パワポケアブノーマルss集 作:艶 紫苑
少年がヒーローたちに野球で負けてからしばらく過ぎた。
少年は雑用をさせられていた。
球拾いや球磨き。
敗北して以降まともな練習はさせてもらっていない。
今もヒーローたちが好き放題使った球を丁寧に磨いていた。
すると誰かがすっと部室に入ってくる。
「――がんばってるみたいだね。感心感心」
聞き慣れた声に少年は顔をあげた。
野球部のマネージャーが少年を見下ろしていた。
少年と付き合っていたのに。
ヒーローに洗脳されすっかり彼ら専属のマネージャーに変えられてしまった彼女。
宝石のようにきれいだった青い瞳がどろりと淫蕩に濁っている。
こうして会話しながらも『レッド様』のことでも考えているのだろう。
野球部は乗っ取られ、彼女は寝取られ踏んだり蹴ったりだ。
彼女はブラウスとスカートだけ。ブルーのセーターは脱いでいた。首にハートのアクセサリーつきの赤いチョーカーをつけていた。制服の上からでもわかるほど胸が大きくなっている。
スカートから伸びる足もむちっと肉付きが豊かになっていた。
ここに来る前に激しい運動でもしていたのか汗びっしょりだ。甘い匂いと彼女の甘酸っぱい体臭が混ざり合う。
ヒーローにたっぷり可愛がられて妖艶な色香を放っている肉体に少年は見とれてしまう。
「どこ見てるの?」
玲奈が意地悪な笑顔でのぞきこんでくる。
少年は慌てて目をそらした。
「なにしにきたんだよ……」
「最近はレッド様のためにがんばってるみたいだからご褒美をあげようと思って」
「ご褒美……?」
玲奈は椅子にブラウスのボタンを三つ外し小さい子をのぞきこむような前かがみになった。
たぷんと巨乳があふれそうになる。
乳房の側面に赤いハートと炎を組み合わせたタトゥーが入っているのが見えた。
ブラウスと肌の間にもちらっと赤いものがみえた。
こちらはタトゥーではない。
乳輪かと思ったが違った。
赤い大人っぽいブラだった。
『レッド様』が自分の色を身につけさせているのだろうか。
少年の内側が嫉妬と絶望の炎でどろどろに焦がされる。
「がんばってるご褒美だから見ていいよ。ほら」
以前の彼女だったら考えられない、まるで痴女のような台詞。体だけでなく内面も変えられている証拠。
彼女が身をくねらせるたび、左右から両腕で寄せてあげた胸がたぷたぷと揺れる。
制服の上からでもわかるほどボリュームアップしていた乳房の谷間を見せつけられる。生の乳房を見るのは初めてだった。
レッドに奪われる前ならきっとみずみずしい肌をしていたのだろう。
しかし彼らの欲望にさらされた今は高校生とは思えないほど大きさに育ち、むわぁっと濃厚な色気を放っている。
青臭さが鼻をついた。
少年は一瞬自分の股間を見た。
見るだけで射精したわけではなかった。
ブラウスの中に押し込まれているピチピチの乳房がぶつかりあい間に深い縦溝を作っている。
あふれそうになっている乳肌にタトゥーとは違う虫刺されのような赤い痕を見つけた。
「それは……?」
「ん? なんだろうね?」
彼女は意味ありげに笑った。
きっとヒーローたちに吸われているのだ。
よく見るとチョーカーをつけた首にも虫刺されのような痕がある。
乳房や首筋に唇を這わされる彼女の姿を想像して、少年はむくむくと股間を盛り上げてしまった。
「見るだけでそんなになっちゃうんだ。すごいね」
『レッド様』は見るだけではこうはならないのだろうかか。
少年の身のうちで沸々と暗い感情がふくれあがる。
「ほらもっと見ていいよ。恥ずかしがらなくてもいいよ。男の子はみんなおっぱい大好きなんでしょ?レッド様ですら我慢できずに赤ちゃんみたいに夢中でチューチュー吸っちゃうぐらいだもん♥」
「なっ……」
さっきまで仮説の妄想でしかなかったものが現実に変わり少年は愕然とする。
「レッド様のためにがんばってくれるならこれからも見せてあげるよ♥」
(やっぱりそれかよ……)
少年ががんばっているから、ではなくレッド様のために身を捧げてほしいから。
それも見せるだけ。
レッドには吸わせているのに。
少年は醒めてしまった。
それなのに股間は苦しいほどギンギンになっている。
彼女がぎゅうっと胸を寄せて体をくねらせる。
目の前で乳房が揺れる。チョーカーに付いているハートのアクセサリーも揺れて彼女の白い肌にぺたんぺたんとぶつかる。
それを凝視する少年はハァハァと息を乱し、催眠術にでもかかったかのように肉棒をしごく。
「あれ? 小さいね。レッド様のはこのぐらいあるのに♥」
彼女が指で輪っかを作る。
その輪は大きく、それで手コキされてもスカスカだ。
「レッドのはそんなに大きいのか……」
「レッド"様"ね? そういうところちゃんとしないとダメだよ ――君もまだ大きくなるんでしょ? レッド様に少しでも近づけるようにがんばれ♥がんばれ♥」
ヒーローのものになった彼女に応援され、少年は激しく肉棒を擦る。
しかし正直なところ少年のものはこれで限界だった。
「ふふっ♥まだ足りない?こっちも見せてあげようか?」
玲奈が意地悪な笑顔を浮かべる。
スカートの裾をつまんだ。
笑みを浮かべた上目遣いで少年を挑発しながらゆっくりとめくりかえしていく。
むちむちの白腿があらわになっていく。
やはりここに来る前に激しい運動をしたのか汗に濡れてしっとりとして、ほんのり赤く染まっている。
内腿にタトゥーが入れられていた。
(え……?)
腿の付け根が濡れていた。
汗とはちがう。
白く濁った液体、まるで陰部からあふれだして伝い落ちているかのような。
「はい、ここまで♥ここから先はレッド様専用だから♥見るのもだめでーす♥」
心拍数があがる。
そんなわけがないと少年は思う。
他の連中に比べてレッドは紳士的なのだ。
そんな野獣のような一面を隠しているとは思えない。
まさか生でやったらどうなるかわからないわけではないだろう。
それなのに。
見間違いかもしれない。
「レッド様すごいんだよ。匂いを嗅いだだけでドキドキするぐらい濃くて♥あふれちゃうぐらいたくさん出るの♥」
玲奈が少年の一縷の希望を容赦なく断ち切った。
「したのか……レッドと……」
「うん、したよ♥ここに来る前にね♥中に出されたのが垂れてきたみたいだね♥」
見間違いではなかったのだとわかり少年は愕然とする。
(胸にも出されたのか……?)
彼女がブラウスを開いたとき青臭さが漂った。
あの深い谷間を開いたらヒーローの精液がべったりと付いているのかもしれない。
「どうしたの?おっぱいもレッド様のものだからこれ以上は見せないよ?」
玲奈がずいっと身を乗り出してくる。
ヒーローに弄ばれタトゥーまで入れられてしまった乳房が目の前に。
青臭さと彼女の甘酸っぱい体臭、香水か何かのミルク臭がむわぁっと押し寄せてきた。
少年はなにもできなかった。
ただ肉棒をビクンとはねさせただけ。
乳房が離れていく。
身を起こした彼女は少年を見下ろす。
「マンコとおっぱいだけじゃなくて、口も手も足も子宮も卵子も♥全部レッド様のもの♥」
「だから中出しまで……」
「そう♥大好きな人の赤ちゃんが欲しいって思うのは当たり前でしょ?」
玲奈が妖艶に微笑んだ。
完全にレッドの女に堕ちていた。
レッド様とのことを思い出しているのか腰をくねらせている。
モジモジと腿が擦り合わされている。
その部分より少し上、いまはスカートに隠されている秘部をレッドは知っている。
俺は見たことすらないのに、ヤツは肉棒をねじ込み射精までしたのだ。
気が狂いそうになる。
「じゃあね。レッド様のためにちゃんとがんばってくれたらまたご褒美をあげるから、がんばってね♥」
「ちょっと待ってくれ!」
「ごめんね、これからレッド様と約束があるから♥君も球磨きの続きがあるでしょ?じゃあね♥」
玲奈はさっさと行ってしまった。
レッド様に会いたくて仕方がないといった足取りだった。
少年は球磨きを再開する。
(玲奈ちゃんとレッドが……俺は球磨きしてるのに、レッドのヤツは玲奈ちゃんにタマを磨いてもらってるかもしれないのか……?それだけじゃなくて……)
結局見せてもらえなかった玲奈の膣肉がレッドのものを包み込み、磨き上げる妄想までしてしまう。
球磨きなんてできなかった。
少年は肉棒を握った。
(玲奈ちゃん……玲奈ちゃん……)
いま彼女は何をしているのかと少年は考える。
レッドと体を触れ合わせながら少年のことをネタにしたつ手始めにキスでもしているのだろうか。
レッドへの好意を示すかのようなタトゥーの入った乳房や内腿を愛撫されながら彼女は口内を犯されているかもしれない。
レッドの手が彼女の秘部に触れて……
(ダメだ……こんなのでイッたら本当に負け犬だ……)
少年はギリギリで踏みとどまった。
悶々とした日々を送る。
「今日もちゃんとやってるみたいだね」
部室で球磨きをしている少年の元に玲奈がやってきた。
いきなり後ろから抱きついて胸を押しつけてくる。
まるで痴女だ。
レッドにここまで変えられてしまった。
洗脳される前より距離が近くなっているが嬉しさはなく絶望感だけがあった。
「ご褒美をあげるね♥」
柔らかなふくらみが少年の背中でぐにゅっと潰れる。
じわりと彼女の体温まで伝わってきた。
しかしその胸にはレッドのものであると主張するかのようにタトゥーが刻まれているのを思い出し、少年は複雑な気持ちになった。
「わかる?さっきまでレッド様と一緒にいたんだよ。たくさん愛してもらったから乳首もビンビンになってる」
玲奈がぐりぐりと胸を押しつけてくる。
少年の背中で揉みこねられる柔肉の中にコリコリとした感触があった。
ヒーローのために尽くしていればご褒美を与えられる。
少年はいつしか奴隷のように働いていた。
(ヒーローのため?ちがう、俺は玲奈ちゃんのために働いてるんだ……)
自身に言い聞かせながら今日も球をゴシゴシと磨く。
「やぁん♥レッド様ぁ♥」
彼女の声が聞こえた。
(玲奈ちゃん……?なんだよ今の声……まさか部室の壁に手をついてやってるのか……!?)
幻聴かと思ったが「あッ♥あんッ♥」と喘ぎ声が何度も聞こえてくる。
少年は球磨きどころではなくなった。
壁に耳を押しあてハァハァと股間を磨く。
外の声が静かになった。
不気味な静寂が流れる。
(まさかレッドがイッたのか……!?)
少年は愕然とする。
壁に手をつき後ろから犯されレッドに中出しされた玲奈の姿が脳裏に浮かぶ。
レッドの方を振り向いて深くつながったままキスでもしているのだろうか。
少年の妄想は加速する。
肉棒をしごく手が止まらなくなる。
「おっ、やってるね♥」
「うわっ!?」
玲奈が部室に入ってきた。
少年は慌てて股間を隠そうとした。
「やっぱり♥たまりすぎて集中できないんだね♥」
玲奈が接近してくる。
手に何か持っていた。
「それは……」
「これ?なんでしょうか?」
少年の前でプラプラと揺れる。
下着だった。
「ついでだから♥」
「ついで……?あっ……」
少年の股間が彼女が手にしている下着に包まれた。
(ついでってまさか……レッドに脱がされたついで!?部室のそばでやってたのか……)
彼女のぬくもりが伝わってくる気がする。
少年の推測が当たっていればさっきまで身につけていたのだから彼女のぬくもりが残っていたとしても不思議ではない。
「私のパンツでシコシコされるの気持ちいい?」
「あぁ……玲奈ちゃんっ……」
「あ――」
玲奈が何か言おうとする。
しかし少年が射精してしまった。
「イクッ……」
少年は腰を突き出す。
彼女の下着を亀頭が押し上げた。
ビュルビュルと精液が吐き出されシミになる。
「すごいね♥そんなに気持ちよかった?」
「違うんだ、これは……」
のぞきこんでくる玲奈から視線をそらし少年が言い訳しようとする。
スカートとそこから伸びる脚を見てしまった。
部室の横でレッドに犯されて中出しされたなら、精液が垂れているかもしれない太腿。
少年がごくりと生唾を飲む。
そのとき部室の扉が開いた。
「玲奈、ちょっといいか」
「レッド様♥」
レッドだった。
少年をのぞきこんで感想を聞こうとしてくれていた玲奈がレッドの方へ行ってしまう。
(呼び捨て……嘘だろ……前はマネージャーって呼んでたのに……玲奈ちゃんも嫌がってる様子はない……いやむしろ……)
玲奈はレッドと言葉を交わし、腕にすがりついた。
彼女の巨乳がヒーローの腕に押しつけられてぐにゅりと歪んだ。
自慰でもするかのように体を擦り付けながら少年の方を見る。
「大事な用事ができたから今日はここまで♥じゃあまたね♥がんばってくれたらまたご褒美をあげるよ♥」
「ま、待ってくれ玲奈ちゃん……」
「あ、さっき言おうと思ってたんだけど、――君は玲奈ちゃんって呼ぶの禁止」
「え……」
「みんなと同じようにキリちゃんって呼んで」
「どうして……」
「だって私はレッド様のものだから♥呼び捨てにしていいのはレッド様だけ♥」
「でも……」
「ひとがいやがることをしちゃダメだよ?」
まるで小さな子に言い聞かせるような口調。
「ほら言ってみて?キリちゃんって」
「そんな……」
「言えるよね?」
口答えすれば叱られてしまいそうだった。
「……キリちゃん」
「よろしい♪よくできました♪偉いね」
少年は何も答えられなかった。股間に被せられた彼女の下着もそのままに言葉を失う。
「おまたせしました♥いきましょうレッド様♥」
「ああそうだな」
そんな少年を尻目に二人は行ってしまった。
玲奈は相変わらずヒーローの腕に腕を絡めて胸を押しつけている。
(あれはきっとレッドに言われて……レッドのやつ意外と独占欲が強いんだな……あはは……)
名前を呼ぶことすら許されなくなった少年は必死に理由を考えていた。
(ご褒美はだんだん過激になってる……それはきっと洗脳が解け始めてる証拠だ。レッドのことが好きなら俺にこんなことするのはおかしいもんな……)
彼女の下着を握りしめ、ぬくもりを噛み締めながら肉棒をしごく。
精液で汚れてしまったが、彼女が身に着けていたものだと思えば気にならない。
(玲奈ちゃん……いやキリちゃん……?いやいや、玲奈ちゃんはきっと元に戻る。玲奈ちゃんを信じよう……ご褒美の内容を考えているのは玲奈ちゃんかな……?ちゃんと言うことを聞いていればそのうち……)
甘い妄想に浸りながらシコシコと手を動かす。
(玲奈ちゃん……)
脳裏に玲奈の顔が浮かんだ。
さっき名前を呼ぶのを禁止したときの顔。
笑顔だったが本気で嫌そうな顔をしていた。
(あれもレッドに洗脳されているから……元に戻れば……でもショックだな……あんな顔されるなんて……あんな顔されるのは俺も嫌だなぁ……キリちゃんって呼ぶべきなのかな……)
悩みながらも少年の一物はビンビンだった。
二度目の射精に向けて駆け上がっていく。
(玲奈ちゃん……いや、キリちゃんっ……いや玲奈っ……ああでも……うあっ……キリ、ちゃんっ……)
悶々とした気持ちを一時的に吐き出した。
その頃……
「――レッド様の仰ったとおりでしたね♥飴を与えたらちゃんと仕事をしてくれるようになりました♥」
玲奈の乳房がたぷんと揺れた。
少年には見せなかった部分も見せながらレッドを気持ちよくする。
「人間など単純だ。思い通りに動かすことも容易だよ」
「あ、でも今日は部室でお猿さんみたいにオナニーしてましたよ♥レッド様に愛されて私が出してしまったエッチな声をオカズにしていたのかもしれません♥」
「ほう。それは予想外だな。まさかそこまで堕ちるとは」
レッドがにやりと笑った。
「レッド様♥実は私も堕ちています♥レッド様のことばかり考えてしまって……ミスをしてしまいました……」
玲奈がスカートをたくしあげた。
少年には見せなかった場所をレッドには見せてしまう。
秘部はぐちょぐちょに濡れていた。
「罰をくださいレッド様♥」
「いいだろう」
レッドの肉棒が玲奈の膣内に沈み込む。
「あぁっ♥いいっ♥レッド様ぁ♥」
優秀だったマネージャーが少年にも聞こえてしまいそうなほど卑猥な喘ぎ声を響かせた。