※この作品はR-18です。

聖グロリアーナ女学院からの呼び声~英国風淑女たちの秘かな愉しみ   作:ねこぴよ

4 / 8
お散歩は淑女の嗜み

「ダ、ダージリン様! も、戻るのは夜ではなかったんですか?」

 

 ペコはあわてて、鈍く光る剣呑なナイフを隠した。

 

「時間ができたからちょっと様子を見に来たのよ。調教の進み具合はどうかしら。……あらかわいい尻尾ね」

 

 ベッドに突っ伏した俺のそばに歩み寄る。かわいい尻尾とは俺の尻に刺さった鞭の柄のことだろう。

 

「ふうん」

 

 意味ありげに見下ろすダージリン。

 さあ見よ、この理不尽な暴力。そうだ、俺は不当な虐待を受けていたのだ。ここはひとつ、ペコにビシっと……

 

「そうだわ、散歩に行きましょうか、ペコ」

「え……ええっ!」

 

 驚愕するペコ。

 そして飛び出した言葉、散歩。なぜこの状態から散歩という発想に至るのか。

 

「ひ、昼間からですか? 他の生徒に見られたら」

「それがいいんじゃないの。あたしも着替えるから、早く支度してくださいな」

「ど、どうなっても知りませんよ……」

「その時はよろしくね、ペコ。アッサム、あなたはどうする?」

「あたしは遠慮しておくわ」

 

 部屋の奥からアンニュイな声が返ってきた。

 

「ワンちゃんと遊んでいたら涎でずいぶん汚れてしまったから。シャワーを浴びているわね」

 

 涎。だが、半分はアッサムの愛液だろう。しかし反論してもしょうがないので、それについては飲み込むしかなかった。それより。

 

「もう、これ抜いてもらえませんかね。ズキズキ痛くて。血、出てませんか」

「ふふ。ペコは無茶をしますからね。どれ、見せてごらんなさい。ああいけない、抜けかけているわね」

 

 どすん、と音がするような勢いで奥まで押し込まれた。

 暴漢の手で一気に服を剥かれる乙女のような声を上げてしまう。

 尻穴に加えられた暴力に体は哀しく反応して、うなだれていたちんこがびくんと跳ねあがった。

 

「ちゃんと締めておきなさい」

 

 鬼か、と叫びたいが今はただ耐えるしかない。

 

「ダージリン様、ではこちらに御召し物を」

「ああ、ペコ、ありがとう」

 

 ペコが銀のお盆に乗せてきたのは、革紐の集合体。ずいぶん複雑なシロモノでただの紐などではないようだ。紐というより拘束具か。

 

「まったく、最初から結果のわかっている会議ほどつまらないものはないわね。くだらない芝居をみんなで大真面目に演じているの。バカバカしいわね」

「お察しします。はい、これを」

 

 するすると制服を脱いでいく。ダージリンがなぜ脱ぐのか。当然自分に着用されるであろうと想像していたものだったが、まさか。

 暗青色のセーターを脱ぎ、白いブラウスを脱ぎ、スカートを下ろし。絹のように光る黒ストッキングも、その下から現れた瀟洒な下着類もためらいなく脱いでいく。

 あっというまに、ダージリンの生まれたままの姿がそこに出現した。大きな乳房はアッサムより大きい。そして気品あふれるネクタリンのように丸い尻。上品に収まる陰毛。我を忘れて見入ってしまう。

 

「では失礼します」

 

 ペコがかいがいしく側について、黒い革紐の集合体で白い裸体を拘束していく。となると、アレは俺の物ではなくダージリンの物だったのか。散歩をする、というから俺に紐でもつけて歩き回らされるのかと危惧したが大丈夫なようだ。

 

「苦しくないですか」

「苦しいくらいがちょうどいいのよ。もっときつく締めなさい」

 

 ペコがぎゅうっと引っ張ると、革と革に搾り上げられるように両の乳房がひねり出される。

 

「もっとよ、ペコ」

「は、はい」

 

 さらに圧迫される。乳首はすでに勃起して、いやらしくその存在を主張していた。

 見事だった。

 美の女神が姿の見えない暴漢に縛り上げられ、裸体を晒されているかのようだった。白い裸身を交差して締め上げる革。しかし、肝心の恥部はそのまま露わになっている。革で作った淫猥な水着とでもいおうか。彼女は被虐の趣味があるのだろう。

 

「この拘束感。自由にならぬ焦燥感。ああ……たまらないわね。では、行きましょうか。あら何をしているの、ペコ、あなたも準備なさい」

「うう……はい」

 

 まだこれ以上何か準備があるのか。

 するとペコもまた、服を脱ぎ始めた。となると彼女も散歩に参加するのだ。一転、嗜虐の立場から被虐の立場へ。

 ややためらいがちにセーターを脱ぎ、ブラウスをはだけ……つましい胸を覆うブラを外す。そこで、凝視する俺の視線に気がついた。

 

「み、みるな!」

 

 赤面している。ちょっとかわいかった。上半身を腕で隠そうとしているが、隠れるものではない。小さな隆起に小さな突起、微笑ましい発達途上の胸を堪能させてもらう。

 

「チャーリー、あなたもよ。さあベッドから降りなさい」

 

 チャーリー。チャリーって誰だ。

 あ、俺か。

 第二の鞭が振られる前にのそりと降りた。何しろ後ろに異物が挿入されていて、早く動けない。畜生、いい加減に抜いてくれ。

 横ではペコが最後の一枚を脱いでいる。かわいらしい純白パンツだが、クロッチの部分がすっかり粘液で汚れていた。俺とアッサムの戯れを見ながらオナニーしていたのかもしれない。思っていたより淫蕩な娘なのかもしれない。しかし、ということは俺とペコも参加させられるわけだ。そして主人役はダージリン。最初は革で縛られたダージリンが犬役をやるのかとちょっと期待したが。

 

「じゃあ行きましょうか。あなたたちは訓練されているから、首輪も紐もいらないわね。鞭の一本あれば……」

 

 ひゅん、っと耳元を何かが猛烈な速さで通過した。鞭の先端だ。キンタマが少し縮んだ。

 

「大丈夫よね。では、ペコ、先頭を行きなさい。チャーリー、あなたはその後ろ。ああ、その前に」

 

 四つん這いになったペコの小さな尻に手をかける。

 

「犬には尻尾が必要ね」

「ひっ」

 

 手に持っていた鞭を、押し開いた両尻の間に進める。合間にかわいいアナルが見えた。

 

「力を抜いて、ペコ。裂けるわよ」

「う……うわぁあああ……」

 

 早くも弱々しく泣きだす。少女が辱められていく様はなんか端から見ていても興奮するものがある。最初は狂人かという印象だった彼女、なかなかかわいいところもあるじゃないか。人を嬲ることは悪辣に楽しんでも、自分がされる側に回ればこんなもんか。

 そっとあてがわれた鞭の柄に力がこもった。少しずつ、少しずつ飲み込まれていく。

 

「うぐ。く、くぅ、くああああ……」

 

 丸く開いた口から苦悶の声が押し出されていった。

 黒くて長い鞭の柄は、どんどん押し込まれていった。握る部分はほとんど飲み込まれてしまったのではないか。こんな小柄な少女のお尻に、あんな長いものが入るとは。自分の尻に同じものが突っ込まれていることは忘れてしまいたがったが、やはり興奮する。

 

「ごらんなさい、チャーリー」

「は、はい」

 

 すでに見ている。だが、そういわれて晴れて近くから見ることができるようになった。 

 

「この子、どうせアッサムが楽しんでいる間ずっと遊んでいたのでしょう? いつもそうなの。あたしの言いつけをわざと破って、おしおきを貰うつもりなのよ。ほら、もうこうなっているのよ、このいやらしい口」

 

 口といっても、下の口だ。穢れを知らぬ乙女の桃色の二枚貝を開いて、中でひくひくお仕置きを待つ朱色に染まった肉の口。大きく口を開いて鞭を頬張るアナルの下でせわしなく開閉を繰り返す小さな膣口は、なぜか小ぶりなハマグリと小魚の口を連想させた。

 

「み、見ないでぇ……」

 

 顔を真っ赤にして目をつぶり耐えている。これが演技とはとても思えなかった。

 

「あら、本当は見て欲しいのでしょう? この犬に、チャーリーの発情したオスの目で見て欲しいのでしょう、あなたのこの淫らな生殖孔を。おちんちんが欲しくて涙を流すこの浅ましい穴を。ほら、また新しい雫が垂れてきますわ」

 

 すごい。アッサムのおま……おまんこも凄かったけど、これもまたすごい。小さなお尻にはあの鞭の柄を俺なんかよりよっぽど深く呑みこんでお腹は一杯になっているだろうに、なお何かを求めて誘う膣口に女の「欲」というものを感じた。ちょっと掴みにくい感じだったけど、本当はなかなかHな女の子だったんだ。

 

「ダ、ダージリン様の」

「何かいったかしら?」

「ダージリン様の……ダージリン様の御指でイカせてください……」

「あらあら」

 

 なるほど、レズだったのか。それなら俺の股間に興味ないのもわかる。むしろ鞭で切り刻みたかったことだろう。くわばらくわばら。

 

「チャーリー。もしかしてこの娘がレズだったのか、なんて思っていませんこと?」

「え」

 

 読心術みたいな能力を持っているのだろうか。

 

「違うのよ。この娘は極端な恥ずかしがり屋なの。男嫌いのレズを演じて、本当の自分、男のちんぽだーい好きな自分を隠したつもりになっているのよ。でもそんな演技はいつかバレるもの。その証拠にこの娘……隙あらばあなたのおちんちん覗いているわ」

 

 そんなバカな。そう思って向けた目が、あわてて視線を変えるペコの顔を捉えてしまった。

 そうだったのか。ならば俺のちんこがズタズタにされる心配は無用なのではないか。

 

「いつかお気に入りのおちんちんを切り裂いて、フィッシュアンドチップスのように揚げて食べるのがこの娘の夢。熱いうちに、ビネガーと塩を振ってね。いつかかなうといいわね、その夢」

「や、やめてください……は、恥ずかしいっ……!」

 

 紅く染まった頬をさらに濃くして俯くペコ。しかし、恥ずかしいというよりは戦慄するというほうがふさわしい会話だ。

 男性性器を揚げて食べる。それは英国風ユーモアだろうか。まさか、いくらなんでもそんなグロテスクな欲望を持っているとかありえないだろう。冗談にしても恐ろしいのであまり考えないようにした。

 怖い想像をするよりは、目の前にある乙女の秘密を鑑賞するべきだ。乙女。はて、彼女は処女だろうか。

 そんなことを考えながらとろとろと蜜をこぼすペコの欲望の中心に見とれていると、ダージリンの元気な声が上から降ってきた。

 

「さあ、出発しましょう。今日はどこまで行こうかしら」

 

 カチャリ、とドアが開けられる。

 誘拐されて以来この部屋を出たことのない俺にとって初めての外界だ。

 あられもない格好で颯爽と歩み出るダージリン、全裸の羞恥に体を震わせるペコ。最後をやはり全裸の俺が続く。こんな格好、他の生徒に見つかったら何が起きるのか想像もつかない。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。