「んぁ…?」
俺はまどろむ意識の中やっとはいずりあがってきた。
なんだか頭が痛いし身体も重い感じがする。
時計を確認すると昼前といったところだ。
だんだんと意識が覚醒してきた俺はなぜ自分が眠っていたのかを思い出す。
妹に、ユキに気絶するほど搾り取られた。
途中から記憶が飛んでしまっているがたぶん搾り取られて落ちたんだろうな。
身体のだるさがそれを証明していた。
なんだか毎回ユキに気絶するほど搾り取られている気がする。
兄として複雑な気分である。
「あ、お兄ちゃん起きた?じゃあ外行こ!」
「あ?なんで外なんだよ?」
起きぬけ早々にユキの元気な声が俺の頭を刺激する。
例えユキの頼みだったとしてもこのダル重い身体を引き連れて外に行くのは御免こうむりたい。
しかしユキは俺のそんな思考を知ってか知らずか俺をベッドから引きずり出して手を引く。
「もう!いいから来て!」
「わかった…分かったから」
俺はそういうとユキに体を任せる。
玄関の扉を開けると朝よりも増した寒さが襲ってきた。
「なぁ?コート、羽織ってきていいか?」
さすがに部屋着のまま外へ行くというのは自殺行為だ。
俺は部屋の奥からコートを取り出してさらに手袋、マフラーを引っ張り出してくる。
「お兄ちゃん、それ暑くないの?」
「むしろ快温だ。俺寒いの苦手だしさ」
互いに白い息を吐きながらそのままフラフラと外へ出る。
寮の玄関を抜けた俺の目の前に現れたのは一面の銀世界だった。
どうやらあれから雪が降って積もったようだ。
朝からの短時間で積もったんだから相当勢いの強いものだったのだろう。
「どうかな、お兄ちゃん?綺麗でしょ?」
「あぁ…」
俺はこの光景にのめり込んでいた。
この辺は雪は降るがこんなに積もることはめったにない。
地面一面に敷き詰められた雪が太陽の光を浴びてキラキラと輝いて見えた。
「ちょっとお散歩しよう、お兄ちゃん」
ユキはそういうとうれしそうに俺の半歩前を歩く。
今のユキの格好はこの前と同じ白のロングコート。
降り積もった雪にも負けずとも劣らない白さ、頭にはふたつの金髪のしっぽが生えていてバランスの取れた容姿が何とも可愛らしい。
「うぅ…手袋持ってこなかったのは失敗かも…」
ユキはそう言いながら自分の息で手を温めている。
何気ないしぐさでも俺にとっては眼福至福である。
少し赤らんだ手に白い息を吹きかけていくユキ。
「ほら、手、貸せよ」
俺はその赤らんだ手を握ると自分のコートのポケットの中に突っ込む。
「片方だけだけどさ、これならあったかいだろ?」
あまりの恥ずかしさに口調がぶっきらぼうになるのが分かった。
視線もどこか宙をさまよっている。
「あ、アリガト…お兄ちゃん…」
ユキももじもじと体をくねらせ頬を染める。
握った手がせわしなく動いているのが分かった。
そのあとは互いに無言の時が流れた。
最初はぎこちなかった俺たちだが次第にユキは俺の体に身を預けてくる。
ドクンドクンと心臓が脈打つ。
胸の高鳴りと恥ずかしさによりいつの間にか寒さは忘れてしまっていた。
俺はその心地よい熱に身を任せながらフラフラと歩いた。
少しすると俺たちは人気のない公園にやってくる。
遊具が少しとベンチが一つあるだけの殺風景な公園だ。
その上雪が積もっていて余計に殺風景を増したようにも見える。
「ねぇ…お兄ちゃん…」
すると唐突にユキが口を開いた。
「ん?どうした?」
俺はそう言いながらユキの方を向く。
ユキもこちらを向き背伸びをしたかと思うと一瞬にして俺の唇にやわらかいものが押し当てられた。
「んんっ!?」
突然のことに俺は戸惑う。
目の前にはきゅっと目を瞑り上気した頬のユキの顔があった。
ポケットの中で握っていた手が強い力で握り返される。
「んっ…お兄ちゃん…」
ユキは俺の唇から己の唇を離す。
うるんだ瞳に吸い込まれそうな魅力を感じた。
「お兄ちゃん…好きだよ…大好き…!」
俺も好きだよ、そう言おうとしたところでまた唇がふさがれる。
今度は俺もその行為に身を任せる。
「お兄ちゃん…はぁ…んちゅ…お兄ちゃん…」
突如俺の口内に舌がもぐりこんでくる。
「はぁはぁ…んちゅ…じゅる…お兄ちゃん…お兄ちゃん…!」
ユキはうわ言のように俺のことを呼びながら口内を犯していく。
俺もそれに応えるべくユキの口内に舌を潜らせる。
互いの舌が絡み合いそこで唾液の交換が行われる。
「はむっ…んっ…おにぃ…ちゃん…んむっ…おにぃ…ちゃん…!」
「ユキ…じゅる…んっ…はぁ…ユキ…!」
互いの口の周りがべとべとになるのも忘れてキスに没頭する俺たち。
時間すらも忘れて口内を犯しあった。
ようやく俺たちは口を離す。
絡まった舌が最後まで名残惜しそうにうごめいていた。
「はぁはぁ…」
つつぅと俺と妹の口内を繋いでいた透明な線が切れる。
「べろちゅー…しちゃったね…」
妹は俺の唾液でテラテラと輝く口元をぬぐうこともなくそう微笑んだ。
俺たちにとっては初めてのディープキスであった。
キスの時から激しく高鳴っていた心臓の音がおさまらない。
もう目の前の可憐な妹をむさぼらねばこの衝動は抑えきれないだろう。
「お兄ちゃん…エッチ…しよ?ユキ、ガマンできないんだ…お兄ちゃんも、でしょ」
ユキはそういうと俺の下半身に視線を落とした。
そこにはズボンの上からでもはっきりとわかるほど大きく盛り上がっていた。
朝に気絶するほど搾り取られたというのに俺の体はまだ妹を、ユキを求めている。
「ほら、お兄ちゃんのおちんちんもこんなに苦しそう…ねぇ、いいでしょ?」
「でも、ここじゃ…」
公園でするにはキスとセックスとじゃ危険度が違いすぎる。
本音を言えばここでしてしまいたいが誰かに俺たちの情事を見られてみろ、その時点でアウトだ。
多分ヘタすれば俺は通報だ、妹を外で犯していたヘンタイとして明日の朝刊やニュースに顔がのるだろう。
「ここじゃなきゃヤダ…もう我慢できないの…ほら…」
ユキはおもむろにロングコートの前をはだけさせるとポケットから俺の手を取り出し自分の秘所へともっていく。
くちゅり…
「わかる…?お兄ちゃんとべろちゅーしただけでこんなにびちゃびちゃになったんだよ…?お兄ちゃんのせいでこうなっちゃったんだから責任取ってくれなきゃダメ…」
そこは温かい汁で濡れそぼっていた。
もう俺も理性の限界だ。
ユキの愛液に触れたことでさらに股間が痛い程に膨れ上がる。
俺は雪が積もる地面にユキを押し倒した。