※この作品はR-18です。

終焉ペレストロイカ R-18ver   作:如月ライト

18 / 49
えっちパート再臨!


第14.5章「お兄ちゃんは絶倫なの?」
寒い朝には


俺は机の上に置いてある備え付けのPCをつける。

ディスプレイが灯りそれがだんだんと見慣れた画面を作っていく。

デスクトップが立ち上がると俺はすぐさまディスクを差し込みとあるアイコンをクリック。

PCからかわいらしい音楽とともにおれのお目当てのソフトが立ち上がる。

「さて…攻略しないとな…」

そう呟いたのは俺こと明星鏡夜である。

なぜ俺がこんなことをしているのかっていうのには理由がある。

それは数時間前に遡る。

朝、俺の目覚めと共にそれは始まった。

窓の外はどす黒い雲が空を覆い尽くしていて雨か雪でも降りそうな気配だった。

本日は休日、クロノスでの授業は休みだ。

休みの日の日課としては俺は自分を磨くために少々遠くの方の林まで行って一人でけいこをする。

俺は今日もそれを果たすべく着替えて外へ出る。

が、ドアを開けた瞬間俺の全身を刺すような寒さが襲った。

寒さだけならまだしも冷たい風も俺の顔を襲った。

俺はとっさにドアを閉めて部屋の中に逃げ込む。

部屋は暖房が利いていてとても暖かだ。

まるで俺を外へ出すまいとするようだった。

(そと寒いし、それに雨とか降られたらいやだな…)

そう考えた俺は今日1日を部屋でまったり過ごすことにした。

しかし過ごすと言ってもやることはあまりない。

部屋の片づけでもしようかと思い周りを見渡した時ふと一つのモノが目に入ってきた。

「あ、これ…途中で終わってたしプレイするかな」

俺の机の上にあったそれ、まだクリアしていないエロゲ。

俺はそれをプレイするべく机へと向かった。

それ以降は前半に書いたとおりだ。

OPムービーが終わりタイトルメニューが現れる。

俺はすぐさま“続きから始める”をクリック。

画面が一瞬黒く染まるもすぐに色を取り戻していく。

浮かび上がってきた画面には…

全裸の女の子がこれまた全裸な男の上に嬉しそうにまたがるシーン。

いわゆるえっちシーンである。

(あぁ…そういえば俺あのときヌくきが無くて放置してたのか…)

PCからは女の子のえっちな声がバックボイスとして常に俺の耳を刺激してくる。

それに刺激されたのは俺の耳だけではなく…

既に俺の股間は臨戦態勢に入っていた。

(…こ、こうなったら仕方ないよな…それに最近してなかったしたまってるよな…オナニー、するかな…)

頭の中で適当な言い訳を並べながらズボンのベルトを外しファスナーに手をかける。

「あぁ!お兄ちゃんオナニーするの!?ダメだよ!」

突如背後からかかった声にびくりと体を震わせる。

「私以外の娘でオナニーしちゃダメだよ!お兄ちゃんは妹でしこしこしてればいいんだから!」

俺はゆっくりと据わっている回転いすを回して後方を確認する。

そこには俺のベッドの上でごろんと横になっている妹、ユキの姿が。

「あ、でもお兄ちゃんにはえっちの時にいっぱいだしてもらいたいし…だからお兄ちゃんは…え~と、オナ禁?だっけ?…とにかくオナニー禁止ね!」

勝手に俺にオナ禁を言い渡した妹様はどこかご立腹であった。

「え~と…何でここにいるの?」

俺はまずその疑問をユキにぶつける。

「お兄ちゃん気付かなかったの?私が入ってきたこと」

全く気付いてなかった、本当に。

「確かお兄ちゃんがパソコンから流れてる音楽に合わせて歌ってた時に…」

俺は一気に顔が赤くなるのが分かった。

たまに俺は無意識に曲に合わせて歌ってしまうことがある。

俺は恥ずかしくなりパソコンに向き合う。

「ねぇお兄ちゃん!えっちしよ!」

いきなりの事に俺は噴き出してしまう。

「な、何でだよ?」

「いいでしょ!どうせお兄ちゃん今からオナニーするんだから。私とえっちするのもオナニーするのも変わんないよ!」

無茶苦茶な理論だった。

最近ユキからのセックスのおねだりが増えた気がする。

暇があれば俺にセックスをねだってくる。

だが俺はそれを断り続けている。

理由は少し前にも説明しているのでそれを参照にしてもらいたい。

とにかく俺は今日もユキの誘いを断る。

ユキの言葉に返事もせずに俺はごそごそとズボンを脱がす用意をする。

「お兄ちゃんえっちしてくれる気になったの!?」

それにも答えずに俺はズボンを脱ぐ。

画面に出されたテキストを読み進めながら。

【あぁん!気持ちいいよぉ!お兄ちゃんのおちんぽいいよぉ!…あんっ…あっ…そ、そこっ!突きあげるのいいっ!】

パソコンから濡れた声が漏れる。

「むっ…」

ユキはあくまでもオナニーすることを突き通す俺が気に入らないようだ。

だんだん不機嫌になっていくのが分かる。

「もういいもん!お兄ちゃんがそんな態度とるんだったら私も知らないからね!」

ユキはそういうとガサゴソとベッドの下を探り出す。

そしてあるモノを取り出して俺の方に得意げに見せてくる。

「これがどうなってもいいんだよね、お兄ちゃん?」

その手の中にはまだ未開封のゲームのパッケージが握られていた。

「そ、それは…!」

俺はそれを見て戦慄した。

今プレイしているゲームの続編、さらにえっちになった女の子たちを楽しめるというものだ。

まぁ内容なんてどうでもいい、あれは俺が数か月も待って買った品だ。

それに限定盤という箔も押されている。

あまりにも人気すぎて限定盤は今や入手困難な代物と化している。

「これ2つあったんだし1つどうなってもお兄ちゃんは問題ないんだよねぇ?」

2つあるのは保存用だ!と俺はそう言おうとしたがユキにそれが理解できるとは到底思えなかった。

「そ、それをどうするんだよ…?」

俺は震える声でユキに尋ねた。

「う~ん…箱は潰してディスクは割っちゃおうかなぁ?」

ユキの手は今にも箱を潰しそうな勢いだ。

だんだんと手に力がこもっていくのが分かる。

俺はとっさにイスから立ち上がり自分でも信じられない速度でベッドへと走った。

その時ユキの顔がニヤリと歪んだが俺はその真意には気付けなかった。

突如脚が何かに引っかかりバランスを崩した俺はその勢いのまま吹っ飛んだ。

そして思いっきり上半身のみベッドにダイブ。

膝小僧を床に打ち付け小さなうめきが漏れた。

俺は訳が分からずに目を白黒させるのみだ。

「ハハハ!お兄ちゃんってホントだっさーい!気付かなかったの?私が糸張ってたの」

糸…?

と、言うと俺がさっき引っかかったものか。

いや、そんなことはどうでもいいか。

今はゲームが最優先事項だ。

俺はベッドから起き上がるために力を込めるが身体が動かない。

初めはどこか折れてしまったのかと思ったがそうではないらしい。

何かが体に、上半身に張り付いてるような感じだ。

「動けないでしょ、お兄ちゃん。今お兄ちゃんはクロノス開発部が誇る粘着シートの上にダイブしちゃってるんだよ!」

クロノス開発部というのは学園生が使用する武器などを作っているところだ。

そこには学園生ならリクエストすればどんなものでも作ってくれるという噂があったが、本当だったのか。

俺は必死に粘着から逃れようとするが全く動けない、むしろ動くたびにくっついてきている気がする。

「安心して、お兄ちゃん。それ結構粘着力は強いけど30分もしたら動けるようになるらしいから」

30分…それだけあればユキがゲームのディスクを割るのには十分すぎる時間だった。

「や、やめてくれユキ…それは、俺の大切な…」

演技臭いが涙交じりに俺はユキにそう言う。

妹に泣きながらエロゲを返してくれという兄はたぶん世界中を探しても数少ないだろうな。

「ふふふ…お兄ちゃんったら、もともと壊す気なんてないよ。でもね…」

ユキはにやりと笑った。

このときのユキはどういうことをするかわかったものじゃなかった。

俺はドキドキしながらユキの次の動作を待つのだった。

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。