで勝てたよ』『ばっ、馬鹿者!』なんて……はぁ、どこ行っちゃったんだよ紫杏……)

動画を見ながら彼女のことを思う。

「あん♥ ――様っ♥ ――様ぁっ♥ んうっ♥ んちゅぅっ♥」

くちゅくちゅと下腹部を擦り合わせ、熱烈なキスを交わしていた。

手をつなぎ、二人で絶頂までかけのぼっていく様子が手にとるようにわかった。

(いくっ……うっ!)

野球部の男とチアリーダーの女の子のいちゃらぶセックスを見ながら少年は射精してしまった。

ティッシュの中に精を放ってすっきりとした少年は、彼女がいるというのにこんな動画で抜いてしまった罪悪感に襲われる。

 

またしても動画が届いた。

同じ女の子。

今回はよつんばいになり後ろからハメられている。

カメラは彼女がついた手の間だろうか。めくりあげたチアコスの下、男のつきこみのリズムに合わせ、細腕の間で下向きになった乳房がたぷたぷと揺れる。

 

女の子が上体を起こした。

下から見上げるアングル、男が後ろからスカートをめくりあげたおかげで、陰毛の生えた股やすっきりとしたお腹、つんと重力に逆らう上向きの乳房までよく見える。

男が女のお腹を撫で、乳房を軽くもちあげるように指を食い込ませている。

「はぁ……♥ はぁ……♥ ――様、愛しています♥」

彼女は腕を男の首筋にからめ、彼にもたれるようにして唇をつきだした。

ちゅっと唇がふれあう。

カメラを誰かがもちあげて、キスする二人が見やすいアングルに変わる。

「愛している? 彼氏よりもか?」

「え?」

「キミには彼氏がいるんだろう?」

男の言葉に少年はなぜかぎくっとしてしまう。

(否定してくれ……そうすれば、この子が紫杏である可能性がなくなる……)

モザイクに邪魔されて表情ははっきりとはわからないが、うつむいて暗い表情をしていることは雰囲気から想像できた。

「――様に出会う前の話です」

少年の願いはむなしく、否定の言葉は出てこなかった。

「ちゃんとけじめはつけたのか?」

「それは……」

けじめなんてつけていない。

突然いなくなった。

この点も紫杏と一致する。嫌な予感がふくれあがっていく。

「彼に言いにくいのなら俺が話をつけてきてもいい」

「そんなっ♥ ――様に迷惑をかけるわけにはいきませんっ、んんぅ♥」

今度は男の方から少女の唇を奪った。

少女は身もだえした。

膣肉でくわえっぱなしの肉棒をもっと感じようとするかのように腰を揺する。

(まさか……ちがうよな……そうだ! 紫杏だったら、愛していますなんて言わないはずだ……あんなに嫌っていたんだから……)

なんとか紫杏でない根拠を見つけだして自分に言い聞かせるが、なんとも弱々しい。

疑念がふくらんでいく。

もし彼女だとすれば、あんなに嫌っていた愛という言葉を積極的に使い――自分からキスを求めて、腰を揺するほど変えられてしまったということになる。

 

ぴちゃぴちゃ、ぬちゃぬちゃ。

唇同士、舌同士、唇と舌、口内粘膜と舌、男性器と女性器――粘膜同士がふれあい淫らな音をたてる。

「はぁ♥ んぅぅ♥」

そこに熱っぽい喘ぎ声が混ざる。

(俺も紫杏に『愛しています』なんて言われてこんな情熱的なキスをしてみたいなぁ……ははは……)

もう笑わなければやってられなかった。

 

数日後、次の動画。

少女が別の男に後ろから腿裏に手をあて抱えあげられた。

「きゃあっ♥」

野外で幼女に用を足させるような格好。

カメラは少女の正面に向けられている。

力が入りへこみができた内腿や陰毛、柔らかそうに盛り上がった陰肉、その中心に走る深い縦皺――開いた股がばっちりと撮されている。

「フレー、フレー、――様♥」

少女は両手を自らの股に伸ばし、女性器をくぱぁと開いた。

「そんなんじゃ足りないわよ。もっと気合い入れて声援を送りなさい」

撮影者の声。女の声のような気もするがくぐもっていて微妙だ。

「がんばれ、がんばれ、――様っ♥」

自らの股を開き、性器をさらにくつろげて、動かせるだけ腰をくねらせた。顔にはモザイクがかかっているのに女性器にはかけられていない。

複雑な構造の肉穴が開いたり閉じたりする様子がはっきりと見えた。

 

ポンポンではなくビラビラをくぱくぱと動かして、ヒーローを応援している。

 

 

 

甲子園。

花丸高校対親切高校の試合が行われていた。

「きゃあーっ♥ ――様ぁ♥」

スタンドから黄色い声援が送られる。

少年は目を丸くした。

チア部の――それも花丸高校のチアの衣装をまとった彼女の姿を見つけたのだ。

(嘘だろ……って、ことはあの動画の女の子は、やっぱり……)

彼女がどういう経緯を経て、あそこにいるのかはわからない。

ただ、あの痴態も、あのあさましい声も、全部彼女だったのだ。

動画と違うのは、チアコスの袖から黒のアンダーシャツ、そして動きにあわせてふわりとひるがえるスカートのなかにスパッツをはいていること。

元々細い肢体をさらに引き締めて見せる。

しかし、白い腿は大半を見ることができない。

動画の中ではあんなに見せていたのに。

ヒーローは生でたっぷりと見ることができるのに。

他の男たちは見られないのだ。

「どうしたでやんす?」

「なあ、あれ……」

「神条さんでやんすね。花丸高校のチア部に入ったでやんすか……くうぅ、花丸高校の連中がうらやましいでやんすー!」

「え……いや、行方不明だったのに」

「なにを言ってるでやんすか、神条さんは花丸高校に転校したでやんす」

「えぇ!?」

やはりなにか超常的な力が働いている。

「いやー、神条が相手高校のチア部ねぇ。なんか寝取られた気分だぜ」

「つきあってたわけじゃないんだから寝取られたもクソもないだろ。あ、悪いな――」

「げっ……まあ、なんだ、元気出せよ。お前だったらすぐに次の彼女をみつけられるよ!」

チームメイトにものすごく気を遣われてしまった。

チア姿だけでなく、ハメ撮りまで見ている少年からすれば寝取られみたいではなく完全に寝取られである。

(紫杏、どうしてだよ、なにがあったんだ……)

少年は愕然と肩を落とす。

しかし試合は容赦なくはじまった。

少年は打撃では三振、凡退。守備ではエラーと散々な内容だったが、チームメイトたちがそれをカバーする。

 

「神条ってこんなにエロかったんだな……」

ちらちらと応援席を見る。

ひるがえるスカートや無防備にさらされる腋、懸命な応援にあわせて揺れる乳房。

悲しいことにそんなところにばかり目がいってしまう。

「あんな可愛いチアに応援してもらえるなんてうらやましいぜ」

 

仲間も男の性に呪縛され、前屈みに。動きが鈍くなるがなんとかプレーする。

 

「全員、野球部の連中に食われてるんだろうなぁ……」

誰かがポツリと言った。

「う……」

他のチアガールはわからないが、紫杏はほぼ確実にヒーローの餌食になっている。

 

『フレー、フレー、――様♥ がんばれ、がんばれ、――様っ♥』

 

チアリーダーとなった紫杏のパフォーマンスを見て、少年は動画で披露していた女性器を開いたり閉じたりして見せつけながら声援を送る卑猥な応援を思い出した。体の一部が猛り立ち、呪縛されたように動きが鈍くなってしまう。

 

 

9回裏、一点差、一死一二塁。

ツーストライク、スリーボール。

少年はネクストバッターズサークルにいた。

少年の前の選手が粘りに粘って14球目。

ずばんとキャッチャーミットが音を立てた。

球場がしんと静寂に包まれる。

「ボール!」

「……」

「はぁぁ!? いまのがボール!? どこに目ぇつけてんのよ、審判」

「騒ぐな、ピンク」

「あーあ。公平であるべきはずの審判が球場の空気にのまれるなんて。AIを導入するべきね。抗議にいこうかしら」 

ツーストライクのため、つい手を出したくなる球。

そこに投じたピッチャーも見事だったが、それをボールだと見切ったバッターの勝利だった。

 

「ここでお前の打席か。これは運命だな。彼女を寝取られた怨みをぶつけてこい! 逆転満塁ホームランだ」

「他の男についた彼女を後悔させてやるでやんす!」

「え……」

代打を出した方がいいのではないか、少年はそう口にした。

「なに言ってんだよ。お前しかいないだろうが」

「頼んだぜ!」

 

少年はバッターボックスに入り、ピッチャーの方を見る。

 

あっという間にツーストライク。

少年の次に控えているのは今日絶好調の選手。三振でもいい。少年の中に消極的な気持ちが芽生える。

この場面で最悪なのは三振より――

 

「あと一球です、――様っ♥」

彼女の声が響いた。

少年は冷静さを失った。

 

 

 

「ダブルプレー! ゲームセット!」

「きゃああああああっ! ――様ぁ♥♥」

彼女が歓喜の声をあげる。

ポンポンを持った両手をふりあげ、ぴょんぴょんととびはね、全身で喜びを表現する。

あのお堅い少女が幼い女の子のように無邪気に勝利を喜んでいる。

以前の彼女からは想像もできないはしゃぎようだ。

 

「あぁ、そんなぁ……」

少年はがくりと膝をついた。

 

「つぎに回ってたら危なかったわね。最高の形でアシストしてくれたわ。今日のMVPは、哀れな寝とられ男♥」

はしゃぐピンクを彼女の身内がにらみつける。

「ひぃっ!? ご、ごめんなさい!」

 

………

 

「――高校のキャプテン、――様に彼女を寝取られたらしいぜ」

「ああ、それで。だからあんなにムキになってたのか」

「あれだったら三振の方がマシだったな」

「もうちょい粘れよー、彼女にふられた理由も早漏れだったとかそんなん?」

「まあ――様が相手じゃあなぁ。どんな男でも――様とくらべられたらおしまいよ」

「うん、――様だしな。相手が悪い」

不思議なことに彼女を寝取ったヒーローを責める声はない。

彼女がしあわせそうだから正当な行為だ。そんな空気である。

「話は変わるけどさぁ、――様、うらやましいよなぁ。中継の時に写ったあの美人のチアとかもやってるのかな?」

「たぶんやってるだろうな。ギャップがよかったな。美人だけど……いや、美人だからかな? 近よりがたい雰囲気だけど――様が活躍したら砕けて子どもみたいにおおはしゃぎだもん。あの姿はたまんねぇな」

「――様だからこそ引き出せた一面だな」

 

(そんなことない、俺だって……)

 

少年はネットの書き込みを見ていた。

気を紛らわそうとしてもつい彼女のことばかり考えてしまう。

もしかしたら彼女はいまごろヒーローを体で祝福しているかもしれない。それだけでなくエラーや凡退の山だった自分を散々こきおろしセックスを盛り上げるネタにされているかもしれない。そんな悲惨な妄想で一物を勃起させてしまう。

その妄想は現実となった。

 

………

 

「おめでとうございます、――様♥」

可愛いチアが仰向けになっていた。

ノーブラ。ノーパン。アンダーシャツもスパッツも脱いでいた。

チアコスの上は乳房が見えるほどたくしあげている。

スカートもめくりあげ、股を開いていた。

ヒーローの一物が彼女の割れ目を埋めていく。

 

顔にモザイクはかけられていなかった。

ヒーローに抱かれているのは間違いなく紫杏だった。

 

敵を祝福する彼女の姿に、めまいがした。

 

 

 

ヒーローは一物をねじこみながら彼女に腕をあげさせた。

炎天下、そしてアンダーシャツを着ていたせいで蒸れているであろう腋に顔を近づける。

 

「あぁん♥ だめです♥ 汗をかいてますから♥ シャワーもまだ♥ んぅっ♥」

「一生懸命応援してくれた証だ。嬉しいよ」

 

勝者の特権だと言わんばかりにヒーローは彼女の体を貪りつくす。

敗者はその動画を見ていることしかできない。

 

「今日の勝利は君の声援のおかげだ」

「そんな♥ ご謙遜を♥ ――様の実力ですよ♥ ……でも、少しでも――様のお力になれたのなら光栄です♥」

 

ヒーローに組み敷かれている彼女が顔をもちあげた。

ヒーローにちゅっとキスをする。

 

(……紫杏、なんでそんなやつに……)

 

少年は目を血走らせ画面を凝視する。

 

「彼はどうだった?」

肉棒を抜き差ししながら問いかける。

自分のことを話題にされ、少年はどきっとした。

彼女がなんと答えるのか、聞き逃さないよう耳をそばだてる。

「全然ダメですね。あそこまでダメだとは思いませんでした」

 

冷たく切り捨てられ少年の頭は真っ白になる。

 

「審判も球場の同情の空気にのまれて親切高校に有利な判定をしていた。仮に三振になったとしてもいい、あのきわどい一球は見逃すべきだった。その球に彼は手を出して結果は――こちらとしては最高の結果ですね」

 

彼女はヒーローとおでこをくっつけて、笑いあっていた。

きっと少年のことなどすでに心の外に捨てているだろう。

 

(くそっ……なんだよ、これ……)

 

ダメ出しされて、忘れられて、大きなダメージを受けたはずなのに少年の陰茎は大きくなっていた。

はぁはぁと呼吸が乱れる。

 

「君が声を出して彼を動揺させてくれたんだろう?」

「まさか。あれは純粋に――様を応援するために出した声ですよ♥」

「そうか。君があんな声を出してくれるなんて嬉しかったよ」

「――様が私を変えたんです♥」

「君の声援のおかげで力をしぼり出すことができた。あれがなかったら彼を打ち取ることはできなかったかもしれないな」

 

こらえきれないといった様子で男が紫杏に腰を打ち付けた。

 

それに呼応するように少年も陰茎をしごく。

 

「あぁ♥ ――様ぁ♥ 謙遜されるなんて……謙虚な方♥ ――様に対する気持ちがおさえられなかったんです♥ それで――様の力になれたのならうれしい♥ ――様ぁ♥」

 

彼女も腰を振る。

本気汁を垂らし、膣をきゅっと締めてヒーローのものに奉仕していた。

 

その卑猥な肉の蠢きを見ながら、彼女の甘い声――少年ではなくヒーローに向けられたそれに鼓膜を震わされながら陰茎をしごく手を激しくする。

 

「――様♥ 愛しています♥」

「君はその言葉が嫌いなんじゃなかったかな?」

「この言葉を軽々しく口にするのが許せないだけです♥ 私がこの言葉を口にするのは特別♥ ――様にだけ、特別です♥ 私がこの言葉を使うのは――様だけ♥」

 

紫杏が男の首筋に腕を絡める。

愛を何度も伝えながらディープキスを交わし、腰を揺らす。

 

(俺には愛してるなんて言ってくれなかったのに……なんでそんなやつに……くそっ、くそっ……)

 

他の男に言葉と体で愛を伝える彼女の姿を見ながら少年は射精してしまった。

画面の向こうでは彼女とヒーローが抱き合っている。濡れた粘膜を上も下もねっとりと触れ合わせて、水音の合間に愛を囁きあっている。

精液を大量に吐き出したというのに少年のものは萎える気配がなかった。

 

 

 

「残りの試合もがんばってください♥」

「ああ。哀れな彼の分もがんばらないといけないな」

「敗者の想いまで背負って戦うなんて……素敵です♥」

 

二人が抱き合う。汗にぬれた肌を擦り合わせ、愛液と精液まみれの性器を深くまで組み合わせ、何度も何度も唇を触れ合わせていた。ヒーローが慣れた様子で彼女の頭を撫でる。彼女はしあわせそうに表情を崩し、ヒーローの胸板に頭を擦り付けた。

 

彼女を奪われ、甲子園優勝の夢も砕かれた哀れな敗者は鼻息を荒くして陰茎をしごくことしかできなかった。

 

………

 

少年は彼女と再会した。

彼女は戦隊ヒーローの格好をしていた。ぴっちりと体にはりつくヒーロースーツ。はっきりと体のラインが出ていた。

下着をつけていないのか乳首や乳輪が透けているような気がした。股間に目を向けると、鼠径部のラインと縦の割れ目のようなものが見える。ヒーローがそんなハレンチな格好をするはずがないので、きっとそういう風に見えるだけだろう。

 

彼女はヘルメットをはずし、小脇に抱える。それを被りやすいようにだろうか、ばっさりと髪を切りショートカットになっていた。

毛先の揃ったショートボブ。少女からお姉さんになったような雰囲気があった。

「――、ひさしぶりだな」

尊大な口調。

あの動画や甲子園の応援席にいた彼女とは違う、少年の知る彼女だった。

「なにも言わず姿を消して、すまなかった」

「あいつらになにかされたのか?」

「ああ」

否定してくるだろうと思ったのに、あっさりと肯定した。

 

「――様は私を目覚めさせてくれたんだ」

「逆だろ……目を覚ましてくれよ、紫杏……」

「私は――様についていく。この身も心もすべて――様に捧げるつもりだ。――様の目指す理想の世界のために」

 

「そんなの紫杏らしくないよ……」

「昔の私が今の私を見たらキミと同じことを言うかもしれないな。――様が私を変えたんだ。キミが知る神条紫杏はもういない」

 

……… 

 

「――様♥ ――様ぁ♥」

 

またしても動画が送られてくる。

彼はその動画を観賞しながら陰茎を擦っていた。

 

(紫杏っ……紫杏っ……)

 

差出人はいったい誰なのだろう。

そんなことも考えず、彼はただ自慰行為に熱中していた。

たまったものを吐き出せば一時的に彼女のことを忘れられる。

 

忘れられるのは、ほんの少しの間だけ。

すぐに彼女のことを思い出してしまう。

もしもあのとき――後悔まで押し寄せてくる。

なにも手につかない。

一時的な救いを求めて負け犬の自慰行為をはじめる。

脳裏に浮かぶのはなぜかヒーローと紫杏が愛し合う姿だった。

 

(紫杏っ……紫杏っ……うっ♥)

 

紫杏とヒーローのハメ撮りを見すぎたせいなのかもしれない。

彼は中毒者のようになっていた。

 




あとがき……というか、今後書くSSのためのメモ
※ここからは紫杏だけでなく白瀬、天本さんも寝取られ注意です

今回レッド様としなかったのはパワプロアプリの黒い部分が抜けたレッドを見て、紫杏を寝取る男はレッドではなくブルー様でもありかなと

ブルーなら紫杏にスナイパーライフルの扱い方や暗殺術なんかを手取り足取り仕込むなんて妄想も捗りますし。11裏椿×委員長なんてのもいけますね。ブルーと椿を=で結んでいいのかはわかりませんが



白瀬と天本さん(パワプロアプリの花丸高校に登場したので)のヒーロー寝取られもいつか書きたいですね
原作で見られるかとワクワクしてたんですけど、ライターさんが丸くなってしまったのか、"パワプロ"アプリだからそんな自由にできなかったのか、見られなかったので



白瀬も紫杏同様、レッドよりブルーの虜になった方が、銃器の使い方やサバイバル術、他にもいろいろ仕込む妄想がひろがります。
11裏で椿×白瀬もありでしょう。11裏主の知らないところで仲を深める二人のSSもいつか書きたい

天本さんもレッドよりブルーの方が、工作員としての技術
パワプロアプリの世界でブルーにいろいろ仕込まれた天本さんがパワポケ4の世界に飛ばされて、主人公と結ばれるもブルーのことが忘れられずになんてSSもいつか書いてみたいです

ブルーに仕込まれた白瀬をパワポケ8の世界に飛ばして8主とブルーを比較させるのもいいかもしれないですね
ブルーに仕込まれた技術のおかげで8主に勝ち、逆レイプで搾り取るなんてSSも
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。