フィオナ達と新型機について語り合った夜から一週間
今、俺達はホワイトスターにいる
あの日、ホワイトスター内をくまなく探索させたところ
中央部にあった動力機関はトロニウムを使ったモノだった
更に予備だと思われるトロニウムが5つほど見つかった
大きさ的には地球に落とされたメテオ3から採掘されたトロニウムが米粒大だったのに対して、こちらにあるのはビー玉大だった
機関部の上に位置する所に玉座の間みたいな空間があり、その近くには食べ物系の生産施設とずらっと並ぶ棺桶みたいな医療槽
私室だと思われるベッドだけ置かれた独房の様な狭い部屋
狭い部屋群の奥の方に行くと扉があり、その奥は俺が居た伊豆基地で割り当てられてた部屋の様なそれなりの広さの部屋群があった
多分だが、狭い部屋は洗脳した人間用の部屋で、広い方はゲストと呼ばれていたエアロゲイターが使っていたのだろう
洗脳どうのって言う話は、アヤの妹のマイが受けていた処置やL5戦役で最後に戦ったイングラムと念動力のおかげで精神が一部繋がった時に知った
今度は機関部の下の方、その殆どは格納庫で製造施設・整備用の鋼材などがある倉庫等に使われているみたいだった
今回は俺の持つ空間移動の力を使い亜空間内にあるホワイトスターの機体を製造する格納庫に直接移動した
そこには数機のバグス、正式名はメギロードと言うらしい
それにヴァイクルと呼ばれる念動力を扱える様に調整された大型の機動兵器も見つけた
このヴァイクルは、指揮官機としてL5戦役の時に俺達の前に立ちふさがった機体だ
この機体の操縦者は洗脳を受けた地球人だったらしい
そして、今回の目的地である宇宙船のドックに辿り着く
「これが宇宙人の宇宙船なんですね・・・」
そこにあったのは、南極基地で現れたあの宇宙船
何気にアインストのおかげで、エアロゲイターと呼ばれた存在やインスペクターと名乗った彼らの言語等が分かるので機材の運用に問題ない
何せ、インスペクターの総司令官のウェンドロと言う16歳の少年を取り込んでシュテルンレジセイアが現界したのでその知識を持ち合わせていた
そこで、『戦艦エクサランス計画』を実行する事に・・・
まず行くのは兵器量産工場区画
コンベアやクレーンにはメギロード等のパーツが生産途中で一部放置されていた
この区画は宇宙船のドックのすぐ裏にあり、ドックと工場区画の間には生産特化に調整されたズフィールド・クリスタルで形成された部屋がある
このズフィールド・クリスタルと言うのは、地球に落とされたメテオ3の中に封入されていたのと同じ成分で構成された紫色した結晶体なのだが、自己進化・自己修復・自己増殖と言う3大理論で形成されている
そして生産特化と言うのは、自己進化の方向性を調整させて生産に向いた方向性に構成させたモノだ
それにより、自己増殖の機能を使いメギロード等の機体のパーツを生産させ、万が一破壊などされても自己修復による再生が可能になっている
そんなズフィールド・クリスタルで構成された区画にフィオナとミズホを連れて来ると後を任せ、俺は1人で他の区画へと進む
そこは動力部の裏の区画
入った部屋には大型の機械が所狭しと埋め尽くし、その中央にはブラックホールの様な黒い穴が空中に開いていた
『クロスゲート・パラダイム・システム』これがこの部屋の機械群の名前だ
このシステムはクロスゲートと呼ばれる異次元へとつながる穴を開通させるものなのだが、元々が異次元世界の産物で流れ着いた物を解析して作られたものらしく未完成らしい
その所為でどんな異世界に繋がるのか分からず、色々な起源の違うモノが流れ着いたりもする
逆にシステムXNはある程度近くの並列世界に跳ぶ事しか出来無いらしい100%ではないが・・・
その証拠という訳でも無いが、こちらの世界に呼びこまれた時に俺の中にいるアインストがこちらにいるアインストと交信みたいな事をしたらしく世界の差分みたいな物を埋めたらしい
ちなみにだが同じアインストでも思想が違うものらしく、俺と一つになったアインストは種族を作る事だったのに対してこちらのアインストは、全ての生き物を殺すなりして静寂なる世界を目指していた
アインスト同士の話し合いは決裂したらしい
さて話を戻し、『クロスゲート・パラダイム・システム』があるこの部屋に来た理由だが・・・
機能を調整されたズフィールド・クリスタルを見て、俺が生み出すアインストの核も機能を一部制限して特化したモノを創れるかと言う実験をするためだ
実は、このホワイトスターがある異空間からなら俺のサイコドライバーの力とアインストの能力が相まって異世界に行く事は可能なのだが
ただし自分だけしか行けない。
その為のシステムXNだったりクロスゲート・パラダイム・システムや戦艦エクサランスなのだが
行くのは良いんだが、マーカーになる何かが無いと同じ世界に行けるか分からないと言う問題があった
フィオナ達と出会ったあの世界のマーカーとしての役割を担っているのが、実はレモンだ
つまりは、アインストの核が埋め込まれた人間や核その物がマーカーの役割りをすると言う事だ
そこで作り出したのがマーカー兼エネルギーの収束体
これは電気等の物理的なエネルギーと気等と呼ばれる霊的なエネルギーを併せ持ち、触れたもののデータを読み取りその世界にあった進化を遂げる様に設定してみた
どんな世界のどんな時代に辿り着くか分からないので進化がどんな風になるかは見てのお楽しみだ
この特殊な調整を施したアインストの核を『マーカーコア』と命名
大きさは小さい物はビー玉大から大きい物は人間大
そんなマーカーコアをクロスゲート・パラダイム・システムで作られた穴の中へと無数に放つ
さぁ!どんな風な進化をするか今から楽しみだ!
フィ「フィオナです」
ミ「ミズホです」
フィ・ミ「「あとがきコーナー」」
フィ「今回はホワイトスターでのお話でした」
ミ「エクサランスも造船開始しました」
フィ「ミズホは開発系が本領だから色々ガンバてるよね」
ミ「うん!リュウセイさんの為にもガンバちゃう!」
フィ「さて次回なんですが、プロローグ編が終わりそうです」
ミ「ホントですか?エクサランス作り始めたばっかなのに」
フィ「そこは飛ばすんじゃない?」
ミ「私の活躍無いの!?」
フィ「それは私は何とも言えないなぁ・・・」
ミ「そんなぁ~」
フィ「と言う事で・・・」
フィ・ミ「「次回また会いましょう」」